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2020年2月15日 (土) 03:54時点における版

白山駅
 北口(2015年9月)
はくさん
Hakusan
関屋 (1.5 km)
(3.1 km) 新潟
地図
所在地 新潟市中央区白山浦[1]二丁目647
白山駅 (新潟県)の位置(越後線内)
白山駅 (新潟県)
白山駅 (新潟県)の位置(萬代橋ライン内)
白山駅 (新潟県)
白山駅 (新潟県)の位置(新潟県内)
白山駅 (新潟県)
北緯37度54分44.00秒 東経139度1分49.36秒 / 北緯37.9122222度 東経139.0303778度 / 37.9122222; 139.0303778座標: 北緯37度54分44.00秒 東経139度1分49.36秒 / 北緯37.9122222度 東経139.0303778度 / 37.9122222; 139.0303778
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 越後線
キロ程 80.7 km(柏崎起点)
電報略号 ハク
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線*
乗車人員
-統計年度-
5,334人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1912年大正元年)8月25日[1]
備考 業務委託駅
みどりの窓口[1]
*2・3番線同一路線
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白山駅前駅
はくさんえきまえ
Hakusan eki-mae
商業通り (- km)
(- km)  監督署小路
所属事業者 新潟電鉄(現新潟交通)
所属路線 電車線
キロ程 - km(起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1936年昭和11年)4月1日
廃止年月日 1944年昭和19年)9月1日
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白山駅(はくさんえき)は、新潟県新潟市中央区白山浦二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)越後線である[1]

歴史

新潟付近鉄道路線図
  • 1912年大正元年)8月25日:越後鉄道 吉田 - 白山間開業と同時に設置。当時の所在地は現在の新潟市立鏡淵小学校付近[1]
  • 1927年昭和2年)10月1日:越後鉄道が国有化、柏崎 - 白山間全線が国鉄越後線所属となる。
  • 1943年(昭和18年)11月1日:信越本線(貨物支線) 新潟 - 関屋間が開業。
  • 1951年(昭和26年)
    • 6月25日:新潟 - 関屋間の旅客営業開始。
    • 12月15日:貨物支線を越後線に統合、白山駅を支線上に移転し、関屋 - 白山間の旧線を廃止[2]。同時に貨物扱い廃止(手続上は旧線を廃止したうえで支線上に白山駅を新設する形となったため、JR東日本はこの日を当駅の開業日としている)。
  • 1964年(昭和39年)6月16日新潟地震で被災。関屋 - 白山間で路盤陥没など大きな被害を受ける。
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化によりJR東日本に移管。
  • 2004年平成16年)
    • 秋:発車ベルの運用開始(ただしワンマン列車は使用しない)。
    • 12月9日:自動改札機の運用開始。
  • 2006年(平成18年)1月21日:新潟都市圏でICカード「Suica」のサービス開始。
  • 2010年(平成22年):JR東日本と新潟市による「新潟駅付近連続立体交差事業白山工区」および「白山駅周辺整備事業」の一環として、駅舎改修に着工。
  • 2013年(平成25年)9月1日:現駅舎と上りホーム(3・4番線)の供用開始、南北自由通路の暫定供用開始。
  • 2014年(平成26年)3月:南北自由通路が全面竣工。北口側出入口とエレベーターの供用を開始。

白山駅周辺整備事業

2013年夏までの旧駅舎には線路の南北を直接往来する手段がなく、歩行者は駅東側で越後線をアンダーパスする白山跨道橋の歩道を経由して大きく迂回せねばならなかったため、特に駅南側の利用者からは不便を訴える声が多かった。加えて新潟市は2008年春、市域内の交通円滑化を目的に策定した短中期計画「にいがた交通戦略プラン」において「越後線の利便性向上」を重点プロジェクトの一つに指定していた[3]

新潟市とJR東日本新潟支社では、現在進められている新潟駅付近連続立体交差事業において、新潟駅のホーム数が事業着手前の4面7線から、高架化後は3面5線に減少するのに伴って輸送力を確保するため、白山駅に上りホーム1面と上り線1線を増設し、旧上り線を中線化して上下双方のホームで挟む計2面3線へ改修する工事を行うこととなった。これに合わせて駅舎及び駅周辺も、駅利用環境の改善と交通結節機能の強化を目的に、駅舎の半地下化と南北自由通路の新設、駅前広場と周辺道路の拡張など大規模な改修が行われることになり、2008年3月から事業着手し、2010年度から各工程に本格着工した[4]

