アジアリーグアイスホッケー

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アジアリーグアイスホッケー
競技 アイスホッケー
創立 2003年
代表 田尻邦夫[1]
参加チーム 9
中華人民共和国の旗 中国
日本の旗 日本
韓国の旗 韓国
ロシアの旗 ロシア
大陸 東アジア
前回優勝 アニャンハルラ(3回目)
最多優勝 日本製紙クレインズ(4回)
テレビ局 JPN: Ex Sports
KOR: SBS ESPN
公式サイト alhockey.com

アジアリーグアイスホッケー日本中華人民共和国大韓民国ロシア連邦(極東地域)の4カ国のアイスホッケー連盟が参加して行うクラブチームの国際リーグ戦である。

試合[編集]

アジアリーグは一試合あたり20分×3ピリオドで二チームが対戦する。ピリオド間のインターバルは15分である[2]。テレビ放送契約を行っているチームもあるが、NHLのようにTVタイムアウトはない。60分の試合終了時点で得点の多いチームが勝ちである。この時点で引き分けの場合、さらに5分の延長戦を行う。延長戦はゴールキーパー以外で各チーム4人のプレイヤーがプレーできる。延長戦が終わっても引き分けの場合は、各チーム3人ずつでシュートアウトを、チームのゴール数に決着が着くまで行う[3]。2008–09シーズン以前はシュートアウトは行わず、この段階で引き分けとしていた。プレーオフでは、シュートアウトを行わず、どちらかのチームが先制した時点で終了の20分の延長戦を繰り返し行う。

シーズン[編集]

アジアリーグのシーズンは三つに分けることができる。晩夏から初秋にかけてトレーニングキャンプとプレシーズン試合を行う。次に数ヶ月間のレギュラーシーズンが始まる。これはシーズンごとのスケジュールによって日程が異なる。最後にレギュラーシーズンの成績上位のチームがポストシーズンのプレーオフに進むことができる。プレーオフは勝ち抜きトーナメント戦で、各ラウンドを"規定勝ち数先取(いわゆる番勝負)"方式で決着を着ける。最後まで勝ち残ったチームがそのシーズンの優勝となる。

レギュラーシーズンはアジアリーグが開催されるほとんど毎シーズン変更される。最初のフルシーズンは各チームが他の全チームと6回あたる直近二回のシーズンを反映している。チーム数が年度ごとに変わっていたため、最初の二、三年はアンバランスであったスケジュールを毎年調整してきた。現在のスケジュールでは、全てのチームは三試合ずつ交代で相手チームや自分たちのチームのホームリンク回りながら試合を行う。移動回数を最小化するために、別の国で試合があるときは二週間滞在して、滞在国のチームと連続でアウェイを闘うが、中国がホームのチームは1つのみのため中国への遠征は各チーム一週間となる。日本での試合の場合、クレインズとイーグルスはホームリンクが近いため、アウェイのチームはこれらのチームと連続して闘い、次にブレイズとバックスとの試合が順に回ってくる[4]

レギュラーリーグの順位は勝ち点によって決められる。規定時間60分で勝ったチームは勝ち点3を得ることができる。その時点で引き分けの場合は両チームに勝ち点1が与えられ、延長やシュートアウトで勝ったチームには追加の勝ち点が与えられるが、負けても減点はない[3]

レギュラーシーズンが終わった時点で最も勝ち点の多いチームがレギュラーシーズンの優勝となる。レギュラーシーズンとポストシーズン(プレーオフ)の間にはこれまでは数週間の試合中断期間が取られてきた。レギュラーシーズンと同じく、プレーオフの方式も年度ごとに変わってきた。詳細は#年度ごとの大会を参照のこと。レギュラーシーズンが終わるとプレーオフのスケジュールが策定される。プレーオフの各ラウンドで、レギュラーシーズンの上位チームはホームリンクでの試合が多くなる利点を受けることができる[3]

表彰[編集]

