平塚テレビ中継局
平塚テレビ中継局 | |
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情報 | |
用途 | 電波塔、展望台 |
管理運営 | 神奈川県 |
構造形式 | 鉄骨造 |
所在地 | 日本 神奈川県平塚市万田字泡垂山970番地55号 |
平塚テレビ中継局(ひらつかてれびちゅうけいきょく)は、神奈川県平塚市の湘南平にある共建のテレビ放送中継局。
概要
神奈川県内のテレビ中継局としては空中線電力が最大である。土地は平塚市、タワーは神奈川県の所有[要出典]。
当初は、県域民放局のテレビ神奈川が横浜市鶴見区の三ツ池公園に建てた親局から離れた県中央部を補完すると同時に、小田原市など県西部に散在する中継局への送り出し基地の役割も担わせて開局した。その後、首都圏都心部の都市化進展によって一般家庭での東京タワー波の受信が困難になったため、NHK・在京キー局各局も相乗りする形で順次中継局を増設した[要出典]。
地上デジタル放送においては各局がアナログでは差のあった送信出力を統一し、テレビ神奈川同様に県中央部の基幹局として位置づけた。県内各地の既存小規模中継局をデジタル化する否かは、この平塚中継所波の受信状態の良否によって判断される。なお、秦野中継局については、当局デジタル波の難視世帯数が多かったため2010年(平成22年)3月19日にデジタル中継局が開局した[要出典]。
神奈川県外でも、千葉県館山市周辺でアンテナを向けて視聴している世帯がある。その代わり、これらの地域では地元の千葉テレビ放送が視聴できない世帯もある。[要出典]
なお、FM放送に関してはNHK横浜放送局FM放送は横浜市磯子区の親局・FM yokohamaは秦野市の親局、もしくは小田原中継局のカバーエリアにあたり、当地に中継局は設置されていない。
中継局概要
デジタルテレビ放送
リモコン 番号 |
放送局名 | チャンネル 番号 |
空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | NHK 東京総合 |
19 | 100W | 370W | 垂直偏波 | 関東広域圏 (茨城県、栃木県及び 群馬県を含まない)[1] |
101万779世帯 | 2005年 12月1日[2][3] |
2 | NHK 東京教育 |
26 | 全国 | |||||
3 | tvk テレビ神奈川 |
18 | 神奈川県 | |||||
4 | NTV 日本テレビ放送網 |
25 | 関東広域圏 | |||||
5 | EX テレビ朝日 |
24 | ||||||
6 | TBS TBSテレビ |
22 | ||||||
7 | TX テレビ東京 |
23 | ||||||
8 | CX フジテレビジョン |
21 |
- 所在地: 平塚市万田(千畳敷)[4][3]
- 放送区域: 神奈川県平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、高座郡及び中郡の全域、横浜市、横須賀市、鎌倉市、小田原市、逗子市、相模原市、三浦市、秦野市、厚木市、伊勢原市、三浦郡、足柄上郡及び愛甲郡の各一部、東京都町田市の一部[5]
- 2005年9月7日に予備免許交付[5]、11月25日に本免許が交付され[6]、12月1日に本放送を開始した[2][3]。
- NHKと在京民放局については東京スカイツリーから、またtvkは鶴見送信所より、それぞれマイクロ波による専用回線(TTL回線)で番組を伝送しており、同時に小田原テレビ中継局へも分岐されている[要出典]。
アナログテレビ放送
チャンネル 番号 |
放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
29 | NHK 東京教育 |
映像300W/ 音声75W |
映像1.55kW/ 音声380W |
垂直偏波 | 全国 | - | 1978年 3月3日 |
31 | tvk テレビ神奈川 |
映像1kW/ 音声250W |
映像4.5kW/ 音声1.1kW |
神奈川県 | 1972年 5月1日 | ||
33 | NHK 東京総合 |
映像300W/ 音声75W |
映像1.55kW/ 音声380W |
関東広域圏 | 1978年 3月3日 | ||
35 | NTV 日本テレビ放送網 |
映像1.6kW/ 音声400W |
1984年 6月1日 | ||||
37 | TBS TBSテレビ | ||||||
39 | CX フジテレビジョン | ||||||
41 | EX テレビ朝日 | ||||||
43 | TX テレビ東京 |
1984年 7月12日 |
- 所在地: デジタルテレビ放送に同じ
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
- tvk以外はすべて東京親局の中継局扱いで、独自回線を用いず、東京タワー波を受信した放送波で再送信していた[要出典]。
マルチメディア放送
周波数 | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送区域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|
214.714286MHz | Jモバ | 650W | - | 東京都、神奈川県及び 静岡県の各一部[7] |
102万6515世帯[7] | - |
- 所在地: 平塚市万田(予定)[8]
- 2012年5月11日に予備免許が交付され、同年秋に開局予定だったが、ジャパンモバイルキャスティングが総務省関東総合通信局に予備免許の取下げ願いを提出、2013年2月19日に受理された[9][10]。
出典・脚注
- ^ 基幹放送普及計画(昭和63年郵政省告示第660号)(総務省電波利用ホームページ)
- ^ a b 日本放送協会第1008回経営委員会(2005年12月13日開催)議事録(日本放送協会)
- ^ a b c 地上デジタルテレビ放送のエリア(神奈川県平塚中継局) (PDF) (総務省関東総合通信局)
- ^ 2万5千分の1地形図「平塚」(国土地理院)
- ^ a b 地上デジタルテレビジョン放送局の予備免許の交付<神奈川県内で初めての地上デジタルテレビ放送の中継局>(報道資料2005年9月7日)(総務省関東総合通信局)
- ^ 地上デジタルテレビジョン放送局に免許状を交付<株式会社とちぎテレビ、株式会社テレビ埼玉の親局及び「宇都宮」、「前橋」、「平塚」各中継局に免許>(報道資料2005年11月25日)(総務省関東総合通信局)
- ^ a b 携帯端末向けマルチメディア放送局(中継局)を予備免許<小田原・平塚中継局>(報道資料2012年5月11日)(総務省関東総合通信局)
- ^ 携帯端末向けマルチメディア放送(V-High)のエリア(平塚中継局)(報道資料2012年5月11日) (PDF) (総務省関東総合通信局)
- ^ 携帯端末向けマルチメディア放送局(中継局)の取下げ<平塚中継局>(報道資料2013年2月19日)(総務省関東総合通信局)
- ^ 平塚送信所の無線局予備免許の取下げ(プレスリリース2013年2月19日)(ジャパン・モバイルキャスティング)