「終末のハーレム ファンタジア」の版間の差分
整理して香港での単行本について加筆、『ファンタジア学園』についても少し加筆 |
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|ジャンル = [[ダーク・ファンタジー|ダークファンタジー]]<ref name="s-manga_com01">{{cite web2|url=http://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891129-8|title=終末のハーレム ファンタジア 1|publisher=集英社|accessdate=2019 |
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|作画 = SAVAN |
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|掲載誌 = [[ウルトラジャンプ]] (UJ)<br />[[少年ジャンプ+]] (J+)<br />[[週刊ヤングジャンプ|ヤンジャン!]] (YJ!)<br />[[週刊ヤングジャンプ|となりのヤングジャンプ]] (TYJ) |
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|レーベル = [[ヤングジャンプ・コミックス|ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ]] |
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|ウィキポータル=[[Portal:漫画|漫画]] |
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『'''終末のハーレム ファンタジア'''』(しゅうまつのハーレム ファンタジア / world's end harem FANTASIA)は、LINK(原作) |
『'''終末のハーレム ファンタジア'''』(しゅうまつのハーレム ファンタジア / world's end harem FANTASIA)は、LINK(原作)、SAVAN(作画){{efn2|連載時の第4話以降にはコンセプトアーティストのよー清水<ref>{{cite web2|url=https://www.akibasgate.com/interview/8759|title=次世代ビジュアルアートの旗手コンセプトアーティスト よー清水インタビュー | AKIBA'S GATE|publisher=パブリックファンクション|accessdate=2018-08-26}}</ref>が「各種デザイン」に参加しており<ref>{{Twitter status2|you629|1031704317953110016|2018年8月20日|accessdate=2018-08-26}}</ref>、単行本では第1巻から目次に「デザイン協力」とクレジットされている。}}による[[日本]]の[[漫画]]作品。[[集英社]]の月刊漫画雑誌『[[ウルトラジャンプ]]』(以降、『UJ』と表記)では[[2018年]]6月号から毎号<ref>{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/282848|title=「終末のハーレム」新シリーズがUJで、宵野コタローが描くお風呂ポスターも|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018-05-19|accessdate=2018-05-20}}</ref>、[[ウェブコミック配信サイト]]『[[少年ジャンプ+]]』(以降、『J+』と表記)では同年5月20日から隔週日曜日<ref>{{cite web2|url=https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156630427043|title=[プロローグ]終末のハーレム ファンタジア/公式サイト版 少年ジャンプ+|publisher=集英社|accessdate=2020-03-22}}</ref>{{efn2|『UJ』連載分を前後編に分割しているが、隔週のままでは同誌連載分を追い越してしまうため、その調整として各編の連載間隔が3週以上空く場合もある。}}、『[[週刊ヤングジャンプ]]』の無料電子書籍アプリ『ヤンジャン!』では2018年6月19日から月イチ更新<ref name="ynjn_323">{{cite web2|url=https://ynjn.jp/app/title?tid=323|title=終末のハーレム ファンタジア ヤンジャン!|publisher=集英社|accessdate=2018-05-20}}</ref>、同じく『となりのヤングジャンプ』では2021年1月6日から毎週水曜日<ref>{{cite web2|url=https://tonarinoyj.jp/episode/13933686331772859721|title=<nowiki>[第0話]</nowiki> 終末のハーレム ファンタジア|publisher=集英社|accessdate=2021-01-10}}</ref>にそれぞれ連載中。 |
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『J+』で連載中の漫画『'''[[終末のハーレム]]'''』 |