優勝チームには優勝トロフィーと金メダルが送られる。

アジアリーグではシーズンごとに優勝トロフィーの他に幾つかの表彰を行っている。2008–09シーズン以前はプレーオフ後に表彰が行われていたが、それ以降ではレギュラーシーズンとプレーオフの間の期間に表彰が行われる。表彰内容は最優秀選手、新人王、ベストゴーリー、ベストオフェンシブDF、ベストディフェンシブDF、ベストオフェンシブFW、ベストディフェンシブFW、ベストプレーメイキング、ベストホッケータウン、それにポイントランキングの最多得点、最多アシスト、最多ポイント、および優秀セーブ率GKの賞がある。ベストホッケータウン賞以外の賞は組織または個人がスポンサーである[5]

チーム[編集]

アジアリーグ発足初期には12チームに拡大することが構想されていた[6]が、いくつかのチームは財政難のために実現できなかった。2015–16シーズンの参戦は9チーム(日本4チーム、韓国3チーム、中国1チーム、ロシア1チーム)である。

参加チームの変遷[編集]

歴代優勝チーム[編集]

シーズン チーム
2003–04 日本製紙クレインズ
2004–05 コクド
2005–06 コクド
2006–07 日本製紙クレインズ
2007–08 王子製紙
2008–09 日本製紙クレインズ
2009–10 アニャンハルラ
2010–11 東北フリーブレイズ
アニャンハルラ
2011–12 王子イーグルス
2012–13 東北フリーブレイズ
2013–14 日本製紙クレインズ
2014–15 東北フリーブレイズ
2015–16 アニャンハルラ

大会方式の変遷[編集]

2015-2016シーズン現在は、以下の通りである。

  • レギュラーリーグ: 9チームによる6回戦総当たり(1チーム48試合)のリーグ戦。
  • プレーオフにはレギュラーリーグの上位6チームが出場。
  • プレーオフはファーストラウンド(レギュラーリーグ3位対6位、4位対5位)のみ3戦2勝制。セミファイナルとファイナルは5戦3勝制。

外国籍選手枠[編集]

アジアリーグはアジア地域のホッケー振興のために行われる。チームのレベルが拮抗してチームが競い合い向上するよう、アジア以外からの外国人の加入はリーグ規定で定める少人数に限られる。この枠で優秀な選手を獲得すれば、よりリーグのレベルが高まり参加選手のスキル向上にもつながる。

2015-2016シーズン現在では各チームの外国人枠は一律3人である。過去においては各チームの実力を加味してその都度人数が定められていた(下記参照)。

NHL出身の選手は、グレッグ・パークス (en), エサ・ティッカネン (en), クリス・リンドバーグ (en), タービス・ハンセン (en), ショーン・ポディーン (en), ジェイソン・ポドーラン (en), デレク・プラント (en), スティーブ・マッケンナ (en), ジャロット・スカルディー (en), ジョエル・パーピック (en), タイソン・ナッシュ (en), ジェイミー・マクレナン (en), シェーン・エンディコット (en), ウェイド・ フラハティ (en), ケリー・フェアチャイルド (en), ブラッド・ティリー (en), リカルド・パーソン (en), ブライアン・ヤング (en), クロード・ルミュー (en), ブラッド・ファスト (en), リック・ジャックマン (en) そしてコール・ジャレット (en)などがいる。

年度ごとの大会[編集]

2003-2004年度シーズン(第1回)[編集]

大会は2003-2004年シーズンからスタート。この年度のみ日本は日本アイスホッケーリーグとの並行開催(実際は日本リーグ前期と後期の間に開催された)という形を取った。

結果
順位 レギュラーリーグ
1 日本製紙クレインズ
2 コクド
3 ハルラウィニア
4 王子製紙
5 HC日光アイスバックス

2004-2005年度シーズン(第2回)[編集]

第2回の2004-2005年シーズン以後は、日本リーグが休止されアジアリーグに一本化。リーグ戦も9月から翌年3月の半年間の長期戦として一新された。

結果
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 日本製紙クレインズ コクド
2 コクド 日本製紙クレインズ
3 ゴールデンアムール 王子製紙
ゴールデンアムール
4 王子製紙
5 アニャンハルラウィニア
6 日光アイスバックス
7 ハルビン
8 チチハル

2005-2006年度シーズン(第3回)[編集]

結果
  • コクドが二年連続の優勝。
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 日本製紙クレインズ コクド
2 アニャンハルラ 日本製紙クレインズ
3 コクド アニャンハルラ
王子製紙
4 王子製紙
5 ノルディック・バイキングス ノルディック・バイキングス
日光神戸アイスバックス
6 日光神戸アイスバックス
7 カンウォンランド
8 ハルビン
9 チチハル

