原神

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原神
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ジャンル オープンワールドアクションRPG
ゲーム
ゲームジャンル オープンワールドRPG
対応機種 Windows 7/8.1/10/11（64-bit）
PlayStation 5 / PlayStation 4
iOS / Android
必要環境 【Windows】
CPU：Intel® Core i5（第4世代以上）
RAM：8GB以上
GPU：NVIDIA® GeForce® GT 1030以降
DirectX：11
RAM：8GB以上
ROM：30GB以上
フレーム下限：30FPS
【iOS】
OS：iOS 9以降
SoC：A11/ Apple M1以降

ROM：8GB以上
フレーム下限：30FPS
【Android】
OS：Android 7以降
CPU：Snapdragon 835以降など
※ARMv8-A（64-bitのみ）
GPU：Adreno 618以上など
RAM：3GB以上
ROM：8GB以上
フレーム上限：30FPS
【PlayStation】
PlayStation 4 以降
フレーム下限：30FPS

推奨環境 【Windows】
CPU：Intel® Core i7（第4世代以上）
RAM：16GB以上
GPU：NVIDIA® GeForce® GTX 1060 6GB
【iOS】
OS：12以降
SoC: A12以降およびiPhone 8 Plus
フレーム上限：120FPS（A15/M1以上必須）
【Android】
OS：Android 8.1以降
CPU：Snapdragon 845およびKirin 810以降
GPU：Adreno 630およびMali-G52 MP6以降
RAM：4GB以上
フレーム上限：60FPS（6GB RAM以上必須）
ゲームエンジン Unity
開発元 miHoYo
発売元 miHoYo (中国国内)
COGNOSPHERE (グローバル)
プロデューサー 蔡浩宇[1]
キャラクターデザイン Weiwei
hou
音楽 陳宇鵬
メディア ダウンロード販売
プレイ人数 1〜4人（オンライン専用）
発売日
  • Windows/PlayStation 4/iOS/Android
  • 2020年9月28日
    2021年6月9日（Epic Games配信）
  • PlayStation 5
  • 2021年4月28日
  • Nintendo Switch
  • リリース時期未定
  • クラウドゲーム
  • 2022年1月9日
レイティング 日本の旗 CERO：C（15才以上対象）
アメリカ合衆国の旗 ESRB：T（13歳以上）
欧州連合の旗 PEGI：12
世界の旗 IARC：12＋（スマホ版）
コンテンツアイコン
キャラクター名設定 変更可
コンティニュー ストーリー: 不可
秘境: 可
画面サイズ iOS/Android：21:9（60FPS対応）
（iOSの一部機種のみ120FPS対応）
PS4：1920×1080（30FPSのみ）
PS4 Pro：3840×2160（同上）
PS5：3840×2160（60FPS対応）
PC：7680×4320（60FPS対応）
キャラクターボイス あり（主人公パートボイス）
デバイス ゲームパッド対応一覧（PC/iOS）
DUALSHOCK 4
Xbox Bluetoothコントローラーシリーズ
DualSense（iOS 14以降で利用可能）
MFiコントローラー
Backbone Oneコントローラー（iPhone専用）
※iOS版ではVer.1.3以降で利用可能
その他
インターネットラジオ：テイワット放送局
配信期間 2021年11月30日 -
配信サイト 音泉、YouTube
配信日 毎週火曜日19時更新
パーソナリティ 堀江瞬
古賀葵
前野智昭
テンプレート - ノート
プロジェクト ゲーム・アニメ
ポータル ゲーム・ラジオ・アニメ

『原神』（げんしん、中国語: 原神; 拼音: Yuánshén）は、中国のゲーム会社miHoYoが開発したオンラインゲーム[2]。中国国外に向けては、miHoYoの子会社であるCOGNOSPHEREより「HoYoverse」（ホヨバース）のブランドで展開される[3]。

PC（Microsoft Windows）・スマートフォン（iOS / Android）・PS4版は2020年9月28日より全世界同時にサービス開始。PS5版は2021年4月28日、PC版はEpic Gamesより2021年6月9日に配信開始された。Nintendo Switch版のリリース時期は未定[4]。内容は基本プレイ無料（アイテム課金制）スタイルのオープンワールド型アクションRPG。

概要[編集]

本作では冒頭で双子の兄妹から一方を選び、選んだキャラクターがプレイヤーの操作する主人公となる。

ストーリーの進行や祈願（ガチャ）によってさらに操作可能なキャラクターを入手できる。操作キャラクターは最大4人の編成から瞬時に切り替えることができる。

キャラクターはそれぞれ「元素」と呼ばれる7種類（炎、水、風、雷、草、氷、岩）の属性のうち1つを持ち、元素を帯びた攻撃を行う「元素スキル」や「元素爆発」を扱うことができる。敵キャラクターも元素による攻撃を行うほか、元素フィールド上にある水溜り、かがり火、草むらなどにも元素が存在する。元素はその組み合わせによって、「燃焼（炎×草）」や「凍結（氷×水）」、「感電（雷×水）」などさまざまな効果を発揮する。フィールド上には元素に反応して起動する仕掛けが散りばめられており、この仕掛けを解くことでストーリーを進めたり、アイテムを入手したりできる。

このように「元素」は本作のシステムを構成する中心的な要素の1つである。また、元素は本作の世界観にも大きく関わっている。　

開発[編集]

アニメスタイルな世界観が特徴であり、キャラクターの「3Dモデルはゲーム内でもコンセプトアートとまったく同じ感覚で見えるようにモデリングしている」という[5]。

開発費とマーケティング費用の合計は100億円に登り[6]、400人の開発者とスタッフによって3年半かけて作られた[7]。

音楽はクラシックオーケストラに加え、ゲーム内の地域の風土・文化に合わせた要素が取り入れられている。収録にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が協力した[7]。

本作は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』から影響を受けていると公言している[7]。

本作の世界観は、文化様式の多様性によって世界中のプレイヤーがそれぞれ楽しみを見つけてくれるように、現実世界における様々な文化の要素を統合するように設定された[5]。

例えば、璃月については、中国文化の表現比重が多いが、中国文化に精通していないプレイヤーであってもパンダやカンフー、三国志などの中国文化とは異なる要素をゲーム内に用意・提示している。

また、全世界のプレイヤーが、ゲーム内で新鮮な発見をできるようにし配慮し、「共通の美」を一緒に見つけて感じ取ってくれることを本作の目標としている[5]。

本作ではキャラクターをデザインするにあたって、世界の設定とキャラクターがどこに住んでいるかを確認している。

また、デザイン、NPR、IPなどについては、どの担当のチームであっても、アイデアがあればグループディスカッションで提出できる体制をとっており、一個人ではなくグループによって作るようにしている[5]。

