スーパーサイズ・ミー

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スーパーサイズ・ミー
Super Size Me
監督 モーガン・スパーロック
製作 モーガン・スパーロック
製作総指揮 J・R・モーリー
ヘザー・M・ウィンターズ
出演者 モーガン・スパーロック
撮影 スコット・アンブロジー
公開 アメリカ合衆国の旗 2004年5月7日
日本の旗 2004年12月25日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $300,000
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スーパーサイズ・ミー』(Super Size Me)は、2004年に公開されたアメリカドキュメンタリー映画。監督・出演はモーガン・スパーロック

概要[編集]

モーガン・スパーロック自身が1日に3回、30日間、マクドナルドファストフードだけを食べ続けたらどうなるかを記録したものである。この間、健康のための運動はやめ、彼の身におこる身体的・精神的な影響について記録している。さらに、スパーロックはファストフード業界の社会的な影響を調査し、この業界が利益のために栄養を犠牲にしていることを明らかにした。

スパーロックは当時33歳、身長188センチメートル、体重84キログラム、体脂肪率11%、体格指数23.7(正常値はアメリカでは19~25である)と、健康体であった。30日後、体重は11キロ増え、体脂肪率は18%になり、体格指数も27(アメリカ基準では「標準以上」)、躁うつ、性欲減退、かなり深刻な肝臓の炎症を起こした[1]

スパーロックの実験の動機は、米国の保健福祉省長官も「蔓延している」と宣言するほどの米国社会の急速な肥満の増加にあり、これに呼応する形でマクドナルド社に対して起こされた訴訟にあった[2]。この訴訟自体は因果関係が認められないとして裁判所に却下され、マクドナルド側の勝利に終わるものの、スパーロックはタバコ会社に対するのと同様の非難がファストフード業界にもあてはまるのではないかと指摘した。

映画はアメリカで2004年5月7日に公開され、全米興業収益のトップ10に2週間載るなど、ドキュメンタリー映画としては大変な成功を収めた[3]、またアカデミー賞の優秀ドキュメンタリー映画部門にもノミネートされた。

スタッフ[編集]

  • 監督兼被験者:モーガン・スパーロック(日本語吹き替え:大塚芳忠

登場人物[編集]

  • モーガン・スパーロック

本作の主人公。ウェストバージニア州出身でニューヨーク在住。身長188cm、体重84kg(実験前)。33歳。弟がいる。幼少期の家族は常に母親の家庭料理で過ごし、外食は特別な時以外にはしなかったという。しかし彼の故郷の州も今や全米で3番目に肥満が多い州となっており、「外食は金が無くなるだけでなく体のくびれまで無くなると」皮肉る。マクドナルド裁判には早くも着目し[4]、ファーストフードが不健康な食べ物なのかについての疑惑を抱き始めていた。そこで彼は裁判の起訴側にとっての参考事例になるべく実験を始める決意を固める。身体能力は同年代のアメリカ人の平均を上回る数値を記録し、運動生理学士に言われた他、内臓などの体の機関も医師達から「実に健康的」、「抜群に良く、素晴らしい結果」と言われるなど心身共に理想的な健康状態である。ファーストフードについては彼女がベジタリアンなのか、近年余り足を運んでいなかったのかは確かではないが、スーパーサイズは頼んだ経験が無いらしく、初めてスーパーサイズを目にするや、興奮じみた様子を見せている。普段から余り沢山は食べないようでスーパーサイズを食べ切るも直後に嘔吐した。ファーストフードは「直ぐに慣れてしまう食べ物」と考えているようで、彼自身がかつて喫煙していた頃と比較する[5]。自信が健康的に幼少期や子供時代を過ごした経験からか現在の子供達の食生活や環境を快く思っていない節を見せており、学校が子供達の食べる物や量などを制限したりしない学校の環境に対し、「無責任」と非難した。マクドナルドに対する信念にも似た感情は相当強いらしく、会長に取材をしたいという電話を何度も繰り返す。彼女であるアレクサンドラとはマクドナルドの暴食を続けたことから一時関係が危うくなりかけた[6]。親族からの懸念が表面化し始める中にあっても実験は最後まで完遂し、実験最後の日となった30日は「最後のマック晩餐会」と釘打ち、親族や知人、スタッフを招待し大規模なパーティーを催した。最後の食事の際には「明日起きたらもう食べなくて良いなんて...」と言っており、実験は彼にとって相当辛かったことを露呈した。実験終了後もマクドナルドに、マクドナルドの食品の有害性を自身の実験の結果を証拠に提示しようと再びマクドナルドに対する電話を繰り返すが、作中では15回の試みにも関わらず遂にマクドナルド側は応じることはなかった。実験終了後の体重は95kg。彼女の解毒食で肝機能修繕に凡そ2か月[7]、元の体重に落とすまでに凡そ一年半かかった。

