はなバス

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西東京市「はなバス」の車両(西武バス A8-321)

はなバスは、東京都西東京市コミュニティバスである。2001年保谷市田無市が合併して西東京市が誕生したため、合併翌年の2002年3月(第1・第4ルートは30日、第2・第3ルートは23日)[1]、西東京市「はなバス」として運行開始した。

田無駅東伏見駅ひばりヶ丘駅保谷駅と市内の公共施設や住宅地を結ぶ。2016年4月1日から、第4北ルートが小平市内の花小金井駅への乗り入れを開始した[1]

西武バス滝山営業所(第4ルート以外)、関東バス武蔵野営業所(第4ルートのみ)が運行受託している[2]

1996年に開業した、旧・保谷市のコミュニティバス「キャンバス (Can Bus) [3]を発展させる形で開業した。なおこの記事では、はなバスの前身となった「キャンバス (Can Bus) 」についても記述する。

キャンバスからはなバスへ[編集]

はなバス 停留所ポール比較

保谷市キャンバス時代[編集]

「キャンバス (Can Bus) 」は、旧・保谷市が1996年に運行開始したコミュニティバスで、保谷市役所(現・西東京市役所保谷庁舎)まで遠い新町地区の住民の利便を図るため運行していた。運行は西武バス上石神井営業所に委託していた。

合併前の田無市と保谷市の位置関係は、田無市が保谷市に食い込むような形で、保谷市の南部と北部で細く伸びた区域が田無市を包み込み、あたかも上下に腕を広げて抱き込むような形になっていた[4]。面積の狭い2つの市が複雑に入り組んだ位置関係にあったことが、合併の大きな要因のひとつとなった。

新町地区は旧・保谷市の最南端部分で、西武新宿線田無駅のさらに南側に位置し、東西に細長く伸びた町域が田無市と武蔵野市の隙間に挟み込まれる形になっており、西端は小金井公園付近にまで伸びていた。西武池袋線保谷駅近くの保谷市役所(現・保谷庁舎)からは遠く、市役所へのアクセスが極めて不便な地域であった。そのため、新町6丁目から西武新宿線東伏見駅を経由して保谷市役所へ至るコミュニティバス路線として、キャンバスが運行された。

東京多摩地域では、1980年代武蔵村山市内循環バス日野市ミニバス1995年には武蔵野市でムーバスが開業している[5]。1996年の保谷市でのキャンバスの開業はこれに続く4番目のもので、多摩地域はもちろん全国的にもかなり早い時期の開業である。その後、1997年には多摩市ミニバス町田市民バスまちっこが開業しており、2000年代にかけてもコミュニティバスの開業が相次いだ[5]

また、西武バス上石神井営業所のコミュニティバス運行受託としては、1991年に運行開始した練馬区シャトルバス(現・みどりバス保谷ルート)に続く2番目のものである[6]。保谷駅の敷地の一部は練馬区にもまたがっており、みどりバス保谷ルートも保谷駅南口を発着する。なお、西武バス全体ではキャンバスに先駆け、1994年新座営業所朝霞市内循環バスの運行受託も開始している[6]

西東京市はなバスへ[編集]

西東京市に合併後も、当初は保谷市時代のキャンバスをそのまま引き継ぎ、「西東京市キャンバス」として運行継続しており、西武バス上石神井営業所が引き続き担当していた。

しかし、キャンバスは一般路線と同様の対キロ区間運賃制で、他の路線バスとの競合区間も多いことから、利用率が芳しくなかった。また田無市と合併したことで、新町地区の住民はより近い西東京市役所田無庁舎(旧・田無市役所)を利用するようになったため、キャンバスの存在意義そのものが薄れてしまった。

その一方で、西東京市内には狭隘な道路が多く、一般路線バスが運行できない公共交通空白地域が多く存在していた。それを解消するためコミュニティバスの運行を望む声が高まっており、誕生した西東京市の四大事業として、西東京市コミュニティバスの運行が挙げられていた。

これを実現させる形で、2002年3月より「はなバス」として、新たに4路線での運行が始まった(のちに第5ルートも開通したが、2016年4月の改正で大きく分けて4ルートに再編された)。

はなバス第2・第3ルートは、キャンバスの路線を引き継ぎ再編する形で、2002年3月23日に運行開始。第1・第4ルートは全くの新規路線として、同年3月30日に運行開始した。

