ボブ・スウィータン
ボブ・スウィータン | |
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プロフィール | |
リングネーム |
ブルーザー・ボブ・スウィータン KO・コックス ボブ・カーセン |
ニックネーム |
ミスター・パイルドライバー 一発KO屋 |
身長 | 178cm |
体重 | 123kg - 129kg |
誕生日 | 1940年7月4日(83歳)[1] |
出身地 |
カナダ アルバータ州カルガリー |
スポーツ歴 | ボクシング |
デビュー | 1965年[1] |
ボブ・スウィータン(Bob Sweetan、本名:Bob Carson、1940年7月4日[1] - )は、カナダ・アルバータ州カルガリー出身の元プロレスラー[2]。生年は1943年とされる場合もある。
アメリカ合衆国の中西部や中南部を主戦場に、ヒールのラフファイターとして活躍した。
来歴
1965年、ブルーザー・ボブ・スウィータン("Bruiser" Bob Sweetan)のリングネームでデビューし、地元カルガリーのスタンピード・レスリングを主戦場にヒールのポジションで活動。レオ・バークやスタン・スタージャックと対戦し、1968年にはギル・ヘイズとのコンビでポール&ジョー・ルダックのルダック・ブラザーズと抗争した[3]。
1969年からはアメリカ中西部のNWAセントラル・ステーツ地区に進出し、KO・コックス(K.O. Kox)を名乗りディック・マードックと組んで活躍[4]。ボブ・ガイゲル&ザ・ヴァイキング、トーア・カマタ&ルーク・ブラウンなどのチームを破り、同地区版のNWA北米タッグ王座を2回獲得している[5]。1971年5月、ボブ・カーセン(Bob Carsen)の名義で日本プロレスの『ゴールデン・シリーズ』に初来日、5月31日に札幌中島スポーツセンターにて大木金太郎のアジアヘビー級王座に挑戦した[6](同年1月、KO・コックスとして国際プロレスに初来日する予定だったが、日本プロレスの妨害により来日中止となっている[7])。
以降はリングネームをボブ・スウィータンに戻し、セントラル・ステーツ地区を中心にミッドサウス(オクラホマ、ルイジアナ、ミシシッピ、アーカンソー)のトライステート地区、アラバマのガルフ・コースト地区などを転戦。トライステート地区では若手時代のスタン・ハンセン&フランク・グーディッシュと1975年にUSタッグ王座を争い[8]、ガルフ・コースト地区ではリップ・タイラーやエディ・サリバンと抗争を展開、同年12月28日にはタイラーからNWAガルフ・コースト・ヘビー級王座を奪取している[9]。
主戦場のセントラル・ステーツ地区では、1977年6月10日にテッド・デビアスを破りNWAセントラル・ステーツ・ヘビー級王座を獲得(以後、ランディ・オルズやバズ・タイラーを下し、同王座には1981年12月にかけて通算5回戴冠)[10]。1977年下期にはブラック・アンガス・キャンベルとTV王座を争い[11]、1978年10月14日にはボブ・ブラウンと組んでジェシー・ベンチュラ&タンク・パットンから同地区版のNWA世界タッグ王座を奪取した[12]。
1979年よりマイク・ジョージとタッグチームを結成。同年9月28日、ビル・ワット主宰のMSWAにてバトルロイヤルを制し、ミッドサウス・タッグ王座の初代チャンピオン・チームとなる[13]。1980年10月30日にはセントラル・ステーツ地区でボブ・ブラウン&ルーファス・ジョーンズを破り、NWAセントラル・ステーツ・タッグ王座を獲得した[14]。なお、MSWAではマイケル・ヘイズ&テリー・ゴディのファビュラス・フリーバーズとも共闘し、ポール・オーンドーフ、ジャンクヤード・ドッグ、バック・ロブレイなどのチームと対戦している[15]。
1981年1月、マイク・ジョージとのコンビで国際プロレスの『新春パイオニア・シリーズ』に参戦、10年ぶりの来日を果たし、1月20日に大阪府立体育館でアニマル浜口&マイティ井上のIWA世界タッグ王座に挑戦した。シリーズ中に行われた「ルー・テーズ杯争奪戦」の前期予選にも出場し、同ブロックの寺西勇とマッハ隼人に勝利したがホセ・アローヨに敗退、各ブロックの2位選手3名による敗者復活戦でジ・インベーダーを下すも、ラッシャー木村に敗れ予選通過は果たせなかった[16](同年7月開幕のシリーズを最後に国際プロレスは活動を停止したため、秋に開催されるはずだった決勝リーグは最終的には行われていない)[17]。
1982年からはミスター・パイルドライバー(Mr. Pile Driver)をニックネームにテキサス州サンアントニオのSCWに定着。翌1983年2月27日にタリー・ブランチャード、5月20日にアドリアン・アドニスを破り、サウスウエスト・ヘビー級王座を2回獲得している[18]。SCWではベビーフェイスのポジションに回り、モンゴリアン・ストンパーやキラー・カーンとも対戦した[19]。
翌1983年の下期はプエルトリコのWWCに登場し、10月23日にキング・トンガからプエルトリコ・ヘビー級王座を奪取した[20]。1984年4月には、同じくSCWを主戦場としていたテリー・ファンクのブッキングにより、第1次UWFの旗揚げシリーズ『UWFオープニング・シリーズ』に外国人エースとして参加、前田日明ともシングルマッチで対戦している[21]。
セミリタイア後は、1985年にルイジアナ・スーパードームで行われたMSWAのビッグイベントにおいて、テッド・デビアス&スティーブ・ウィリアムス対ジェイク・ロバーツ&ザ・バーバリアン戦のスペシャル・レフェリーを務めた。1987年には旧敵リップ・タイラーがガルフ・コースト地区で主宰していたWOW(ワールド・オーガニゼーション・レスリング)にてカムバックを果たし、団体のエース格となってジェリー・スタッブスやビッグ・ババなどと対戦した[22]。
得意技
獲得タイトル
- NWAセントラル・ステーツ・ヘビー級王座:5回[10]
- NWAセントラル・ステーツ・タッグ王座:2回(w / マイク・ジョージ、テリー・ギッブス)[14]
