ソナチネ (映画)
| ソナチネ | |
|---|---|
| 監督 | 北野武 |
| 脚本 | 北野武 |
| 製作 | 奥山和由 |
| 出演者 | ビートたけし 国舞亜矢 |
| 音楽 | 久石譲 |
| 撮影 | 柳島克己 |
| 編集 | 北野武 |
| 配給 | 松竹 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 93分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 製作費 | 5億円 |
| 興行収入 | 8千万円 |
『ソナチネ』は、ビートたけしが「北野武」名義で監督した4作目の日本映画である。1993年6月5日全国松竹系ほかで公開。日本アカデミー賞音楽賞受賞。
キャッチコピーは「凶暴な男、ここに眠る。」
目次 |
ストーリー[編集]
沖縄へ助っ人に向かったヤクザの村川と北島組の面々。彼らはそこで自分たちを標的にした罠にかかったことを知る。最果ての南の島で死に怯える男たちだが、確実に無常に、本人にとっては唐突に処分されていく。そんな極限状況の中で村川だけは都会の生活で失った感情を取り戻すかのように動き回り、刹那的な笑いや恥らいといった心の揺れを求めていく。
出演者[編集]
- 村川(北島組村川組組長) - ビートたけし
- 幸 - 国舞亜矢
- 上地(中松組幹部) - 渡辺哲
- 良二(中松組組員) - 勝村政信
- ケン(北島組村川組組員) - 寺島進
- 片桐(北島組村川組幹部) - 大杉漣
- 北島(北島組組長) - 逗子とんぼ
- 高橋(北島組幹部) - 矢島健一
- 殺し屋 - 南方英二
- 中松(中松組組長) - 小池幸次
- 幸の恋人 - 松岡一開
- 金本(マージャン店店主) - 水森コウ太
- 津田(喫茶店のウェイター) - 津田寛治
- 強姦魔 (幸の亭主:「この車、私の亭主のじゃない」という台詞がある)- 神田瀧夢
- 北島組組員 - 木下ほうか
- 中松組組員 - 関根大学
スタッフ[編集]
- 監督・脚本・編集:北野武
- 製作:奥山和由
- プロデューサー:森昌行、鍋島壽夫、吉田多喜男
- 監督補:天間敏宏
- 助監督:清水浩
- 撮影:柳島克己
- 撮影助手:山本英夫
- 照明:高屋斉
- 照明助手:松隈信一
- 録音:堀内戦治
- 美術:佐々木修
- 衣裳:アレン・M・工藤、五島純一
- 刺青:霞淳二
- 特殊メイク:原口智生
- 編集助手:太田義則
- タイトルデザイン:相澤雅人
- 音楽監督:久石譲
- 企画協力:オフィス北野
- 製作協力:ライトヴィジョン株式会社、株式会社ライトヴィジョン・エンタテインメント
- 製作:バンダイビジュアル、松竹第一興行
作品解説[編集]
国際映画祭「第10回東京フィルメックス」で北野自身は一番思い入れの深い作品に『ソナチネ』を挙げ、「自分の最後の作品にしようと思って、好きなもん撮ってやろうって作った作品と製作時は思っていた」と語っている。
前作『あの夏、いちばん静かな海。』に続き音楽家の久石譲が参加している。久石が担当したこの音楽では沖縄民謡をサンプリングする手法が取り入れられている。
評価[編集]
公開当初、それ以前の北野映画と同様に非常に難解な映画と受け取られ、興行収入は不振を極め、1週間で上映が打ち切られる映画館が出るほどだった。
しかし1994年にロンドン映画祭やカンヌ国際映画祭で上映され、欧州を中心に高く評価された。これを契機に、2012年現在でも「キタニスト」として知られる北野映画ファンが世界的に誕生した。前世紀末にはイギリスのBBCによって「21世紀に残したい映画100本」にも選ばれた。ちなみにノーベル文学賞受賞者の大江健三郎は、『たけしの誰でもピカソ』(テレビ東京)出演時に、この作品が好きだと答えている。
考察[編集]
この作品は、1作目の『その男、凶暴につき』から現在に至るまで見られる、突然訪れる圧倒的な暴力シーンと、2作目の『3-4X10月』から始まる沖縄のシーンが見られ、プロデューサーの奥山が『その男、凶暴につき』の続編と位置付けていた事からも、初期北野作品の集大成としての要素を持つ作品である。
以後の『HANA-BI』にはメロドラマとしての要素が、また『BROTHER』にはエンターテインメントとしての要素が盛り込まれていることに比して、静謐で狂気的なムードが全編を支配する純正のバイオレンス映画として、北野映画に「バイオレンス」を追究するファンに高く評価されている。
受賞歴[編集]
- タオルミナ国際映画祭・「カリッディ金賞」
- コニャック国際映画祭・批評家賞
- ※イギリス・BBC「21世紀に残したい映画100本」に選出
- (第67回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第4位、第15回ヨコハマ映画祭日本映画ベストテン第3位)
外部リンク[編集]
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