  • アレクサンドラ・ジャサミン

スパーロックの彼女でベジタリアン主義者。野菜に関しては「オーガニックの新鮮なもの」や「有機栽培されたもの」がいいなど相当なこだわりがあるようで、マクドナルドでポテトに使われている芋は「遺伝子組み換えのものばっかり」と言うなど、ファーストフードは不健康極まりないという考えを実験の最初から最後に至るまで示し続けている。実験後半頃に実験開始前に彼女自身も懸念していたスパーロックとの思想の軋轢で言い争いになりかけた[8]。実験終了後はスパーロックの解毒に尽力する。

  • ダリル・アイザック

スパーロックが実験を行うに際し協力を依頼した医師の一人で、内科医。実験開始前の見解では、体重とコレステロールが増加し、気分も悪化するだろうと予測するが、サラダで何とかなるだろうと考えていた。三人の医師の中で最も頻繁に登場する医師であり、実験中止を何度も勧告している。それでも実験を止めようとせず、アスペリンの摂取も拒むスパーロックに対し挙げ句の果てには憤る[9]。実験終了後の見解では、このまま(1ヶ月以上)食べ続けていたなら冠動脈性心臓病になっていただろうと言い、「ファーストフードだってもうちょっとましになれるはずである」と話した。

  • リサ・ガンジュ

スパーロックが実験を行うに際し協力を依頼した医師の一人で、胃腸病専門医。実験開始前の見解では、中性脂肪とコレステロール増加を最悪のケースとして進言。スパーロックの親族が心臓病であったりした場合、実験による脂肪分の取りすぎにより、遺伝的要因で疾患しやすくなると懸念を示した。実験途中の電話では目が黄色く変化する可能性もあるとして、緊急外来に行かなければならなくなる可能性もあると話した。実験終了後の検査でスパーロックの肝臓は完璧に炎症を起こしていると話し、アルコール系飲料の飲み過ぎで体を壊す患者ばかり見てきた自分にとっては考えも付かなかったが、脂肪分過多で同じように肝臓がやられることについて、実験の結果から納得できるデータであるとした。

  • スティーブン・シーゲル

スパーロックが実験を行うに際し協力を依頼した医師の一人で、心臓病専門医。実験開始前の見解では、中性脂肪が増えると予想する。しかし塩分は腎臓が処理し、脂肪は肝臓がしっかり代謝するであろうと話し、体の適応能力に関し強調したアドバイスをスパーロックに与え、それほど懸念した様子は見せていなかった[10]。しかし、実験途中の電話では、自分が予測出来ない程に悪化していた体調のスパーロックに対し、直ぐに実験を止めるべきであると話す。実験終了後は肝臓等に休みを与え、回復させるため、スパーロックに対し一年間はマクドナルドに行かない方がいいとまで発言した。

  • ブリジット・ベネット

スパーロックが実験を行うに際し協力を依頼した管理栄養士。スパーロックの身長と体重のバランスから理想的な1日あたりのカロリーを2500キロカロリーと算出し、その内で脂肪は80グラムにするように等とアドバイスするも高カロリー・高脂肪食品が跋扈するファーストフードしか食べられない環境では規定カロリーが守れるはずはなく、平均で5000キロカロリーも採っているスパーロックにはいち早く不健康だからやめるように進言。炭水化物過剰摂取、脂肪過多、ビタミン欠損などスパーロックの体調異常には誰よりも早くアドバイスを入れている。実験終了後の体重測定では、ただ「すごい...すごいわ...」と言い、ファーストフードが「いかに体に悪いものか」ということのいい証拠であると話した。

