監督・ばんざい!

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監督・ばんざい!
Glory to the Filmmaker!
監督 北野武
脚本 北野武
出演者 ビートたけし
江守徹
岸本加世子
鈴木杏
音楽 池辺晋一郎
撮影 柳島克己
編集 北野武
製作会社 バンダイビジュアル
TOKYO FM
電通
テレビ朝日
オフィス北野
配給 東京テアトル
オフィス北野
公開 日本の旗 2007年6月2日
イタリアの旗 2007年8月30日VIFF
上映時間 104分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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監督・ばんざい!』(かんとく・ばんざい)は、2007年6月2日に公開された北野武監督の映画第64回ヴェネツィア国際映画祭特別招待作品。

本作で13作目となるこの作品は、北野の映画に対する思い入れを込めたコメディ映画となっている。主演はビートたけし

松本人志の初監督作品である『大日本人』と同日公開となったことでも話題を集めた。

ストーリー[編集]

自身が得意とする暴力映画を撮る事を封印したキタノ・タケシ監督ビートたけし)はヒット作を生み出すべく、恋愛、小津風人情劇、ホラー、昭和30年代風、忍者アクションなど様々なジャンルの映画に挑戦するも、どれも上手くいかない。キタノは最終的に、詐欺師の親子を主人公としたSF作品を製作し始める。

キャスト[編集]

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

作品解説[編集]

北野映画の常連である岸本加世子寺島進に加え、鈴木杏江守徹といった新しい面々も出演している。

北野は第30回モスクワ映画祭特別功労賞を受賞した際に受けたインタビューで、「TAKESHIS'」とこの映画は自分が一番沈んだ最低の時に製作した映画だと語った。自身が求める芸術と日本での低評価との間で悩み、同時に2つ手に入らないものを求める中で「自分の映画が自分自身を壊していく」と感じ、葛藤のなかで生まれた映画だという[1]。またこの映画は8 1/2の影響を受けていると語っている。

当初はタイトルは「Opus 19/31」の予定だったが、変更され「監督・ばんざい!」となった。Opusは「作品番号」を意味し、31は北野武が目標とする映画製作本数、19は今まで北野武が制作した映画の総本数に今作劇中の短編の数を合わせた数。また、数学的に19/31は素数の分数である。

受賞歴[編集]

上映年に開催されたヴェネツィア国際映画祭では新たに「現役で、将来にわたって活躍が期待される映画監督」を対象とする「監督・ばんざい!賞」(Glory to the Filmmaker! award)が創設され、北野が第1回の受賞者となった[2]

  • ヴェネツィア国際映画祭・第1回監督・ばんざい!賞(北野武)
  • 第17回東京スポーツ映画大賞・特別作品賞・監督・ばんざい!賞(北野武)

脚注[編集]

  1. ^ 2008年6月25日「熊本日日新聞
  2. ^ 読売新聞 (2007年8月31日). “北野武監督にベネチア国際映画祭「監督・ばんざい!賞」”. 2008年6月25日閲覧。

外部リンク[編集]