トンイ

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トンイ
ジャンル テレビドラマ、時代劇
脚本 キム・イヨン
監督 イ・ビョンフン
出演者 ハン・ヒョジュ
チ・ジニ
イ・ソヨン
ペ・スビン
チョン・ジニョン、他
時代設定 朝鮮時代中期
放送
放送局MBC
放送国・地域大韓民国の旗 韓国
放送枠MBC月火ドラマ
公式ウェブサイト
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トンイ
各種表記
ハングル 동이
漢字 同伊
発音 トンイ
英題 Dong Yi
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トンイ』(ハングル동이英語表記:Dong Yi、漢字同伊)は、MBC制作の17世紀後期から18世紀前期までの李氏朝鮮時代を舞台にした韓国テレビドラマ。全60話。

概要[編集]

宮廷女官チャングムの誓い』や『イ・サン』を手がけたイ・ビョンフン監督を務める。

身分制度が激しい李氏朝鮮時代で賤民として生まれたトンイを主人公に、宮中で繰り広げられる権力闘争や人間模様を描いた作品である。

また、トンイのモデルになった淑嬪崔氏の出自と家族構成においては、宮廷入りする前の資料は残っておらず、『トンイ』という名前も含め、大半がドラマにおけるフィクションである。

放送概要[編集]

韓国では、2010年3月22日から2010年10月12日までMBCで放送された。

日本では、同年に有料衛星放送KNTVに始まり、衛星劇場を経て、2011年4月10日から2012年6月17日までNHK BSプレミアムで毎週日曜21時00分に日本語吹き替え版で放送された[1]。地上波では2013年1月20日から2014年5月4日までNHK総合で毎週日曜23時00分から日本語吹き替え版が放送された[2]

民放では、2015年1月28日からテレビ東京で、2月17日からCBCテレビで、12月10日からBSジャパン2021年5月26日からBS日テレで放送が開始された。

あらすじ[編集]

時は17世紀後期の李氏朝鮮時代。ある湖畔で司憲府(サホンブ)の大司憲(テサホン。司憲府の最高官職)チャン・イクホン(イ・ジェヨン)が何者かによって深手を負わされ、のちに帰らぬ人となる。その事件の容疑者として、無実の罪を着せられた剣契(コムゲ。賤民の地下組織)の頭目チェ・ヒョウォン(チョン・ホジン)とその息子チェ・ドンジュ(チョン・ソンウン)は、真犯人を探る中で罠にはまってしまい捕縛、仲間の助けで逃げ出したが、殺されてしまう。その後、命からがら逃げ延びたヒョウォンの娘トンイ(キム・ユジョン)は、父と兄の無罪を証明するために、宮廷入りを決意する。数年後、掌楽院(チャンアグォン)の奴婢として宮廷で過ごしていたトンイ(ハン・ヒョジュ)は、ある事件の原因を調べていた最中に、同じく事件を調べていた粛宗(スクチョン)チ・ジニ)と出会う。

出演[編集]

主要人物[編集]

