つぶら池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つぶら池
所在地 富山県上市町浅生
位置
つぶら池の位置(日本内)
つぶら池
北緯36度38分32.92秒 東経137度25分0.17秒 / 北緯36.6424778度 東経137.4167139度 / 36.6424778; 137.4167139座標: 北緯36度38分32.92秒 東経137度25分0.17秒 / 北緯36.6424778度 東経137.4167139度 / 36.6424778; 137.4167139
面積 - km2
周囲長 - km
最大水深 - m
平均水深 - m
水面の標高 659 m
成因 諸説あり
淡水・汽水 淡水
湖沼型 諸説あり
透明度 - m
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

つぶら池(つぶらいけ)は、富山県上市町に位置する。周囲の3つの池の中で最小の面積である。その成因には諸説ある。

特徴[編集]

白岩川の支流である大岩川流域の、高峰山中腹に位置している。

この池の周囲には釜池ながら池がある他、無数の窪地が存在する。かなり水深が深いのが特徴。

成因[編集]

黑崎史平らの調査によると、ここらの地層は高峰山火山が岩稲層により噴出したものであり、つぶら池の成因は高峰山の「爆裂火口」であるとしている[1]

一方で、(富山地学紀行)での記述によると、この池の周囲の地区で地滑り地形が多く見られることから、つぶら池は地滑りによる「堰止湖」であるとしている。

生態[編集]

池の周囲は湿地化しており、ヨシ、ハイイヌツゲ、クロウメモドキ、サワグルミ、メギ等が生えている。池の周囲はミツガシワで縁取られているが、一部は切り取られて浮島となっている。

アクセス[編集]

  • 西種の高峰山登山口から徒歩20分程度。

参考文献[編集]

  • 平凡社地方資料センター『富山県の地名』平凡社〈日本歴史地名大系〉、1994年。doi:10.11501/12197113ISBN 4582490166NCID BN10993139全国書誌番号:95003555 
  • 藤囲会『富山地学紀行』桂書房、2012年。ISBN 9784905345237NCID BB08948239全国書誌番号:22073610 

脚注[編集]

  1. ^ 黒崎史平, 里見信生「富山県大岩川流域の植物地理学的研究」『金沢大学理学部付属植物園年報』第1巻、金沢大学理学部付属植物園、1968年3月、14-46頁、ISSN 0914-78882022年6月6日閲覧 

関連項目[編集]