キャンバスからはなバスに変更された際、西武バスの担当路線は、上石神井営業所から滝山営業所に移管された。また第4ルートのみ、関東バスの既存の一般路線との競合を避けるため、関東バス武蔵野営業所に運行委託されることとなった。車体カラーもはなバス専用のものに改められ、新車も導入された。キャンバス時代の専用車両はカラーリングを変更の上で引き継がれた。

バス停留所は、はなバス独自のデザインのものが設置され、各停留所には分かりやすくするためにバス停番号がつけられた。アルミパイプ製で、上部には各路線のルートカラーで塗られ、停留所の番号が書かれた花びら型の看板が取り付けられている。

合併後の新しい市の事業として順調に利用者は増え、運行開始からわずか1年足らずで利用者50万人を突破。現在では利用者200万人を超え[いつ?]、市民の足として定着している。国土交通省のコミュニティバス成功例としても取り上げられた。[要出典]

2007年2010年に、西東京市が市民を対象に行なったアンケートの結果では、「西東京市になって良かったと感じること」の1位として「はなバスの運行など、交通の便が良くなったこと」が挙げられており、はなバスの存在は合併の成果として、市民から非常に高く評価されている[7]

沿革[編集]

1996年(平成8年)、保谷市コミュニティバス「キャンバス (Can Bus) 」運行開始。西武バス上石神井営業所に運行を委託し、専用車として新車(日野・リエッセ2台、車椅子用リフト無し)を導入。

2001年の合併にともない、翌2002年3月より、西東京市コミュニティバス「はなバス」として4ルートで運行開始。新車も導入され、キャンバス専用車両も引き継がれてはなバス専用カラーに変更のうえ使用された。

2004年9月1日、第5ルートの運行を開始した。これにより、西東京市内の公共交通空白地域はほとんど消滅したが、ひばりが丘北東部は未だに交通の不便な地域が存在しているため、西東京市では今後も都市計画道路の開通にあわせ、はなバスネットワークを拡大・順次見直ししていく考えを明らかにしている[8]

2010年10月1日、従来から利用客が少なかった第3ルートの東伏見循環が廃止された。

2013年8月1日、第3ルートのルート変更と、第4ルートを除く全ルートのダイヤ改正がなされ[9]、同時に運賃改定も行われた[10]

2014年4月1日、地元の小学生による車内アナウンス(停留所案内)を開始[11]

2016年4月1日、従来の第2・5ルートの整理統合と、第4ルートの南北分離ルートおよび、小平市内の花小金井駅への乗り入れ開始などの改正が行われた[12]

運賃など[編集]

運賃は、大人150円、小児100円の均一制(未就学児童は保護者1名につき2名まで無料)、前乗り先払い方式である。PASMOSuicaなど交通系ICカードでの利用も可能であるが、バス利用特典サービスのポイントは付与されない。

75歳以上の西東京市民に限り、後期高齢者医療被保険者証の提示により「敬老回数券」(10枚1000円)が購入できる。これらは2013年8月1日より実施されている[10]。なお、東京都シルバーパス一日乗車券は(西武バス・関東バスとも)利用できない。定期券は設定されていない。

車椅子利用者で介助が必要な場合は、その介助者は1名まで100円で乗車できる。障害者手帳を提示した場合、大人1名100円となる。小児の障害者割引は存在しない。身体障害者手帳の第1種、精神障害者保健福祉手帳所持者、知的障害者で民営バス乗車割引証を所持している者の介助者1名は、100円となる。

過去の運賃[編集]

運行開始当初より2013年7月31日までは、運賃は大人・小児100円均一(未就学児童、介助者は無料)であった。しかし、赤字を埋めるための財政負担が大きいことから運賃値上げに踏み切った。この改定では大人運賃のみ値上げし、小児および障がい者は据え置きとなった。無料となる対象についても見直しとなり、利用者に一部負担を求める形となっている。同時に敬老回数券が新設されている[10]

また、はなバス専用回数券(11枚1,000円)を車内で販売していたが、運賃改定により廃止された(改定後も50円を追加すれば利用可能)。当時は交通系ICカードは利用できなかった[10]。。

路線[編集]

現行路線[編集]

ダイヤは各ルートや時間帯によっても異なるが、1時間に1便から4便程度となっている[1]。年中無休で運行、平日・土休日も同一ダイヤとなっている[1]

第1ルート(西武バス)[編集]