・()は日本語吹替え版、およびBD版、DVD版の声優。

本名:チェ・ドンイ。本作の主人公。明るく努力家で、正義感が強く、知性と行動力に溢れている。また、賎民の出身を隠すために偽名「チョン・ドンイ」を名乗っていた。幼少時は賎民の出身として貧しい幼少期を送っていたが、ある日国賊の汚名を着せられた父親や兄と死別する事となり、後にその冤罪を晴らすために宮廷入りする。その後、掌楽院の奴婢と監察府(カムチャルブ)女官を経て王である粛宗に見初められ[3]、承恩尚宮(スンウンサングン:正五品相当)から淑媛(スグォン、従四品相当)、淑儀(スギ、従二品相当)、淑嬪(スクピン、正一品相当)となる。その後は一人目の息子・永寿(ヨンス)を授かるが、程なくしてはしかにより失い、また同時期に再結成された剣契の存在に乗じた禧嬪らの策に嵌り、側室の位と名のみを残して宮中から追放される[4]。追放後は二人目の息子・昑(クム、のちの延礽君<ヨニングン>→英祖)を産み、それから6年もの間は育てながら守っていたが、ある夜に禧嬪(オクチョン)の母・尹氏のせいで私家が放火事件に遭い、その時に追放された日からずっと粛宗が自分たちのことを見守っていたことも知り、何があってもクムを守ると誓い、また粛宗からの願いもあって第46話で宮中に戻る。その後、禧嬪一派やチャン・ムヨルを始めとした新たな敵対勢力を相手取った熾烈な戦いを制し、最終回で粛宗や仁元王妃の説得さえも固辞して「父と兄と同じく貧しい者のために生き、その生き様を延礽君に見せたい」という固い決意と共に宮殿を離れ、民のために様々な場面で尽力した末に亡くなる[5]
李氏朝鮮第19代国王。女官のオクチョンを寵愛し、懐妊を機に承恩尚宮から正式な側室としたが、同時に王であることを隠している時にトンイと知り合い、以後は彼女に信頼を寄せるようになる。その後は王の責任として亡母の明聖大妃への毒殺を企てたとされる仁顕王妃を廃位にし、宮殿から追放した[6]。仁顕王妃の復位後はトンイを正式な側室に迎えて寵愛するが、トンイの出自や剣契(コムゲ)との関係が露見し、断腸の思いでトンイを宮中から追放した。その後もずっとトンイを見守り、賎民の子への食事会に紛れて宮殿に忍び込み、迷子になった王子クムと偶然出会い、わが子の成長に驚く。その後、尹氏が起こした放火事件をきっかけにトンイとクムの母子を宮中に戻し、以降は最終回までトンイらを支え続けた。
本名:張玉貞(チャン・オクチョン)。粛宗の側室。トンイとは幼少期の頃に出会うが、玉貞本人は気づいていない[7]。王の寵愛と信頼を受けて承恩尚宮から世子を生んで「禧嬪」となる。最初はトンイに対して才能を認めて監察府の女官に昇格させるが、トンイが側室となって子供が生まれると自身の息子である世子をひたすら守るべく、また粛宗への恋慕からトンイを恋敵且つ自分の立場を脅かす危険な存在として強い憎悪を抱くようになる。また、「何かを得ようとするなら全てを失う事になるだろう」という道士・金桓の言葉をきっかけに権力欲と野心に目覚め、自ら悪事に手を染めていく。その後、兄のヒジェらと結託してのトンイ殺害や自ら服毒して仁顕王妃及びその支持者たちに冤罪を着せて宮中から追い出し、王妃の座を奪ったが、奇跡の生還を果たしたトンイによって陰謀の全てが発覚し、王命により廃位され、処分も世子の母であることに免じて側室の称号・「嬪(ピン)」の位(正一品相当)への降格だけに留まった。降格後は復権を狙い、再結成された剣契の存在を知り、これに乗じた策略でトンイらを陥れることには成功するが、最終的にはトンイらの無実が証明されたことで失敗した。その後は仁顕王妃を呪詛したことやトンイらの殺害を命じたことなど自分たち一派の策略が露見したことで母や兄らと共に死罪となり、第55話で王命による毒殺刑によって死去する。
剣契朝鮮語版(コムゲ)のリーダー格。トンイからは「チョンスにいさん」、彼女の息子である延礽君(昑、クム)からは「伯父上」と呼ばれている。剣契が罠に嵌められた際に重傷を負い、トンイと離れ離れになってしまう。6年後は捕盗庁(ポドチョン)の仵作人(オジャギン:検死官)になり、後に武官となる。その後も右捕盗庁(ウポドチョン)の武官から内禁衛(ネグミ)軍官、内禁衛従事官(チョンサグァン、従六品相当)となるが、トンイの宮中からの追放に先立ち、絶海の孤島への流刑となる。その後、トンイが宮中に復帰するに伴って赦免され、義禁府都事(ウィグムブトサ、従五品相当)に任官する。最終回でソ・ヨンギの後を継ぐように内禁衛へ復帰し、宮廷で重きを成しており、延礽君が英祖として王位を継いだ頃には内禁衛将へと昇格する。その後はトンイを始めとした仲間たちと次々死に別れる中、トンイの墓を無償で守る賎民の少女と出会い、事のあらましを聞いたことで「その志があれば、尊い人に必ずなれる」と励ました[8]
