アポイ岳
| アポイ岳 | |
|---|---|
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様似町市街地とアポイ岳 | |
| 標高 | 810.5 m |
| 所在地 |
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| 位置 |
北緯42度06分28秒 東経143度01分32秒座標: 北緯42度06分28秒 東経143度01分32秒 |
| 山系 | 日高山脈 |
| アポイ岳 | |
アポイ岳(アポイだけ)は、北海道様似郡様似町かつ日高山脈支稜線西南端に位置し、一等三角点(点名「冬島」)で標高810.5mの山である。
概要[編集]
山が「幌満橄欖岩」と呼ばれているかんらん岩でできており、特殊な自然体系となっていることから、1952年に高山植物帯が「アポイ岳高山植物群落」として国の特別天然記念物に指定された。1981年には日高山脈襟裳国定公園の特別保護区となった。標高が低いわりに、特殊な岩体のため森林が発達せず、「蛇紋岩植物」が生育する高山植物の宝庫として有名である。花の百名山となっている。
ヒダカソウなどの固有種の存在が知られていたが、1990年代に大規模な盗掘があり植物相に大きなダメージが生じている。このことから地元ボランティアが盗掘の防止を呼び掛けるキャンペーンを行うなど監視活動を行っている[1]。
山名の由来[編集]
地名の由来はアイヌ語の「アペオイ( ape-o-i)」(火・ある・ところ)とされるが、古くに語義が忘れられており、定かではない[2]。
アポイ岳にある「火魂之碑」では以下の伝説を紹介している。
その昔、先住民達が「カムイ」(神)を祀る神聖な山「アポイ岳」で、大火を焚いて主要食糧であった鹿の豊猟を祈ったところ、以後豊猟が続いたという。往時を偲び、豊漁・豊作を祈願してアポイの火まつりは、この地でご神火をいただき、エンルム岬にうつして火文字を描き盛大に行われる。この碑はアポイの火まつり発祥の地として古く豊猟を祈った跡に建てられたものである。建立昭和55年5月吉日アポイの火まつり実行委員会
アポイ岳ジオパーク[編集]
アポイ岳を含む様似町域は、アポイ岳ジオパークというジオパークである。2008年(平成20年)12月に日本ジオパークとして認定され、その後2015年(平成27年)9月には世界ジオパークとしても認定された[3]。同年11月には世界ジオパークが国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の正式事業となった[4]。
「アポイ岳と高山植物群落」として日本の地質百選にも認定されている。
2013年4月13日にはアポイ岳ジオパークビジターセンターが開館した[5]。
幸せをもたらすアポイの鐘[編集]
この鐘は、1979年10月20日に様似町平宇沖500メートルで座礁し、呉漢虎船長以下47名の乗組員が全員救助された中国貨物船、英山号(836トン)の警鐘及び時鐘である。
参考文献[編集]
- 横山光「洞爺湖有珠山ジオパーク・アポイ岳ジオパーク」、『RikaTan(理科の探検)』第4巻第7号、文一総合出版、2010年7月、 14-16頁。
- 梅沢俊、菅原靖彦『北海道夏山ガイド4 日高山脈の山々』北海道新聞社、2007年
近隣の山[編集]
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ “高山植物、盗掘しないで アポイ岳保全対策協 登山口で啓発”. 北海道新聞 (2018年6月17日). 2018年6月18日閲覧。
- ^ “アイヌ語地名リスト ア~イチ P1-10”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
- ^ “北海道のアポイ岳、世界ジオパークに認定 国内8カ所目”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2015年9月19日) 2015年9月19日閲覧。
- ^ 日本ジオパークネットワーク (2015年11月17日). “世界ジオパークのユネスコ正式事業化にかかる記者発表” (日本語). 2017年9月14日閲覧。
- ^ “アポイ岳、学ぶ入り口 北海道・ジオパークセンター”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2013年4月14日). オリジナルの2013年4月14日時点によるアーカイブ。 2017年9月14日閲覧。
外部リンク[編集]
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