北町循環
  • 保谷駅北口 → あらやしき公園北 → 北宮ノ脇 → 北荒屋敷 → 北町四丁目住宅 → 下保谷二丁目住宅西 → ポケットパーク → 下保谷四丁目 → あらやしき公園北 → 保谷駅北口
  • 下保谷二丁目住宅西 → ポケットパーク → 下保谷四丁目 → あらやしき公園北 → 保谷駅北口(3回運行)

2002年3月30日に運行開始[1]。保谷駅から市北部の下保谷・北町地域を反時計回りに循環する。

運行開始当初は、保谷駅北口広場が未完成だったため、2003年4月改正まで300メートル離れた保谷駅北入口(現・あらやしき公園北)停留所が起点だった。

2010年10月1日までは、一部にスクールゾーンの設定区間があるため、平日朝の一部便は下保谷住宅付近で迂回していたが、当該区間を都市計画道路(都道25号)経由としたことでスクールゾーンによる迂回はなくなった。

第2ルート(西武バス)[編集]

ひばりヶ丘駅 - 保谷庁舎 - 東伏見駅線
  • ひばりヶ丘駅南口 - 又六 - 消費者センター・商工会前 - 保谷郵便局 - 西東京市役所保谷庁舎 - 天神山 - 東伏見団地東 - 東伏見駅北口
住吉・泉町循環
  • ひばりヶ丘駅南口 → 又六 → 保谷高校 → 中町交差点北 → 西東京市役所保谷庁舎 → 保谷郵便局 → 消費者センター・商工会前 → 又六 → ひばりヶ丘駅南口(左回り循環)

2002年3月23日に運行開始[1]。旧・第2ルートは、キャンバスの経路を一部引き継ぎ、東伏見駅 - 保谷庁舎 - 保谷駅南口の駅間ルートに改善したものであった。

2016年4月1日の路線再編で、旧・第2ルート(保谷駅 - 保谷庁舎 - 東伏見駅北口線)と、旧・第5ルート(ひばりヶ丘駅南口 - 保谷郵便局 - 保谷庁舎線、ひばりヶ丘駅 → 保谷高校 → 保谷庁舎 → 保谷郵便局 → ひばりヶ丘駅線)を整理して、新・第2ルートとして統合したものである。

両路線の重複する、ひばりヶ丘駅南口 - 消費者センター・商工会前、保谷庁舎 → 如意輪寺間の運行回数は、日中1時間あたり2〜3本運行されている。

第3ルート(西武バス)[編集]

田無駅 - 東伏見駅線
向台循環
  • 田無駅北口 → 田無庁舎前 → 田無特別支援学校 → 田無高校 → おおぞら公園西 → 向台町三丁目 → 向台中央通り → 田無特別支援学校 → 田無庁舎前 → 田無駅北口

2002年3月23日に運行開始[1]。こちらも旧・キャンバスの経路を引き継いで運行された。

本線の田無駅 - 東伏見駅間の運行は、1時間に1本程度である。「東伏見」停留所は、一般路線バスの「東伏見稲荷神社」停留所とは多少離れている。

本線の田無駅 - 東伏見線は鉄道利用より割安であり、乗り通し客と武蔵野大学及び損保ジャパン事務センターが沿線にあるため、通勤通学の利用客が多いのが特徴である。

また本線は小金井公園東 / 新町五丁目 - 武蔵野大学間で関東バスの既存路線に完全に並行するが、停留所位置は一致していない。

時間帯によっては、終点の田無駅北口の手前で西武新宿線の開かずの踏切を渡るため、列車通過待ちで長時間停車することがあるが、田無駅へ急ぐ際は1つ手前の田無庁舎前バス停(駅南口徒歩3分)も利用可能である。

2010年10月1日の改正で、向台町のIHI跡地再開発エリア内に延伸するルート変更を行い、向台町四丁目経由から向台町三丁目経由に変更された。

第4ルート(関東バス)[編集]

2002年3月30日に「第4ルート」として運行開始[1]多摩六都科学館行きの関東バスの一般路線との競合を避けるため、はなバス開業時から関東バス武蔵野営業所に委託している。

田無駅北口から、市西部の芝久保町を経由して多摩六都科学館に至る路線。関東バスで唯一の田無駅北口へ乗り入れる路線である。ただし付近の青梅街道上にある「田無駅入口」バス停に、関東バスの一般路線バスが発着している。