左捕盗庁従事官(チャポドチョン チョンサグァン、従六品相当)、内禁衛将(ネグミジャン、正三品堂上から従二品相当。親衛隊の隊長職)。ヒョウォンが剣契のリーダーと判明して失望する一方で、幼い頃のトンイが発した父は無実だという言葉が気になっていた。宮廷で出会ったトンイの捜査能力を信頼しており、最初は彼女がヒョウォンの娘であることに気付かず、あることからそれに気付いたことで最初は嫌悪したが、チョンスの口から「親友を巻き込ませないように敢えて無実の罪を被った」という真実を知り、以降は励ますと共に支える存在となっていく。最終回で宮廷の官職を全て辞して野に下り、賎民が武官になるための教官となる。また、トンイから「とても明るくなった」と言われたことに対して「やはり宮廷は自分には合わない。一番大事なのは生まれよりも志」と爽やかな笑顔で答えた。
粛宗の継室。思慮深く、芯が強い性格である。また、トンイのことも何かと気に掛け、時には助言を施すなどトンイの理解者の一人になっている。禧嬪を始めとした南人派の策略によって粛宗の亡母・明聖大妃の毒殺を企てた罪を着せられ、粛宗の王命にて王妃の身分を剥奪された上で宮殿を追放された。その後、宮殿の外で質素な暮らしをしていたが、後にトンイらの尽力によって復位する。復位後は王妃としてトンイとクムを全力で支え、オクチョンたちから守ると誓うが、トンイの宮廷復帰後から持病である心臓病が急激に悪化し、世子が世継ぎを残せない体になっていた証拠を遺言としてトンイに教えた後に第49話で死去する。
監察府の尚宮(サングン)。明るい性格だが、そそっかしく、時折失言を発してはチョン尚宮やトンイにたしなめられている。同格の尚宮である鄭綺麗と行動を共にすることが多い。料理は下手(第44話)。トンイが承恩尚宮となると他の女官や尚宮が嫌がる中で自らトンイ付きの尚宮(正五品相当)になり、第44話でのトンイ追放の際にもエジョンと共に同行し、最終回でもトンイに付き従って宮殿を後にするなどして最後まで支え続けた。
監察府の女官。大柄で、力持ちなことをコンプレックスにしているため、男呼ばわりされるのを嫌う。ポン尚宮と丁々発止のやり取りをしつつもトンイを健気に支え続ける。その後、トンイが承恩尚宮となるとポン尚宮と共にトンイ付きの女官になり、第44話ではポン尚宮と共にトンイの追放にも同行する。追放後は間もなく誕生したクムの世話役となり、クムが世弟となって淑嬪が宮殿を出ると同時にクム付きの尚宮(正五品相当)に昇格する。
禧嬪の兄で、南人派である右捕盗庁従事官(ウポドチョン チョンサグァン、従六品相当)。表裏の激しい性格で、かなりの女好きである。特徴的なもみ上げと口ひげを生やしている。妹を王妃にして自身も権力を手に入れるべくあらゆる陰謀に手を染めるが、いつもトンイに阻止されるため、彼女を敵対視している。右捕盗庁の大将(テジャン、従二品相当)に昇進するものの、妹の悪事が露見したことでそれに加担していたことも知られ、礼賓寺正(イエビンシジョン、正三品相当)に降格する。その後、第38話で流刑となったが、私財を投げ打って貧民を救う活動が認められたことで赦免され、第42話で宮廷に復帰する。その後は張禧嬪と共に仁顕王妃を殺害しようとする謀議やトンイらの殺害の企てなどが発覚し、結局は第55話で母や妹と共に死罪となる[9]
粛宗の母。玉貞を憎悪しており、王妃にすることを度々反対していた。西人派を後ろ盾に政治の実権を握るが、野心をむき出しにした張希載によって毒を盛られ、第20話で死去する。
希載と玉貞の母。玉貞と世子の地位の安定のため、心配してなにかと独自に手を回しては「余計な真似をしないで下さい」と玉貞に叱責されている。第55話で独断でゴロツキを雇ってトンイの私邸に火をつけたことや藁人形で仁顕王妃を呪詛したことが発覚して捕まり、子供らと共に死罪となる。
道士。トンイとオクチョンを天乙貴人(チョヌルキイン)の運勢の持ち主と予言するが、全てを得られると思い込んでいたオクチョンに「何かを得ようとするなら全てを失う」と諫言したことで彼女の怒りと野心を目覚めさせてしまう。
平壌(ピョンヤン)の妓生(キーセン)。掌楽院(チャンアグォン)に出入りをすることが多く、またトンイの兄・トンジュに思いを寄せていた。宮廷に入りたかったトンイをファンに紹介し、ケドラを預かって都を出る。トンイとウィジュで再会後は共に都に戻り、何くれとなく協力すると共に援助する。また、トンジュの死後は彼が使っていた遺品の奚琴(ヘグム:韓国の擦弦楽器)を密かに持ち出して大切に保管しており、都に戻った後にこれをトンイに託した。
第46話より登場。かつて朝廷の派閥争いを嫌い、在野(公職に就かず民間にいること)で学問に没頭しており、しばらく朝廷とは疎遠になっていたが、トンイから延礽君(クム)の師匠にとの依頼を受ける。その後、当初は断るが、彼女の機転からクムと過ごす日々を送ることになったことで根負けして師匠となり、その後の君王の教育に大きな役割を果たす。最終回でも延礽君に宮廷を出た母親の活躍ぶりと民を慈しむ真心を見せ、「今日の事は絶対忘れず、胸に刻みつけるのです」と君主として真に必要な事を教えた。