  • エリック・ローリー

ベネットと同じ健康センターに所属する運動生理学士。実験開始前にスパーロックの運動能力や身体能力の検査を担当し、身体能力は同年代よりレベルが高いと賞賛した。実験開始から始めの体重測定では(スパーロックの体重増加に驚いたのか)「おかしい」と連呼し、スパーロックの体重が90キロを越した時は「心配になってきた」と危機感を露呈し、最終的には実験終了時のスパーロックを見て(その外見に)「ひどいな」と言った。

  • ジョン・バンザフ

ジョージ・ワシントン大学で法律学を担当している教授。ファーストフードが肥満を招く要因になっているということを、レストランが原因でも家庭料理が原因でもないと推論。その疑念を解消すべく食品業界機関の戦闘に立ち上がり、弁護士の法律的アドバイザーとして活動している。煙草会社に対する勝利を契機に世間から注目を集めることになり、マクドナルド裁判を担当している弁護士にもアドバイザーとして知識を提供している。社会的責任からマクドナルドを訴えるのは妥当であると考えており、子供達を中心に客を呼び寄せるマクドナルドの戦略が「罪深い」と非難している。子供達が幼い頃にマクドナルドに来ることを、自身が請け負った煙草会社との関連性に比較して例えており、フラッシュバックの原理で記憶が蘇るかのように、子供達にマクドナルドを刷り込んでいると話す。作中終盤では今後の目標をレストランにおける栄養表示義務化と、学校におけるジャンクフード禁止と掲げていることが紹介された。

  • デビッド・サッチャー

米国公衆衛生総局の元長官。肥満の問題の主たる要因はファーストフードにあるという考えを持ち、医務総監時代に肥満が「国家的問題である」として警鐘を鳴らした。ファーストフードは何もかもスーパーサイズになって来ていると話す。

  • リサ・ヤング

ニューヨーク大学の教授で栄養学を専攻している。アメリカの観点で言う平均的な肉一切れは85グラムだが、レストランではその4、5倍もあるステーキが当たり前。一枚のベーグルが食パン5枚分のカロリーを持つ。ポテトがワンサイズのみだったのに対し今はその3倍もあるスーパーサイズがあることや、ドリンク類もかつてのLサイズが今となってはSサイズになっている等、食品が巨大化の一歩を辿っていることを強く強調する。晩餐会に招かれており、その際は食べ過ぎないように、ベネットらとお互いに(カロリーに)注意しながら食べていると言った。

実験[編集]

実験を始めるにあたり、スパーロックは3人の医師[11]による健康診断を受け、身体的には実に健康であるとのお墨付きをもらった。また1か月間を通じてこれら医師の診断を得るなどの協力を取り付けた。3人の医師は全員、実験について体へ望ましくない影響を与えるだろうと予測したが、それほど劇的な変化は無いだろうと述べた[12]

スパーロックは1か月の実験を自宅そばのマンハッタンにあるマクドナルドで始める。この地区には、0.6km²ごとに1店舗ずつマクドナルドがあるほどの密集地帯である。また、運動を制限するために移動する際にも、平均的なアメリカ人の一日の歩行距離と同じ2500歩までに抑えるためタクシーを多用した[13]。 実験のルールは以下の通り:

  • 一日に3回マクドナルドの商品を食べる[14]
  • マクドナルドのメニューの全てを一度は食べる
  • メニューに無いものを買わない[15]
  • 「スーパーサイズ」にするか聞かれたら、必ず「スーパーサイズ」にする[16]

