アレハンドロ・デアザ

獲得メダル
ドミニカ共和国
ワールド・ベースボール・クラシック

アレハンドロ・デアザ
*Alejandro De Aza*
ロングアイランド・ダックス #33
	ニューヨーク・メッツ時代; (2016年8月2日)
基本情報
国籍	ドミニカ共和国
出身地	ラ・ロマーナ州グアイマテ（英語版）
生年月日	1984年4月11日（40歳）
身長; 体重	6' 0" ＝約182.9 cm; 190 lb ＝約86.2 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	外野手
プロ入り	2001年アマチュア・フリーエージェントとしてロサンゼルス・ドジャースと契約
初出場	2007年4月2日ワシントン・ナショナルズ戦
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	フロリダ・マーリンズ (2007, 2009); シカゴ・ホワイトソックス (2010 - 2014); ボルチモア・オリオールズ (2014 - 2015); ボストン・レッドソックス (2015); サンフランシスコ・ジャイアンツ (2015); ニューヨーク・メッツ (2016); ワシントン・ナショナルズ (2017); ニューブリテン・ビーズ（英語版） (2019); ランカスター・バーンストーマーズ (2021); ロングアイランド・ダックス (2022 - );
国際大会
代表チーム	ドミニカ共和国
WBC	2013年
	この表について

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はデアザ、第二姓（母方の姓）はセダです。

アレハンドロ・アルベルト・デアザ・セダ（Alejandro Alberto De Aza Ceda, 1984年 4月11日 - ）は、ドミニカ共和国ラ・ロマーナ州グアイマテ（英語版）出身のプロ野球選手（外野手）。左投左打。アメリカ独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランド・ダックス所属。

経歴[編集]

プロ入りとマーリンズ時代[編集]

2001年にロサンゼルス・ドジャースに入団。

2004年にルール・ファイブ・ドラフトでフロリダ・マーリンズへ移籍した。

2007年4月2日のワシントン・ナショナルズ戦にて開幕スタメンでメジャーデビューを果たす。

ホワイトソックス時代[編集]

2009年オフにウェイバー公示を経てシカゴ・ホワイトソックスへ移籍した。

2011年には54試合の出場ながら打率.329を記録した。

2012年には遂に中堅のレギュラーの座を射止めた。自身初の規定打席到達となり、打率.281、9本塁打、50打点という成績をマーク。俊足を生かし三塁打を6本放ち、盗塁も26回成功させた。

2013年はシーズン開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のドミニカ共和国代表に選出された^[1]。同大会でドミニカ共和国は優勝している。シーズンでは、引き続き中堅のレギュラーを務めた。前年よりも出場機会を増やし、打率.264、17本塁打、62打点という成績をマークした。また2年連続20盗塁以上となる20盗塁を記録した。

2014年1月17日にホワイトソックスと425万ドルの1年契約に合意した^[2]^[3]。ホワイトソックスでは122試合に出場して、打率.243、5本塁打、31打点、100三振という成績だった。

オリオールズ時代[編集]

2014年8月30日にトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した^[4]。移籍後は20試合で打率.293、OPS0.877と好調を維持し、チームのプレーオフ進出に貢献をした。

2015年は30試合に出場して、打率.214、3本塁打、7打点、2盗塁という成績だった。守備では左翼手と右翼手を守った。

レッドソックス時代[編集]

2015年6月3日にジョー・ガンケルと金銭とのトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍した。背番号はジョン・レスターが前年まで9年間着けていた「31」となった。レッドソックスでは調子を取り戻し、60試合の出場で打率.292・4本塁打・25打点・3盗塁・OPS0.831という好成績をマークした。守備面では引き続き外野の両翼で起用された。

ジャイアンツ時代[編集]

2015年8月31日にルイス・イスラとのトレードで、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した^[5]^[6]。ジャイアンツでは24試合でプレーし、打率.262、3打点、2盗塁という成績だった。守備では左翼を17試合で守ったが、守備率.971、DRS-4という内容だった。なお、3チームでの通算打撃成績は、114試合の出場で打率.262、7本塁打、35打点、7盗塁（盗塁成功率58%）という内容だった。11月2日にFAとなり、オフはドミニカ共和国のウィンターリーグでプレーした。

メッツ時代[編集]

12月23日にニューヨーク・メッツと1年契約を結んだ^[7]。

2016年は130試合に出場して打率.205、6本塁打、25打点、4盗塁の成績を残した。11月3日にFAとなった^[8]。

メッツ退団後[編集]

2017年1月20日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった^[9]が、3月27日に自ら選んで契約を途中で放棄する「オプトアウト」を行使してFAとなった^[10]。6月14日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級シラキュース・チーフスへ配属された^[8]。8月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした^[11]。