ルートがほぼ全般的に狭隘な道のため、芝久保運動場にて上下の交換待ちをするのが特徴。旧第4ルート時代は、朝のスクールゾーン時間帯のみ田無駅 - 芝久保運動場で折り返し運転を行っていたが、第4南ルートになってからは、時間帯を問わず折り返し運転を行うようになり、折り返し運転時の芝久保運動場の乗り場も変更された。また、田無庁舎前バス停で乗務員交代が行われることがある。

2016年4月1日の再編により、「第4北ルート」「第4南ルート」に変更された。田無駅付近などの西武新宿線の開かずの踏切による遅延や、芝久保運動場 - 多摩六都科学館間の乗客減にともない、開業以来の第4ルートを大幅に見直し、芝久保運動場経由の南ルート、多摩六都科学館経由の北ルートに再編された。

同時に小平市内への乗り入れが開始され、南北両ルートとも東京都小平合同庁舎を経由して、西武新宿線花小金井駅北口を起終点とする経路へ変更された。

第4北ルート:田無駅 - 多摩六都科学館 - 花小金井駅線
  • 田無駅北口 - 田無警察署前 - (← 田無総合福祉センター ←) - 田無橋場西 - (← 北芝久保 ←) - 西原町四丁目(田無ファミリーランド) - 多摩六都科学館 - 小平合同庁舎 - 花小金井駅北口
  • 田無駅北口 ← 田無警察署前 ← 田無総合福祉センター ← 田無橋場西 ← 北芝久保 ← 多摩六都科学館 ← 小平合同庁舎 ← 花小金井駅北口(朝の田無駅行きのみ迂回)

2016年4月1日の再編により「第4北ルート」として新設された[1]

新設された第4北ルートの「北芝久保」停留所は、ルート再編の計画時点では両方向が停車予定で、停留所ポールまで設置されていたが、諸般の理由により、[要出典]田無駅方向のみの停車となっている。停車しない逆方向のバス停ポールは、そのままカバーがかけられた状態で設置されている。

第4南ルート:田無駅 - 芝久保運動場 - 花小金井駅線
  • 田無駅 - 田無庁舎前 - 南町六丁目 - 府中道 - 芝久保運動場 - 芝久保二丁目 - 西武住宅北 - 芝久保 - 小平合同庁舎 - 花小金井駅
  • 田無駅 - 田無庁舎前 - 南町六丁目 - 府中道 - 芝久保運動場

2002年3月30日に「第4ルート」として運行開始[1]。2016年4月1日の再編により「第4南ルート」となる[1]

過去の路線[編集]

2016年改正路線[編集]

旧・第2ルート(西武バス)[編集]
東伏見駅 - 保谷庁舎 - 保谷駅線
  • 東伏見駅北口 - 東伏見団地東 - 鳥久保 - 天神山 - 碧山森入口 - 文理台公園 - 保谷庁舎 - 保谷駅南口
  • 保谷庁舎 → 保谷駅南口(夕方1回運行)
  • 東伏見駅北口 ← 東伏見団地東 ← 鳥久保 ← 天神山 ← 碧山森入口 ← 文理台公園 ← 保谷庁舎(午後1回運行)

2002年3月23日に運行開始[1]。東伏見駅から市東部の富士町・中町東町・保谷庁舎を経由して保谷駅に至る。旧・キャンバスの経路を一部引き継ぎ、駅間ルートに改善した。

当初は東伏見駅南口を起点としていたが、西武新宿線の踏切渋滞のため遅れが慢性化し、北口始発に変更された。また、東伏見駅から西武池袋線にいく場合、当路線を利用すると高田馬場駅経由よりも運賃が安い場合があるため、当路線を利用して池袋駅に向かう旅客もいた。

2006年10月、保谷駅再開発事業に伴い、同駅のりばは駅西側の西武バス待機場内に変更されたが、2012年3月、保谷駅再開発事業完了に伴い、駅南口のロータリー内に変更されている。

2016年4月1日、従来の第5ルートと路線調整、並走する一般路線バスとの競合を避けるためもあり、現行第2ルートに変更された。

旧・第4ルート(関東バス)[編集]
田無駅 - 多摩六都科学館線
  • 田無駅北口 - 田無庁舎前 - 南町六丁目 - 府中道 - 芝久保一丁目 - 芝久保運動場 - 芝久保二丁目 - 西武住宅南 - 芝久保 - 東京街道・科学館南 - 多摩六都科学館
  • 田無駅北口 - 田無庁舎前 - 南町六丁目 - 府中道 - 芝久保一丁目 - 芝久保運動場(平日朝4回運行)