2006-2007年度シーズン(第4回)[編集]

結果
  • 日本製紙クレインズがSEIBUプリンスラビッツを下し、3年ぶり2度目の優勝に輝く。
戦績
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 日本製紙クレインズ 日本製紙クレインズ
2 西武プリンスラビッツ 西武プリンスラビッツ
3 王子製紙 カンウォンランド
日光神戸アイスバックス
4 カンウォンランド
5 アニャンハルラ 王子製紙
アニャンハルラ
6 日光神戸アイスバックス
7 浩沙
8 長春富奥

2007-2008年度シーズン(第5回)[編集]

SEIBUプリンスラビッツVS日光アイスバックス戦(2008年1月27日、ダイドードリンコアイスアリーナ
結果
  • 王子製紙が日本製紙クレインズを下し初優勝。
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 西武プリンスラビッツ 王子製紙
2 HIgh1 日本製紙クレインズ
3 王子製紙 西武プリンスラビッツ
HIgh1
4 日本製紙クレインズ
5 アニャンハルラ アニャンハルラ
日光アイスバックス
6 日光アイスバックス
7 中国シャークス

2008-2009年度シーズン(第6回)[編集]

参加チーム
  • 王子製紙がチーム名を「王子イーグルス」に改称。
  • 中国シャークスの日本語表記を「チャイナシャークス」に変更。
結果
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 アニャンハルラ 日本製紙クレインズ
2 西武プリンスラビッツ 西武プリンスラビッツ
3 王子イーグルス アニャンハルラ
王子イーグルス
HIgh1
4 日本製紙クレインズ
5 HIgh1
6 チャイナシャークス
7 日光アイスバックス

2009-2010年度シーズン(第7回)[編集]

参加チーム
結果
  • 優勝は韓国のハルラで、韓国勢(というよりも日本以外のチーム)として初優勝だった。
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 アニャンハルラ アニャンハルラ
2 王子イーグルス 日本製紙クレインズ
3 日本製紙クレインズ 王子イーグルス
HIgh1
4 HIgh1
5 東北フリーブレイズ
6 日光アイスバックス
7 チャイナドラゴン

2010-2011年度シーズン(第8回)[編集]

参加チーム
  • 前年度と同じ。
結果
  • プレーオフファイナル(フリーブレイズ対ハルラ。第1戦から第3戦は福島県郡山市で開催予定)の第1戦前日に東北地方太平洋沖地震が発生。韓国で開催予定だった第4戦・第5戦を含め全試合中止。このためフリーブレイズとハルラの両チームが優勝となった。
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 王子イーグルス 東北フリーブレイズ
アニャンハルラ
2 日本製紙クレインズ
3 東北フリーブレイズ 王子イーグルス
日本製紙クレインズ
4 アニャンハルラ
5 HIgh1
6 日光アイスバックス
7 チャイナドラゴン

2011-2012年度シーズン(第9回)[編集]

参加チーム
  • 前年度と同じ。
結果
  • 日光アイスバックスがチームとして初のプレーオフファイナル進出。
  • 王子イーグルスが二度目の優勝。
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 王子イーグルス 王子イーグルス
2 アニャンハルラ 日光アイスバックス
3 日光アイスバックス アニャンハルラ
日本製紙クレインズ
4 日本製紙クレインズ
5 High1
6 東北フリーブレイズ
7 チャイナドラゴン

2012-2013年度シーズン(第10回)[編集]

9月8日開幕。

参加チーム
  • 前年度と同じ
出来事
  • 9月23,24,26日に予定されていた上海でのチャイナドラゴン対日本製紙クレインズ戦が政治情勢により1月11,12,14日に延期された。[7]
  • 10月4,5,7,8日に予定されていた上海でのチャイナドラゴン対王子イーグルス戦が政治情勢により11月13,14日,12月29,30日に延期された。[8]
  • 12月29,30日に延期分の試合が予定されていた上海でのチャイナドラゴン対王子イーグルス戦がチャイナドラゴンの過密日程により翌2013年2月2,3日に再延期された。[9]
結果
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 王子イーグルス 東北フリーブレイズ
2 東北フリーブレイズ 王子イーグルス
3 日本製紙クレインズ 日本製紙クレインズ
アニャンハルラ
4 アニャンハルラ
5 日光アイスバックス
6 High1
7 チャイナドラゴン

