シクロヘキサノール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
シクロヘキサノール
シクロヘキサノールの構造式
識別情報
CAS登録番号 108-93-0
KEGG C00854
特性
化学式 C6H12O
モル質量 100.16
外観 無色液体
密度 0.941, 液体 (25 °C)
融点

23–25

沸点

161

酸解離定数 pKa 16 (水中)
出典
ICSC
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。

シクロヘキサノール (cyclohexanol) は二級アルコールで、シクロヘキサン環をヒドロキシ基で置換した分子構造をもつ。分子式は C6H12O、示性式で表せば C6H11OH である。

物性 [編集]

シクロヘキサノールは特徴的な芳香を有する無色の液体である。25°C融解し、161°C沸騰する。エタノール酢酸エチル、および芳香性炭化水素化合物などに対し高い溶解性を示す。に対する溶解性は3.60 g/100mL。引火点はおよそ 68 ℃ で発火点は290°C密度は0.941g/cm3であり、水より低密度である。融点が25°Cであるため、室温では多くの場合ネバネバした液体状となっている。

用途 [編集]

プラスチックやラッカーを生産する際の溶媒として利用されているほか、ガスクロマトグラフィーの基準物質にも利用されている。化学合成の中間生成物でもある。ドイツでは1980年代までは蒸気圧式温度計用の揮発液体として利用されていた。

危険性 [編集]

シクロヘキサノールは人体に有害な物質である。また、弱い水質汚染物質でもあり、ドイツ水質危害クラスリストでは "WGK 1" に指定されている。