ビーイング系

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ビーイング系
Being-Kei
様式的起源

ロックJ-POPフォークロック[1]バブルガム・ポップ[2]ハードロック[3] 歌謡曲R&B[4]

文化的起源 1990年代初頭 -
日本の旗 日本
使用楽器 ボーカル
ギター
ベース
ドラムセット
キーボード
地域的なスタイル
ロック
関連項目
バンドブームJ-POPJ-ROCKバラード
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ビーイング系(ビーイングけい)は、1990年代初頭[5][6]に流行した日本のポップス音楽の一形式。

特徴

ロックサウンド[7]

カラオケでも歌いやすいキャッチーなメロディ[8]

適度にエッジを効かせたサウンド[9]

サビが分かりやすい[10]

イントロや間奏、アウトロ(楽曲の終わり部分)にちりばめられた、鍵盤やギターによる特徴的で美しいリフ[11]

歴史

1990年代に日本で発生した、ビーイング所属アーティストの楽曲がチャートの上位を独占した社会現象をビーイングブームと呼ぶ。

ビーイング系と呼ばれる代表的なアーティスト一覧

関連項目

脚注

  1. ^ SPICE「一番聴いたのはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」(1970年)というアルバム、で、どの部分でどの楽器が出てくるということまで、記憶しています。結局それがアレンジ能力に繋がってくるわけです。こういうところでこういう音がこうやって出てくると、興奮するよねって、何百回何千回聴いてるものが実体験として、脳に叩き込まれている。稀代のメロディメーカー織田哲郎ロングインタビュー~ヒット曲請負人の頭の中とは?」、2019年10月11日(閲覧:2022年4月10日)
  2. ^ SPICE「例えばバブルガムポップスみたいなものでも、好きな曲が多かったですね。一番最初に買ったシングルレコードがモンキーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」なんですが、稀代のメロディメーカー織田哲郎ロングインタビュー~ヒット曲請負人の頭の中とは?」2019年10月11日(閲覧:2022年4月10日)
  3. ^ okmusic「ZARDのサウンドについて記そう。端的に言えばハードロックである。」2017年05月24日(閲覧:2022年6月11日)
  4. ^ 90年代にB'z、ZARDなど大人気アーティストが所属しJ-POPシーンを牽引したBeing(ビーイング)。特徴はオーソドックスな歌謡曲にロックサウンド 《Being》結婚式オススメ曲|5000組が選んだキーワード別人気BGMランキング【ウィーム】”. WiiiiiM. 2022年12月1日閲覧。
  5. ^ 音楽制作会社「ビーイング」の輩出する “ビーイング系アーティスト” が人気を集めた90年代。 90年代は空前のビーイングブーム! B'z以外に2組バンドを挙げるなら…コレでしょ!?”. citrus (2022年10月19日). 2022年11月30日閲覧。
  6. ^ 「ビーイング」と聞いて、すぐに意味がわかる人は、それなりにJ-POP好きな人に違いない。特に90年代、B’z・WANDS・ZARD・大黒摩季……など、そうそうたるアーティストたちを世に送り出した、音楽制作会社でレコード会社である。エイベックスやジャニーズのように社名をテレビ広告などで使用していなかったため、ピンと来ない人もいるかもしれないが、ビーイング系アーティストを無視して90年代J-POPは語れない。 【90年代J-POP】ビーイング系アーティストの名曲 10選 / B’z・WANDS・ZARD・大黒摩季など”. ロケットニュース (2015年5月13日). 2022年11月30日閲覧。