2013-2014年度シーズン(第11回)[編集]

9月7日開幕。

参加チーム
結果
  • 日本製紙クレインズが四度目の優勝。
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 王子イーグルス 日本製紙クレインズ
2 デミョンサンム 王子イーグルス
3 日本製紙クレインズ デミョンサンム
4 High1 High1
5 東北フリーブレイズ
6 アニャンハルラ
7 日光アイスバックス
8 チャイナドラゴン

2014-2015年度シーズン(第12回)[編集]

9月6日開幕。本年度より、ロシア「サハリン」を加え9チームにて行う。ロシアからの出場は第2回のゴールデンアムール以来10年ぶりになる。

結果
  • 東北フリーブレイズが三度目の優勝。
順位 レギュラーリーグ プレーオフ
1 アニャンハルラ 東北フリーブレイズ
2 サハリン アニャンハルラ
3 東北フリーブレイズ サハリン
4 王子イーグルス High1
5 High1 王子イーグルス
6 日本製紙クレインズ
7 デミョンサンム
8 日光アイスバックス
9 チャイナドラゴン

2015-2016年度シーズン(第13回)[編集]

放送[編集]

2004-2005シーズンまでは一部の試合がスカイ・A(現:スカイ・A sports+)にて放送されてきた。同チャンネルでは開局当初から日本アイスホッケーリーグを全てフォローしてきた。

2005-2006シーズンから、スカイ・Aによるアジアリーグの試合の放送は行われなくなった。同チャンネルのinfo!sky・Aという情報番組で時折取り上げられるだけとなった。

2006-2007シーズンは、Yahoo!動画によるダイジェストが配信されるのみだった。

2007-2008シーズンからは、EXスポーツによる試合放送が開始されることになった。(全試合ではなく、予選からプレーオフまで20試合程度を原則毎週水曜日23時を初回として録画中継する)

2008-2009シーズンの放送は、前述のEXスポーツでの試合放送に加え、ひかりTVによる録画中継が行われた。放送内容はEXスポーツと重複する試合も多かったが、プレーオフでは日本開催の試合を全て放送した。

2009-2010シーズンでは、EXスポーツでの放送が継続されると共に、苫小牧ケーブルテレビで王子イーグルスのホームゲームを全試合生中継、八戸テレビ放送で東北フリーブレイズのホームゲームを一部中継している。

2011-2012シーズン以降は、EXスポーツでの放送が継続されると共に、更にJ SPORTSで1度の集結戦を2試合中継している。

毎年、NHK北海道ローカルでは道内開催1試合を生中継している。

実況[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アジアリーグアイスホッケー2010-2011総会の開催について
  2. ^ Fan Book & Media Guide Book. South Korea: Anyang Halla Ice Hockey Club. (2009). pp. 138. 
  3. ^ a b c Bill Meltzer (2009年9月9日). “2009–10 Asia League Preview: New teams, new rules”. NHL.com. 2010年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月9日閲覧。
  4. ^ 2009–2010 Results”. Alhockey.com. Asia League Ice Hockey. 2010年9月19日閲覧。
  5. ^ AL Awards!”. Alhockey.com. Asia League Ice Hockey (2009年2月23日). 2009年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月9日閲覧。
  6. ^ Elaine Kurtenbach (2004年8月26日). “Asia League ice hockey to start in Japan, China”. The America's Intelligence Wire. 2009年12月9日閲覧。
  7. ^ 試合日程変更のお知らせ” (日本語). 試合日程変更のお知らせ (2012年9月19日). 2012年9月29日閲覧。
  8. ^ 試合日程変更のお知らせ” (日本語). 試合日程変更のお知らせ (2012年9月28日). 2012年9月29日閲覧。
  9. ^ 試合日程変更のお知らせ” (日本語). 試合日程変更のお知らせ (2012年11月29日). 2012年12月4日閲覧。
  10. ^ 「韓国・サンムアイスホッケーチーム」が2013-2014シーズンより新規参入”. アジアリーグアイスホッケー (2013年7月8日). 2013年11月13日閲覧。

外部リンク[編集]