トークン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

トークン (token) は、

  • プログラミング言語など(における広義の構文解析)で「トークン」と呼ばれるもの(「字句」の記事や字句解析#トークンを参照)は、ソースコード中の文字の並び中の、1個ないし複数個の文字から成る文字列で、キーワードや識別子や演算子やリテラルとして意味を成す最小単位となっているもの、である。
  • 分析哲学で「タイプ」との対比で使われる概念。あるタイプのものの集合(たとえば「カローラというタイプの車の集合)を構成する個々のもの(「個々のカローラ」)がトークンである。
  • 通信規約ではLANの物理層およびデータリンク層の規格の一つ、トークンリング(Token Ring) における概念。
  • 硬貨の代わりに用いられる代用貨幣のこと。
    • 交通の分野では、コイン乗車券として用いられており、主に海外の地下鉄で利用されている。自動改札機に使用するために導入されたものであるが、近年は台北捷運バンコク・メトロなどICタイプが増えている。鉄道で主に利用されているが、韓国では路線バスにも利用されていた(運賃箱に両替機能がなかったため、あらかじめバス停付近に設置された売店で購入して使用)。ブラジルクリチバの市バスでも乗車券(Vale transporte)として使用されていたが、近年は他のブラジル都市と同様にICカード形乗車券に代わられている。
    • ブラジルの公衆電話ゲームセンターなどでは、以前インフレが激しかったために多種なトークンが使用されていた。現在公衆電話は既にテレホンカードに代わられたが、ゲームセンターは各店オリジナルのトークンを使用している。入口のカウンターで必要枚数を購入し、ゲーム機のコイン投入口は各店のトークンの形に合わせて改造されている。
    • トレーディングカードゲームにおいて、カードの効果によって生み出された手駒(クリーチャー、ユニット、モンスター等)を示す目印のこと。またゲーム内では、それらが示す“カードではない手駒”そのものもトークンと呼ばれる[要出典]
  • 1974年にF1に参戦していたコンストラクター。トークン (F1)を参照[要出典]
  • 紀元前8000年頃から紀元前3000年までメソポタミアの地層から出土する直径が1cm前後の粘土で作られたさまざまな形状の物体のこと。物品の商取引や管理に用いられていたと想定される。近年ではフランス人考古学者デニス・シュマント・ベッセラ英語版(Denise Schmandt‐Besserat)が世界最古の文字であるウルク古拙文字の発生の起源をトークンに求めた「トークン仮説」で知られるようになった。