実験2日目は初めてスーパーサイズを食べることとなった[17]。あまりの量に、前半は「マックしゃっくり」、「マックぶくぶく」、「マック」などとふざけながらも、後半はもはや苦しむようであり、「マック腹痛」、あげくの果てには嘔吐にみまわれた。翌日3日目は胃の調子が悪くなり、陰茎に違和感を覚えた。

5日後、体重は5kg増え、程なくうつ状態になることも頻繁になりはじめ、胸に圧迫感を感じ、マクドナルド食品が無いと倦怠感頭痛を覚えるようになった[18]。医師の一人は中毒症状だと説明した。その月の終わりには体重は11キロ増の95キロまで増えた。解毒メニューで9kgの減量に5か月、残りの2kgに9か月(合計1年と2ヶ月)かかった。

1か月間マクドナルドの商品だけしか食べられなかったため、スパーロックはビタミン剤を全く摂取しなかった[19]

スパーロックのガールフレンド、アレクサンドラ・ジャミサンはスパーロックの精力および性欲が減退していると証言した。ガールフレンドは菜食主義[20]シェフでもあり、1か月間の実験終了後にはすぐに「解毒」する必要があるとアドバイスした。また、この時点では1か月間の高脂肪・高カロリーを完遂できるか定かでなく、友人と家族たちは懸念を表明し始めた[21]

20日目頃、動悸を感じるようになった。内科医に相談すると、スパーロックの肝臓は「脂肪肝になり始めている」と述べ[22]、深刻な心疾患を避けるためにすぐにでも実験を中止するよう助言する[23][24]医師は、映画『リービング・ラスベガス』で同じ位の期間でアルコール依存症になり死に至った主人公とスパーロックを比較の対象に挙げて説明し、挙げ句の果てには「馬鹿げた実験だ。」と非難し、いつ救急車で運ばれるか分からない状況にあると語る。この警告にも関わらず、スパーロックは実験の継続を決めた[25]

スパーロックは最終日まで実験を続け、計9回スーパーサイズを注文した。そのうち5回はテキサス州での注文であった。いくつかの異論はあるものの、この州は全米で最も肥満の多い都市を複数抱えているとの調査もある[26]。3人の医師全員がスパーロックの健康状態の悪化の度合に驚きの声を上げた。

この実験の終了後、スパーロックは正常時の体重84kgに戻るのに1年と2ヶ月を要した。ガールフレンドのアレックスは「解毒食」で回復を助けた[27]。この解毒食を元に『ザ・グレイト・アメリカン・デトックス・ダイエット[28]』(ISBN 1-4050-7771-9)という本を書いた。

その他[編集]

スパーロックの実験と並行して、映画の中ではアメリカの肥満率の高さの要因となった様々なものについてインタビューと考察を行っている。例えば、アメリカの多くの学校で健康的な食品が与えられていない点[29]、広告によって青少年を「引きずりこむ」点[30]、マクドナルドが子ども向けの遊び場やピエロを配置している点[31]、食品会社側の投資家利益追求の姿勢[32]と顧客側の健康問題との関係[33]など。

エリック・シュローサーファストフードが世界を食いつくす[34]と同様、この映画はファストフード業界の負の側面に焦点をあてたものである。少なくともこの映画中での実験結果から言えることは、ファストフード以外を食べないという、極端に偏った食生活を長く続けることは、健康上の大きな問題となるということである。しかしながら、運動を減らすことによる影響を示したものではないため、この点が実験全体を左右しているのではないかとする批判もある。

影響[編集]

サンダンス映画祭での上映の後、マクドナルド社はスーパーサイズのオプションを廃止し、いつものメニューに加えてより健康的なメニューの提供を開始すると発表した。[35]

オーストラリアでは、ドキュメンタリー映画としては史上最高の興業成績を挙げた。公開からの2週間、オーストラリア・マクドナルド社は推計140万ドルを費やす大規模なネガティブ・キャンペーンを張った。オーストラリアの全ネットワーク局で流されたテレビコマーシャルの中で、CEOのガイ・ルッソはこの映画について「暴飲暴食を決め込んだ人の話だ」と述べ、スパーロックが主張するファストフードの不健康さについて賛意を表明することで、その影響を最小限にとどめようとした[36]。マクドナルド社は、スーパーサイズ・ミーの上映館全てで30秒間のスポットCMを入れ、映画館でこの映画を観た客全員に上映終了後に従業員がリンゴを配れるよう手配した。