2002年3月30日に運行開始[1]。当時は平日朝のスクールゾーン時間帯のみ、田無駅 - 芝久保運動場で折り返し運転を行っていた。

田無駅北口 - 田無庁舎前間、みたけ分社通り - 芝久保二丁目間の、西武新宿線の開かずの踏切による遅延や運転打ち切り[要出典]など定時運行が困難になったこと、芝久保運動場 - 多摩六都科学館間の乗客が伸びなかったことなどを理由に、ルートを大幅に見直すことになり、2016年4月1日の路線再編により、現行の南北ルートに変更された。

第5ルート(西武バス)[編集]
住吉・泉町循環
  • ひばりヶ丘駅南口 → 谷戸北 → 消費者センター・商工会前 → 保谷高校 → 三軒家 → 保谷庁舎 → JA東京みらい保谷支店 → 如意輪寺 → 消費者センター・商工会前 → 谷戸北 → ひばりヶ丘駅南口
  • ひばりヶ丘駅南口 - 谷戸北 - 消費者センター・商工会前 - 如意輪寺 - JA東京みらい保谷支店 - 保谷庁舎

2016年4月1日の再編で、新・第2ルートに統合されて廃止。

2010年廃止路線[編集]

第3ルート(西武バス)[編集]
東伏見循環
  • 東伏見駅南口 → 東伏見坂上 → 東伏見 → 伏見通り → 電通裏 → 東伏見四丁目 → 東伏見駅南口

東伏見駅南口から、南部の伏見地区を経由して戻る循環路線。

もともと便数も少なく、五日市街道で一般路線と競合していることから、コミュニティバスとしての役割を果たし切れず、末期は1日2便まで減便され、2010年10月1日に廃止された。

キャンバス時代の路線[編集]

  • 保谷市役所 - 天神山 - 東伏見駅 - 境橋 - 新町6丁目 → 小金井公園東 → 新町5丁目 → 新町6丁目

保谷市コミュニティバスとして1996年に開業した、キャンバス時代の運行ルート。西武バス上石神井営業所が担当。

保谷市役所(現・西東京市役所保谷庁舎)から東伏見駅を経由して、旧・保谷市最南端の新町地区を結ぶ路線。

キャンバスのルートは、はなバス第2・第3ルートに引き継がれ、東伏見駅を境として南北に分割された上、それぞれ延伸されて駅間ルートとなった。

はなバス開業時の第2ルート(東伏見駅 - 保谷庁舎 - 保谷駅線)は、北側の東伏見駅 - 保谷市役所の区間を、保谷駅南口まで延伸したもの。その後2016年の路線再編により、第2ルートの起終点は、保谷駅南口からひばりヶ丘駅南口へ変更されている。

はなバス第3ルート(田無駅 - 東伏見駅線)は、南側の東伏見駅 - 新町の区間を、田無駅まで延伸したもの。キャンバス時代からはなバス第3ルートと同様に、新町6丁目 - 小金井公園東 - 新町5丁目の間がループ区間となっている。

車両[編集]

水色を基調に、大人から子供まで様々な人のイラストと花があしらわれた専用車が導入された。これは地域のネットワークを表現しており、鮮やかでかわいらしいデザインは市民からも好評である。一部車両は西東京市のキャラクター「いこいーな」を描いたものになっている。

運行開始時には、保谷市「キャンバス」で使用されていた車両も、はなバス塗装に変更されて投入された。

道路事情や担当事業者の違いから、ルートにより違う車両が使われる。また、各車両とも社番(事業者内部の番号)が屋根上に記載され、車椅子への対応はリフトやスロープ板を装備する。

第1ルート(西武バス)[編集]

右側の1扉のみの車両(日野・ポンチョ ショートボディ)が第1ルートに使用される

開業当初に使用されていたオーストリアクセニッツ製車両(CITY-II)は、全幅2m以内の制限が存在する区間に使用されるため、全幅1.84mという特殊サイズで3台購入された。後面にスロープ板を装備した扉があり、車椅子はここから乗降する。第1ルート専用として使用され、側扉は前1ヶ所のみで前乗り・前降りであった。

2007年6月に日野・ポンチョショートボディ(本車両は車体幅が2mを超える)を3台投入した。1ドア車のため乗降方式は従来通り前乗り・前降りで、車椅子も前扉から乗降する。通常は2台で運行し、1台は予備車となる。

第2・3ルート(西武バス)[編集]