朝廷[編集]

南人派および少論派[編集]

南人派の指導者。漢城府左尹(ハンソンブチャユン、従二品相当)、議政府左議政(ウィジョンブチャウィジョン、正一品相当)を歴任している。劣勢の南人派を優位に導くために同じ南人派の大司憲チャン・イクホンを殺害し、またソ・ヨンギの父親である徐政護殺害の罪をトンイの父ヒョウォンや兄のトンジュを始めとした剣契達に着せるなど手段を選ばずに陰謀を企てて西人勢力の転覆を狙い、南人として玉貞の入宮を後押しして権勢を強めたが、仁顕王后復位の際に弾劾されて免職する。その後、第42話で大司憲殺害の件を問われ、張希載の嘘の進言で都を離れようとしたが、山中で護衛を装っていた張武烈の刺客に襲撃され、剣契殲滅に利用される形で殺害される。
オ・テソクの弟。太っ腹で、荒い性格である。また、一族に対する自尊心は強いが、無能なためあまり出世させてもらえない。音変(ウンピョン)事件後は掌楽院副提調(チャンアグォンプジェジョ、正三品相当)に就任する。第38話で張希載や呉潤らと共に流刑になる。その後、張希載と同様に私財を投げ打って赦免されたが、宮廷には復帰できなかった。その後は息子のオ・ホヤンが殺されかけたことを知り、独自で犯人を見つけ出し、その犯人から黒幕が玉貞の母であるユン氏であることを聞かされると怒りを露わにし、事実をチョンスらに伝えた。
呉太錫の甥で、南人派の核心人物。かつては漢城府庶尹(ハンソンブソユン、従四品相当)、義禁府経歴(ウィグムブキョンニェク、従四品相当)、義禁府同知義禁府事(ウィグムブトンジウィグンブサ、従二位相当)を歴任していた。第38話で内禁衛に捕らえられて免職の上で流刑になり、都に戻る事も出来ずにそのまま姿を消す。
オ・ユンの従兄弟で、オ・テソクとオ・ユンの命令を直接遂行する行動大将。義禁府都事(ウィグムブトサ、従六品相当)になるが、第38話で内禁衛に捕らえられ、免職の上に流刑になった。
第39話より登場した張益憲(チャン・イクホン)の息子。かなりの策略家で、オクチョンからは「抜かりのない信頼できる部下」、剣契からは「切れ者」と称されていた。元は暗行御史だったが、王命により漢城府庶尹(ハンソンブソユン、従四品相当)になり、後に兵曹参判(ピョンジョチャムパン、従二品相当)となる。オクチョンと協力関係を結んで父を殺害したオ・テソクを暗殺して仇討ちを果たし、更にこれを剣契の罪に仕立て上げ、トンイに仕える者達やチョンスを捕えて利用する。その後、禧嬪に協力するも彼女らの不穏な動きを察知し、世子の秘密を知る医女をひと足早く捕えてその秘密を聞き出したことで禧嬪一派に不信を募らせるようになり、以降はトンイに近づいて世子の秘密を公表するよう助言したり、医女の身柄をチョンスらに引き渡したり、南人派に秘密を漏らしたりと独自に動くようになる。その後、禧嬪一派が刑死した後は仁元王后に取り入ってトンイらの排除を画策するが、第59話でこれまでの計画が発覚したことで捕まり、王室を冒涜した大罪によって獄門刑にされた。
かつての司憲府大司憲(サホンブテサホン、従二品相当)で、チャン・ムヨルの父親。第1話の冒頭での上で釣りをしていたが、オ・テソクとオクチョンの陰謀により重傷を負わされて舟から転落し、そのまま川に流される。その後、流れ着いた先でトンイに謎の手信号を残して彼女が兵を呼びに行っている間に息絶える。
仁元(イヌォン)王妃の父で、世子を擁護する少論の重臣。
議政府右議政(ウィジョンブウウィジョン、正一品相当)で、少論派の中心的人物。最初はオクチョンに協力するが、世子が病気だと知った後はオクチョンを裏切る。その後、チャン・ムヨルに協力したことで第59話で流刑の上、毒殺刑となる。
兵曹判書(ピョンジョパンソ、正二品相当)。