この映画のオーストラリアでの配給元であるデンディ・フィルムスの共同経営支配人、アンドリュー・マッキーは、この広告キャンペーンが実際には映画に観客の足を向かわせるようになったと述べた。

カントリー歌手のグレッチェン・ウィルソンは自身の世界ツアー地全てでマクドナルドを食べて応援すると発表した。

イギリスでは、マクドナルド社は映画館の予告編に短い広告を出し、その映画への反論サイト [37]の宣伝を行った。広告のメッセージはシンプルに「我々が同意していない点と同意している点をご覧ください」[38]というものだった。

疑義[編集]

映画の公開以降、いくつかの疑義が示されている。まずスパーロックが映画の中で「事実」として示した情報について、信頼のおける情報源を提供していない点[39]。この実験では空腹でない時でも一日に3回食事を摂ることが強制となっている点[40]。成人の1日奨励摂取量である2000~2500キロカロリーの2~3倍を摂取[41]し、運動を行わなかった点[42]。さらに、肝臓障害とこの実験との因果関係は明らかにされておらず[43]、性生活の減退についても悪影響があると自らがそう考えていた意識が反映された[44]自然な結果である可能性もある。これらの問題点をクリアにしようとする試みはなされていない。

また批判の一方で、マクドナルドの商品の生産、普及、広告活動といった活動によって、食品エネルギー摂取を高度に維持できるようになっている点についても消極的ながら認めている。

社会的・文化的な側面[編集]

英語の「super size me」という語句は、近年では「big and useless」(大きくて無意味)の代名詞となっている。例えば、ニューヨーク・タイムズの記事には「(中小企業でさえ質重視の企業が多いのに)大企業ではまだ建築物に対して『スーパーサイズミー』アプローチが支配的だ」との用法があった[45]。さらに、完全に人為的な文化(例えばコカコーラ、マクドナルドなど)を代表させる用法として使われている。

「マック言葉」[46]とも呼べる独特の語用法は、マクドナルドが大衆文化に与えている影響の証拠である。これらの接頭辞として頭に「Mc」の付く語用法には、他にもMcJob(マックジョブ)McMansion(マックマンション)McDojo(マック道場)などがある。

類似の実験(反論)[編集]

  • オランダの新聞(nl:Algemeen Dagblad)紙の記者ヴィム・メイが同様の実験を行っている。この映画との相違点はメニューからの選択方法にあり、メイはより慎重な選択を行った。結果は、30日の実験を始める前と比べて少なくとも健康状態は変わらなかった。6.5kg減量し、血圧などその他の面では向上が見られた。
  • アメリカのニュージャージー州では、ドキュメンタリー映画製作者のスコット・キャズウェルが同様の実験を行った。この実験の結果は、「ブローリング・フォー・モーガン」[47]というタイトルの映画で見られる)。
  • ニューハンプシャー州ケンジントンのソソ・ワーリーは、「ミー・アンド・ミッキー・D」[48]という題名で、マクドナルドによるダイエット実験を独立映画として制作した。映画は30日間の実験の様子を追っている。彼女はマクドナルドで一日2000キロカロリー食べ、体重を79.4kgから63.0kgに落とした。
  • ノースカロライナ州ローリー在住のメラブ・モーガンは、摂取量を一日1400キロカロリーに制限した、90日間マクドナルド漬けのダイエットを行い、16.8kgを減量した。デトロイト・フリー・プレスの記事
  • 日本のイラストレーター、田口たつみは「1か月マクドナルド生活」を公開している。