『J+』で連載中の漫画『'''[[終末のハーレム]]'''』(以降、『無印』と表記)から世界観を一新したシリーズ作品であり<ref name="natalie_278854">{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/278854|title=「終末のハーレム」がダークファンタジーに、新シリーズ「ファンタジア」がUJで|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018-04-19|accessdate=2018-04-22}}</ref>、終末の近い異世界にて闇の力を得たことから変わっていく主人公と、彼を取り巻くさまざまな美女たちの日々を描く。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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第一報は2018年3月5日に[[集英社]]にて開催された新作発表会「週刊少年ジャンプ50周年〜その先へ〜」で発表され、その時点では『無印』の[[スピンオフ]]作品と説明されていた<ref>{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/272248|title=「満場一致で連載決定」ジャンプ発表会で編集長が新連載や島袋光年の読切紹介|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018 |
第一報は2018年3月5日に[[集英社]]にて開催された新作発表会「週刊少年ジャンプ50周年〜その先へ〜」で発表され、その時点では『無印』の[[スピンオフ]]作品と説明されていた<ref>{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/272248|title=「満場一致で連載決定」ジャンプ発表会で編集長が新連載や島袋光年の読切紹介|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018-03-05|accessdate=2018-03-11}}</ref>が、連載開始前の『UJ』2018年5月号や『J+』同年4月19日公開分に掲載されたプロローグ{{efn2|単行本第1巻では、第0話とカウントされている。}}では、実際の内容が終末的要素こそ含むものの『無印』とは無関係であるうえ、剣と魔法の異世界を舞台とした[[ダーク・ファンタジー|ダークファンタジー]]作品であることが明かされた{{R|natalie_278854}}。 |
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『無印』における宵野と同じく、[[成人向け漫画]]作品を中心として知られるSAVANの一般誌連載作品であるうえ、女性の裸体や[[乳首]]については『無印』と同様に描き込まれており([[女性器]]は除く)、『J+』での時間帯や媒体による修正の変化、公式サイト版の別公開についてもほぼ同様となっている。また、『無印』を紹介する際やその作中世界にて用いられている[[性行為|セックス]]による子作り「メイティング」の呼称については、本作の作中世界では(子作りが作品の構成要素に含まれていないことからも)用いられていないが、単行本の帯における紹介文や、集英社をはじめ各社の販売サイトが単行本の[[電子書籍]]版を紹介する際には用いられている。 |
『無印』における宵野と同じく、[[成人向け漫画]]作品を中心として知られるSAVANの一般誌連載作品であるうえ、女性の裸体や[[乳首]]については『無印』と同様に描き込まれており([[女性器]]は除く)、『J+』での時間帯や媒体による修正の変化、公式サイト版の別公開についてもほぼ同様となっている。また、『無印』を紹介する際やその作中世界にて用いられている[[性行為|セックス]]による子作り「メイティング」の呼称については、本作の作中世界では(子作りが作品の構成要素に含まれていないことからも)用いられていないが、単行本の帯における紹介文や、集英社をはじめ各社の販売サイトが単行本の[[電子書籍]]版を紹介する際には用いられている。 |
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2018年11月2日には、本作の単行本第1巻と『無印』の単行本第7巻の同時発売を記念して「夢のハーレム祭プレゼント」が開催された<ref>{{Twitter status2|harem_official_|1058011286175473664|2018年11月1日|accessdate=2018 |
2018年11月2日には、本作の単行本第1巻と『無印』の単行本第7巻の同時発売を記念して「夢のハーレム祭プレゼント」が開催された<ref>{{Twitter status2|harem_official_|1058011286175473664|2018年11月1日|accessdate=2018-11-02}}</ref>。 |
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2019年6月からは、以下のように集英社から正規[[ライセンス]]を取得した各国語翻訳版の発売も開始されている。 |
2019年6月からは、以下のように集英社から正規[[ライセンス]]を取得した各国語翻訳版の発売も開始されている。 |
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* [[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、[[セブンシーズ・エンターテインメント]]社による[[英語]]翻訳版が、『'''WORLD'S END HAREM FANTASIA'''』のタイトルで2019年9月から発売されている{{R|sevenseas_worlds-end-harem-fantasia}}。 |
* [[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、[[セブンシーズ・エンターテインメント]]社による[[英語]]翻訳版が、『'''WORLD'S END HAREM FANTASIA'''』のタイトルで2019年9月から発売されている{{R|sevenseas_worlds-end-harem-fantasia}}。 |