西人派および老論派[編集]

西人派で、王命の伝達と王への報告を行う承政院(スンジョンウォン)の承旨(スンジ)の長(正三品堂上相当)。劇中では主に都承旨(トスンジ)と呼ばれる。
西人派のリーダー。兵曹判書(ピョンジョパンソ、正二品相当)。粛宗即位後は利き腕になって王権確立に大きい功を立てるが、南人派を陥れるために様々な策を講じ、オクチョンを密かに陥れる画策を行う。その後、仁顕王妃が失脚して南人の勢力が拡大すると、西人復権を目指して奔走した。その後は、トンイの息子の延礽君(ヨニングン)を支持する党派の老論派の領袖となる。
西人派。義州に流刑されている間に都を脱出したトンイと偶然出会って助け、その後も度々サポートした。その後、官吏として復帰し、司憲府持平(サホンブチピョン、正五品相当)となるが、後に司憲府執義(サホンブチビ、従三品相当)に昇格後は老論派の中心人物になる。

監察府(カムチャルブ)[編集]

監察府(カムチャルブ)の尚宮(サングン、正五品相当)。トンイの能力を認めており、トンイが監察府に入ってからは厳しく指導をしつつもトンイを暖かく見守るなどトンイの理解者の一人となる。その後、トンイが承恩尚宮になってからも彼女を惜しむことなく最後まで助ける。また、第38話で最高尚宮(チェゴサングン)へ昇格した。
監察府の女官。筆跡鑑定で右に出るものはいない。初めは機転の利くトンイに厳しく接するが、正義感から徐々にトンイを助ける存在となる。その後、第38話で尚宮(正五品相当)へ昇格する。
  • 劉米来(ユ・ミレ):イム・ソンミン(声:野沢由香里
監察府の尚宮。規則を重んじ、また能力も備えている。監察府全体を掌握する権力を持っていたが、トンイを追い出そうと規則に則らない試験を実施したことで企みが発覚し、結果としてその権力を一部失う。その後、禧嬪に取り入って最高尚宮に昇格するが、王妃となった玉貞の指示を忠実に守って悪事に手を貸したために捕らえられ、それでもトンイの寛大な処置によって一般の尚宮への降格処分だけで留まったことで改心した。その後は禧嬪に取り入っていた時に築いた人脈を活かし、チャン・ヒジェらから巧みに情報を引き出すなどして活躍する。また、監察府でもチョン尚宮を情報面でサポートして行くなどトンイらの心強い仲間となる。
監察府の女官。トンイを嫌っており、なにかと邪険に扱っている。徐々にユ尚宮の腹心となり、悪事に手を染めるが、第38話でユ尚宮と共に捕まる。その後、最下級の内人に降格されるという形で許され、以降は改心してトンイの味方になる。
監察府の女官で、ユ尚宮の部下。いつのまにか出演しなくなる。
監察府の女官。第13話で解任された最高尚宮の後任として連れて来られ、程なくしてシビと共にユ尚宮に取り入った為に第38話で捕まるが、最下級の内人に降格されるという形で許され、以降は改心してトンイの味方になる。

