アジアリーグアイスホッケー2020-2021

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アジアリーグアイスホッケー 2020-2021→アジアリーグジャパンカップ2020
リーグアジアリーグアイスホッケー
スポーツアイスホッケー
期間2020年10月10日 - 2021年3月28日
試合数80 (レギュラーリーグのみ)
チーム数5 (日本5)
レギュラーリーグ
レギュラーリーグ1位王子イーグルス
シーズンMVP中島彰吾 (王子イーグルス)
得点王中島彰吾 (王子イーグルス)、中屋敷侑史 (王子イーグルス)
アジアリーグアイスホッケー seasons
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アジアリーグアイスホッケー ジャパンカップ2020は、2020年から2021年まで行われる予定だったアジアリーグアイスホッケーの18回目のシーズンの代替大会として開催されたアイスホッケーのリーグ戦である。

当初は2019-20シーズンまでと同じように、アジア近隣諸国のチームも交えたリーグ戦として開催する予定になっていたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)により、アジア近隣諸国のチームの出場が中止され、代わりに日本国内の5チームのみによる1部リーグとしてのリーグ戦を開催することになった[1]

なお上記公式発表があった段階では、アジアリーグに参加する大韓民国ロシアのチームを交えた、代替トーナメントの開催を検討するとしていた[1]

開催要項[編集]

[2]

  • 日本のアジアリーグアイスホッケーに加盟する5チームが参加する。
  • 日本勢のみでの1部リーグ戦は日本アイスホッケーリーグが休止した2003-04年度以来となる。[3]
  • 8回戦総当たりで1チームあたり32試合行う。
  • 開催期間 2020年10月10日~2021年3月28日
  • 試合の勝敗決定方法
    • 3ピリオド60分。同点の場合、サドンデス方式延長戦(5分・3人制)を行い、さらにそれでも決着がつかず引き分けとなった場合はペナルティーショット合戦を行う。
  • 順位決定の方法
    • 勝率によって決定するが、全体の日程の3/4に当たる24試合以上を消化することを成立条件とする。勝率が同じ場合は当該チーム間における
  1. 直接対戦成績で勝ち星の多いチーム
  2. 延長戦負けの少ないチーム
  3. ペナルティーショット合戦負けが少ないチーム
  4. ペナルティーショット合戦勝ちの少ないチーム
  5. 60分勝ちの多いチーム
  6. 総得点の上位
  7. それでも同じ場合は成立全試合の総得点の上位
  8. 得失点差の上位
  9. ペナルティー時間の合計で少ないチームを参考として順位を確定させる。
  • 登録選手
  1. 1チームにつき2名まで外国人枠の登録を認める。
  2. 自国籍保有選手以外は外国人枠外登録とみなす。
  3. 1チームの登録上限は40名までとする。
  4. 追加登録締め切り2020年12月31日

出場チーム[編集]

以下の5チームである。

開幕戦[編集]

ひがし北海道vs栃木日光

ひがし北海道クレインズ3-4
(1-0, 1-1, 1-2, OT0-1)
H.C.栃木日光アイスバックス
梁取 (入倉, 松野) 1P(14:01)
寺尾 (河合龍) 2P(4:34)
松金 (入倉, 池田) 3P(12:53)
[1] 寺尾 (相馬, 大椋) 2P(9:47)
岩本 (古橋, 佐藤) 3P(3:10)
大椋 (寺尾, 坂田) 3P(16:28)
古橋 (坂田, 福藤) OT(2:32)

表彰[編集]

最優秀選手[編集]

部門 受賞者 所属
最優秀選手 中島彰吾 王子イーグルス

ベスト6[編集]

部門 受賞者 所属
ベストプレイメイクFW 中島彰吾 王子イーグルス
ベストオフェンシブFW 中屋敷侑史 王子イーグルス
ベストディフェンシブFW 古橋真来 栃木日光アイスバックス
ベストオフェンシブDF 橋本僚 王子ーグルス
ベストディフェンシブDF デニス・シモン 東北フリーブレイズ
ベストGK ヤニス・オージンシュ ひがし北海道クレインズ

個人タイトル[編集]

部門 受賞者 チーム 成績
最多得点 中島彰吾、中屋敷侑史 王子イーグルス 18
最多アシスト 中島彰吾 王子イーグルス 27
最多ポイント 中島彰吾 王子イーグルス 45
最優秀防御率GK ヤニス・オージンシュ ひがし北海道クレインズ 2.03

その他[編集]

部門 受賞者 所属
ヤングガイ・オブ・ザ・イヤー 齊藤大知 ひがし北海道クレインズ
ベストレフリー キモ・ホッカネン

順位表[編集]

順位 チーム GP W OTW SOW SOL OTL L Goals Pts
1 王子イーグルス 24 17 2 1 0 0 4 125:50 57
2 ひがし北海道クレインズ 20 11 0 0 3 2 4 62:50 38
3 H.C.栃木日光アイスバックス 22 7 3 2 1 2 7 68:67 34
4 東北フリーブレイズ 22 6 2 1 0 2 11 65:91 26
5 横浜グリッツ 16 0 0 0 0 1 15 31:93 1
  • GP:試合数、W:60分勝利、OTW:延長戦勝利、SOW:シュートアウト勝利、SOL:シュートアウト負け、OTL:延長戦負け、L:60分負け、Goals:総得点と総失点、Pts:勝点

脚注[編集]

  1. ^ a b アジアリーグジャパンカップ2020』(プレスリリース)アジアリーグアイスホッケーhttps://www.alhockey.jp/alihjc2020/2020年10月11日閲覧 
  2. ^ 【お知らせ】アジアリーグアイスホッケージャパンカップ2020  開催要項
  3. ^ ただし、「ジャパンカップ」という名称の大会は2017-18シーズンのレギュラーシーズンリーグが、平昌オリンピック開催の都合で2017年末で終わってしまったため、正規リーグ戦とは別枠のカップ戦扱いで当時参加していた4クラブ(王子=現・レッドイーグルス北海道、日本製紙=現・ひがし北海道クレインズ、東北、日光)による総当たりリーグ戦を行ったことがある。