フリューゲルホルン
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フリューゲルホルン(Flügelhorn, Flugelhorn, Fluegelhorn, Flicorno)は、金管楽器の1種であり、ビューグル属の楽器である。外観はコルネットに似るが、より管の内径が太い。サクソフォーン の考案者として知られるアドルフ・サックスによって考案された「サクソルン」(Saxhorn)と呼ばれる一群のうちの「ソプラノ」(あるいは、その改良されたもの)である。時として(英語風に)「フリューゲルホーン」とも呼ばれ、しばしば「フリューゲル」と略称される。「フリューゲル」(Flügel)とはドイツ語で翼の意味。
一般に知られるのは、多くのトランペットやコルネットと同じ変ロ調のものであり、これは B♭(ベー)管と呼ばれるが、変ホ調のものも存在し、こちらはE♭(エス )管と呼ばれる。
音色は、トランペットやコルネットと比較して、より太く、一般に「より豊かで暗い」「甘美」と形容される。コルネットと同程度には機敏であるが、通常使用するマウスピースの深さから、高音域の演奏はより難しいとされる。
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[編集] 構造
- 管長はトランペットやコルネットと等しく、音域も同様であるが、コルネットよりも円錐部分が多く、またその部分の口径も大きいことが、より太く柔らかく、深みに富んだ音色を生んでいる。
- トランペットと同様、バルブは3つ備えるのが普通だが、フランスのメーカー、コルトワ等に見られる様に、4バルブのものも存在する。ピストン式とロータリー式バルブがあるが、ピストン式が主流である。
- マウスピースの口径はトランペットと同等であるが、シャンクが異なるため、通常は同じものを使用することはできない。シャンクにはケノンに代表されるストレート・シャンクと、トランペットと同様のテーパー・シャンクに大別されるが、メーカーによって実際のシャンク形状は異なるのが現状である。また、その独特のメロウな音色を醸し出すために、より深いカップ形状が好まれる傾向にある。
[編集] その他の特徴
- フリューゲルホルンはトランペットやコルネットよりもペダルトーンへの移行が容易であるのも特徴である。
- ジャズやブラスバンド(金管バンド:ドイツのポザウネンコア)ではよく使われ、ソロ楽器としての側面があるが、オーケストラでの使用頻度は低く、あまり使われることはない。たとえばマーラーの交響曲第3番でポストホルンの代わりに使用されることがあるが、ウィーン・フィルなどではポストホルンそのものを使用している。他にはヴォーン・ウィリアムズの交響曲第9番、レスピーギの「ローマの松」(バンダ)などに使用例がある。
- アンサンブルなどでソロを吹くのに良く使われる。

