クロロアセトフェノン

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クロロアセトフェノン
クロロアセトフェノンの構造式クロロアセトフェノンの球棒モデル
IUPAC名 2-Chloro-1-phenylethanone
別名 塩化フェナシル
CNガス
分子式 C8HClO
分子量 154.59
CAS登録番号 [532-27-4]
融点 26.8 °C

クロロアセトフェノン(CN, chloroacetophenone)とは催涙剤の一種[1]で、防犯グッズ催涙スプレーとして市販されている[2]。また、世界各国の警察が暴徒鎮圧用として使用している[2]日本の警察も保有している。[3]塩化フェナシル (phenacyl chloride)、CNガス とも呼ばれる。

に入ると激しい痛みを感じ[2]、大量には入った場合には一時的に失明する場合もある。涙や鼻汁が出るほか[2]呼吸器に入ると激しくクシャミが出る[2]。治療としては、大量の水で洗浄する等を行う[2]。曝露時の症状が激しいが後遺症が残ることは無い[2]

1871年にドイツで初めて合成され、1918年にアメリカ合衆国で催涙剤として開発された[2]。日本陸軍においては「みどり剤」と呼称された[4]

  • 刺激閾値:0.3-1.5mg・min/m3
  • ICt50:5-15mg・min/m3
  • LD50:8,500-25,000mg・min/m3


製造法[編集]

  1. アセトフェノン氷酢酸を混ぜて加熱攪拌する。
  2. これを冷やして塩素ガスを吹き込む
  3. 油脂状の塊が出来るのでこれを濾過する
  4. アルコールで溶いて再結晶化させて精製する。

脚注[編集]

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