評価[編集]

評価
集計結果
媒体結果
MetacriticiOS: 82/100[8]
PC: 84/100[9]
PS4: 81/100[10]
レビュー結果
媒体結果
デストラクトイド7.5/10[11]
ゲーム・インフォーマー9.25/10[12]
GameSpot7/10[13]
IGN9/10[15]
Hardcore Gamer4/5 [14]
Jeuxvideo.com15/20[16]
ポケットゲーマー4.5/5stars[17]
PC Gamer (US)84/100 [18]

2020年10月9日にゲームメディアである、ファミ通、電撃、Vジャンプ、4Gamerの4メディア合同で実施された東京ゲームショウ特別企画 メディアアワード2020”の結果が発表され、投票数6400超を超え、ユーザー投票1位を獲得した。[19]。

レビュー収集サイトのMetacriticによると、『原神』はPCおよびPS4ゲームとして一般的に好意的なレビューを受けた[9][10]。

ワシントン・ポストのジーン・パークは、『原神』が「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」からのインスピレーションを「誇りを持って」身に着けていると述べているが[20]、ガチャシステムを批判している[21]。

本作は『ファミ通』のクロスレビューでは、プラチナ殿堂入りを果たした[22]。

ストーリー[編集]

主人公である双子の兄妹（空と蛍）は、多くの世界を渡り歩いていた。幻想世界テイワットに訪れた際、謎の神《天理の調停者》（声 - 釘宮理恵）との戦いに敗北した主人公は、兄妹の片割れを神によって連れ去られ、自身は長い時を眠ったまま過ごすこととなった。

目が覚めた時、兄妹はその片割れと離れ離れになっており、力のほとんどを失ってしまっていた。未来のテイワットにおいて偶然に出会ったテイワットガイドの妖精「パイモン」と共に、双子の片割れとの再会を目指し、多くの人々と出会いながら七つの国を巡り、七柱の神を尋ねる旅が始まる。　

序章「風を捕まえる異邦人」 （モンド）
長い眠りから醒めた旅人は、新たな仲間である「パイモン」と共にテイワットでの旅を始める。
モンドで、西風騎士団と吟遊詩人「ウェンティ」と共に龍災の原因である風魔龍を追っていく。　
第一章「久遠の体との別れ」 （璃月）
璃月で、神を殺した疑惑を晴らしながら謎の青年「鍾離」やファトゥス「公子」と共に神を送る祭事である送仙儀式も進めていく。仙人と人間が共闘し、帝君が与えた最後の試練を終え璃月の「人の時代」への転換を行う。
第二章「千手百眼の浮世」 （稲妻）
流浪人「楓原万葉」たちと共に稲妻に向かい、「雷電将軍」に立ち向かう。八重神子や神里綾華などの抵抗軍の仲間と共に、人の願いを奪う「目狩り令」を撤回させるべく奔走する。裏で暗躍するファデュイに争いながら、雷霆の意志に相対する。
第三章「虚空劫灰のプラーナ」 （スメール）
旅人が着いたスメールでは、様々な陰謀が渦巻いていた。古代の神「スカーレットキング」の復活を目論む「エルマイト旅団」、そして新たな神の誕生を準備する「教令院」。
謎の少女「ナヒーダ」と協力し、それらの陰謀を解決していく。
第四章「罪人の円舞曲」 （フォンテーヌ）
第五章「灼熱の反魂の詩」 （ナタ）
第六章「神に愛されぬ雪国」 （スネージナヤ）
第■章「まだ見ぬ夢」 （カーンルイア）
旅人の章（果ての花の海）
各章のメインストーリー終了後に行われる旅人の兄弟に関するストーリー。
アビス教団に所属する片割れの痕跡を辿り、「ダインスレイヴ」と共に彼女/彼を追う。

登場人物・地域[編集]

地域については「テイワット」を参照

旅人[編集]

本作の主人公である双子の兄妹[23]。プレイヤーはどちらかを選び、もう片方を探すためテイワット大陸を旅する[23]。

名前 声
日本語 中国語 英語 韓国語
空 堀江瞬[23] 鹿喑kana[24] Sarah Miller-Crews[25] Lee Kyung-tae[26]
蛍 悠木碧[23] 宴宁[24] Zach Aguilar（英語版）[25] Lee Sae-a[26]

モンド[編集]

モンドは、テイワット大陸の北東部に位置し、風神であるバルバトスが治める国。プレイヤーが最初に訪れる場所である。自由の都であるモンド城があり、防衛組織である西風騎士団が守っている[27]。モンドはヨーロッパ風に描かれている[28]。

