本能 (曲)

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本能
椎名林檎シングル
初出アルバム『勝訴ストリップ
B面 あおぞら
輪廻ハイライト
リリース
規格 シングル
録音 カメスタ、スタジオテラ
ジャンル オルタナティブ・ロックJ-POP
時間
レーベル 東芝EMI/イーストワールド
作詞・作曲 椎名林檎
プロデュース 井上宇仁
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間最高順位2位(オリコン
  • 1999年11月度月間順位3位(オリコン)
  • 1999年度年間順位40位(オリコン)
  • 2000年度年間順位49位(オリコン)
  • 椎名林檎 シングル 年表
    ここでキスして。
    (1999年)
    本能
    (1999年)
    幸福論
    (再発盤)

    (1999年)
    テンプレートを表示

    本能(ほんのう)は、日本シンガーソングライター椎名林檎1999年10月27日にリリースした4枚目のシングルである。発売元は東芝EMI/イーストワールド。

    初回盤は特製パーカー応募券付き。

    概要

    出荷ベースでミリオンセラーとなり、2011年11月時点で、椎名最大のヒット曲である。ナース姿のコスプレガラスを叩き割るミュージック・ビデオジャケットも大きな話題となった。

    当初は「ギブス」をリリースする予定だったが、プロモーション活動を開始する前に体調を崩した椎名が入院する事になったため、先に録音していた「本能」を代わりにリリースする事になった。

    このシングルのリリースには、デビューシングルの「幸福論」がマキシシングルとなって同時に発売された。詳しくは「幸福論」を参照。

    ミュージック・ビデオ

    撮影に使われるガラスは映画撮影用の割れやすい特殊ガラスだという話だったらしい。そのため、ハリウッドから飛行機で慎重に運ばれたためにガラス代よりも輸送費がかさんでしまい、そこまでして準備したにも関わらず、撮影の際に運ばれてきたのは普通の厚いガラスだったらしく、握り拳でガラスを割るシーンでは指に切り傷や足にも怪我を負ってしまった。PVの最後にカメラが引き撮影スタジオ全体が見えるようになるが、それは上記の出来事を不満に思った椎名が提案したもの。

    病院を舞台にしたこのミュージック・ビデオでは、ベッドで患者の女性と絡み合うシーンも撮影されたが、本人によれば、深い意味はないらしい。なおこの女性は椎名の友人で、当時はまだ大学生だった。

    椎名の後ろで医者のコスプレをしているのは後の発育ステータスベーシスト鳥井泰伸である。

    収録曲

    1. 本能
      • イントロ上でヴォコーダーで加工されている英詞は「I just want to be with you tonight」「I know that you want to be my babe」である[要出典](ライブで披露する際は「幸福論 (悦楽編)」同様、拡声器を使用する)。
      • 東京事変のライブツアー「“DOMESTIC!”Just can't help it.」で披露した際は、間奏を鍵盤の伊澤一葉の曲から引用。椎名林檎本人が伊澤一葉に間奏部分のアレンジを依頼した。
    2. あおぞら
      • サントリー ザ・カクテルバーフェアリーテイル篇」CMソング。
      • 高校時代、弱視に悩む男友達に「あおぞら」というタイトルで歌を作って欲しいと頼まれ、彼からもらった手紙を元に作った曲。実際に聴かせたところ「なんかドリカムみたい」と言われたという。
      • 学園祭ツアー「学舎エクスタシー」と全国ツアー「下剋上エクスタシー」では「幸福論」同様“悦楽編”としてロック調にアレンジされた。
    3. 輪廻ハイライト
      • 「サントリー ザ・カクテルバーぶどう篇」CMソング。
      • ジャズ調のナンバー。歌詞は空耳方式で、実際に歌われているのは英語だが、歌詞カードでは英語に聞こえそうな日本語を無理やり当て字をして表記されている。
        2番以降は1番の繰り返しとなっている。
      • ライブで披露されたのは1999年に行われた学園祭ツアー「学舎エクスタシー」のみ。

    演奏