金出武雄

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金出 武雄(かなで たけお、1945年10月24日 - )は、日本の工学者兵庫県氷上郡春日町(現・丹波市)出身。京都大学大学院博士課程修了。工学博士。現米カーネギーメロン大学U.A. and Helen Whitaker University Professor。同大ロボティクス研究所所長を1992年から2001年まで10年に亘って務めた。専門はロボット工学画像認識

経歴[編集]

兵庫県立兵庫高等学校、京大工学部卒。高校時代の成績はトップで、京大工学部の試験を受けた時も本人はぱっとせず落ちたと思ったがトップ合格だったという。大学院では坂井利之の研究室に入った。

京大の助手をしていた頃、カーネギーメロン大のアレン・ニューウェルと知り合い、客員として同大に1年赴任。その後京大助教授を経て渡米し、1980年からカーネギーメロン大学計算機科学科・ロボティクス研究所高等研究員。準教授・教授を経て、1992年~2001年、ロボティクス研究所所長。2001年に産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究ラボ長併任となり、2003年からデジタルヒューマン研究センター長。

2001年の第35回スーパーボウルにおいて、スタジアム上にグラウンドを取り囲むように設置した30台のテレビカメラのパン・チルト・ズームを同期して制御、撮影する映像エフェクト技術(Eye Vision)を開発し、CBSの全米テレビ中継で採用された[1]。金出自身も同中継にビデオ出演し、当時スーパーボウル中継に出演した唯一の日本人とされた (後にピッツバーグ・スティーラーズが出場した第40回スーパーボウル第43回スーパーボウルにおいて、同チームのトレーナー磯有理子がチームスタッフとして「出場」している)。

また、ブルース・ウィリスが主演をしている映画「サロゲート」にて擬体(人間の代理として行動するロボット、日本のアニメーション「攻殻機動隊」で使用される概念に近いので、義体と表現してもよいと思われる。)の製作者の一人としてカメオ出演している。

受賞歴[編集]

著作[編集]

素人のように考え、玄人として実行する(PHP研究所、2003)ISBN 978-4569624570

ロボット学創成(共著、岩波講座ロボット学、2004)ISBN 978-4000112413

ヒューマン・インフォマティクス(共著、工作舎、2005)ISBN 4-87502-386-3