掌楽院(チャンアグォン)[編集]

掌楽院の長官(正三品相当)で、掌楽院の現場の責任者。
掌楽院典音(チャンアグォンチョンウム、正八品相当)で、掌楽院で楽工と楽師を管理する官員。すべてに厳格で、自己管理が透徹する。
オ・テプンの息子で、南人派でもある掌楽院の次官である僉正(チョムジョン、従四品相当)。トンイのことが気になっており、度々追い掛け回している。第38話で父親らと共に流刑になる。その後、赦免されたが、宮廷には復帰できなかった上、第48話でユン氏の手下にトンイの私邸の火事の犯人の濡れ衣を着せられて殺されそうになるところでチョンスに助けられる。
楽師のまとめ役。掌楽院直長(チァンアグォンチクチャン、従七品相当)から主簿(チュブ、従六品相当)、僉正(チョムジョン、従四品相当)と昇進し、ソリに頼まれてトンイを掌楽院の奴婢にする。その後、トンイを初めは目障りに思い、度々頭を悩ませていたが、徐々にトンイを支える存在となっていく。
掌楽院の楽師。気は小さく、頼りないが、トンイを妹のように可愛がっている。また、エジョンに酷い目に遭わされることもしばしばであるが、トンイと同じくチョンスを「にいさん」と慕う。

王族[編集]

オクチョンの息子で、王位後継者(後の20代国王景宗(キョンジョン))。大人顔負けの学術を修めるなど聡明で、性格も思いやり深く温和であり、王宮にやってきた腹違いの弟であるクムを可愛がり、クムからも兄として敬愛されている。不妊であることが発覚し、それにより自身の病が原因で母を始めとするチャン一族が罪を犯した上にそれが暴かれて悉く刑死した後は深く心を閉ざしてしまい、以降は慈しんでいた異母弟クムすら一時拒絶するが、変わらずに支えるクムとトンイの真心に触れて行くことで和解した。最終回ではクムを残して王宮を去るトンイに感謝の意を述べ、兄としてクムを必ず守ると誓った。
トンイの二人目の息子で、王子(後の21代国王英祖<ヨンジョ>)。誇りが高く、自らを王族と名乗るなど名付け親は粛宗であり、「昑(クム)」とは明るい光という意味である。7歳でかつて雲鶴(ウナク)の弟子だったソ・ジョンジェの娘ヘインと結婚して「大学」「中庸」を独学で修めるなど幼くして頭角を現し、「神童」と謳われるようになる。最終回の最後で第21代国王・英祖として王位を継ぐ。即位後、既に故人となっていた母の墓を訪れ、夢の中で叱られたことを伯父・チョンスに打ち明け、民のための王となることを改めて母の墓前に誓う。
  • 永寿(ヨンス)   
トンイの一人目の息子で、王子。名付け親は粛宗であり、長生き出来るように「永寿(ヨンス)」と名付けられている。皮肉にも産まれてから程なくしてはしかに掛かり、夭折してしまう[10]
金柱臣(キム・ジュシン)の娘で、西人派である王妃亡き後にやってきた粛宗の3番目の正妃。心正しく慈悲深いが、思い込みが激しく融通が利かない面がある。チャン・ムヨルの巧みな話術と宮中の噂からトンイ母子がユンから世子の座を奪おうとしていると信じ込み、トンイらを敵視して王宮から追い出そうと画策するが、その聡明さからチャン・ムヨルの言葉に違和感を感じ始め、最後はトンイの助言を信じることで世子暗殺未遂事件をでっち上げてトンイを窮地に追いやろうとしていたチャン・ムヨルの企みを看破した。その後はトンイの真心を理解して互いに和解し、世子と延礽君どちらも守りたいというトンイの思いを理解した上で延礽君を自分の養子として世弟(セジェ:世子の弟)にすることでそれに応えた。
第五十六回から登場した英祖の正室。

剣契(コムゲ)[編集]

