武蔵村山市内循環バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
武蔵村山市内循環バス(MMシャトル)の車両 日野リエッセ M-8号車

武蔵村山市内循環バス(むさしむらやましないじゅんかんバス)は、東京都武蔵村山市が運営するコミュニティバスである。

愛称は「MMシャトル」。現在は4ルートが運行され、立川バス瑞穂営業所が運行受託している。

1980年(昭和55年)7月1日、東京都内初の自治体運営バスとして運行開始。多摩地域初のコミュニティバスでもある。

武蔵村山市は東京都の市制都市として唯一、市内に鉄道駅が存在しない。まだ「コミュニティバス」という言葉もなかった1980年代に、交通空白地域の解消や公共施設への連絡など、一般路線バスだけではカバーしきれない市民の足を確保するため運行開始された。

その後、1986年(昭和61年)8月20日日野市ミニバスが開業し、1995年(平成7年)に武蔵野市ムーバスが開業してブームとなった、コミュニティバスの先駆的な存在である。

概要[編集]

1980年(昭和55年)7月1日立川バスマイクロバス2台を委託し運行開始された。当時は立川バス上水営業所が運行受託し、立川バスカラーのいすゞ・ジャーニーLが使用された。ルートは西武拝島線玉川上水駅を起点に「内回り」「外回り」の循環経路で運行していた。運賃体系は市内の路線バスと同様に対キロ多区間制運賃を採用していた。

1999年平成11年)10月1日多摩都市モノレールの開業に合わせて再編が行われ、「MM(Musashi Murayama)シャトル」の愛称が与えられた。その際に車両も新調され、立川バスカラーから多摩都市モノレールに似た現行カラーへ変更された。

この際に大幅な路線変更が行われ、玉川上水駅の他に西武拝島線武蔵砂川駅や多摩都市モノレール上北台駅とも結ばれた(上北台駅には隣接市の東大和市コミュニティバス「ちょこバス」も乗り入れる)。

その後、市営温泉「村山温泉かたくりの湯」落成と、日産自動車村山工場跡地開発によるイオンモールむさし村山(旧ダイヤモンドシティ・ミュー)開業にともない、路線変更して経由するようになった。

2007年9月14日より、バスの位置情報を携帯電話インターネットで確認できるバスロケーションシステム[1]を導入している。

2009年2月1日、さらなる運行の効率化のため、大幅なルート見直し及びダイヤ改正を行うとともに、武蔵村山市役所前・イオンモールの2箇所で乗継チケットの発行を開始。現金払いに限り、運賃が100円引きされた[2]

2011年5月1日から2012年3月31日までの間、対キロ多区間制の運賃体系を、均一運賃100円(小児・障害者同額、未就学児については無料)とするワンコイン運賃の試行を実施した[3]

対キロ多区間制から均一運賃への変更にともない、MMシャトル専用定期券、他ルートへの乗継チケットによる割引制度は廃止された。また交通系ICカード(PASMOSuica)利用の際に付与される「バス利用特典サービス」が適用されなくなった。

なお均一運賃への変更後も、利用状況を把握するため、乗車方法は従来通りの後払い整理券方式(現金や回数券の場合は整理券を取って乗車し、降車時に運賃・整理券を運賃箱に投入する。ICカード:乗降時にカードリーダーに必ずタッチする。)とされた。

運賃[編集]

現行の運賃は次のとおり[4]

  • 1乗車大人170円、小人90円(障害者割引運賃:大人90円、小人50円)。未就学児・東京都シルバーパス利用者は無料
  • 交通系ICカード(PASMO・Suica)対応。ICカードも現金と同一運賃(「バス利用特典サービス」は適用なし)
  • 現金・回数券は乗車時に整理券を取り、降車時に整理券とともに支払う。ICカードは乗車時と降車時にカードリーダーにタッチする
  • 専用回数券(170円券13枚綴り2,000円、90円券12枚綴り1,000円)
  • 一日乗車券(MMワンデーフリーパス・各ルート共通)500円[5]
  • 専用回数券・一日乗車券は車内、立川バス瑞穂営業所・上水営業所で販売。立川バスの一般路線では使用不可
  • 東京都シルバーパス、各種障害者手帳による割引あり
  • 定期券は利用不可

現行路線[編集]

2014年4月1日から[編集]

上北台ルート、玉川上水ルートでは、朝夕は通勤時ルートとして短縮コースで運転される。

上北台ルート[編集]