2018年3月2日にナショナルズとマイナー契約で再契約した^[8]。8月8日に自由契約となった^[8]。

2019年4月16日に独立リーグ・アトランティックリーグのニューブリテン・ビーズ（英語版）と契約した^[8]。7月17日にマイナー契約でミネソタ・ツインズへ移籍した^[8]。オフの11月4日にFAとなった。11月5日にニューブリテン・ビーズに復帰したが、ニューブリテン・ビーズのリーグ脱退に伴う分配ドラフトでランカスター・バーンストーマーズに移籍した^[8]。

2021年はランカスター・バーンストーマーズで108試合に出場して、打率.322、11本塁打、71打点、11盗塁の成績を残した。オフに退団した。

2022年5月10日にアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約した^[8]。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2007	FLA	45	158	144	14	33	8	2	0	45	8	2	0	5	2	6	1	1	37	2	.229	.261	.313	.574
2009	FLA	22	27	20	6	5	1	0	0	6	3	0	0	1	1	5	0	0	5	0	.250	.385	.300	.685
2010	CWS	19	32	30	7	9	3	0	0	12	2	2	1	1	0	1	0	0	4	0	.300	.323	.400	.723
2011		54	171	152	29	50	11	3	4	79	23	12	5	1	0	17	1	1	34	2	.329	.400	.520	.920
2012		131	585	524	81	147	29	6	9	215	50	26	12	4	1	47	3	9	109	1	.281	.349	.410	.760
2013		153	675	607	84	160	27	4	17	246	62	20	8	6	6	50	1	6	147	8	.264	.323	.405	.728
2014		122	439	395	45	96	19	5	5	140	31	15	7	2	3	33	2	6	100	6	.243	.309	.354	.663
2014	BAL	20	89	82	11	24	5	3	3	44	10	2	3	1	0	6	0	0	19	1	.293	.341	.537	.877
'14計		142	528	477	56	120	24	8	8	184	41	17	10	3	3	39	2	6	119	7	.252	.314	.386	.700
2015		30	112	103	16	22	4	1	3	37	7	2	2	0	0	7	2	2	34	1	.214	.277	.359	.636
	BOS	60	178	161	23	47	9	5	4	78	25	3	1	2	1	12	1	2	36	2	.292	.347	.484	.831
	SF	24	75	61	12	16	4	1	0	22	3	2	2	0	1	12	0	1	14	3	.262	.387	.361	.747
'15計	SF	114	365	325	51	85	17	7	7	137	35	7	5	2	2	31	3	5	84	6	.262	.333	.422	.755
2016	NYM	130	267	234	31	48	9	0	6	75	25	4	3	1	1	26	1	5	67	5	.205	.297	.321	.618
2017	WSH	28	70	62	8	12	2	3	0	20	9	1	0	3	2	3	1	0	16	1	.194	.224	.323	.546
MLB：10年		838	2878	2575	367	669	131	33	51	1019	258	91	44	27	18	225	13	33	622	32	.260	.325	.396	.721

2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	中堅（CF）						左翼（LF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2007	FLA	35	85	3	1	0	.989	-						-
2009	FLA	5	17	0	1	0	.944	6	2	0	0	0	1.000	-
2010	CWS	9	11	0	0	0	1.000	-						5	6	0	0	0	1.000
2011		19	49	0	1	0	.980	4	9	0	0	0	1.000	31	46	2	0	0	1.000
2012		125	314	4	3	1	.991	11	12	0	0	0	1.000	-
2013		107	271	3	5	2	.982	79	97	2	3	0	.971	-
2014		14	44	1	0	0	1.000	112	187	4	2	1	.990	1	0	0	0	0	----
2014	BAL	2	0	0	0	0	----	20	41	1	1	0	.977	-
'14計		16	44	1	0	0	1.000	132	228	5	3	1	.987	1	0	0	0	0	----
2015		-						19	39	2	1	0	.976	13	17	0	0	0	1.000
	BOS	1	1	0	0	0	1.000	33	32	1	0	0	1.000	24	31	1	0	0	1.000
	SF	-						17	33	0	1	0	.971	-
'15計	SF	1	1	0	0	0	1.000	69	104	3	2	0	.982	37	48	1	0	0	1.000
2016	NYM	46	71	0	1	0	.986	22	15	0	1	0	.938	14	20	0	0	0	1.000
2017	WSH	1	2	0	0	0	1.000	13	13	2	0	1	1.000	14	12	0	2	0	.857
MLB		364	865	11	12	3	.986	336	480	12	9	2	.982	102	132	3	2	0	.985

2018年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

7（2007年 - 2009年途中）
11（2009年途中 - 同年終了）
30（2010年 - 2014年途中）
12（2014年途中 - 2015年途中）
31（2015年途中 - 同年途中）
45（2015年途中 - 同年終了）
16（2016年）
17（2017年）

代表歴[編集]

