すしお

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すしお(本名:石崎 寿夫(いしざき としお)、1976年11月5日 - )は、トリガーに所属する男性アニメーターイラストレーター埼玉県和光市出身[要出典]血液型はB型。埼玉県立朝霞西高卒業。

人物

代々木アニメーション学院を卒業[1]後、ガイナックスに入社。初動画作品は『新世紀エヴァンゲリオン』。同社作品の『まほろまてぃっく』で初の作画監督を担当し、同年には『サクラ大戦 活動写真』にて連名ながら劇場アニメの作画監督も務めた。劇場版『ONE PIECE』や『おジャ魔女どれみ』シリーズなど東映アニメーション作品にも多く参加している。『キスダム -ENGAGE planet-』では自身初のテレビアニメ作品のキャラクターデザインを務めた。

ガイナックスには長らく主要スタッフとして在籍していたが、2011年に師のような存在である今石洋之らがアニメ制作会社トリガーを設立したのに合わせて退社。同社所属アニメーターとなり、トリガー制作としては初のTVシリーズ作品『キルラキル』のキャラクターデザインを手がける。

作画ではアクションやエフェクトなどを得意とし、その画力は業界内でも注目されている[2]

逸話

  • 影響を受けたアニメーターとして吉成曜今石洋之森久司等を挙げている。特に吉成曜は自らが最も敬愛するアニメーターであると公言しており、その影響も大きい。
  • 好きなアニメには『AKIRA』を挙げ、子供の頃から繰り返し模写したという。あまりにもAKIRAを何度も観るので母親から「AKIRA禁止令」が出たほどである。
  • 今ではアクションシーンなどを数多く手がけるアニメーターだが、ガイナックス入社当初は、動きに興味が無かった。しかし、ミクロマンでの今石洋之の作画を直に見た事により感銘を受け、動きに興味を持つようになったとのことである。
  • ONE PIECE』に強くハマっていた時期もあり、初作監を務めた「まほろまてぃっく」4話において、モブキャラの不良がその影響で「ワンピっぽくなってる。」とのこと。
  • ONE PIECE ねじまき島の冒険』に参加した際には、絵柄がTV版と違い過ぎる事からスタッフと揉めたとのこと。しかし、その件を聞いた細田守は、どんなことがあってもすしおを『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』の作画監督にしようと決めたという。細田守は「すしおさんの絵の方が原作に似ていると思ったし、スタッフともめるくらい原作に愛情を持っていると思ったから。僕はどうしてもすしおさんの『ONE PIECE』を観たかったんだよね。」とも発言している[3]
  • 天元突破グレンラガン』では、キャラクターの死亡シーンを数多く担当した。TV版ではカミナ、チミルフ、ジョーガン、バリンボー、キタン、ロージェノムの最期のシーンの原画を手掛け、劇場版でも、シトマンドラ、ロージェノム、アンチスパイラルの最期を新たに描いている。他にも、グレンラガンではロージェノムと、彼の機体ラゼンガンの活躍するシーンの多くを手掛け、他のスタッフからは「ロージェノムアニメーター、ラゼンガンアニメーターの名を欲しいままにしている。」と言われた[4]
  • 近年はももいろクローバーZに傾倒しており、自身のツイッター上で、イラストを多数投稿し、公式でも衣装デザインやミュージックビデオアニメーションを手がけるなどしている。
  • 同人活動も行っており、主に自身のイラストや、原画などを掲載している。
  • 過去に別名義で本名を名乗るときと石崎すしおがあったが、現在はすしお名義で統一。
  • 2016年~アイドルグループBiSHファンの「清掃員」を公言しており、twitter上では推しメンバーのモモコグミカンパニーから文字って『スシオグミカンパニー』を名乗っている。twitterではBiSHが所属する芸能事務所WACKのアイドルイラストを不定期に公開しており、WACKのオフィシャルグッズのデザインも一部手がけている。

参加作品

テレビアニメ

OVA

劇場アニメ

WEB

その他

脚注

  1. ^ アニメディア スクール特集 2015 WINTER Archived 2016年3月30日, at the Wayback Machine.
  2. ^ 「Newtype」2006年2月号[要ページ番号]
  3. ^ 『ONE PIECE ―オマツリ男爵と秘密の島―』細田守インタビュー(3)
  4. ^ 「天元突破グレンラガン」15話のDVD特典のコメンタリーより。

関連項目

外部リンク