すさみ町
すさみちょう すさみ町 | |
---|---|
国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
都道府県 | 和歌山県 |
郡 | 西牟婁郡 |
市町村コード | 30406-9 |
法人番号 | 6000020304069 |
面積 |
174.45km2 |
総人口 |
3,419人 [編集] (推計人口、2024年3月1日) |
人口密度 | 19.6人/km2 |
隣接自治体 | 串本町、古座川町、白浜町 |
町の木 | シイ |
町の花 | ハマユウ |
町の鳥、魚 | メジロ、カツオ |
すさみ町役場 | |
町長 | 岩田勉 |
所在地 |
〒649-2621 和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見4089番地 |
外部リンク | すさみ町 |
特記事項 | 世帯数:2,480世帯(2004年12月1日現在) |
ウィキプロジェクト |
カツオ漁や「ケンケン船」で知られており、近世には熊野地域一帯の中心部となったこともある。
地理
すさみ町は紀伊半島のほぼ南端に位置し太平洋に面している。海岸線は漁港を作るのに適したリアス式海岸で漁が盛んである。気候は黒潮の影響により温暖で年間の平均気温はおよそ17度となっている。平地が少なく町域の90パーセント以上が山林で占められている。なおこの辺りの海岸は「枯木灘」として有名で熊野枯木灘海岸県立自然公園の指定も受けているほどである。中心集落は周参見川河口に開けた漁港の町周参見である。
隣接する自治体
すさみ町は以下の自治体と隣接している。
人口
すさみ町(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
すさみ町のあたりは6世紀ごろより長らく熊野地域(おおよそ紀南)の中心となっていたが1657年に口熊野奉行所が置かれてからは名実共に南紀支配の中心地となった。1889年、町村制が広く日本に敷かれ周参見村・大都河村・江住村・佐本村が成立、これらの村が現在のすさみ町の原型となっている。
- 1889年4月1日 - 町村制施行により西牟婁郡周参見村・大都河村・江住村・佐本村が成立。
- 1924年2月11日 - 周参見村が町制施行により西牟婁郡周参見町となる。
- 1955年3月31日 - 周参見町・佐本村・大都河村が合併し西牟婁郡すさみ町成立。このとき三舞村から大字太間川を編入。
- 1956年4月1日 - すさみ町の大字大鎌が江住村に編入される。
- 1959年3月25日 - 江住村を編入合併し現在のすさみ町が成立する。
- 1976年 - 大阪府寝屋川市との姉妹都市提携を締結する。
行政
町長は岩田勉(いわたつとむ)である。1983年12月18日に就任以来、しばらく町長の職についていた桂功(かつら いさお)前町長が任期途中で健康上の不安を理由に、統一地方議会選挙の改選日程に合わせる形で辞職した。これに伴い新人3名が町長選に立候補、2011年4月22日に投開票が行なわれ町長が決定した。
議会
議員定数は10名である。定例会議は3月・6月・9月・12月に行われる。
経済
1995年の統計によると
- 第一次産業就業人数は604名(21%)、
- 第二次産業就業人数は865名(30%)、
- 第三次産業就業人数は1,378名(48%)
である。
産業
漁業・林業・農業及び観光業がすさみ町の基幹産業である。漁業は特に盛んで黒潮の影響によりカツオ、ブリなどの水揚げが多くなっている。海岸部より内陸部に入った地区では杉・桧などの林業が伝統的に行われている。昭和40年代まで製材所も町内に多くあったが国内木材の価格低迷するなか、多くの製材所は閉鎖され林業は停滞している。
金融機関
- 紀陽銀行 周参見支店(周参見)
日本郵政グループ
- 田辺支店 すさみ集配センター(周参見/すさみ郵便局と併設)
- 田辺支店 江住集配センター(江住/江住郵便局と併設)
- すさみ郵便局(周参見)
- 江住郵便局(江住)
- 佐本郵便局(佐本中)
- 各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置されており、すさみ郵便局ではホリデーサービスを実施(2011年6月現在)。
※周参見町内の郵便番号は、町西部地域(周参見地区など)が「649-26xx」(周参見集配センターの管轄)、町東部地域(江住・佐本地区など)が「649-31xx」(江住集配センターの管轄)となっている。
姉妹都市・提携都市
教育
- 小学校
- すさみ町立周参見小学校(すさみ町周参見4027番地)
- すさみ町立江住小学校(すさみ町江住670番地)
- すさみ町立見老津小学校(すさみ町見老津475番地)
- 中学校
- すさみ町立周参見中学校(すさみ町周参見4027番地)
- すさみ町立江住中学校(すさみ町江住812番地)
- 高等学校
- 和歌山県立南紀高等学校周参見分校(すさみ町周参見3685番地)
- 町内には大学はないが、近畿大学の水産試験場が存在する。
交通
鉄道
町内には西日本旅客鉄道紀勢本線が走っている。紀勢本線はこのあたりでは普通列車は2時間に1本くらいの割合で運行されている。代表駅は周参見駅(簡易委託駅)で、この駅には特急列車を含めてすべての列車が停車する。江住駅と見老津駅(ともに無人駅)には、特急は停車せず普通列車のみが停車する。
路線バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光
- 熊野古道 - 大辺路
- すさみ八景
- 雫ノ滝
- 枯木灘
- 江須崎 - 暖地性植物の群落あり。
- 周参見王子神社
- すさみ町立歴史民俗資料館
- 海底ポスト - 世界初。ギネスブックにも一番深い場所にある郵便ポストで認定。実際にハガキを出すことができる。
- イノブータン王国
- すさみ海立エビとカニの水族館(旧すさみ町立エビとカニの水族館)
温泉
- すさみ温泉
出身有名人
その他
周参見駅には温度計が設置されていて、冬の時期(2月1日~2月28日)に朝7時の気温が0度以下(氷点下)だった場合、すさみ町内の宿泊施設(ホテルベルヴェデーレなど)での次回の宿泊料が「寒さ料」として50%引きになるという。 この企画は、地理的位置から『常春の町』をアピールしようと、観光協会が1984年から始めた。2006年までで過去1回だけ、2000年に記録したことがある。