2004年度に導入されたリエッセ (西武バス A4-999)
2008年以降はポンチョでの導入となった。第2・3ルートで運用中の車両 (西武バス A8-321)

運行開始時は、国産車日野・リエッセ日産ディーゼル・RN(2台)で運行された。

リエッセは、上石神井営業所から転属の上はなバスカラーに変更した元キャンバスの車両2台(A6-312・A6-397、1996年式、KC-RX4JFAA、リフト無し)のほか、2002年のはなバス運行開始時に導入した新車1台(A2-796、KK-RX4JFEA)が室内CNG車となっていた。また、2004年の第5ルート新設時にリエッセが1台増備されているが(A4-999、KK-RX4JFEA)、こちらはディーゼル車であった。

2007年3月にポンチョ(ロングボディ)が投入され、キャンバスから引き継いだリエッセ2台を置き換えた。このリエッセ2台はリフトが無く、車椅子乗降に対応していなかった。さらにキャンバス時代は後乗り整理券方式だったため、側面方向幕の位置が中扉脇に位置していた。

2012年には、ポンチョ(ロングボディ A2-749〜751)が増備され、初代車両のRN2台を置き換えた。

CNG車のリエッセ1台(A2-796)が、2013年に開業したイオンモール東久留米シャトルバス専用車となったため(その後除籍)、2013年3月の時点では、リエッセ1台、ポンチョ6台体制であった。

2016年2月にポンチョが導入され、最後のリエッセ1台(A4-999)を置き換えた。

第2・第3ルートでは専用車の点検時に、運行を委託している西武バスの一般路線カラーの車両(日産ディーゼル・スペースランナーRM、はなバス専用予備車)で運行されることがあった。

第4ルート(関東バス)[編集]

第4北ルートの車両
小型ノンステップバスの代走例 (A155)
2014年7月末よりムーバスが一部代走 (024)

第1ルート用と同様、開業当初はクセニッツ製の車両(CITY-III)が3台投入された。全幅も同様であったが車体長は少し長く、前・後2扉として前乗り・後降りとなっていた。同様に後面にスロープ板を装備した扉があり、車椅子はここから乗降していた。

クセニッツ車の使用時代、第4ルートで予備車が確保できない場合は、一般路線用の小型ノンステップバス(エアロミディME、五日市街道営業所から借用)や、小型貸切車日野・レインボーRBもしくはリエッセ(青梅街道営業所から借用)が代走した。貸切車が使われる場合は案内・運賃収受の都合上、車掌が乗務していた(貸切車の場合は車椅子利用が不可)。

2007年2月に三菱ふそう・エアロミディMEが3台投入され、クセニッツCITY-IIIを置き換えた。通常は2台で運行し、1台は予備車となる。第4ルート再編時に、日野・ポンチョが追加投入されている。

2014年7月末より、一部便においてムーバス用の車両が代走している。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m はなバス関連情報 ルート図・時刻表 西東京市公式サイト、2018年6月11日閲覧。
  2. ^ はなバス関連情報 忘れ物についてのお問い合わせ先 西東京市公式サイト
  3. ^ 平成29年版 統計にしとうきょう 付録:年表 (PDF) 西東京市公式サイト
  4. ^ 両市の位置関係は図を参照。保谷市と田無市の略図
  5. ^ a b 土屋正忠 『ムーバスの思想 武蔵野市の実践』 東洋経済新報社2004年8月19日、66頁。ISBN 4-492-22252-9
  6. ^ a b バスジャパンハンドブックシリーズ S83 西武バス』 BJエディターズ2014年2月1日、54頁。ISBN 978-4-434-18845-9
  7. ^ 西東京市合併10年のあゆみ 田無市・保谷市合併の記録 (PDF) 西東京市公式サイト
  8. ^ はなバスルート等見直しに関する報告書 Archived 2013年7月26日, at the Wayback Machine. - 西東京市 審議会等の答申・都市整備
  9. ^ 8月1日から「はなバス」時刻表改定のお知らせ Archived 2013年7月14日, at the Wayback Machine.
  10. ^ a b c d 8月1日より「はなバス」乗車運賃を改定します Archived 2013年7月21日, at the Wayback Machine.
  11. ^ 市内小学校の児童による車内放送”. 西東京市 (2017年6月27日). 2017年8月20日閲覧。
  12. ^ はなバス ルート見直しについて Archived 2016年4月7日, at the Wayback Machine. - 西東京市、2016年3月29日最終更新

参考資料[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]