名前 声 説明
日本語 中国語 英語 韓国語
アーロイ 高垣彩陽[25] 沐霏[24] Giselle Fernandez[25] 조현정[26] 『Horizon Zero Dawn』の主人公[29]。miHoYoとソニー・インタラクティブエンタテインメントのコラボレーションで登場[29]。
アルベド 野島健児[30] Mace[24] Khoi Dao（英語版）[25] Kim Myung-jun[26] 西風騎士団の主席錬金術師[30]。クレーの兄[31]。周囲からは天才と呼ばれているが、そうした称号や名声には興味がない[30]。
アンバー 石見舞菜香[23] 牛奶君[32]
→蔡書瑾[33]		 Kelly Baskin[34] Kim Yeon-woo[26] 西風騎士団の偵察騎士[23]。活発な性格をしている[23]。
ウェンティ 村瀬歩[35] 喵☆酱[24] Erika Harlacher[34] Jung Yoo-jung[26] 謎多き吟遊詩人であり、モンドを守護する風神バルバトス[35]。
エウルア 佐藤利奈[30] 子音[24] Suzie Yeung[25] Kim Hyeon-ji[26] 西風騎士団の波花騎士[30]。モンド城の人々に憎まれる旧貴族の末裔[30]。
ガイア 鳥海浩輔[35] 孫曄[24] Josey Montana McCoy[34] Jeong Joo-won[26] 西風騎士団の騎兵隊隊長[35]。高い統率力と戦闘力を持ち、クールかつユーモアが溢れる性格[35]。
クレー 久野美咲[35] 花玲[24] Poonam Basu[34] Bang Yeon-ji[26] 西風騎士団の火花騎士[35]。アルベドの妹[31]。好奇心旺盛で明るい性格[35]。
ジン 斎藤千和[23] 林簌[24] Stephanie Southerland[34] Ahn Young-mi[26] 西風騎士団の代理団長[23]。バーバラの姉[23]。実直な性格でリーダーシップがあり、人望に厚い[23]。
スクロース 藤田茜[36] 小敢[24] Valeria Rodriguez[34] Kim Ha-yeong[26] 西風騎士団の錬金術師[36]。アルベドの助手[36]。
ディオナ 井澤詩織[36] 诺亚[24] Dina Sherman[34] Woo Jeong-sin[26] 酒場「キャッツテール」のバーテンダー[36]。高い酒造技術を持つが、酒を嫌悪している[36]。
ディルック 小野賢章[35] 馬洋[24] Sean Chiplock[34] Choi Seung-hoon[26] 荘園「アカツキワイナリー」と酒場「エンジェルズシェア」のオーナー[35]。強い正義感を持ち、「闇夜の英雄」としてモンドを守っている[35]。
ノエル 高尾奏音[36] 宴宁[24] Laura Faye Smith[34] Lee Bo-hee[26] 西風騎士団のメイド[36]。西風騎士を目指し戦闘技術や勉学にいそしんでいる[36]。
バーバラ 鬼頭明里[35] 宋媛媛[24] Laura Stahl[34] Yun Ah-yeong[26] 西風教会の祈祷牧師でモンドのアイドル[35]。ジンの妹[23]。陽気な性格でモンドの人々から愛されている[37]。
フィッシュル 内田真礼[36] Mace[24] Brittany Cox[34] Park Go-woon[26] 冒険者教会モンド支部の冒険者[36]。オズというカラスと行動を共にしている[36]。
ベネット 逢坂良太[36] 穆雪婷[24] Cristin Vee Valenzuela[34] Song Ha-rim[26] 冒険者教会モンド支部の冒険者[36]。活発な性格だが、常に不運に見舞われている[36]。
ミカ 三瓶由布子[38] Robb Moreira[25] 西風騎士団の前進測量士[38]。控えめで慎重な性格[38]。
モナ 小原好美[36] 陳婷婷[24] Felecia Angelle[34] Woo Jeong-sin[26] 占星術師の少女[36]。常に金欠に悩んでいる[36]。
リサ 田中理恵[23] 鐘可[24] Mara Junot[34] Park Go-woon[26] 西風騎士団の図書館司書[23]。常に効率を重視して物事に対処する[23]。
レザー 内山昂輝[35] 周帥[24] Todd Haverkorn[34] Kim Seo-yeong[26] 奔狼領で暮らす少年[35]。狼と行動を共にしている[35]。
ロサリア 加隈亜衣[30] 张安琪[24] Elizabeth Maxerll[25] Kim Bo-na[26] 西風教会のシスター[30]。冷たく鋭い性格[30]。

璃月[編集]

璃月（リーユエ）は、テイワット大陸の東部に位置し、岩神であるモラクスが治める国。テイワット最大の貿易港である璃月港があり、璃月七星と呼ばれる実力者集団が守っている[39]。

名前 声 説明
日本語 中国語 英語 韓国語
夜蘭（イェラン） 遠藤綾[40] 徐慧[24] Laura Post[25] Min-a 璃月総務司の密偵[40]。鋭い洞察力と情報収集能力を持つ[40]。
雲菫（ウンキン） 小岩井ことり[40] 贺文潇[24] Judy Alice Lee[25] Sa Mun-yeong[26] 璃月の劇団「」の座長であり役者[40]。優雅で穏やかな性格だが、役者としては貪欲で精進を怠らない[40]。
煙緋（エンヒ） 花守ゆみり[40] 苏子芜[24] Lizzie Freeman[25] Cho Kyung-yi[26] 璃月港の法律家で、仙獣の血が流れている仙人[40]。冷静かつ聡明な性格[40]。
甘雨（カンウ） 上田麗奈[41] 林簌[24] Jennifer Losi[25] Kim Sun-hye[26] 璃月七星の秘書[41]。人間と麒麟の血が流れ、3,000年以上生きている[41]。穏やかかつ実直な性格[41]。
凝光（ギョウコウ） 大原さやか[42] 杜冥鴉[24] Erin Ebers[34] Gwak Gyu-mi[26] 璃月七星の「天権」[42]。普段は璃月港の上空に浮かぶ群玉閣で職務をこなす[42]。
刻晴（コクセイ） 喜多村英梨[41] 謝瑩[24] Kayli Mills[34] Lee Bo-hee[26] 璃月七星の「玉衝星」[41]。真面目で努力家な性格[41]。
香菱（シャンリン） 小澤亜李[42] 小N[24] Jackie Lastra[34] Yun A-yeong[26] 料亭「万民堂」のシェフ兼給仕[42]。活発な性格で、相棒のグゥオパーと行動を共にする[42]。
魈（ショウ） 松岡禎丞[42] Kinsen[24] Laila Berzins[34] Jeong Yoo-mi[26] 「三眼五顕仙人」の一人で「護法夜叉大将」の異名を持つ仙人[42]。少年のような見た目だが、1,000年以上生きている[42]。
鍾離（ショウリ） 前野智昭[41] 彭博[24] Keith Silverstein[25] Pyo Yeong-jae[26] 葬儀屋「往生堂」の客卿で、岩神モラクス[41]。物腰が柔らかく博識であることから「鍾離先生」として親しまれている[41]。
辛炎（シンエン） たかはし智秋[41] 王雅欣[24] Laura Stahl[25] Kim Chae-ha[26] 璃月にロックを広めたミュージシャン[41]。
申鶴（シンカク） 川澄綾子[40] 秦紫翼[24] Chelsea Kwoka[25] Lee Hyun-jin[26] 妖魔退治の一族の分家の生まれで、仙人の弟子[40]。重雲のおば。
タルタリヤ 木村良平[41] 魚凍[24] Griffin Burns[34] Nam Doh-hyeong[26] スネージナヤ出身のファデュイ執行官の第11位「公子」[41]。
重雲（チョウウン） 斉藤壮馬[42] Kinsen[24] Beau Bridgland[34] Yang Jeong-hwa[26] 妖魔退治の一族の出身で、璃月各地で妖魔退治を行う[42]。申鶴の甥。
七七（ナナ） 田村ゆかり[41] 宴宁[24] Christie Cate[34] Lee Seul[26] 薬舗「不卜廬」の薬採りかつ弟子で不死のキョンシー[41]。
胡桃（フータオ） 高橋李依[40] 陶典[24] Brianna Knickerbocker[25] Kim Ha-ru[26] 葬儀屋「往生堂」の77代目堂主[40]。奇妙な詩人としても名をはせる[40]。
北斗（ホクト） 小清水亜美[42] 唐雅菁[24] Allegra Clark[34] Jeong Yoo-mi[26] 「南十字船隊」の頭領[42]。男勝りかつ姉御肌な性格で、璃月では大きな人望を持つ[42]。
行秋（ユクアキ） 皆川純子[42] 唐雅菁[24] Cristina Vee Valenzuela[34] Gwak Gyu-mi[26] 商会「飛雲商会」会長の次男[42]。物腰が柔らかで礼節を重んじる性格[42]。
ヨォーヨ 門脇舞以[43] 刘颐诺 Kelsey Jaffer[25] Yu Hye-ji 歌塵浪市真君の最も幼い弟子[43]。優しく思いやりがある性格[43]。