  7. ^ 「90年代のビーイング楽曲の特徴は、オーソドックスな歌謡曲にロックサウンド、R&Bサウンドなどを組み合わせたこと。この音楽的なスタイルと、曲名とサビの歌詞を一致させる訴求方法によって、J-POPユーザー、バンド好きのリスナーの両方を取り込むことに成功したのだ。カラオケでも歌いやすいキャッチーなメロディ、適度にエッジを効かせたサウンドを手がけていたのは、織田哲郎、栗林誠一郎、大島こうすけなどの作家陣だ。ビーインググループの創業者・長戸大幸のプロデュースによる高度なクオリティ・コントロールのもと、ビーイング系のアーティストは一大潮流となった。」 コロナ禍で見直された“ビーイングサウンド”の強度「誰もが口ずさめる」楽曲で若者にもリーチ”. オリコン (2020年7月22日). 2022年11月30日閲覧。
  8. ^ 「カラオケでも歌いやすいキャッチーなメロディ」 コロナ禍で見直された“ビーイングサウンド”の強度「誰もが口ずさめる」楽曲で若者にもリーチ、”. オリコン (2020年7月22日). 2022年11月30日閲覧。
  9. ^ 「適度にエッジを効かせたサウンド」 コロナ禍で見直された“ビーイングサウンド”の強度「誰もが口ずさめる」楽曲で若者にもリーチ”. オリコン (2020年7月22日). 2022年11月30日閲覧。
  10. ^ 織田哲郎の作る楽曲は「ここがサビ」だと分かりやすいのも特徴のひとつ。サビのメロディがキャッチーなのはもちろん、サビまでの展開(盛り上がり)の作りかたが絶妙なのです。 ビーイングブームの立役者 織田哲郎の功績【90年代邦楽のヒットメーカー解説③】”. webdon. 2022年11月30日閲覧。
  11. ^ ビーイングブームの立役者 織田哲郎の功績【90年代邦楽のヒットメーカー解説③】イントロや間奏、アウトロ(楽曲の終わり部分)にちりばめられた、鍵盤やギターによる特徴的で美しいリフ”. webdon. 2022年11月30日閲覧。
  12. ^ T-BOLANが大ヒット量産した秘訣を彼らの代表作『SO BAD』から模索する 「T-BOLANは俗に言う“ビーイング系”である。1990年代初めから、T-BOLANの他にも、B'z、ZARD、WANDS、大黒摩季、DEENら、レコード会社兼マネジメント会社である ビーイングに所属しているアーティストたちがヒット曲を連発している。当時をリアルタイムで過ごした音楽ファンならば、彼らが巻き起こした旋風のすごさはよくご存知だろう。」”. okmusic (2022年3月9日). 2022年12月1日閲覧。
  13. ^ 好きなビーイング系アーティストランキング!みんなの投票で決定! 「ZARD(ザード)は、日本の女性歌手・坂井泉水を中心に結成された音楽ユニット。1991年始動。芸能事務所はSENSUI。レコード会社はビーイング、レーベルはB-Gram RECORDS。」”. みんなのランキング (2022年11月29日). 2022年12月1日閲覧。
  14. ^ 「WANDSやらない?」…90年代ビーイング系メガヒットバンド、新ボーカル迎え再始動 「「愛を語るより口づけをかわそう」「時の扉」など1990年代にメガヒットを飛ばしたWANDSが、新ボーカルに上原大史を迎えて復活」”. 読売新聞オンライン (2020年11月7日). 2022年12月1日閲覧。
  15. ^ 『DEEN』に宿るDEENらしさとタレント集団、ビーイングの威信 「アルバム『DEEN』は織田哲郎提供楽曲とDEEN自身が手がけたナンバーを“ビーイング・オールスターズ”とも言うべきアーティストが支えているという作品である」”. okmusic (2021年1月20日). 2022年12月1日閲覧。
  16. ^ すべてビーイングで大ヒット!『SLAM DUNK』アニメの主題歌を振り返る 「楽曲を提供したのはBAAD、ZYYG、大黒摩季、WANDS、MANISH、ZARD。そう、すべてビーイング系列のアーティストなのである。『SLAM DUNK』は、ビーイングのアニメタイアップ戦略の先駆けであり、アニメと楽曲が相乗効果でそれぞれ人気を拡大していったのだ。」”. excite.ニュース (2016年1月21日). 2022年12月1日閲覧。