ノルマ
ノルマ(ロシア語:Норма, ラテン文字転写Norma)とは半強制的に与えられた労働の基準量であり、大抵の場合時間的強制も付加される。
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[編集] 概要
会社の売上を一定以上確保する、特定の日までに一定量を製造・生産する、競合他社との競争に勝つ、などといった目的を達成するために、経営者などが労働者にノルマを課す。労働者にノルマを達成させる意欲を高めさせるために、労働者に対しノルマ達成の褒美(報奨金、昇進、昇給、海外旅行など高額商品の授与)を用意したり、未達成の場合はペナルティ(解雇、減給、左遷、暴力・暴言など)を与える場合もある。
[編集] 公的機関の「ノルマ」
「ノルマ」は営業のないイメージがある公的機関でも存在する。公営企業にも当然ノルマがある。
アメリカ軍では「リクルーター」と呼ばれる採用担当軍人が、ノルマ達成のため貧困層、落ちこぼれの青少年ばかりを「狙い撃ち」にする採用姿勢が以前から社会問題化しており、この様子はリクルーター本人の同意も得た上でマイケル・ムーア監督作品「華氏911」で取上げられた。
[編集] 宗教・思想の「ノルマ」
宗教、思想(主に政党・政治団体)といった特殊な思考で形作られた組織ではその性質上常に量的拡大を志向し新人活動家獲得、自派宣伝などの活動に一種のノルマを課す例が多い。また、1990年代に猛威を振るった自己啓発セミナーにおいても、受講生に「モチベート実習」「エンロール実習」と称して勧誘をさせ、当然ノルマも存在する。
これらのノルマは組織引き締めに一定の効果を持つが逆に「信心、思想をやりたかったのにこう地味な活動ばかりではつまらない」と成員がより過激な別の宗教分派・党派に移ってしまう弊害(カルトサーフィン)も生じることがある。
[編集] その他
ロシアではノルマに関連した言葉として、「意図的なノルマのごまかし」という意味の「トゥフター」という単語がある。ソビエト社会主義政権下ではノルマに対するトゥフターが日常的に行なわれていた。それが計画経済運営の見通しを誤らせ、ソビエトが崩壊する原因の一つにもなっている。