稲妻[編集]

稲妻は、テイワット大陸の東方に位置する島国で、雷神である雷電将軍が治める国[39]。

名前 声 説明
日本語 中国語 英語 韓国語
荒瀧一斗（あらたきいっと） 西川貴教[44] 劉照坤[24] Max Mittelman[25] Song Joon-seok（英語版）[26] 鬼の末裔で、荒瀧派を名乗る集団の親分[44]。豪快な性格をした熱血漢[44]。
楓原万葉（かえではらかずは） 島﨑信長[45] 斑馬[24] Mark Whitten[25] Kim Shin-woo[26] 没落した刀鍛冶の名家の出の浪人[45]。友人の死を経て南十字船隊と行動を共にしている[45]。
神里綾華（かみさとあやか） 早見沙織[45] 小N[24] Erica Mendez[25] Lee Yu-ri[26] 社奉行である神里家の令嬢[45]。綾人の妹[44]。誠実で優しく、「白鷺の姫君」として人々から慕われている[45]。
神里綾人（かみさとあやと） 石田彰[44] 赵路[24] Chris Hackney[25] Jang Min-hyeok（英語版） 社奉行である神里家の当主[44]。綾華の兄[44]。
久岐忍（くきしのぶ） 水橋かおり[46] 楊凝[24] Kira Buckland[25] Kim Yool 荒瀧派を裏からサポートする二番手[46]。かつて璃月に留学していた[46]。
九条娑羅（くじょうさら） 瀬戸麻沙美[45] 楊梦露[24] Jeannie Tirado[25] Mun Ji-yeong[26] 天領奉行の大将[45]。雷電将軍に忠誠を捧げている[45]。
ゴロー 畠中祐[44] 楊昕燃[24] Cory Yee[25] Lee Sae-byeok[26] 珊瑚宮心海の右腕[44]。八重神子が運営する出版社「八重堂」の編集者[44]。
早柚（さゆ） 洲崎綾[45] Sakula小舞[24] Lily Ki[25] Lee Ji-hyeon[26] 終末番の忍[45]。睡眠と慎重に大して執着心を見せる[45]。
珊瑚宮心海（さんごのみやここみ） 三森すずこ[44] 亀娘[24] Risa Mei[25] Yeo Yun-mi[26] 目狩り令に反対する抵抗軍の指導者で、海祇島の最高位である「現人神の巫女」[44]。
鹿野院平蔵（しかのいんへいぞう） 井口祐一[46] 林景[47] Kieran Regan[25] Jeong-Ui-jin 天領奉行の探偵[46]。鋭い洞察力と明晰な頭脳を持つ[46]。
トーマ 森田成一[44] 張沛[24] Christian Banas[25] Ryu Seung-gon[26] 神里家の家司[44]。優しく親しみやすい性格で、責任感が強い[44]。
八重神子（やえみこ） 佐倉綾音[44] 杜冥鸦[24] Ratana[25] Moon Yoo-jeong 鳴神大社の大巫女で、雷神である雷電将軍の眷属かつ親友[44]。出版社「八重堂」の編集長[44]。
宵宮（よいみや） 植田佳奈[45] 金娜[24] Jenny Yokobori[25] Bak Sin-hee[26] 長野原花火屋の店主で「夏祭りの女王」の異名を持つ花火職人[45]。
雷電将軍（らいでんしょうぐん） 沢城みゆき[45] 菊花花[24] Anne Yatco[25] Park Ji-yoon[26] 稲妻幕府の将軍にして雷神バアルゼブル[45]。

スメール[編集]

スメールは、テイワット大陸の中西部に位置する国で、草神であるブエルが治める国[48]。

名前 声 説明
日本語 中国語 英語 韓国語
アルハイゼン 梅原裕一郎[25] 楊超然[49] Nazeeh Tarsha[25] Jun Seunghwa スメール教令院の書記官[43]。並外れた知恵と才能を持つ[43]。
キャンディス 柚木涼香[50] 張琦[51] Shara Kirby[25] Jeon Yeongsu アアル村のガーディアン[50]。心優しい性格[50]。
コレイ 前川涼子[50] 秦文静[52] Christina Costello[25] Bang Si-woo アビディアの森の見習いレンジャー[50]。ティナリの弟子[50]。
セノ 入野自由[50] 李轻扬[53] Alejandro Saab[25] Lee Woo-ri 教令院の大マハマトラ[50]。独特なユーモアセンスを持つ[50]。
ディシア 福原綾香[38] Amber May[25] 傭兵集団「エルマイト旅団」のメンバー[38]。屈強で勇敢な戦士[38]。
ティナリ 小林沙苗[50] 莫然[54] Elliot Gindi
→ TBD		 Jung Ui-taek アムリタ学院卒の植物学者でアビディアの森のレンジャー長[50]。コレイの師匠[50]。
ドリー 金田朋子[50] 王晓彤[55] Anjali Kunapaneni[25] Lee Myeong-ho スメールの大商人[50]。
ナヒーダ 田村ゆかり[25] 花玲[56] Kimberley Anne Campbell[25] Park Shi-Yoon クラクサナリデビの名で知られる草神[57]。
ニィロウ 金元寿子[50] 紫苏九月[58] Dani Chambers[25] Chae Rim 「ズバイルシアター」のスター役者[50]。
ファルザン 堀江由衣[25] 閻萌萌[59] Chandni Parekh[25] Kim You-rim 100年前から訪れた学者[60]
放浪者（ほうろうしゃ） 柿原徹也[25] 鹿喑kana[61] Patrick Pedraza[25] Min Seung-woo 正体が謎に包まれた放浪者[60]。
レイラ 富田美憂[62] 侯小菲[62] Ashely Biski[25] Kang Sae-Bom [62] 理論占星術を専攻する学生。睡眠障害に悩まされている[63]。

非プレイアブルキャラクター[編集]

名前 声 説明
日本語 中国語 英語 韓国語
ダインスレイヴ 津田健次郎 Ye Sun Yuri Lowenthal[34] Choi Han カーンルイアの宮廷親衛隊長だった人物[46]。アビス教団を追って各地を旅する[46]。
パイモン 古賀葵 多多poi[24] Corina Boettger[25] Kim Ga-ryeong 旅人の相棒[64]

