肥満税

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肥満税(fat tax)とは、肥満を増加させ健康に影響を与える可能性のある飲食品に対しての課税である。

一般に、飽和脂肪酸砂糖の加えられた飲料への課税が検討、施行されている。加工食品に課税するのではなく、その原材料である甘味料に課税する方法も提案されている[1]

各国の状況[編集]

ルーマニア[編集]

2010年に、ルーマニア政府は「ジャンクフード税」の導入を発表した。

デンマーク[編集]

デンマークでは2011年10月1日から、飽和脂肪酸が2.3%以上含まれる食品に対して、飽和脂肪酸1キログラムあたり16クローネを課税し、施行前には飽和脂肪酸の多い食品であるバターピザ、肉、牛乳といった食品に買い込み需要が高まった[2]。 日本の独立行政法人農畜産業振興機構)では脂肪税(しぼうぜい)と表現している[3]

2012年11月に撤廃を発表、12月末を持って廃止。食品価格の高騰を招いたうえ、近隣国のドイツで国民が買い物をするようになってしまい、何の効果もなかった為であるという[4]

ハンガリー[編集]

ハンガリーでは、2011年9月1日、砂糖や塩分の多い飲食品に課税する通称ポテトチップス税が施行された[5]

フランス[編集]

フランスでは、2011年12月28日より砂糖の添加された炭酸飲料に課税する通称ソーダ税が承認された[6]

脚注[編集]

  1. ^ M Zhen, B John, J Helen "Taxing Sweets: Sweetener Input Tax or Final Consumption Tax?" Contemporary Economic Policy Article first published online: 23 SEP 2011 DOI 10.1111/j.1465-7287.2011.00278.x
  2. ^ Julian Isherwood デンマークで世界初の「肥満税」、牛乳にも課税(AFPBB、2011年10月03日)
  3. ^ デンマーク脂肪税を導入(独立行政法人・農畜産業振興機構ホームページ)
  4. ^ 産経 世界初の「脂肪税」失敗 食品の価格上昇、デンマークが撤廃へ
  5. ^ ハンガリーで「ポテチ税」施行、脱メタボリズムと税収アップに期待(AFPBB、2011年09月02日)
  6. ^ 仏憲法会議、ソーダ税を承認 肥満防止と税収拡大狙う(AFPBB、2011年12月29日)

関連項目[編集]