これらは短期間の実験であり、またマクドナルドの食品に限らず、同じものを食べ続けるのは不健康であるということに注意しなければならない。

また、日本マクドナルドは米マクドナルドとは別法人であるため、使用する素材や成分が異なる点には留意するべきである[49]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ といっても一日あたり約5000キロカロリー(成人男性の推奨カロリー量の2倍)をマクドナルドで摂った結果である。
  2. ^ これは肥満になった2人の少女が起こした訴訟で、肥満の原因はマクドナルドの食品の取りすぎによるものだと主張した。
  3. ^ 最終的な収益は$29,529,368
  4. ^ この裁判について彼は「とんでもない事態」と言った。
  5. ^ 煙草の禁煙は最初の3日間がつらく、それをクリアすれば禁煙成功になるのと同じであり、マクドナルド三昧の食生活も3日間過ぎれば慣れてしまうと彼は言う。
  6. ^ 彼は彼女に対し「僕はベジタリアンにはならない。」と言った。
  7. ^ 解毒食が野菜ばかりだった可能性が大であるがそれでもスパーロック曰わくベジタリアンにはなれない、とのこと。
  8. ^ 「肉食主義に同参する行為であるにも関わらず、何故止めようとしないのか。考えて欲しい」と彼女は言う。
  9. ^ 「ちゃんとわかっているのか?」、「医師として言う。直ぐに止めなさい」、「アルコールが原因なら、このままだと死ぬと言っているだろう」等。
  10. ^ この様に話した理由は、恐らく直前に行った健康診断で、スパーロックの体調が非常に良好であることから、多少の偏った食生活でもスパーロックの体が耐えるであろうと予想したためであると考えるのが妥当と言える。
  11. ^ それぞれ内科、心臓病科、胃腸病科。
  12. ^ 心臓病医師の「人体には相当高い適応性がある。」等
  13. ^ スパーロック自身が自分の車で移動する場面も多々見られる。
  14. ^ 必ずセットで注文しなければならないのかは説明されなかったが、単品で頼んでいないという作中での描写からセット単位での注文がルールであるらしい事が伺える(しかし作中後半で「バニラシェイクのLサイズ」としか注文していない場面がある。これが朝昼晩以外の注文だったのかは不明)。
  15. ^ 「水も含めて、口にできるのはマックで売ってるものだけ。」と説明されている。
  16. ^ スーパーサイズかどうか聞かれなかった場合、SからLの間で任意に選べるのかは不明(スパーロックは「エッグマックマフィンのバリューセット」や「ダブルクォーターパウンダーのバリューセット」などと言っているだけでポテトやドリンクのサイズに関しては不明だが、普通セットでのポテトとドリンクのサイズはMが基本サイズであるためMサイズの可能性は高いと思われる。)。また、エンディングでスパーロックは「スーパーサイズか”聞かれた”のは9回」と言っているため、スーパーサイズにしたのは聞かれた時だけだった模様(聞かれなかった場合でもスーパーサイズにできたのかも不明である)。
  17. ^ スパーロック自身の驚く様子から、彼は初めてスーパーサイズを頼んだ模様。
  18. ^ 栄養士はビタミンの不足が原因とスパーロックに伝える。
  19. ^ 「マクドナルドは『マックドラッグ(薬)』を売る必要があるね」と彼は語っている。
  20. ^ この思想が原因で彼女自身はスパーロックが肉食をし過ぎていることに一種の憤りにも似た気持ちを露呈し、彼女曰わく「腐敗していて、道徳的に間違っている肉食主義」を助長する行為にスパーロックが加担しているとして彼を非難している。
  21. ^ スパーロックの母親は「必要なら肝臓を分けてあげる。」とまで言った。
  22. ^ その他にも高尿酸血漿に起因する痛風の危険性についても語った。
  23. ^ それ以前にもスパーロックはアイザックの下を訪れて血圧や肝臓内の酵素などを計った。この時点ですでに内科医は「どう考えても今の君は病気だ。」とスパーロックに告げている。
  24. ^ また、医師は脂肪分の過剰摂取によって体調を崩している患者を見たことが無いために、「あらゆる病気の可能性があるが、何とも言えない」と語っている。