ゲームシステム[編集]

ゲームシステムは主に、特定内容をクリアする「任務」、特定の敵を倒す「秘境」、オープンワールドの探索、カードゲームの「七聖召喚」、そしてハウジング機能である「塵歌壺」などがある。

戦闘システム[編集]

4名のキャラクターを使い、7つの元素(キャラクター属性)と物理攻撃によって戦闘を行う。

キャラクターの使用元素は「神の目」によって設定される。Ver.3.4時点では主人公のみ変更可能。

元素反応[編集]

拡散反応
（風+炎・水・氷・雷）
風元素攻撃を反応した元素に変更しダメージを与える。
蒸発反応
（水+炎）
反応時にダメージが発生する。この際炎元素による追撃は中断される。
凍結反応
（水+氷）
硬直され一定期間動作不能になる。元素反応で解除される。
自身が凍結された場合、特定操作により硬直を解除する。
溶解反応
（氷+炎）
反応時にダメージが発生する。この際氷元素により凍結している場合、凍結状態が解除される。
感電反応
（水+雷）
一定期間連続して追撃が発生する。水面でのみ攻撃者にもダメージが加わる。
過負荷反応
（雷+炎）
過負荷ダメージが発生しノックバックされる。
超伝導反応
（氷+雷）
超伝導ダメージが発生し物理ダメージ耐性が低下する。
開花
（草+水）
「草原核」が発生し、一定期間後に破裂し草元素ダメージを与える。
烈開花
（〈草+水〉+炎）
即座に「草原核」が破裂する。
激開花
（〈草+水〉+雷）
「草原核」でヴァインショットを行う。
激化
（草+雷）
一定時間「激化状態」にし、状態中に追加攻撃を与えた草元素(草激化)/雷元素(超激化)攻撃をダメージアップする。
燃焼反応
（炎+草）
継続的に炎元素ダメージを与える。
結晶反応
（岩+炎・水・氷・雷）
シールドが発生する結晶を生成する。
氷砕き
凍結状態の敵に、両手剣または岩元素で攻撃すると氷を砕いて物理ダメージが発生し、凍結状態が解除される。


※元素反応は自身で発生させた元素の他、敵の元素や環境により発生した元素でも反応する。

※ボス級の敵や大型敵は、硬直やノックバックは行われない。

攻撃[編集]

攻撃は主に「通常攻撃」「重撃」「落下攻撃」「元素スキル」「元素爆発」が存在する。

通常攻撃
クールタイムなしで発生可能な攻撃で、法器以外のキャラクターは物理ダメージを与える。
法器の場合は常に攻撃に元素が含まれる。完凸のベネットや重雲、神里綾華など一部のキャラは物理ダメージを元素ダメージに変換する。
タルタリヤは元素スキルにより長時間、雷電将軍や荒瀧一斗などは元素爆発により短時間、通常攻撃の武器種が変更され元素ダメージを与える。
重撃
一定のスタミナを消費することで発生可能な攻撃で、通常攻撃と同じく法器以外のキャラクターは物理ダメージを与え、一部のキャラは物理ダメージを元素ダメージへと変換する。主に重撃はクレー、荒瀧一斗、煙緋、タルタリヤ(タルタリヤは重撃の方がDPSが高いとされている)などが使用する。
落下攻撃
高所から落下する事でダメージを与える攻撃。通常攻撃よりダメージが大きい。
通常の段差や風域からの落下の他、ウェンティ(風域発生)、楓原万葉や魈(飛ぶ)、アルベドや鍾離(岩元素創造物)などを使い落下攻撃を発生させる事もできる。一定以上の高さから落下攻撃を行うとダメージを受ける。
片手剣・両手剣・長柄武器キャラクターは地面に突き刺し、弓キャラクターは矢の雨を降らせ、法器キャラクターは元素の塊となる。
元素スキル
元素を利用した攻撃で、一定間隔で利用可能。
アルベドや雷電将軍や行秋のような追撃、鍾離やノエルのようなシールド発生、行秋やバーバラのような元素付着や回復がある。八重神子やフィッシュルなどは設置物により自動攻撃を行う。
タルタリヤのみクールタイムが利用時間に比例する。
元素爆発
元素を利用して大ダメージを与える。一定期間のクールタイムの他、「元素エネルギー」を一定数貯める必要がある。
雷電将軍や荒瀧一斗のように一定期間強力な攻撃が行えるもの、楓原万葉やウェンティのように敵を収集するもの、ベネットやゴローのような強力なサポートを行えるものなどがある。
主人公を除く☆5キャラクター、およびバーバラではカットインが再生され、再生中に受けたいかなる攻撃も無効化される。岩元素創造物や壁付近にキャラクターが存在する場合、カットインは再生されずその場でアニメーションが再生される。
元素エネルギーが完全にチャージされた場合、キャラクター変更時に神の目が発光する。神の目を持たない主人公は胸部、雷電将軍は肩と背中の三つ巴が発光する。
現時点で七神および雷電将軍のみ、目および頭髪のメッシュ/グラデーションが元素爆発時に発光する。（Ver.3.2では未実装のスカラマシュも「神」となる瞬間に目が光る。頭髪のメッシュは後頭部のみであるため見ることができない）

武器[編集]

武器種が複数あり、武器ごとに攻撃パターンが異なる。

武器は祈願、宝箱、鍛造などで入手可能。

片手剣
小型の剣を振り、近接の敵に短期間で攻撃を発生させる。通常攻撃は物理ダメージとなる。
両手剣
大型の剣を振り、近接の敵に攻撃を与える。通常攻撃は物理ダメージとなる。
長柄武器(槍)
敵に突撃し攻撃を与える。通常攻撃は物理ダメージとなる。
法器
元素を発生させ遠隔攻撃する。全ての攻撃は元素攻撃となる。
弓
矢を放ち攻撃を与える。長押しで元素付きの攻撃が可能。

※法器は仏具に限定されず、本や神具などが存在する。

一部のキャラクターは特定条件で武器種が変更される。この場合、全ての攻撃は該当元素の攻撃となる。

  • 雷電将軍は元素爆発時、短時間武器が刀(無想の一心)に変化する。
  • タルタリヤは元素スキル発動時、武器を長時間双剣に変更可能。
  • 荒瀧一斗は元素爆発時、短時間武器が金棒に変化する。
  • 久岐忍は元素スキル時、短時間武器が鞭に変化する。
  • 鹿野院平蔵は法器キャラクターであるものの、常に武器を使わず拳と脚で戦う。
  • キャンディスは元素スキル長押しで盾を持つ。
主人公の仕様[編集]