  • 通勤時ルート:上北台駅 - 神明三丁目 - 武蔵村山市役所前 - 村山温泉かたくりの湯 (夕方上北台方面のみ) - 長円寺 - 市民総合体育館入口(→富士見通り→/←)三ツ木地区会館
  • 日中時ルート:上北台駅 - オカネ塚公園 - 学園 - 神明三丁目 - 武蔵村山市役所前 - 村山温泉かたくりの湯 - 長円寺 - 市民総合体育館入口 - 総合体育館

玉川上水ルート[編集]

  • 通勤時ルート:玉川上水駅 - 大南二丁目 - 学南通り - 原山 - 武蔵村山市役所前
  • 日中時ルート:玉川上水駅 - 大南二丁目 - 村山団地 - 村山医療センター - 学南通り - 東経大前 - 武蔵村山病院 - イオンモール - 三本榎 - 武蔵村山市役所前 - 村山温泉かたくりの湯

武蔵砂川ルート(通勤時のみ)[編集]

  • 武蔵砂川駅 - イオンモール(朝の武蔵砂川駅方面は通過) - 三ツ藤中央通り - 三ツ藤 - 残堀 - 中原一丁目 - グリーンタウン武蔵村山 - 春名塚

西ルート(日中時のみ)[編集]

  • 村山医療センター - 学南通り - 東経大前 - 武蔵村山病院 - イオンモール - 三ツ藤中央通り - 三ツ藤 - 残堀 - 中原一丁目 - 中原二丁目 - 富士見通り - 薬師通り - 総合体育館

過去の路線[編集]

2014年3月31日まで[編集]

上北台ルート、玉川上水ルートでは朝夕は通勤時ルートとして短縮コースで運転される。

上北台ルート[編集]

  • 通勤時ルート:上北台駅 - 神明三丁目 - 武蔵村山市役所前 - 長円寺 - 市民総合体育館入口(→富士見通り→/←)三ツ木地区会館(朝夕のみ)
  • 日中時ルート:上北台駅 - 神明三丁目 - 武蔵村山市役所前 - 村山温泉かたくりの湯 - 長円寺 - 市民総合体育館入口 - 市民総合体育館(日中のみ)

武蔵砂川ルート[編集]

  • 武蔵砂川駅 - イオンモール - 三ツ藤 - 富士塚(→西残堀→ / ←中原一丁目←グリーンタウン武蔵村山←)中原三丁目(終日)

玉川上水ルート[編集]

  • 通勤時ルート:玉川上水駅 - 大南二丁目 - 学南通り - 原山 - 武蔵村山市役所前(朝夕のみ)
  • 日中時ルート:玉川上水駅 - 大南二丁目 - 村山団地 - 村山医療センター - 学南通り - 東経大前(→武蔵村山病院→イオンモール→/←三本榎←武蔵村山市役所前←)村山温泉かたくりの湯(日中のみ)

西循環ルート[編集]

  • イオンモール→老人福祉館前→市民総合体育館→村山温泉かたくりの湯→武蔵村山市役所前→イオンモール(日中のみ)

2009年1月31日まで[編集]

  • 西ルート
  • 東ルート
  • 東西横断ルート

1999年9月30日まで[編集]

  • 上水営業所 → 玉川上水駅 - 玉川上水駅入口→桜街道 - 大南公園 - 湖南衛生組合前 - 七小入口 - 村山団地 - 第三中学校 - 神明 - 中砂橋 - 国立村山病院西門 - 国立村山病院前 - 三本榎 - 武蔵村山市役所前 - 公民館前 → 桃の木 → 武蔵村山高校南 → 五中南 → 老人福祉会館前 → 伊奈平公園→ 伊奈街道南 → コトブキ村山工場前 → 残堀 → 三ツ藤 → (公民館前)

立川バス上水営業所が担当。上水営業所が起点の場合は玉川上水駅を通過、終点は全便玉川上水駅。

車両[編集]

2015年10月28日現在、リエッセ4台、エアロミディME4台、ポンチョ3台、3種11台運行されている[6]

2017年3月31日までは、日野ポンチョの回転半径が大きく、三ツ藤中央通り左折時に対向車線の停止線を越えるため、武蔵砂川ルート・西ルートの運用に入らなかった。

2017年4月1日より、車両更新により、運行継続に必要な旧型車両が不足するため、当該交差点にミラーを設置した上で、運行を継続することとなった[7]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]