スージー鈴木

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。キュアサマー (会話 | 投稿記録) による 2022年11月23日 (水) 10:09個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (曖昧さ回避ページセットアップへのリンクを解消、リンク先をSET UP!!に変更(DisamAssist使用))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

スージー鈴木(スージーすずき、Suzie Suzuki1966年11月26日[1] - )は、日本音楽評論家小説家野球評論家(野球音楽評論家・野球文化評論家)、ラジオパーソナリティアマチュア音楽家M-1評論家、大学講師。本名、鈴木 朗(すずき あきら)[2]大阪府東大阪市出身[3]

略歴

大阪府立清水谷高等学校早稲田大学政治経済学部卒業[1]

1988年、大学生時代にFM東京『東京ラジカルミステリーナイト』の「AUプロジェクト」に参加し、「スージー鈴木」の名でラジオデビュー[4]。 大学卒業後、広告代理店博報堂に勤務[5]。サラリーマンとして働きながら、1995年から1999年にかけてFMヨコハマ土曜日『トワイライトナビゲーション』にレギュラー出演した。

1998年より、11月創刊の『野球小僧』で野球音楽評論家としてデビュー。

1999年5月発売のムック「YOMIURI SPECIAL16 松坂&高橋 プロ野球革命宣言[6]」では広告業界からの視点で、当時の大物ルーキー松坂大輔と、前年セ・リーグ川上憲伸と新人王を争った高橋由伸のスターとしての可能性について、コラムを執筆した(プロフィールでは「博報堂に勤務しながら、野球評論もこなす鬼才」と紹介)。

2001年から雑誌『週刊ベースボール』の「CULTURAL REVIEW about BASEBALL」コーナーにて隔週で野球音楽に関するコラムを連載。2007年以降、同誌における肩書きは「野球文化評論家」となっており、音楽以外のコラムを執筆する場合もある。

大阪芸術大学早稲田大学で講師も務める。

人物

  1. プロ野球公式戦始球式
  2. 紅白歌合戦・審査員
  3. 週刊文春』での音楽コラム連載

出演番組

ラジオ
テレビ

執筆

書籍

  • 【F】を3本の弦で弾くギター超カンタン奏法〜シンプルなコードフォームから始めるスージーメソッド(2014年3月、彩流社ISBN 978-4779119743
  • 1979年の歌謡曲 (2015年11月彩流社、〈フィギュール彩〉)ISBN 978-4779170386
  • 1984年の歌謡曲(2017年2月、イースト・プレス〈イースト新書〉)ISBN 978-4781650807
  • サザンオールスターズ1978-1985(2017年7月、新潮社〈新潮新書〉)ISBN 978-4106107245
  • カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区(2018年6月、〈KADOKAWA〉)※マキタスポーツ共著 ISBN 978-4048962605
  • イントロの法則80's〜沢田研二から大滝詠一まで(2018年10月、文藝春秋ISBN 978-4163909097
  • いとしのベースボール・ミュージック 野球×音楽の素晴らしき世界(2019年2月、リットーミュージックISBN 978-4845633494
  • チェッカーズの音楽とその時代 1983→1992(2019年3月、ブックマン社)ISBN 978-4893089151
  • 80年代音楽解体新書(2019年8月、彩流社)ISBN 978-4779171048
  • ザ・カセットテープ・ミュージックの本〜つい誰かにしゃべりたくなる80年代名曲のコードとかメロディの話(2020年10月、リットーミュージックISBN 978-4845635467
  • 恋するラジオ(2020年8月、ブックマン社)
  • 平成Jポップと令和歌謡(2021年10月、彩流社)ISBN 978-4779127793
  • EPICソニーとその時代(2021年10月、集英社新書)
  • 桑田佳祐論(2022年6月17日、新潮新書) ISBN 978-4106109546

