心の瞳 (坂本九の曲)
「心の瞳」 | ||
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坂本九の楽曲 | ||
リリース | 1985年5月22日 | |
規格 | シングルレコード(EP) | |
ジャンル | 歌謡曲 | |
レーベル | ファンハウス | |
作詞者 | 荒木とよひさ | |
作曲者 | 三木たかし | |
その他収録アルバム | ||
シングル「懐しきlove-song」
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収録曲 | ||
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「心の瞳」(こころのひとみ)は、坂本九の楽曲。作詞は荒木とよひさ、作曲は三木たかし。
概要
1985年5月22日にファンハウス移籍後初のシングル「懐しきlove-song」のB面曲として発売されたが、坂本が同年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故に巻き込まれて逝去したため、結果的に坂本の遺作となった楽曲である。下記の説明にもあるとおり、絆をテーマとしている。
坂本九はこの曲が完成したとき、妻の柏木由紀子に「ねぇ、ユッコ、今度の曲絶対ユッコが気に入るよ!すごくいい曲なんだ、これは僕たちの歌だよ」と大喜びで譜面とテープを見せるなど、この曲を大いに気に入っていた。さらに、この曲をコンサートのラストナンバーにしようと考えていたようで、スタッフだった芥川澄夫にも「これでコンサートのエンディング曲が出来た。あとはオープニング曲だ」と話していたことから、今後の音楽活動に気合いを入れていたことがわかる。[要出典]
1985年8月12日(前述の墜落事故当日)には、NHK505スタジオで収録された公開録音『歌謡スペシャル 秋一番!坂本九』[1]において、羽田健太郎のピアノ伴奏(1番のみ)[2]とともにこの曲が歌われた。しかしながら同日の墜落事故により、コンサートでの披露がついに実現することはなかった。
その後、九の葬儀において、音源での父の歌声をのせる形で、長女の大島花子がこの曲をピアノで演奏した[3]。
九逝去の同年、中学校教諭の長谷川剛が合唱曲に仕立て生徒に歌わせたものが、人づてに近隣の学校などに広がり[4]、後に、滝口亮介をはじめとして、横山潤子、梅垣達志といった、多くの音楽家によっても編曲されている。現在では合唱曲としての知名度が高く、混声3部合唱として、中学生を中心に広く歌われ親しまれている。
柏木由紀子、長女の大島花子、次女の舞坂ゆき子はその後、2004年9月8日に「maman et ses filles」名義でミニアルバム『心の瞳』(OMCA-3006、オーマガトキ)をリリースする。この曲については、3人での歌唱バージョンのほか、品川女子学院の生徒が参加した合唱バージョンも収録されている。このCDリリースもあって、近年の歌番組などでは、3人がこの曲を披露することが多い。また2008年11月25日に、日本テレビ系の音楽番組『誰も知らない泣ける歌』でこの曲が紹介された時は、オリジナル音源での九の歌声に合わせて、3人がこの曲を歌唱した。
カバー
この節の加筆が望まれています。 |
- 一路真輝 - コンピレーション・アルバム『坂本九トリビュートアルバム』収録。
- maman et ses filles - 前述。
- 杏 - カバーアルバム『LIGHTS』収録。
- トワ・エ・モワ - アルバム『ブーケ・ド・フルール』収録。
- 夏川りみ - シングル『ゆりかごのうた』収録。
- つるの剛士 - カバーアルバム『つるのうた2』収録。
- エンレイ - アルバム『悲しみを幸せに…』収録。
- 加藤有加利 - コンピレーション・アルバム『ともだちソング 〜そらにくも・きみにぼく〜』収録。
- 河口恭吾 - コンピレーション・アルバム『もしも明日が 〜三木たかしトリビュート〜』収録。
- SAWA - ミニアルバム『ソプラノレイン』収録。
- 神野美伽 - 岩崎宏美とのデュエット。アルバム『矜持(きょうじ)〜Pride〜』収録。
- 蘭寿とむ - カバーアルバム『麗人 REIJIN』(2015年1月25日発売、ビクター・エンターテインメント)収録[5]。
関連項目
脚注
- ^ 逝去後の同年9月1日にNHK-FM放送にて、追悼アナウンスを添えて放送された。
- ^ 2番は、オリジナル・カラオケらしき音源が使用された。
- ^ 音楽番組『誰も知らない泣ける歌』(日本テレビ、2008年11月25日放送分)より。また、妻に語ったエピソードは、『小倉淳の早起きGoodDay! 〝心に残るあの歌・この歌〟』(ニッポン放送、2010年6月24日放送分)で楽曲とともに紹介された
- ^ 朝日新聞 神奈川版 『上を向いて歩こう 坂本九生誕70年 (5)合唱曲 歌い継がれ』(2011年12月10日)より
- ^ “音楽史上初 宝塚歌劇団OGによるJ-POPカバーアルバムがリリース決定”. シアターガイド. (2014年11月21日) 2014年11月25日閲覧。