フレッド・ルイス

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フレッド・ルイス
Fred Lewis
Fred Lewis 20130317 MAZDA Zoom-Zoom Stadium Hiroshima.JPG
広島時代(2013年3月16日、マツダスタジアムにて)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミシシッピ州ハッティズバーグ
生年月日 (1980-12-09) 1980年12月9日(37歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2002年 ドラフト2巡目(全体66位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名
初出場 MLB / 2006年9月1日
NPB / 2013年3月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
レッズ時代(2011年6月26日)

フレデリック・デショーン・ルイスFrederick Deshaun "Fred" Lewis , 1980年12月9日 - )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州ハッティズバーグ出身のプロ野球選手外野手)。

いとこに、元メジャーリーグ選手のマット・ロートンがいる。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2000年MLBドラフトモントリオール・エクスポズから20巡目指名されるが契約せず。

ジャイアンツ時代[編集]

2002年MLBドラフトサンフランシスコ・ジャイアンツから2巡目指名され契約。

2006年にメジャーデビューを果たす。わずか11打数に留まったが、打率.455を記録した。

2007年5月13日コロラド・ロッキーズ戦でサイクル安打を達成した。メジャー通算16試合目での達成だった。また、この試合でメジャー初三塁打・初本塁打を打っている。メジャー初本塁打でサイクル安打を達成したのは、史上4人目、メジャー初三塁打・初本塁打でサイクル安打を達成したのは、1918年のクリフ・ヒースコート以来89年ぶりの記録である。6月1日に初の満塁本塁打を打ち、7月4日に2本目の満塁本塁打を打った。ルーキーシーズンに満塁本塁打を2本打った球団史上初の選手となった。この年はバリー・ボンズの現役最終年であり、ルイスはボンズに弟のように可愛がられていた[1]

2008年はレフトの定位置を獲得し133試合に出場し、リーグ2位タイの11三塁打を記録。9月12日に右足つま先の手術を受けシーズンを終了した。

2009年は122試合に出場したが、打率.258・4本塁打・20打点・8盗塁はいずれも前年を下回る数字であった。

ジャイアンツ退団後[編集]

2010年4月15日、トレードでトロント・ブルージェイズに移籍した。主に1番打者として活躍したが、シーズン終了後に年俸調停を申請されずノンテンダーFAとなった。

2011年1月10日シンシナティ・レッズと1年契約を結んだ。81試合に出場したものの、8月31日40人枠から外れた。

2012年1月19日クリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んだ[2]。しかし、3月28日クリスチャン・グーズマンとともに解雇された[3]4月25日ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、9月3日にメジャーに昇格し18試合に出場した。

広島時代[編集]

12月11日に広島東洋カープとの契約に合意し[4]、2013年1月29日にミゲル・ソコロビッチとともに入団会見を行った。

2013年のキャンプ初日の2月1日にインフルエンザに感染、2月5日に練習を再開した。オープン戦では2戦目の日本ハム戦でチーム第1号となるホームランを放った。3月23日ソフトバンク戦では1試合3盗塁など随所で活躍を見せた[5]。ところが開幕後は打撃不振に苦しみ、ルイスは開幕第3戦目にして早くもスタメンを外れてしまった。その後も打撃不振が続いたが4月28日中日戦で初本塁打を含む4安打と活躍し初のお立ち台に上がった。しかし、5月25日に登録を抹消されてしまい降格した二軍では打率.372と好調を維持し、6月14日に再び一軍登録された。再登録後は自身の俊足を生かし主に1番、まれに5番といったクリーンナップを任されるなど活躍したが8月17日に怪我から復帰したブラッド・エルドレッドの一軍昇格による外国人枠の関係から再び二軍降格となり、ルイスはそのまま一軍に戻ることなくシーズンを終えた。シーズン終了後の秋季キャンプには参加せずアメリカへ帰国しその後退団することが報道され[6]、ルイスは12月2日に球団から正式な発表がないまま自由契約公示された。

広島退団後[編集]

2014年は独立リーグ・アトランティックリーグランカスター・バーンストーマーズと契約を結んだ。

2015年もアトランティックリーグのサザンメリーランド・ブルークラブスと契約する。オフはドミニカ共和国のウィンターリーグに参加。

2016年もブルークラブスでプレーするが、8月21日に解雇となる。

選手としての特徴・人物[編集]

