愛知県の超高層建築物の一覧
愛知県の超高層建築物の一覧では、日本の愛知県にある高さ100m以上の超高層建築物の一覧を示す。
概説
[編集]愛知県及び中部地方で一番高い建築物は名古屋市にあるミッドランドスクエア(高さ247.0m、47階建て)で、日本国内では7番目の高さとなる。愛知県は、高さ200m以上・180m以上の超高層ビルが東京都、大阪府に次いで全国で3番目に多い。
名古屋市の名駅地区は、JRセントラルタワーズやミッドランドスクエア、JRゲートタワー、JPタワー名古屋など高さ200m級を筆頭とする日本屈指の超高層ビル群がスカイラインを形成している。
その後も名駅地区に超高層ビルが計画されたが、2008年に発したリーマン・ショックの影響により、工期の延期や計画の中止・縮小なども相次いだ[1][2]。現在の名駅地区ではリニア中央新幹線開通に向けた再開発が行われており[3]、高さ約180mを3棟のトリプルタワー超高層ビルの建設計画が発表されている。
また、名古屋市の栄地区でも再開発が進んでおり、2023年に中日ビルの建て替え(158m)が竣工し、他には錦三丁目に211mの超高層ビル(2026年竣工)や、名古屋三越栄店の建て替え(180m)を予定している。
愛知県の高さ100m以上のビルは36棟である。県庁所在地の名古屋市は100m以上が32棟、150m以上が14棟、170m以上が9棟、200m以上が4棟所在する。
一覧
[編集]- 凡例
構造物
[編集]下記は愛知県にある高さ100m以上の自立式構造物の一覧である。高さは尖塔やアンテナマストを含む標準的な高さ測定法に基づく。
- = は同じ高さのため同順位の構造物。
順位 | 名称 | 画像 | 高さ | 竣工年 | 所在地 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 瀬戸デジタルタワー | 245.0m | 2003年 | 瀬戸市 | [82] | |
2 | 知多火力発電所 | 220.0m | ― | 知多市 | [83] | |
3= | 知多第二火力発電所 | 200.0m | ― | 知多市 | [84] | |
3= | 碧南火力発電所 | 200.0m | ― | 碧南市 | [85] | |
3= | 渥美火力発電所 | 200.0m | ― | 田原市 | [86] | |
6 | 名港中央大橋主塔 | 195.0m | 1998年 | 名古屋市港区 | [30] | |
7 | 名古屋テレビ塔 | 180.0m | 1954年 | 名古屋市中区 | [87] | |
8 | SOLAÉ | 173.0m | 2007年 | 稲沢市 | [88][89] | |
9 | 中部電力千代田ビル 通信用鉄塔 | 165.0m | 1993年 | 名古屋市中区 | ||
10 | 東山タワー | 162.0m | 1969年 | 名古屋市昭和区 | [90] | |
11 | 中京テレビ放送株式会社本社 電波塔 | 159.29m | 2015年 | 名古屋市中区 | ||
12 | 新名古屋火力発電所 | 150.0m | ― | 名古屋市港区 | [91] | |
13 | ツインアーチ138 | 138.0m | 1995年 | 一宮市 | [92] | |
14 | 東山スカイタワー | 134.0m | 1989年 | 名古屋市千種区 | [93] | |
15 | 名港東大橋主塔 | 130.0m | 1998年 | 名古屋市港区 | [30] | |
16 | 名港西大橋主塔 | 127.0m | 1985年 | 名古屋市港区 | [30] |
建設中・計画中の建築物
[編集]建設中・計画中
[編集]下記は愛知県で建設中ないし、計画中の建築物と構造物のうち、高さ100m以上のものを高さ順に並べたものである。
名称 | 高さ | 階数 | 竣工年 | 所在地 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
ザ・ランドマーク名古屋栄(コンラッド・ホテル名古屋)[注 4] | 211.700m | 41階 | 2026年 | 名古屋市中区 | [94][95] |
名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業 北棟 | 約180m | 未定 | 2030年 | 名古屋市中村区 | |
名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業 中棟 | 約180m | 未定 | 2030年 | 名古屋市中村区 | |
名鉄名古屋駅周辺地区再開発事業 南棟 | 約180m | 未定 | 2030年 | 名古屋市中村区 | |
三越名古屋栄店建替計画 | 180m | 34階 | 未定 | 名古屋市中区 | |
グランドメゾン千種ザ・タワー | 154.85m | 41階 | 未定 | 名古屋市東区 | |
グランドメゾン池下ザ・タワーII | 145.700m | 39階 | 2025年 | 名古屋市千種区 | |
錦二丁目18番地区市街地再開発 | 約130m | 24階 | 2028年 | 名古屋市中区 | |
グランドメゾン栄二丁目新築工事 | 106.54m | 30階 | 未定 | 名古屋市中区 | |
知立西新地地区第一種市街地再開発事業 | 103m | 29階 | 2029年 | 知立市 |
愛知県で一番高い建築物の変遷
[編集]第二次世界大戦前は、日本徴兵館(大和生命ビルなどに改名後、解体)が最大のビルだった[96]。戦後、名古屋駅前のビル群は、軒高30.3mに揃えられていた。[97]。下記は、百尺規制撤廃後の変遷である。1954年竣工の名古屋テレビ塔(180.0m)は構造物のため、この項目では含めない。
名称 | 最も高かった期間 | 高さ | 階数 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
名古屋東京海上日動ビルディング (初代) (竣工当時はタキヒヨー丸の内ビル) |
1973年 - 1973年 | 86.8m | 25階 | 名古屋市中区 | [98] |
雲竜ビル (現・雲竜フレックスビル) |
1973年 - 1974年 | 90.0m | 24階 | 名古屋市中区 | [99] |
住友生命名古屋ビル | 1974年 - 1989年 | 102.0m | 26階 | 名古屋市中村区 | 中部地方初の高さ100m以上のビル[100] |
ヒルトン名古屋 | 1989年 - 1990年 | 110.50m | 28階 | 名古屋市中区 | [80] |
ホテル日航豊橋 (現・ロワジールホテル豊橋) |
1990年 - 1996年 | 120.0m | 30階 | 豊橋市 | [67][68] |
ザ・シーン城北 アストロタワー | 1996年 - 1999年 | 160.0m | 45階 | 名古屋市北区 | [52][53] |
JRセントラルタワーズ・オフィスタワー | 1999年 - 2006年 | 245.1m | 51階 | 名古屋市中村区 | ミッドランドスクエア竣工まで中部地方で最も高かったビル[9][10] |
ミッドランドスクエア | 2006年 - | 247.00m | 47階 | 名古屋市中村区 | 中部地方で最も高いビル[4][5] |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ささしま地区『グローバルゲート』着工開始。2017年10月開業へ”. 名古屋情報通 (2014年10月3日). 2016年3月11日閲覧。
- ^ “UR都市機構 準備組合に提案へ”. 中日新聞 (2011年5月31日). 2016年3月11日閲覧。
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