Ver.3.4で唯一、複数元素力の切り替えが可能。七天神像で対応する元素を獲得できる。天賦、命の星座は独立しており、命の星座はストーリー進行や特定の報酬で解放できる。

星5キャラクターに分類されるもののカットインは存在しない。武器種は片手剣で固定されている。

魔神任務2章における雷電将軍戦の「目狩り令」において、唯一元素スキル/元素爆発を行える。

最初に七天神像に触れるまで、および魔神任務2章プロローグの特定任務において元素力は利用できず、通常攻撃「過去の記憶」のみ利用可能。またこの状態では装飾の元素力を表すパーツは黒になり、命の星座は存在しない。

Ver.3.5時点では、風/岩/雷/草元素を利用可能。

天賦[編集]

キャラクターごとに設定された特殊能力。ゲームシステムやモーションを上書きするものもある。

移動関連[編集]

  • 珊瑚宮心海の元素爆発時、一定期間海上を歩行できる。
  • モナなど一部のキャラクターは、ダッシュ時に地面にもぐる。
  • 放浪者は元素スキル発動中、独自のスタミナで空中をダッシュできる。

浮遊[編集]

  • ウェンティの元素スキルでは風域を生成し、一定期間任意のキャラクターを浮遊させることができる。
  • 楓原万葉の元素スキルは空中でも発動でき、その場で浮遊することができる。
  • 放浪者は元素スキル発動で、浮遊して空に留まることができる。空中で攻撃や移動ができ、ダッシュや上昇もできる。

武器[編集]

  • タルタリヤは元素スキルで武器種を長時間双剣に変化させることができる。

元素反応[編集]

  • ニィロウの元素スキル発動時、開花反応の生成物は「豊穣の核」となる。

聖遺物[編集]

聖遺物によってキャラクターを強化したり、特殊な効果を得ることができる。

5タイプの聖遺物があり、それぞれ生の花(HP)、死の羽(攻撃力)、時の砂(攻撃力％/防御力％/HP％/元素チャージ効率/元素熟知)、空の杯(攻撃力％/防御力％/HP％/元素熟知/物理ダメージ/元素ダメージ)、理の冠(攻撃力％/防御力％/HP％/元素熟知/会心率/会心ダメージ/与える治療効果)となる。

特定シリーズの聖遺物を2/4セット装備することにより特殊な効果を得ることができる。

聖遺物の獲得は秘境からランダムに排出される他、フィールド上やボスの討伐でも獲得可能。また一部聖遺物は合成台で変換できる。

その他、「天賦」「地脈異常」によって戦闘システムが変化する場合がある。

戦闘場所[編集]

秘境・地脈の花[編集]

テイワット各地に存在する秘境に挑戦する事で、育成素材、聖遺物などを獲得できる。天然樹脂を20個消費する。

一回のみ挑戦可能な秘境では、天然樹脂を消費せず特定の報酬を受け取れる。

BOSS[編集]

特定位置に存在するボスを討伐する事で特定の育成素材などを獲得できる。天然樹脂を30個消費する。5分程度でリロード後に復活する。

精鋭魔物[編集]

フィールド各地に存在する敵。ヒルチャール、スライムアビスの魔術師、盗賊団、ファデュイなど。

特定地域でのみ現れる敵も存在し、またストーリーでのみ幕府の足軽、千岩軍兵士、その他独特な動きを持つNPCなどと戦うこともある。一部を除きウェンティの元素爆発や楓原万葉の元素スキルで吸い寄せられる。

名前を覚えるべき強敵[編集]

作中で対峙した「公子」「淑女」「散兵」のようなファデュイ執行官、また「禍津御建鳴神命」「若陀龍王」などの魔物を追憶として戦う。

報酬受け取りに天然樹脂60個を消費するが、週に3回まで半減される。また、獲得した素材は「異夢の溶媒」で変換可能。濃縮樹脂は利用不可能である。

戦闘回数自体に制限はないが、ボスごとに週1回のみ報酬を受け取れる。また特定レベル以上で、ボスごとに固有の天賦育成素材をランダムに獲得できる。天賦育成素材はそのボスに関するアイテムである。

固有の戦闘BGMを持ち、特にファデュイ執行官は場面切り替え時のムービーと複数のBGMが用意される。

深境螺旋[編集]

常設コンテンツ。原神の中で最も高難易度コンテンツであり、事実上のエンドコンテンツである。

2チームに分かれ、前半後半を1間として3間連続で挑戦する。アイテムの利用や七天神像での回復は不可能。

前後合計のクリア時間あるいはその他が三段階の星で評価され、合計で星を6個以上獲得することで次の層に進むことができる。


1間ごとに様々な効果を持つ「深秘降福」を受けることができ、間あるいは層ごとにリセットされるバフや回復を受けることができる。

9~11層は毎月変更される地脈異常があり、12層では存在しない。12層ではボスが登場する(名前を覚えるべき強敵は登場しない)


第1層~第8層の「深境回廊」は一度のみ報酬を受け取れる。特定層でキャラクターも配布される。

第9層~第12層の「淵月螺旋」は毎月1日と16日にリセットされる。この報酬は固定されており、成績によって星4/星5聖遺物とモラ、また各層で星3個ごとに50原石を獲得できる。

音楽[編集]

ゲーム内BGMはHoYoMixが作曲し、モチーフ国の楽団が演奏する。

例えば日本をモチーフとした稲妻では、ソニーミュージックエンターテイメントが演奏したり、中国の京劇をモチーフとした楽曲「神女劈観」ではプロの京劇家を採用した。

特に音楽は力が入れられており、原神の音楽によるコンサートが開かれた[65]。

また、原神のゲーム内音楽が2022年の北京オリンピックでBGMとして採用[66]された。

商業的成績[編集]