着工当初は2012年度中の一部供用開始、2013年度中の全面竣工を予定していたが、駅前広場周辺の一部地主が立ち退きに難色を示すなどしたため計画修正を行ったのに加え、連続立体交差事業そのものも工期が遅延していることから竣工時期は1年ずつ先送りとなり、一部供用開始は2013年度中、全面竣工は2014年度中に修正された。

2013年夏に上りホームと現駅舎が竣工、南北自由通路も北口側出入口付近を除く大部分が竣工。9月1日の始発列車から供用を開始し、南口が新設された[5]。北口側は旧駅舎が支障物件となっていたため仮設出入口による暫定供用となったが、旧駅舎を同月中に撤去したうえで北口側出入口と駅前広場の施工を開始し、北口側出入口は2014年3月に竣工、南北自由通路の全面供用を開始した。その後も引き続き駅前広場の拡張などが行われ、2015年9月5日BRT萬代橋ライン開業により路線バスの乗り入れを開始した。

駅構造

築堤上に大きくカーブした島式ホーム2面3線を有する地上駅。ホーム2面の間の1線を両ホームで共用する。駅舎はホーム下の地下に設けられ、改札口に面して駅南北を縦貫する自由通路が設けられている。

新潟駅が統括管理する業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネスが受託している。自動改札機では全6通路でSuica等のICカードが利用でき、このうち出場用の2通路がSuica専用となっている。改札口周辺には電光掲示による発車標、有人改札口を兼ねるみどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)、自動券売機(多機能券売機1台)、指定席券売機(1台、営業時間 5:30 - 23:00)、のりこし精算機(改札内1台)の他、自動販売機などが設けられている。また改札内コンコースには待合室、トイレ、自動販売機などが設けられている。なお、ホームには発車メロディが導入されている[6]。またバリアフリー対策として、上下各ホームにエレベーター各1基とエスカレータが上り・下り各1基のほか、改札内コンコースには誘導チャイムが設置されている。またトイレにはオストメイトに対応した多機能トイレが併設されている。

自由通路(白山駅地下自由通路)は新潟市中央区建設課が管理しており、バリアフリー対策として改札口正面には触地図を備えた周辺地図が、階段付近等に誘導チャイムが設置されている。また北口側・南口側ともにエレベーターが各1基設置されている。

現在の駅舎は2013年9月1日から供用が開始された。現駅舎と南北自由通路は、白山駅周辺整備事業の一環で整備された。事業着手前のホーム構造は島式ホーム1面2線(現在の下りホーム側)で、北側の駅舎と地下通路で連絡していた。その後工程の進捗に伴って2010年10月30日から地下通路を閉鎖したうえで仮設跨線橋の供用を開始し、現駅舎開業まで旧駅舎が運用された。

のりば

(北側から)

番線 路線 方向 行先
1・2 越後線 下り 新潟方面
3・4 上り 内野吉田方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 2・3番線に挟まれた中線は上り・下りとも発着可能であり、2013年9月28日のダイヤ改正から両方向の一部の定期列車で使用されている。今後は主に新潟方面からの折り返し列車の発着を予定している。

利用状況

JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員5,334人である[利用客数 1]。新潟県の駅では新潟駅、長岡駅亀田駅に次いで第4位である。

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 6,004 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 5,947 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 5,980 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 6,010 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 5,423 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 5,267 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 5,121 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 5,176 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 5,275 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 5,292 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 5,363 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 5,147 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 5,112 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 5,371 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 5,241 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 5,437 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 5,416 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 5,360 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 5,334 [利用客数 1]

駅周辺

駅周辺の白山地区は古くからの住宅地で、北口駅前広場周辺には交番、飲食店、ドラッグストアなどがあり、タクシーもロータリー内に常駐している。また、付近は公共施設や文教施設が集中しており、通勤・通学での利用が多い駅である。

