あおば通駅

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あおば通駅
駅入口
あおばどおり
Aoba-Dōri
(0.5km) 仙台
所在地 仙台市青葉区中央三丁目2-1
北緯38度15分38.7秒 東経140度52分42.4秒 / 北緯38.260750度 東経140.878444度 / 38.260750; 140.878444
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 仙石線
キロ程 0.0 km(あおば通起点)
電報略号 アリ
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
20,180人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 2000年平成12年)3月11日
乗換 仙台駅仙台市地下鉄南北線
備考 直営駅
みどりの窓口
仙 仙台市内
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改札口(改装後)
地下鉄仙台駅との乗り換え改札口(JR側から地下鉄側を見る)
ファイル:Aobadori-form.jpg
ホーム

あおば通駅(あおばどおりえき)は、宮城県仙台市青葉区中央三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線

仙台トンネルの西端に位置する、同線の起点駅である。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。仙台駅の管理下にある。仙台駅とは約400mの距離があり、両駅は地下通路で連絡している。

直営駅であるが、仙台駅が当駅を管理する。

2つの改札口があり、うち1つは仙台市地下鉄南北線仙台駅と連絡する乗換専用の改札口である。地下1Fの直接改札口は直営で、みどりの窓口(営業時間 7時 - 21時)、びゅうプラザ仙台 あおば通店、自動改札機自動券売機自動精算機、指定席券売機1台設置。駅員は仙台駅所属となっており、出改札業務はあおば通専任の部署と、仙台駅の出札・改札の各部署がローテーションで担当する。びゅうプラザ業務も仙台駅のびゅうプラザ担当部署所属の社員がローテーションで担当する[1]

地下2Fの乗換改札口は、一箇所で一方の出場と他方の入場を同時に処理する形式ではなく、JR・地下鉄各社局の自動改札機がそれぞれ単独で向かい合わせに配置され、両社局の改札の間に各社局の自動券売機が設置されている。また、各社局ごとに自動精算機も設置されている。窓口は改札業務のみで、東北総合サービスに業務委託されている。

改札内コンコースにKIOSKがある。

地下駅でありながら、仙石線の駅の中では標高が20.8mと一番高い。入り口に至っては、松島海岸 - 陸前浜田の一番高い地点よりも高くなっている。

のりば

1・2 仙石線 本塩釜松島海岸石巻方面
  • 15時台以降に発車する快速列車は、仙台駅方面から当駅まで乗車し、そのまま列車から降りずに目的地へ折り返し乗車するという行為を防ぐため、降車終了後にいったんドアを閉める措置が取られている。
  • 当駅の発車メロディは仙台駅の1 - 8番線で使われている曲(さとう宗幸青葉城恋唄』のアレンジと言われる曲・榊原光裕作曲)と同じだが、仙台駅のものとは少々編曲が異なる。

利用状況

2010年度の乗車人員は1日平均20,180人である。この数値は、東北地区では仙台駅に次ぎ2番目に多い。

乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
1999 13,546
2000 19,198
2001 19,884
2002 19,566
2003 19,890
2004 20,449
2005 21,200
2006 21,298
2007 21,535
2008 21,587
2009 21,155
2010 20,180

駅周辺

駅周辺には都市銀行の支店などが立ち並ぶ[2]

電力ビルおよび青葉通一番町方面からの仙台駅を終点とする仙台市営バスは、当駅前の仙台駅前降車場に到着する。この降車場は当駅開業前から存在するが、駅の入口が降車場前にできたため、当駅開業に伴ってバスと仙石線との乗り継ぎがスムーズとなった。

歴史

駅が位置する道路の名称は「青葉通」であるが、駅名決定時に親しみやすさから平仮名とした。

仙台駅 - 苦竹駅間の踏切による交通渋滞問題を解消するために、1985年昭和60年)に着工した連続立体交差事業(仙台トンネル参照)として、仙石線仙台駅の地下駅として建設された。

当時は仙台市地下鉄東西線との直通運転案が存在したこともあり、仙台市地下鉄との直通運転も視野に入れて建設されたが、直通運転案では国鉄仙台駅と仙台市地下鉄南北線の仙台駅が多少離れていることもあって仙台駅を二分して作ることになり、仙台市地下鉄との境界駅をどちらにするかという点で連続立体交差事業の補助金が下りる区間を長くするために、当駅までを国鉄区間として建設することとなった。

そのため、正式に駅名が決まる以前は現在のあおば通駅が「仙台駅」とされていて、現在の仙石線仙台駅は「仙台東口駅」と仮称が与えられていた。しかしこの名称では、東北本線の仙台駅と仙石線の「仙台駅」がそれぞれ離れて存在する事になり、正式名称はそれぞれ現在のものになった。

  • 2000年平成12年)3月11日 - 仙石線の地下化および延伸と同時に開業。
  • 2002年(平成14年)12月15日 - 自動改札機導入。
  • 2003年(平成15年)10月26日 - ICカード「Suica」サービスが開始。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - びゅうプラザでの海外旅行取扱を廃止。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月 - 窓口カウンター化工事が完了。
    • 4月1日 - リニューアルオープンセレモニー実施。またこの日より、乗換口の業務が東北総合サービスに委託となる。

隣の駅

東日本旅客鉄道
仙石線
赤快速・緑快速・普通
あおば通駅 - 仙台駅

脚注

  1. ^ そのため社員は日によっていずれかの駅で勤務するほか、1日の勤務で両駅を行き来することもある。
  2. ^ 1番出口を出てすぐの所に三菱東京UFJ銀行仙台中央支店、2番出口を出てすぐの所に秋田銀行仙台支店がある。

関連項目

外部リンク