コンピュータゲーム業界の専門家によると、『原神』は中国のコンピュータゲームとして最大規模の国際的なリリースが行われた[67][68]。

リリースの翌週には、その期間で2番目に売上の大きいモバイルゲームとなり、約6000万ドルの収益を得た[68]。ゲームは12日間で1億ドルの収益を得て、開発費用を回収したと推定されている[69]。その収益は主に中国、日本、韓国、アメリカ合衆国から得ていた[70][22]。10月10日時点で市場調査会社Niko Partnersのシニアアナリストダニエル・アフマド氏は、このオープンワールドゲームは、無料でプレイできるとはいえ、「中国の開発者によるオリジナルIPとしては、これまでで最も成功した」と語り、売り上げ1億ドル（約105億円）に達したと明らかにした。 3年4カ月かけ豪快に使った開発費とマーケティング費の合計約100億円を[6]、わずか2週間で見事回収し、中国、日本、韓国、米国での成功に注目が集まっている[71][72]。 10月20日よりイベントの開催が功を奏したと見られ、10月21日に中国、アメリカ、ドイツ、カナダ、オランダ、シンガポール、インドネシア、ベトナム、香港、マカオ、ケイマン島、韓国を含む12の国と地域でApp StoreゲームカテゴリのセールスランキングでTOP1位を獲得した[73]。 米国の調査会社Sensor Towerは、10月28日付けのレポート「Genshin Impact Hits Nearly $250 Million in Its First Month, Making It One of the Largest Mobile Game Launches Ever」で、miHoYo『原神』の初月(9月28日〜10月27日)の売上が2億4500万ドル（約255億円）に達したことを明らかにした。この記録はモバイルゲームのローンチとして過去最大級になったという。『原神』が最も売り上げている国は中国で、売上のおよそ33.5％にあたる8200万ドル(約85億円)以上を稼いだ。2位は日本の5900万ドル(約61億円)、米国は4500万ドル（約47億円）で3位という結果になった[74]。 2021年3月4日付けのレポート「Genshin Impact Hits $874 Million Spent Since Launch, Already the World’s Third Highest Earning Mobile Game」で、miHoYoの『原神』が配信5か月（2020年9月28日～2021年2月28日）で約8億7400万ドル（約943億円）を売り上げたことを明らかにした。この売上額は、テンセントの『Honor of Kings』『PUBG Mobile』に次いで第3位、モバイルRPGの中では1位となった。同タイトルの売上は、中国が29％と最も多い。その額は2億5300万ドルで（約273億円）となっている。2位は売上全体の27％を占める日本で、その額は2億3700万ドル（約255億円）。米国が同18.5％を占める1億6200万ドル（約174億円）で3位に続いている。この期間に『原神』の日本国内での売上のランキングの推移を見ると、TOP50から脱落することはほぼなく上位50以上で推移している[75]。 2021年の年間売上額では『PUBG Mobile』『Honor of Kings』に次いで第3位となり、18億ドル(約2059億円)となった[76]。

受賞歴[編集]

  • 「メディアアワード2020」ユーザー投票部門1位
  • 「App Store Best of 2020 ベストiPhoneゲーム」ユーザー投票部門　
  • 「Google Play Best of 2020 ベストゲーム2020」ユーザー投票部門 優秀賞[77]
  • 「日本ゲーム大賞」2021 優秀賞[78]
  • 「PlayStation Partner Awards 2021 Japan Asia｣ GRAND AWARD
  • 「The Game Awards 2021 Best Mobile Game」 受賞
  • 「The Game Awards 2021 Best Ongoing」 ノミネート
  • 「PlayStation Partner Awards 2022 Japan Asia」GRAND AWARD
  • 「The Game Awards 2022 Player’s Voice」受賞

IP[編集]

商品展開[編集]

公式に多くのグッズが販売されており、多くはTmall(天猫)の原神旗舰店で販売されている。

商品展開はアクリルスタンドや缶バッジなどの他、ランプシェードや鍋、ワイヤレスイヤホンや食品など多岐にわたる。国際運送にも対応しているほか、一部商品は日本からも代理店により購入可能である。

コラボ[編集]

リアルイベントとしてキャラクターをかたどったたい焼き「原神焼き」、Sweets Paradiseによるコラボカフェ、SHIBUYA109でのワープポイントの配置などが行われている。またぬいぐるみのクレーンゲームやねんどろいどの発売、トレーディングカードなども発売されている。

中国ではケンタッキーやピザハット、喜茶(大手茶屋チェーン)店舗での企画[79]、スマートフォンメーカーとのコラボ商品の発売[80]、コラボカフェなどが行われた。

二次創作[編集]

個人および非営利の団体において、特定条件下での2次創作が認められている。具体的にはイラスト、マンガ、小説、コスプレ、料理などが明確に許可されている[81]。また、その制作費用程度の収益を得ることも認められている。

中国においてMMDモデルが公式に配布されており、特定条件を満たせばMMDを公開することもできる[82]。

日本でも二次創作は盛んであり、原神専門の同人誌即売会[83]も開催されている。

Webラジオ[編集]

『テイワット放送局』が、音泉と『原神』公式YouTubeチャンネルにて2021年11月30日から配信中[84]。パーソナリティは、堀江瞬（主人公 空 役）、古賀葵（パイモン 役）、前野智昭（鍾離 役）が入れ替わりで担当。毎週火曜日19時に更新予定。

アニメ[編集]

2022年9月、ufotable・HoYoverse共同製作による長期プロジェクトの始動が発表された[85]。

騒動[編集]

スパイウェアおよびランサムウェア騒動[編集]

原神リリース前の9月25日、Generation-Gameは記事を掲載し、原神PC版の不正防止プログラム（アンチチートプログラム）MihoyoProtect（ファイル名：mhyprot2.sys）は、Riot Gamesの対戦型FPS「VALORANT」とそのアンチチートプログラム「Riot Vanguard」が行ったように、アンチチートカーネルでありゲーム終了またはアンインストール後も機能停止させるまでアクティブなままであるとした。また、アンチチートプログラムは機能する上でシステム情報を監視および読み取ることができるとし、アンインストール後には「mhyprot2」を機能停止させ削除するよう推奨した[86]。

原神リリース当日の9月28日、原神リリース日にツイッターで前出の記事を転載した投稿がSNS上で広まったことにより、日本のゲームメディア各社に取り上げられ騒動に発展した[87][88]。

9月29日、miHoYoは公式サイトでお知らせを発表し、「mhyprot2」は、システム情報を読み取ることで不正行為を検知するためのプログラム（アンチチートプログラム）であり、不正行為以外でアンチチートプログラムが読み取った情報を処理、保存、アップロードなどの操作は一切しないとし、ゲーム終了またはアンインストール後も持続的に運行する仕様は、一部の不正プログラムの利用者がゲームが起動していない隙を利用し不正プログラムをゲームパッチに植え付ける行為を防ぐことで、公正なゲーム環境の維持を目的としたものであったと説明し、結果的にユーザーに不安を与えることになってしまったことを謝罪している。また、３０時間以内に全リージョンでアンチチートプログラムが持続的に運行する仕様を削除するとし、当日のアップデートで実行された[89]。

修正前でもゲームの終了またはアンインストール後にOS再起動やコマンドプロンプトで「mhyprot2」を機能停止させれば再度ゲームを起動しない限り「mhyprot2」が自動起動することはなく、一時フォルダに残った当該ファイルを削除することができたが、この修正によりゲーム終了またはアンインストール後に直ちに機能停止するようになった[89]。