トンイの幼馴染。幼少の頃はヤックァ絡みで誘拐されたり、トンイに嗾けられて肥溜めの汁を父親に飲まされるなど散々な目に遭う。その後、都を出る際にトンイに「大人になったらまた会おう」と再会を誓うが、後に再結成した剣契の頭目となり、殺された父と剣契の仇を討つために両班を殺害し続ける。その後はトンイが王の側室であると知らずに殺害を謀り、その最中で再会したチョンスから全てを聞かされたことで愕然とし、決行を止めるために駆けつけたことで事無きは得たものの、最終的にはチャン・ムヨルとチャン・ヒジェが仕組んだ罠に嵌まって重傷を負わされる。その後、ソリの店へ重傷の状態で逃げ込むが、この行動がトンイがヒョウォンの娘だと粛宗の目の前で発覚してしまうというきっかけを作った。その後は牢屋の中で「また賎民に生まれ変わっても、この国が良くならなければまた剣を手にとって同じ事をする」と宣言し、同時にトンイの父・ヒョウォンが濡れ衣を着せられて殺されたことを粛宗に明かしたが、第44話で両班連続殺人の罪により斬首刑に処される。
ドンジュとトンイの父。仵作人。剣契朝鮮語版の頭目。優れた事件解決能力を持っていた。朝廷の重臣殺しの冤罪を着せられ、捕まって罪人として息子・ドンジュと共に護送される所を脱走するが、矢を受けて帰らぬ人となる[11]
トンイの兄。掌楽院の楽師。罪人として父親と共に殺害された[12]

捕盗庁(ポドチョン)[編集]

ソ・ヨンギの部下。陽気な性格で、おっちょこちょいだが、物事に真摯に取り組んでいる。
ソ・ヨンギの部下。任務に忠実で、信望も厚い。
ソ・ヨンギの父で、弘文館副提学(ホンムングァンプジェハク、正三品相当)。ソ・ヨンギの話を聞いて粛宗に進言にいく道中でオクチョンやオ・テソクの陰謀により部下共々殺害された[13]

その他[編集]

粛宗付の内官で、尚膳(サンソン、従二品相当)である内侍府(ネシブ:王室の身の回りの世話をする部署)の長官。トンイの事でやきもきする粛宗をさりげなく彼女の住まいに誘導したり、真面目な口調でからかってみたりなど意外にお茶目な一面も持っている。トンイの理解者の一人として彼女と粛宗、双方の苦しみを誰よりも知っており、それ故に第44話でのトンイ追放後は独断且つ強引に粛宗を彼女の住まいに連れて行った。
呉太豊の妻。頻繁に会うユン氏を敵視する。
明聖大妃付の尚宮。
仁顕王妃付の尚宮。王妃が廃位されて宮廷を追い出された際や復位して戻ってきた時もチョングムと共に同行し、王妃の最期の時まで仕えた。
禧嬪付の尚宮。
禧嬪付の女官。いわゆるスパイ活動を行う。
仁顕王妃付の女官。
チャン・ヒジェの部下。第20話で王妃の冤罪を晴らそうと調査していたトンイを拉致して始末しようとするが、逆にチョンスに殺される。

スタッフ[編集]

音楽[編集]

オリジナル・サウンド・トラック[編集]

日本版[編集]

オリジナル・サウンド・トラック[編集]

  • 『「トンイ」オリジナル・サウンド・トラック』 (2013年8月21日発売。ポニーキャニオン PCCA-03850)
    1. 「Overture」 - 作曲:イム・セヒョン
    2. 「靑雲祭」(オープニング曲) - 作曲:イム・セヒョン
    3. 「天崖至睋」[14](チョネジア) - 作詞、作曲:イム・セヒョン、歌:チャン・ナラ
    4. 「戀戀」 - 作曲:イム・セヒョン
    5. 「Red Wind」 - 作曲:イム・セヒョン
    6. 「Dusky Eyes」 - 作曲:イム・セヒョン
    7. 「愛別離」 - 作詞、作曲:イム・セヒョン、歌:イム・ヒョンジュ
    8. 「Longing」 - 作曲:イム・セヒョン
    9. 「風のあと」 - 作曲:イム・セヒョン
    10. 「花酔い」 - 作曲:イム・セヒョン
    11. 「愛月浪」 - 作詞、作曲:イム・セヒョン、歌:チャン・ユンジョン
    12. 「念海」 - 作曲:イム・セヒョン
    13. 「断崖」 - 作曲:イム・セヒョン
    14. 「花聯堂」 - 作曲:イム・セヒョン
    15. 「イェオラジ」 - 作詞、作曲:イム・セヒョン、歌:イム・セヒョン
    16. 「明賢」 - 作曲:イム・セヒョン
    17. 「The Returns of Destiny」 - 作曲:イム・セヒョン
    18. 「芙蓉花」(エンディング曲) - 作詞、作曲:イム・セヒョン、歌:合唱

