シュメール人

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シュメール人 (Sumerian、黒頭人) はかつてメソポタミアに存在した人達の事を指す[1]

シュメール人[編集]

「シュメール人」をどのような存在と定義するか、という問題への解答は近年大きく変化している。

20世紀にはシュメール人という民族の存在がしばしば想定されていたが、現代では「シュメール人」という単一のアイデンティティを持った1つの集団が存在したわけではないと考えられている。

大英博物館版『古代オリエント事典』では「『シュメール』文化とは前3000年紀にメソポタミア南部で展開していた過程そのものであり、シュメール語の使用ということで定義することができ、『シュメール人』とはその文化に参加していた人々のことである」と定義されている。また、この時代の南メソポタミアで排他的にシュメール語のみが使用されていたというわけでもない。

「シュメール文化」が展開する最初期から南部メソポタミアはセム語アッカド語)とのバイリンガル地帯であり、アッカド語の名前を持つ親が子供にシュメール語の名前をつけることもあり、またその逆の例も存在する。

「シュメール人」たちが単一のアイデンティティを持った1つの集団であったわけではなく、「シュメール人」という用語が現代の学術的概念であることに注意が必要である。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

シュメール人』 - コトバンク

脚注[編集]

  1. ^ https://waseda.repo.nii.ac.jp/%3Faction%3Drepository_action_common_download%26item_id%3D1184%26item_no%3D1%26attribute_id%3D162%26file_no%3D1