ホセ・キャリオカ
ホセ・キャリオカ José Carioca | |
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初登場 | ラテン・アメリカの旅 |
原語版声優 | ジョゼ・オリベイラ |
日本語版声優 | 中尾隆聖 |
詳細情報 | |
種族 | オウム |
性別 | ♂ |
ホセ・キャリオカ (José Carioca) は、オウムをモチーフにしたディズニーアニメのキャラクター。
初登場はリオ・デ・ジャネイロにて1942年先行公開(アメリカは1943年、日本は1957年公開)のアニメーション映画『ラテン・アメリカの旅』。
概要
リオ・デ・ジャネイロ出身であり、ポルトガル語では「ジョゼ・カリオカ」と呼称される。
『ラテン・アメリカの旅』『三人の騎士』では、ドナルドダックにサンバやバイーアなど、母国ブラジルの名物名所を紹介する。
ブラジルでは地元キャラクターとして定着しており、『ゼ・カリオカ(Zé Carioca)』という題名で、彼を主人公とした漫画が連載されている。またブラジル各地方をモチーフにした7人のいとこが居るという設定がある。
陽気な洒落者としての登場が多く、ドナルドダックとの初対面時に名刺を差し出したり、『ハウス・オブ・マウス』ではミニーマウスに請われてグーフィーにテーブルマナーを仕込むなどした。
作品
- ラテン・アメリカの旅(1943年)
- 三人の騎士(1944年)
- メロディ・タイム(1948年)
- ロジャー・ラビット(1988年)※カメオ出演
- 素敵なディナー(原題:Mickey Tries To Cook)ミッキーマウス・ワークスより(1999年)
- ハウス・オブ・マウス(2001年)
容姿
立衿シャツに蝶ネクタイ、クリーム色のジャケットを着用、カンカン帽と黒い傘を愛用。
いずれの作中でも頻繁に葉巻をふかしており、初登場の『ラテン・アメリカの旅』においてはマッチ箱でサンバのリズムをとる描写があった。
呼び名について
日本国内では一貫して「ホセ」の表記、発音を採用している。
このキャラクターと名前に限ったことではないが、呼ぶ側の使用言語によって表記、発音は多様である。
英語を使用するドナルドダックは、おもに英語圏の愛称である「ジョー」、またはポルトガル語に近い「ジョゼ」。
スペイン語圏の出身であるパンチートは初めから一貫して「ホセ」と呼んでいた。
しかし、2001年の英語版『ハウス・オブ・マウス』では自他共に「ホセ」と呼んだことから、近年では統一している可能性がある。
なお、漫画作品の題名にもなっている「ゼ (Zé)」は「ホセ(José)」のポルトガル語圏での愛称である。
また、「リオ・デ・ジャネイロ出身者」を表す「キャリオカ」も、『三人の騎士』の日本語吹き替え版では「カリオカ」と呼ばれていたが、[注釈 1]現在では「キャリオカ」で統一されている。
声優
作品 | 声優 |
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ラテン・アメリカの旅(1943年) | ホセ・オリビエラ/中尾隆聖(台詞、歌) |
三人の騎士(1944年) | ホセ・オリビエラ/旧吹き替え:遠藤征慈/新吹き替え:中尾隆聖(台詞、歌) |
ハウス・オブ・マウス(2001年) | ロブ・ポールセン/中尾隆聖(台詞、歌) |
注釈
- ^ ちなみに日本語での「Carioca」の表記としては「カリオカ」の方が一般的である。