  25. ^ 後にインタビューの中で、スパーロックは弟に実験をやめた方がいいか相談した際に「モーガン、みんなは一生の間このメシを食い続けるんだぜ」と言われたのに影響を受けたと語った。
  26. ^ 実験を行っていた時点でもっとも肥満の多い街はヒューストンだと、説明された。
  27. ^ 彼女は「彼の体の中の毒を全部外に出す。」と語った
  28. ^ : The Great American Detox Diet
  29. ^ 作中、生徒がコーラやゲータレード、スナック菓子などを持ち込んでいる中学校が登場する
  30. ^ 「Tシャツや、子供をターゲットにした玩具によって販売促進戦略を展開している」と公共衛生学修士が語る。
  31. ^ ジョージ・ワシントン大学の法学教授はハッピーセットなどのおまけで「子供たちを虜にしている」と言った。
  32. ^ 先の公共衛生学修士は「ロビイスト(日本で言う圧力団体)を雇い、自社の製品に対して不利なことが生じないようにしている。」と語る。
  33. ^ マクドナルドの店舗に栄養成分の小冊子が置かれていない事(これについては、法学教授が「判断材料となる情報を与えていない。」と語った)
  34. ^ 原題:: Fast Food Nation、後に「ファーストフード・ネイション」として映画化された。
  35. ^ なお、マクドナルド社はこの決定はこの映画とは関係ないとしている
  36. ^ またルッソは、ニュース・リミテッドの取材に対し、「マクドナルド社がこのような主張に対し手を打てなかったことに顧客は驚いているかもしれない。」と述べた
  37. ^ www.supersizeme-thedebate.co.uk
  38. ^ : See what we disagree with. See what we agree with.
  39. ^ 例えば、平均的なアメリカ人の一日の歩行距離2500歩といった情報など(作中では、とある雑誌の元編集長が「平均的アメリカ人に万歩計を付けさせた結果、一日平均2000歩弱であり、会社勤めの人に当てはめると移動手段が車やエレベーターということになり、それを考えると一日の歩数は2500~3000歩になるので、普通のアメリカ人に会わせるなら、5000歩以下が適切である。」と語られたが、その調査がいつ行われたものだったのかという事については説明されなかった)
  40. ^ 実際、初めてスーパーサイズを頼んだ時、スパーロック自身、皮肉な事に「多いよこれ。」と言ったのみならず、買った以上全て食べる必要もあったため、前述の通り無理に食べることにより最終的には嘔吐に至るなど。強制的にでも食べなければならなかった。
  41. ^ 栄養士から平均で4986キロカロリーも摂取していると言われた
  42. ^ 上で述べた通り平均的(スパーロック自身は「60%以上が」と言った。)なアメリカ人も運動しないと彼は言っているが、その根拠は示されていない(スパーロックは「車の無い生活は全く考えられず」とか「歩くなんて面倒くさいことは機械にやらせる」等とも言っているが、大多数のアメリカ人がそうではない可能性の方が高く、地域及び生活環境などによって違いがあることも考えての発言であるかは疑問も残る部分である。)
  43. ^ しかし前述した通り、内科医が、スパーロックの肝臓が「脂肪肝になりかけている。」と言ったこと、そして実験終了直後の検査結果でスパーロック自身「脂肪肝になった。」と語ったことから、少なくとも、肝臓の許容量を遥かに超えた脂肪(彼は一ヶ月の実験で「計5キログラムの脂肪を取った。」と語った。5キロ=5000グラムなので、それを30日ある一ヶ月の平均として計算すると5000グラム÷30日=166グラム(べネットがスパーロックに一日の平均脂肪分の量は80グラムと伝えていた。)という通常の2倍の脂肪分)を取っていたために起こったとするのが有力である。
  44. ^ いわゆる反偽薬効果
  45. ^ http://www.nytimes.com/2004/08/08/arts/design/08IOVI.html
  46. ^ : McWords
  47. ^ : Bowling for Morgan
  48. ^ : Me and Mickey D
  49. ^ 米国と違い、日本ではトランス脂肪酸の規制が行われておらず、日本マクドナルドでも自主規制を行っていない

外部リンク[編集]