エイコサノイド

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必須脂肪酸の代謝経路とエイコサノイドの形成

エイコサノイド (eicosanoid) はエイコサン酸(アラキドン酸)を骨格に持つ化合物ないしその誘導体の総称。主としてオートクリンパラクリンとして働く生理活性物質である。IUPAC/IUBMBではエイコサンの名称がイコサンに変更されたことから、イコサノイドの名称を推奨している[1]。出発物質にはアラキドン酸やエイコサペンタエン酸、γ-リノレン酸があるが、通常ヒトの行う食事ではアラキドン酸の含量が極めて大きいためエイコサノイドの生合成系をアラキドン酸カスケードと呼ぶことが多い。

エイコサノイドにはプロスタグランジンロイコトリエントロンボキサンなどが含まれるが、細胞によってどれがどの程度発現するかは異なる。エイコサノイド生合成に必要な不飽和脂肪酸は人体で合成することができないので、植物や他の動物から摂取する必要がある。各化合物の特長として、プロスタグランジンは五員環を有し、二重結合を2つしか持たないのに対し、ロイコトリエンは二重結合を4つ持ち環構造を持たない、トロンボキサンは酸素を含む六員環(ピラン)を骨格に持ち二重結合を2つ持つというのがある。

脚注[編集]

  1. ^ IUPAC Gold Book - icosanoids