かつては北口側を経由する国道8号(現在の県道164号および市道)上を新潟交通電車線併用軌道区間が経由しており、戦前の一時期には当駅付近に白山駅前停留場[注釈 1]が設けられていた。同電車線は1992年の併用軌道区間の廃止を手始めに段階的に廃止され、1999年まで残った東関屋駅 - 月潟駅間の廃止で全線廃止となった。この道路は併用軌道区間の営業当時は通称「電車通り」と呼ばれていたが、廃止に際して実施された沿線世帯を対象とするアンケートにより、愛称は「はくさん通り」となった。但し今日でも新潟市のBRTのホームページをはじめ、公にも便宜上「旧電車通り」という呼称が使用される場合がある。

北口側

南口側

バス

北口駅前広場と南口近隣には、新潟交通グループ(同社および新潟交通観光バス)のバス停留所が設けられている。

北口側の白山駅前停留所は従来、市道(はくさん通り)沿いに設けられていたが、2015年9月5日のBRT路線「萬代橋ライン」の運行開始や既存路線の大規模なダイヤ改正による「新バスシステム」の開業に伴い、同日より北口駅前広場のロータリー内へ移転した。また、これまで北口側を経由していた既存路線バスの大部分が萬代橋ラインに統合されたほか、南口側のがんセンター停留所(県立がんセンター正面玄関ロータリー内)は廃止された。

北口側

2019年6月現在、北口駅前広場内の停留所からは、下記の路線バスが発着している。

バス停名 乗り場・方面 路線名 系統・行先
白山駅前 1番のりば(中心部・青陵大学方面) BRT 萬代橋ライン B10・B11・B13 市役所前・古町経由 新潟駅前
白根方面からのダイレクト便 W70 市役所前・古町経由 新潟駅前
モーニングライナー W46 昭和大橋・笹出線経由 新潟駅南口
青陵L 青陵ライナー 青陵L 新大病院経由 青陵大学
2番のりば(青山方面) BRT 萬代橋ライン B10 青山
※一部便は青山から W3 寺尾線・ W4 大堀線に直通
B11 青山・青山本村・青山一丁目
B13 青山・西部営業所
白根方面へのダイレクト便 W70 【快速】東青山・ふるさと村・大野経由 白根・潟東営業所
  • 萬代橋ラインの停留所番号は10。快速は当停留所には停車しない。
  • 寺尾線・大堀線直通便の行先は「イオン新潟青山ショッピングセンター#青山バス停」を参照。
  • W70系統の快速ダイレクト便は、新潟駅前 - 第一高校前間は萬代橋ラインと同経路で各停留所に停車。東関屋と関屋大川前は通過し、青山は経由しない。

南口側

2019年6月現在、南口側の市道(川岸町通り)沿いのがんセンター前交差点角に位置する停留所からは、下記の路線バスが発着している。

バス停名 方面・乗り場位置 路線名 系統・行先
がんセンター前 市役所方面
(駐車場前)
C1 県庁線 C10 陸上競技場前・市役所前
S1 市民病院線 S10 陸上競技場前・市役所前・新潟大学病院
県庁方面
(デイリーヤマザキ前)
C1 県庁線 C10 川岸町経由 県庁・新潟駅南口
S1 市民病院線 S10 川岸町経由 県庁・新潟市民病院
県内高速 長岡
十日町
柏崎
高田・直江津
糸魚川
三条・燕
五泉・村松
阿賀町バス[7] 津川・上川
  • 県庁線・市民病院線は古町・万代シテイ・新潟駅万代口方面へは市役所前でのりかえ

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
越後線
関屋駅 - 白山駅 - 新潟駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 1944年に廃止。なおこの白山駅前は1951年に現在地に移転する前の白山駅を指す

出典

  1. ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、23頁。 
  2. ^ 「日本国有鉄道公示第333号」「日本国有鉄道公示第335号」『官報』1951年12月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ にいがた交通戦略プラン - 新潟市.2018年11月19日閲覧。
  4. ^ 新潟駅周辺整備・各事業概要 - 白山駅周辺整備事業 - 新潟市 - WARP
  5. ^ 白山駅新駅舎 9月1日使用開始 - 東日本旅客鉄道新潟支社(2013年7月16日付プレスリリース) - Wayback Machine
  6. ^ おほめ箱 - 駅・ホームの設備 - 新潟市 - WARP
  7. ^ 阿賀町バス(高速バス)時刻表 - 阿賀町

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月23日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。

関連項目

外部リンク