2013 ワールド・ベースボール・クラシック・ドミニカ共和国代表

脚注[編集]

^ 2013 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic （英語） 2016年3月7日閲覧 ^{[リンク切れ]}
^ "White Sox agree to terms with Gordon Beckham and Alejandro De Aza" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago White Sox). 17 January 2014. 2015年12月24日閲覧。
^ Scott Merkin (2014年1月17日). “White Sox avoid arbitration with Beckham, De Aza” (英語). MLB.com. 2015年12月24日閲覧。
^ “Orioles acquire OF De Aza in trade with White Sox” (英語). Associated Press. ESPN.com. (2014年8月30日) 2015年12月24日閲覧。
^ “ジャイアンツ、Rソックスから外野手A.デアザを獲得”. Yahoo!ニュース. ISM (International Sports & Marketing Co.,Ltd.). (2015年9月2日). オリジナルの2015年9月2日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/xt6wp 2015年12月24日閲覧。
^ “Giants add lefty-hitting outfielder De Aza” (英語). MLB.com (2015年8月31日). 2015年9月1日閲覧。
^ Joey Nowak (2015年12月23日). “Mets sign outfielder De Aza to 1-year deal”. MLB.com. 2015年12月24日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h MLB公式プロフィール参照。2022年6月4日閲覧。
^ Steve Adams (2017年1月20日). “Athletics Sign Alejandro De Aza To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2017年1月23日閲覧。
^ “AAlejandro De Aza: Opts out of minors deal”. cbssports.com (2017年3月27日). 2017年4月28日閲覧。
^ Jamal Collier (2017年8月16日). “Goodwin to DL; De Aza recalled to Majors” (英語). MLB.com. 2017年8月16日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Alejandro De Aza stats MiLB.com （英語）

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[1] 2013 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic （英語） 2016年3月7日閲覧 ^{[リンク切れ]}

[2] "White Sox agree to terms with Gordon Beckham and Alejandro De Aza" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago White Sox). 17 January 2014. 2015年12月24日閲覧。

[3] Scott Merkin (2014年1月17日). “White Sox avoid arbitration with Beckham, De Aza” (英語). MLB.com. 2015年12月24日閲覧。

[4] “Orioles acquire OF De Aza in trade with White Sox” (英語). Associated Press. ESPN.com. (2014年8月30日) 2015年12月24日閲覧。

[5] “ジャイアンツ、Rソックスから外野手A.デアザを獲得”. Yahoo!ニュース. ISM (International Sports & Marketing Co.,Ltd.). (2015年9月2日). オリジナルの2015年9月2日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/xt6wp 2015年12月24日閲覧。

[6] “Giants add lefty-hitting outfielder De Aza” (英語). MLB.com (2015年8月31日). 2015年9月1日閲覧。

[7] Joey Nowak (2015年12月23日). “Mets sign outfielder De Aza to 1-year deal”. MLB.com. 2015年12月24日閲覧。

[MLBstats-8] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h MLB公式プロフィール参照。2022年6月4日閲覧。

[9] Steve Adams (2017年1月20日). “Athletics Sign Alejandro De Aza To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2017年1月23日閲覧。

[10] “AAlejandro De Aza: Opts out of minors deal”. cbssports.com (2017年3月27日). 2017年4月28日閲覧。

[11] Jamal Collier (2017年8月16日). “Goodwin to DL; De Aza recalled to Majors” (英語). MLB.com. 2017年8月16日閲覧。

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表話編歴野球ドミニカ共和国代表 - 2013 ワールド・ベースボール・クラシック 1 優勝
監督	6 トニー・ペーニャ
コーチ	9 アルフレド・グリフィン 12 フアン・サミュエル 58 ビル・カストロ 60 デニー・ゴンザレス 70 ホセ・カノフェリックス・ファーミン
投手	20 オクタビオ・ドーテル 21 サミュエル・デドゥーノ 31 アルフレド・サイモン 36 フアン・セデーニョ 37 エディンソン・ボルケス 40 ケルビン・ヘレーラ 44 サンティアゴ・カシーヤ 45 アンヘル・カストロ 48 ホセ・ベラス 51 ワンディ・ロドリゲス 56 フェルナンド・ロドニー 64 ペドロ・ストロップ 65 アタワルパ・セベリーノ 75 ロレンゾ・バルセロ
捕手	25 フランシスコ・ペーニャ 41 カルロス・サンタナ
内野手	2 エリック・アイバー 4 ミゲル・テハダ 7 ホセ・レイエス 10 エドウィン・エンカーナシオン 13 ハンリー・ラミレス 24 ロビンソン・カノ 52 レウリー・ガルシア
外野手	14 モイゼス・シエラ 17 ネルソン・クルーズ 22 エウリー・ペレス 30 アレハンドロ・デアザ 32 リカルド・ナニータ