MihoyoProtectは同社の崩壊3rdPC版（中国、アジア、米国）にも原神に先駆けて搭載されているが騒動になるようなことはなかった。

2022年8月26日、トレンドマイクロは「mhyprot2.sys」がウイルス対策ソフトウェアの無効化やランサムウェア攻撃に悪用されていると発表[90][91]。この報道で「mhyprot2.sys」の改修を実施していなかったことが明らかとなった。本モジュールはあらゆるマルウェアに搭載される可能性があること、原神をインストールしていないPCに対しても影響を及ぼす可能性があるとして注意を呼びかけ、現時点では解決策はないとしている。

本脆弱性については9月4日にCVE-2020-36603が採番されている[92]。

クリップボード情報取得問題[編集]

iOSは、2020年9月に正式公開されたiOS 14よりアプリがクリップボードを読み取る動作を検知すると警告文を通知する機能が実装されている。

iOS 14にアップデートをしたiPhoneで本作を起動すると原神によってクリップボード情報がコピーされたことを示す通知が出るため、クリップボード情報を不正に取得しているのではないかと騒動が起きた[2][93]。

本件について「テスト用の機能が削除されていなかった」と説明し、その後10月1日のアップデートで修正済みと報告した[94]。

ゲーム内情報不正公開問題[編集]

2021年1月に新しいイベントなどをテストしている際一部のプレイヤーが規約上での情報公開は禁止されているのにも関わらず情報の開示を行った。

公式Twitterでの発言から対象のプレイヤーのアカウントに厳罰、新イベント内容の改変が行われた。

他YouTubeなどにもリークの情報が記載されたが、投稿者がその内容に関するページを削除したことで収束。ただし現在でも国内外でリーク情報の配布、拡散などが行われている。

原神の運営チームは対策として、ベータテスト開始前に新キャラクターのイラストを公開するなどの対策を行っている。

風の翼配布問題[編集]

中国大陸版(天空島・世界樹サーバー)において、ケンタッキーフライドチキンとコラボした風の翼「饗宴の翼」を海外ユーザーが獲得できない問題。

運営チームは海外での配布を約束したものの、約束した期限から遅れ、さらに「Twitch配信者のサブスクリプションに2ヶ月加入する」という条件を付けたことで炎上した。

塵歌壺メンテナンス・神里綾華ガチャ無期限延期騒動[編集]

Ver.2.6終盤、本社がある上海市のロックダウンの影響により更新を延期せざるを得ない状況となった。

「塵歌壺」の長期メンテナンス中で機能が限られる他、イベント開催や復刻も行われず、さらに限定キャラ「神里綾華」の祈願をVer.2.6終了まで無期限延長されることが発表された。

神里綾華が不要である/すでに獲得済みのユーザーから不満が出たほか、塵歌壺に配置したキャラクターとの会話イベントでキャラクター変更や配置ができない事が問題となった。

2022年5月31日にVer.2.7がリリースされ、その中で祈願の更新と塵歌壺のメンテナンスも終了することが発表され収束した。

Ver.3.0生放送にて、Ver.3.0~3.2が1週間短縮されると発表された。

スイーツパラダイスコラボに於ける食べ残し問題[編集]

2022年に行われた日本のデザートバイキングレストランスイーツパラダイスとのコラボ企画において、一部の客がグッズ目当てで大量注文し食品に手を付けない事を問題とするツイートが広く拡散された[95]。その対応として店側が案内を行い、過剰な食べ残しの場合特典返却を求める場合がある[96]と案内した。食べきれない量を注文する顧客を批判する意見のほか、コラボカフェで一般的な特典をランダムに提供する形式を批判する意見も発生した。

課金額変更問題[編集]

App Storeにおいてレート変更が行われ、それに伴い一部の課金額が高額に変更された。プラットフォームごとの額差に対応していないことや、運営による告知の不十分さ（ゲーム内や公式ホームページ、Twitterなどで通知しなかったこと）が問題とされた。

新キャラクターに取り残された旧キャラクターへの対応[編集]

新キャラクターがより洗練され強力になるにつれ、旧キャラクターが取り残されている問題に対し、運営は「『原神』ではキャラクターの強さよりもゲームプレイのルールが重要視されている」とし回答するにとどめ、現時点では旧キャラクターを上方修正し、より活躍できるようにする計画については実施するともしないとも明言していない[97]。ただし、実装後にスキルや元素反応、熟知、共鳴、風元素の引き寄せ範囲などの効果を調整することは、バージョンごとに何度も実施している。

未実装情報大規模漏えい問題[編集]

Ver.3.3からVer.3.8の社内テスト情報が大規模に漏えいした問題[98]。約9ヶ月分の開発途上データが流出し、キャラクターや社内テスターの個人情報が漏洩した[99]。

過去最大のリークであり、現時点で公式声明は出ていないものの大きな問題となっている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “『原神』のアニメスタイルな世界の形成過程を、プロデューサーが今後の展望とともに語る。今後4年間で7つの国すべてを実装予定！【GDC 2021】”. ファミ通. (2021年7月23日). https://www.famitsu.com/news/202107/23228135.html 2022年7月4日閲覧。 
  2. ^ a b 株式会社インプレス (2020年9月30日). “miHoYo、iOS版「原神」の”クリップボード情報取得問題”について声明を発表 情報取得は事実。ただし情報は他所に流していない”. GAME Watch. 2020年9月30日閲覧。
  3. ^ “会社情報 | HoYoverse”. www.hoyoverse.com. 2022年4月10日閲覧。
  4. ^ “原神 | 株式会社miHoYo”. genshin.mihoyo.com. 2021年9月15日閲覧。
  5. ^ a b c d カイゼルちくわ (2021年7月23日). “『原神』のアニメスタイルな世界の形成過程を、プロデューサーが今後の展望とともに語る。今後4年間で7つの国すべてを実装予定！【GDC 2021】”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). https://www.famitsu.com/news/202107/23228135.html 2022年1月3日閲覧。 
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  12. ^ “Genshin Impact Review — Into The Great Wide Open”. Game Informer. 2020年10月6日閲覧。
  13. ^ “Genshin Impact Review – Direct Hit”. GameSpot. 2020年10月15日閲覧。
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  18. ^ “Genshin Impact review”. PC Gamer (2020年10月16日). 2020年10月16日閲覧。
  19. ^ “ユーザー投票1位は『原神』に！“東京ゲームショウ特別企画 メディアアワード2020”結果発表”. ファミ通App. (2020年10月9日). https://app.famitsu.com/20201009_1708652/ 2020年10月9日閲覧。 
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  21. ^ “I spent $130 in ‘Genshin Impact.’ If you might do this, maybe don’t play it.”. Washington Post. 2020年10月10日閲覧。
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参考文献[編集]

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外部リンク[編集]

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