栗林駅

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栗林駅
駅舎北側(2015年9月)
りつりん
Ritsurin
T26 栗林公園北口 (1.1 km)
(2.4 km) 木太町 T24
地図
所在地 香川県高松市藤塚町三丁目19番40号
北緯34度19分55.93秒 東経134度3分12.92秒 / 北緯34.3322028度 東経134.0535889度 / 34.3322028; 134.0535889座標: 北緯34度19分55.93秒 東経134度3分12.92秒 / 北緯34.3322028度 東経134.0535889度 / 34.3322028; 134.0535889
駅番号 T25
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
所属路線 高徳線
キロ程 4.3 km(高松起点)
電報略号 リツ
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
880人/日(降車客含まず)
-2022年-
乗降人員
-統計年度-
1,788人/日
-2022年-
開業年月日 1925年大正14年)12月21日
備考 直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
テンプレートを表示
栗林駅配線図

栗林公園北口駅

STR
STRc2 ABZg3
STR+1
PSTR(R)
PSTR(L)
PSTR(L) PSTR(R)
STR2
STRc1 ABZg+4
STR

木太町駅

駅舎南側(2015年9月)

栗林駅(りつりんえき)は、香川県高松市藤塚町三丁目にある四国旅客鉄道(JR四国)高徳線である。駅番号T25。駅表示パネルのコメントは「栗林公園の駅」。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する高架駅。1番のりばは8両編成対応。2番のりばは7両編成対応。CTC化後に1番のりばが一線スルー(現在は制限速度100km/h)化されている。

高架開業当時、ほとんどすべての急行「阿波」・「むろと」が通過していたが、上り列車は2番のりばを通過していた。しかし、2021年現在、特急うずしお」を含めた全列車が停車する。

駅舎は高架下に設けられており、プラットホームを含めると3階建てとなる。

現在の駅舎は地上時代に駅の西側で高徳線を跨いでいた高松琴平電気鉄道琴平線をさらに跨ぐ形で高架化されている。駅員が駐在するのは7時から19時までである。2010年3月12日までは20時までであったが、3月13日ダイヤ改正より短縮された。

1階は店舗スペースとなり、2011年3月11日までは、旧駅舎時代から営業していたキヨスクが存在した。2階はコンコースとなり、改札口外には水洗トイレを備える。

2階からホームまでの間には昇りのみエスカレータが設置されている。エスカレータの稼働時間は、朝の6時から夜の19時までである。一方、2021年(令和3年)4月現在、エレベーターは未設置で駅の入口からコンコースまでの間や、ホームからコンコースに降りる場合のバリアフリー対策は未対応である。現状ではそうした対策の必要な乗客に対しては、駅員が個別に対応を行っている。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1 高徳線 下り 志度三本松徳島方面 一部2番のりば
2 上り 高松岡山方面 一部1番のりば
  • 発着ホームは概ね方向別に分けられているが、一部の列車は逆のホームに入る。

利用状況[編集]

高徳線の駅(起終点の高松駅・徳島駅を除く)で勝瑞駅の次に利用客が多い。これは、高松 - 栗林間がU字型になっており、栗林駅から市街地中心部へ行く人が多いからである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 1,492
2001 1,414
2002 1,365
2003 1,312
2004 1,245
2005 1,156
2006 1,102
2007 1,078
2008 1,076
2009 1,087
2010 1,045
2011 1,037
2012 1,012
2013 1,001
2014 1,097
2015
2016
2017
2018
2019 1,123
2020 956
2021 894
2022 880

駅周辺[編集]

ホームから見た駅北側の高松市街(2015年9月)

駅周辺はマンションが急増し、人口が増加している[要出典]。高架下には、駐車場、駐輪場、高松市の「レンタサイクルポート」がある。

高架化以前の当駅北側敷地跡には、ベルコによる結婚式場「聖ソフィア・チャーチ」が開業。後に閉館し同社の葬祭場「シティホール藤塚」が2016年3月にオープンした[8]

当駅の高架下には香川銀行今里支店JR栗林駅出張所が出店していたが2008年5月23日に今里支店へ統合される形で閉鎖。出張所跡にはJR四国グループのJR四国不動産開発が入居している。

高松琴平電気鉄道栗林公園駅とは約500メートル離れている。なお、栗林公園は隣の栗林公園北口駅が最寄り駅である。

バス路線[編集]

駅前にことでんバスの「JR栗林駅」停留所があり、「レインボー循環バス」(西回り便・東回り便)が発着する。高松駅瓦町駅などのターミナル駅のほか、新興商業地の「レインボー通り」を結んでいる。

その他[編集]

  • 国鉄時代の高架化の際に設置された「栗林駅」の看板と「指定席電話でも予約できます」の垂れ幕は、民営化されJR四国になった後もそのまま取り付けられたままだったが、2006年頃に看板は「JR 栗林駅」と書かれた新しい看板に変わり、垂れ幕は撤去された。
  • ホームが高い場所(海抜21m)にあることから、例年8月13日に開催される「さぬき高松まつり」花火大会開催時にはホームから花火を見物する客が入場する。この現象は、1985年(昭和60年)ごろから始まったものと思われる。以前は花火観客は入場券を購入し、花火大会開催中には(花火が見える方角に当たる)1番線に入線する列車の注意放送があった。その後、窓口の営業時間が短縮されて花火の開始時刻(20時)の改札口が無人となったため、現在は入場券なしで入場が可能で注意放送もおこなわれなくなった代わりに、安全監視のための職員が開催中に臨時にホームに派遣されている。
  • かつて本州四国連絡橋公団四国新幹線の高松市内に設置する駅を当駅に併設する案を出していた[10]

隣の駅[編集]

四国旅客鉄道(JR四国)
高徳線
普通
栗林公園北口駅 (T26) - 栗林駅 (T25) - 木太町駅 (T24)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、648頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「新しい貨物設備完成へ 栗林駅取扱を高松駅に統合 来月10日使用開始」『交通新聞』交通協力会、1974年3月9日、1面。
  3. ^ 「高松貨物駅が完成 10日から使用を開始」『交通新聞』交通協力会、1974年4月6日、1面。
  4. ^ 「高徳線の栗林高架が完成」『交通新聞』交通協力会、1976年11月11日、1面。
  5. ^ JR四国の観光地アクセス駅におけるICOCAサービス、2020年3月14日にサービスイン!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2020年1月27日。 オリジナルの2020年1月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200128080358/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2001%2027%2004.pdf2020年1月28日閲覧 
  6. ^ 観光地へのアクセス駅で新たに「ICOCA」がご利用できるようになります!』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2019年7月29日。 オリジナルの2019年12月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191223213927/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2019%2007%2029%2004.pdf2019年12月29日閲覧 
  7. ^ a b 「みどりの券売機プラス」を16駅に設置します』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2021年7月26日。 オリジナルの2021年7月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210729074010/http://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2007%2026.pdf2021年8月1日閲覧 
  8. ^ 日曜日, 27. 3月 2016, 高松市藤塚町3-19-24, 『シティホール藤塚』内覧会 - event hint
  9. ^ 「桜町出張所」の田町支店内への移転および「桜町クイックスクエア」の設置について
  10. ^ 四国新幹線開業を見据えたまちづくりの議論を~四国新幹線(新)高松駅構想について~”. 香川経済同友会 (2021年2月12日). 2021年2月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]