山下駅 (宮城県)

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山下駅
駅舎
やました
Yamashita
坂元 (4.5 km)
(3.9 km) 浜吉田
所在地 宮城県亘理郡山元町山寺字頭無150
北緯37度58分2.69秒 東経140度54分2.06秒 / 北緯37.9674139度 東経140.9005722度 / 37.9674139; 140.9005722
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 常磐線
キロ程 325.7 km(日暮里起点)
電報略号 ヤマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
851人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1949年昭和24年)5月10日
備考 直営駅
みどりの窓口
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構内(2006年6月20日)

山下駅(やましたえき)は、宮城県亘理郡山元町山寺字頭無(かしらなし)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線である。

駅構造

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震東日本大震災)によって被害を受けて休業中である。以下は地震発生前の状況である。

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅になっている。駅舎と2・3番ホームは跨線橋で連絡している。

直営駅であるが、岩沼駅が当駅を管理する。みどりの窓口(営業時間 平日7時05分 - 19時30分、休日8時25分 - 18時45分)・自動券売機1台・簡易Suica改札機がある。以前は当駅が常磐線仙台エリアでのSuica利用可能区域の南限であったが、2009年3月14日より原ノ町駅まで利用可能となった。ただし、首都圏エリアに属するいわき駅以南の常磐線各駅までSuicaを利用して乗車することはできない。

当駅前後の線路は津波により大きな被害を受けており、撤去されている。

のりば

1 常磐線(下り) 岩沼名取仙台方面
2 常磐線 当駅始発
3 常磐線(上り) 相馬原ノ町いわき方面

当駅止まりの仙台発の最終列車(0時11分着)は2番線で夜間滞泊を行っていた。

利用状況

乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2000 1,164
2001 1,118
2002 1,070
2003 1,037
2004 1,010
2005 986
2006 964
2007 936
2008 932
2009 882
2010 851

駅周辺

  • 山元町立山下第二小学校
  • 山下駅前簡易郵便局
  • 山下駅南停留所(山元町町民バスぐるりん号)

当駅は山元町役場のある山下集落から東方約2kmに位置する花釜集落にあり、駅の東側を南北に走る県道38号線沿いにはイチゴ畑が広がっていることから、この道は「ストロベリーライン」と呼ばれている。

歴史

当駅は明治30年(1897年)11月10日の中村駅(現在の相馬駅)~岩沼駅間開業に合わせて隣駅の坂元駅や吉田駅(現・浜吉田駅)などと共に開設される予定であったが、起工に際して日本鉄道山下村との間に対立が生じたため、開業の時点では山下村域に駅が開設されなかった。このため、早くも翌明治31年(1898年)には地元の有志により停車場開設運動が始められ、以後繰り返し請願が行われた。この運動は第二次世界大戦により一時中断したものの、敗戦後の昭和21年(1946年)に請願が再開され、昭和23年(1948年)6月に着工が決定した。

隣の駅

東日本旅客鉄道
常磐線
坂元駅 - 山下駅 - 浜吉田駅

関連項目

脚注

  1. ^ 常磐線の復旧について”. 東日本旅客鉄道仙台支社 (2012年3月5日). 2012年3月7日閲覧。

外部リンク