身体能力が高く、高校時代には野球の他にバスケットボールアメリカンフットボールの選手としても注目を浴びた[7]

右投手に対してはメジャー通算で打率.273を残している一方で、左投手に対しては同打率.232と弱い。打席ではボールをよく見るタイプで四球が多い反面、メジャー通算の三振率22.1パーセントと三振も多い[8]。ジャイアンツ時代には監督のブルース・ボウチーから長打力でも高い評価を得ていたが[9]、パワーよりもメジャー通算53盗塁の俊足を売りとしており[10]、2008年にはリーグ2位の11三塁打を記録している。一方でメジャー通算の盗塁成功率約69パーセントと、盗塁失敗が少なくない。

守備では主に左翼手として起用され、メジャー通算の守備率.976と失策は少なくないが、メジャー通算のDRS6、UZR0.3と守備指標では平均を上回る数値を残している[11]

練習熱心で、打撃ケージで多くの時間を費やすこともあった[12]

退場歴[編集]

5月20日の対ロッテ戦の4回表にロッテの先発の西野勇士が投じた6球目のど真ん中の直球をストライクと判定されたことに激高し、ルイスはバットを放り投げ山路哲生球審に対し暴言を吐いたため退場を宣告された。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2006 SF 13 11 11 5 5 1 0 0 6 2 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .455 .455 .545 1.000
2007 58 180 157 34 45 6 2 3 64 19 5 1 1 0 19 0 3 32 4 .287 .374 .408 .782
2008 133 521 468 81 132 25 11 9 206 40 21 7 0 2 51 3 0 124 5 .282 .351 .440 .791
2009 122 336 295 49 76 21 3 4 115 20 8 4 0 0 36 3 5 84 4 .258 .348 .390 .738
2010 TOR 110 480 428 70 112 31 5 8 177 36 17 6 1 4 38 1 9 104 9 .262 .332 .414 .745
2011 CIN 81 210 183 20 42 7 0 3 58 19 2 5 1 1 22 2 3 38 1 .230 .321 .317 .638
2012 NYM 18 25 20 2 3 0 0 0 3 0 0 0 0 0 4 1 1 5 0 .150 .320 .150 .470
2013 広島 79 300 265 36 71 19 0 4 102 20 12 3 0 1 31 0 3 73 7 .268 .350 .385 .735
MLB:7年 535 1763 1562 261 415 91 21 27 629 136 53 23 3 7 170 10 21 390 23 .266 .344 .403 .747
NPB:1年 79 300 265 36 71 19 0 4 102 20 12 3 0 1 31 0 3 73 7 .268 .350 .385 .735
  • 2013年度シーズン終了時

記録[編集]

NPB

背番号[編集]

  • 14 (2006年 - 2009年)
  • 15 (2010年 - 2012年)
  • 41 (2013年)

脚注[編集]

  1. ^ Bonds Finds a Friend, and a Reminder of the Past New York Times
  2. ^ Bastian, Jordan(2012-01-19). Tribe inks Lewis, Accardo to Minor League deals. MLB.com(英語). 2012年1月23日閲覧
  3. ^ http://espn.go.com/mlb/story/_/id/7747996/cleveland-indians-cut-cristian-guzman-send-fred-lewis
  4. ^ フレッド・ルイス選手、来期契約決定広島東洋カープ公式サイト、2012年12月11日。
  5. ^ “ルイス足でアピール3盗塁 重盗も決めた!”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2013年3月24日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/03/24/kiji/K20130324005464330.html 2013年4月28日閲覧。 
  6. ^ “キラ残留…ルイス&ソコロ退団へ”. デイリースポーツ. (2013年10月19日). http://www.daily.co.jp/baseball/carp/2013/10/19/0006430986.shtml 2013年11月6日閲覧。 
  7. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』 廣済堂出版、2010年、444頁。ISBN 978-4-331-51439-9
  8. ^ 『月刊スラッガー』2009年4月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-4、73頁。
  9. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009』 廣済堂出版、2009年、455頁。ISBN 978-4-331-51370-5
  10. ^ 『月刊スラッガー』2008年4月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-4、91頁。
  11. ^ Fred Lewis Advanced FieldingFanGraphs
  12. ^ 2006 デビューリスト『月刊スラッガー』2007年2月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-2、79頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]