新聞

雑誌・ムック

小説

  • 完全仮想フィクション M-1 東西頂上決戦 東京漫才は大阪に勝てるか!?(雑誌『広告』2008年6月号)
  • 恋するラジオ Turn on the radio(2020年8月、ブックマン社)ISBN 978-4893089328(「水道橋博士のメルマ旬報」連載)

Web連載

  • EPICソニー名曲列伝[9](Re:minder)
  • スージー鈴木の放送だけじゃしゃべりたりない!ボーナス・トラック[10](「ザ・カセットテープ・ミュージック」公式サイト内コラム)
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」[11](東洋経済オンライン)

音楽

シンガーソングライターとして

Coopers town label(インディーズ)の『take me out to the ballgame』で以下の4曲を披露した。

  • supersonic speedstar〜高橋慶彦にささぐ
  • おっかけ旅情
  • Here comes the Searex
  • 大阪メモワール

サイト『野球浴 野球音楽の殿堂[12]』で野球関係の楽曲を発表している。

  • ダルビッシュ・ブルース
  • どっちやねん?
  • 野球の国
  • ミ・ナ・ミ・ム・レ
  • バルデスなんデス
  • 東大阪で生まれた男
  • たどりついたらいつも空振り
  • いちご球場よ永遠に〜"Strawberry Field" Forever
  • サブローの一番長い日(instrumental)
  • ローズとシーツとウッズが正津の絵を描いた
  • Toyota CROWN
  • Batting Class Hero 〜野球階級の英雄
  • Destrade(デストラーデ)
  • ファンキーミンチーベニー
  • おねがいタイムマシン!
  • 放蕩息子
  • 2011年の桜

監修

野球小僧 なつかしの野球ソングコレクション
1999年7月、バップより発売されたアルバムCD。高島幹雄プロデュースのコンピレーション・アルバムシリーズのひとつであり、雑誌「野球小僧」とのタイアップアルバム(ロゴも同誌の題字が使われた)。文字通り「野球小僧[注 1]」をはじめ、1970年代に発表された日本のプロ野球チームの応援歌などの野球ソングを収録。ブックレットには、音楽ライター鈴木啓之の楽曲解説とスージーの随筆も記載されている。

プロデュース

  • G.D グリーンバーグ著 『日本は、』(2012年、彩流社)ISBN 978-4779117848

脚注

注釈

  1. ^ 元々灰田勝彦歌唱により1951年に発表されたものを1983年小林克也&ザ・ナンバーワンバンドがカバーしたもの。

出典

  1. ^ a b c d 日本で唯一(?)の野球音楽評論家、スージー鈴木が 『週刊ベースボール』誌上で17年にわたって連載中のコラムを書籍化! 『いとしのベースボール・ミュージック 野球×音楽の素晴らしき世界』発売 ”. PR TIMES (2019年2月15日).
  2. ^ 常見陽平氏×博報堂 鈴木朗(スージー鈴木) 働き方改革から働き方創造へ”. 博報堂WEBマガジン センタードット (2019年5月31日). 2021年9月26日閲覧。
  3. ^ 東大阪で生まれた男 - 「野球浴」内。
  4. ^ 20091230/20年ぶりの半蔵門。”. we"a"kly suzie (2009年12月30日).
  5. ^ 2006年3月5日付の日記で、「1990年('90年)に広告業界に入った」という旨の記述をしている。
  6. ^ 読売新聞社刊、書籍コード:ISBN 4643990376
  7. ^ “1979年の歌謡曲 著者プロフィール”. 彩流社 (2015年).
  8. ^ スージー鈴木とミラッキ大村の9の音粋!4/6の選曲”. ベイエフエム (2020年4月6日). 2020年5月16日閲覧。
  9. ^ コラムリスト|スージー鈴木
  10. ^ スージー鈴木のボーナス・トラック(カセットテープ・ミュージック公式)
  11. ^ スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」(東洋経済オンライン)
  12. ^ 野球浴 野球音楽の殿堂

外部リンク