- NWAセントラル・ステーツTV王座:2回[11]
- NWA北米タッグ王座(セントラル・ステーツ版):2回(w / ディック・マードック)[5]
- NWA世界タッグ王座(セントラル・ステーツ版):1回(w / ボブ・ブラウン)[12]
- NWAブラスナックル王座(トライステート版):2回[24]
- NWA USタッグ王座(トライステート版):4回(ジークフリート・スタンキー、プリンス・タプー、キラー・カール・コックス、トニー・ロコ)[8]
- ミッドサウス・タッグ王座:1回(w / マイク・ジョージ)[13]
- NWAガルフ・コースト・ヘビー級王座:1回[9]
- NWA USヘビー級王座(サンフランシスコ版):2回[25]
- SCWサウスウエスト・ヘビー級王座:2回[18]
- SCWサウスウエスト・タッグ王座:1回(w / ディック・スレーター)[26]
- WWCプエルトリコ・ヘビー級王座:1回[20]
脚注
- ^ a b c “Bob Sweetan”. Wrestlingdata.com. 2014年4月3日閲覧。
- ^ 『THE WRESTLER BEST 1000』P313(1996年、日本スポーツ出版社)
- ^ “The Stampede matches fought by Bob Sweetan in 1968”. Wrestlingdata.com. 2014年5月8日閲覧。
- ^ “Wrestler Profiles: Dick Murdoch”. Online World of Wrestling. 2009年11月6日閲覧。
- ^ a b “NWA North American Tag Team Title [Central States]”. Wrestling-Titles.com. 2014年5月8日閲覧。
- ^ “JWA 1971 Golden Series”. Puroresu.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ 『週刊プロレスSPECIAL 日本プロレス事件史 vol8 』P40(2015年、ベースボール・マガジン社、ISBN 9784583622699)
- ^ a b “NWA United States Tag Team Title [Tri-State]”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ a b “NWA Gulf Coast Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ a b “NWA Central States Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ a b “NWA Central States Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月15日閲覧。
- ^ a b “NWA World Tag Team Title [Central States]”. Wrestling-Titles.com. 2011年11月20日閲覧。
- ^ a b “Mid-South Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月15日閲覧。
- ^ a b “NWA Central States Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月15日閲覧。
- ^ “The UWF matches fought by Bob Sweetan in 1980”. Wrestlingdata.com. 2014年6月15日閲覧。
- ^ “IWE 1981 New Year Pioneer Series”. Puroresu.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ 『Gスピリッツ Vol.16』P76(2010年、辰巳出版、ISBN 4777808017)
- ^ a b “SCW Southwest Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月15日閲覧。
- ^ “The SCW matches fought by Bob Sweetan in 1982”. Wrestlingdata.com. 2014年11月8日閲覧。
- ^ a b “WWC Puerto Rico Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月15日閲覧。
- ^ “The UWFi matches fought by Bob Sweetan in 1984”. Wrestlingdata.com. 2014年5月8日閲覧。
- ^ “World Organization Wrestling”. Classic Wrestlings Online. 2012年1月10日閲覧。
- ^ “Stampede Wrestling International Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ “NWA Brass Knuckles Title [Tri-State]”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ “NWA United States Heavyweight Title [San Francisco]”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月18日閲覧。
- ^ “SCW Southwest Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年4月18日閲覧。