カバー[編集]

台湾版[編集]

  • 「天后」(GTVテーマソング。マレーシア2009年のヒット曲) - 作詞、作曲:彭學斌、歌手:陳勢安(アンドリュー・タン)
  • 「情歌沒有告訴你」(GTVエンディングソング 1。2010年12月24日発売) - 作詞:李焯雄 作曲:饒善強、歌手:梁靜茹
  • 「你會不會」(GTVエンディングソング 2) - 作詞:李焯雄、作曲:宇珩、歌手:梁靜茹

香港版[編集]

  • 「大愛感動」(Hong Kong i-Cable Entertainment テーマソング) - 作詞:Adrian Chow、作曲:Cousin Fung 、歌手:謝安琪(ケイ・チェー)
  • 「妳不需要認」(Hong Kong i-Cable Entertainment サブテーマソング) - 作詞:Cheng Kam Fu 、歌手:謝安琪

脚注[編集]

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  1. ^ その後、2013年1月19日から2014年5月3日まで同NHK BSプレミアムで毎週土曜8時30分に日本語吹き替え版が再放送された。
  2. ^ NHKのBSプレミアムで放送されたものと全く同じものである。なお、2014年2月9日、16日、23日はソチオリンピック開催のため休止となっている(但し、それ以前にも単発的に休止にはなっていた)。
  3. ^ 音変(ウムビョン)騒動の際に出会って以来、粛宗とは身分を超えた信頼関係と愛情で結ばれている。
  4. ^ その際に当初の目的であった父親の冤罪を晴らしている。
  5. ^ ただし、自身の墓を無償で守る賎民が現れるなど、その伝説は民に広く知れ渡ることとなる。
  6. ^ 大妃を殺した疑惑はオクチョン側にも向けられており、秘かに真相を突き止めようとしていた最中の苦渋の決断だったために後悔すると同時に元王妃への思いも残っていた。
  7. ^ 第42話において張武烈からの報告と当時のトンイの人相書きを見て気づいた。
  8. ^ その少女が奇しくもトンイの名を継いでいたことは知らなかった。
  9. ^ しかし、罪が発覚した際に母が独断で追放中のトンイの屋敷に放火したことには仰天していた。
  10. ^ これがトンイが宮中から出て行く切っ掛けとなってしまう。
  11. ^ トンイの追放の際に無罪が証明された。
  12. ^ トンイの追放の際に無罪が証明されており、また掌楽院の人々が死を悼む場面が見受けられた。
  13. ^ その罪は、ヒョウォンやトンジュを始めとした剣契達に着せられた。
  14. ^ a b c 正しくは「天涯之我」。意味を成さない同音の漢字が当てられている。

関連項目 [編集]

外部リンク[編集]

NHK BSプレミアム 日曜21時台枠
前番組 番組名 次番組
イ・サン
(2009年8月2日 - 2011年2月13日)
※ここまでNHK BS2で放送
トンイ
(2011年4月10日 - 2012年6月17日)
王女の男
(2012年7月8日 - 12月30日)
※総集編を含む
NHK総合 日曜23時台枠
イ・サン
(2011年4月3日 - 2013年1月13日)
トンイ
(2013年1月20日 - 2014年5月4日)
※ここまで韓国歴史ドラマ枠
ダウントン・アビー
華麗なる英国貴族の館

(第1シーズン)
(2014年5月11日 - 6月22日)
テレビ大阪 平日12時台枠
オクニョ 運命の女
(2020年12月8日 - 2021年2月25日)
トンイ
(2021年2月25日 - )
未定