ラムソン

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クマニラ
Ramsons 700.jpg
ウィーンの森林公園内のクマニラ
摘んだクマニラとその花嚢(蕾)
A young Allium ursinum with its bulb and roots; upperside of the leaf
A young Allium ursinum with its bulb and roots; underside of the leaf
クマニラ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
: ネギ属 Allium
: クマニラ A. ursinum
学名
Allium ursinum
L. (1753)

クマニラ(熊韮、熊韭、Allium ursinum)はネギ属に属する多年草山菜である。地面から直接出てくる長さ数㎝の茎に続いて槍先の形をした葉がある。ニラタマネギニンニクリーキを含むネギ属の植物であり、ヨーロッパ原産、アジア北部にまで広まった。種でも球根でも増えるが、種は発芽に1年以上かかることもある。[1] 学名はAllium ursinumでクマネギまたはクマニンニクの意味である。

クマニラは主に中央ヨーロッパや東ヨーロッパのブナ林など森林の木々の下、直射日光が強く当たらない、湿気のある地面に繁殖し、条件が合えば自然公園や丘陵地にも見られる。成長すると高さ20㎝から25㎝になる。[2],[3] 花が咲く前に山菜として採集される。現地の人々は刻んだクマニラをサラダに混ぜたり、スパゲティのペストにしたり、フレッシュチーズクリームチーズと練り合わせてパンに塗るチーズスプレッドとする[4]。ヨーロッパ在住の日本人の間では幅広い葉ではあるが「ニラ」と呼ばれ、刻んで餃子や卵とじに料理される。

山菜としての採集時期は花が咲く前とされ、柔らかい若葉を食用とする。蕾はネギ坊主のように袋に包まれている。開花するとニラの花のように星状の白い花が散形花序としてボール型にまき散したように集まって咲く。またその時期には辺り一面でニンニクに似たにおいがする。[5]

鉄分マグネシウムマンガンを含有し、また緑黄色野菜としてビタミン源ともなる。また、血圧を下げる効果があると言われる。[6], [7]

英語ではramsons/buckrams/wild garlic野生ニンニク/broad-leaved garlic幅広葉ニンニク/wood garlic森ニンニク/bear leek熊リーキ/bear's garlic熊ニンニク(英語版 Wikipediaより)と呼ばれ、ドイツ語ではKnoblauchspinatニンニクほうれん草/wilder Knoblauch野生ニンニク/Waldknoblauch森ニンニク/Hexenzwiebel魔女タマネギ/Zigeunerlauchジプシーネギ(ドイツ語版 Wikipediaより)などと呼ばれるが、「熊」語源は不明だとされる。

においがまったく違うにもかかわらず有毒植物のスズランイヌサフランをクマニラと間違えて採集し食中毒を起こす事故が報道されることがある。[8], [9]


脚注[編集]