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* [[フランス]]では、{{仮リンク|デルクール (フランスの漫画出版社)|label=デルクール|fr|Delcourt (maison d'édition)|en|Delcourt (publisher)}}社による[[フランス語]]翻訳版が、『'''WORLD'S END HAREM FANTASY'''』のタイトルで2020年2月から発売されている{{R|delcourt_world-s-end-harem-fantasy}}。 |
* [[フランス]]では、{{仮リンク|デルクール (フランスの漫画出版社)|label=デルクール|fr|Delcourt (maison d'édition)|en|Delcourt (publisher)}}社による[[フランス語]]翻訳版が、『'''WORLD'S END HAREM FANTASY'''』のタイトルで2020年2月から発売されている{{R|delcourt_world-s-end-harem-fantasy}}。 |
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** セミカラー版は、{{仮リンク|イズネオ|fr|Izneo}}社にて書籍版と同時発売されている<ref>{{cite web2|url=https://www.izneo.com/fr/manga-et-simultrad/seinen/world-s-end-harem-edition-semi-couleur-27992/world-s-end-harem-fantasy-edition-semi-couleur-t01-65803|title=World's end harem Fantasy - Edition semi-couleur T01|publisher=イズネオ|accessdate=2020 |
** セミカラー版は、{{仮リンク|イズネオ|fr|Izneo}}社にて書籍版と同時発売されている<ref>{{cite web2|url=https://www.izneo.com/fr/manga-et-simultrad/seinen/world-s-end-harem-edition-semi-couleur-27992/world-s-end-harem-fantasy-edition-semi-couleur-t01-65803|title=World's end harem Fantasy - Edition semi-couleur T01|publisher=イズネオ|accessdate=2020-02-09}}</ref>。 |
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2020年4月13日から同年6月12日まで、『UJ』編集部と[[ノベルアップ+]]の共同企画として「ウルトラジャンプ・マンガ原作プロットコンテスト」が実施された<ref name="novelup_uj">{{cite web2|url=https://novelup.plus/event/ultra-jump/|title=ウルトラジャンプ編集部共同企画 マンガ原作プロットコンテスト ノベルアップ+|publisher=ホビージャパン|accessdate=2020 |
2020年4月13日から同年6月12日まで、『UJ』編集部と[[ノベルアップ+]]の共同企画として「ウルトラジャンプ・マンガ原作プロットコンテスト」が実施された<ref name="novelup_uj">{{cite web2|url=https://novelup.plus/event/ultra-jump/|title=ウルトラジャンプ編集部共同企画 マンガ原作プロットコンテスト ノベルアップ+|publisher=ホビージャパン|accessdate=2020-03-29}}</ref>。募集ページでは本作が[[わだぺん。]]の『禍つ罠師の勇者狩り』と共に紹介されており、グランプリ受賞作品は『UJ』にて連載化されるという{{R|novelup_uj}}。 |
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== あらすじ == |
== あらすじ == |
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: アルクにラティが一息分の力を教えて立ち去った後、[[ビッグフット|サスカッチ]]に雪魔法で雪の室内へ閉じ込められたキャシアはアルクから血を与えられて脱出し、アルクは一息分の力を用いてサスカッチを消滅させるが、気絶してしまう。マディリス帝国では、アウレリアの腹に皇太子が約束の御子<!-- 第1話当時と漢字表記が異なるのは謎ですが、とりあえず原文のまま記述しておきます。 -->を授けていないことに皇帝が立腹する。 |
: アルクにラティが一息分の力を教えて立ち去った後、[[ビッグフット|サスカッチ]]に雪魔法で雪の室内へ閉じ込められたキャシアはアルクから血を与えられて脱出し、アルクは一息分の力を用いてサスカッチを消滅させるが、気絶してしまう。マディリス帝国では、アウレリアの腹に皇太子が約束の御子<!-- 第1話当時と漢字表記が異なるのは謎ですが、とりあえず原文のまま記述しておきます。 -->を授けていないことに皇帝が立腹する。 |
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; 第5巻(第18話 - 第21話) |
; 第5巻(第18話 - 第21話) |
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: アルクは3日間の眠りから目覚め、キャシアをマハトによって得たことを実感する。一方、マディリスはコーザ王国を殲滅する。アルクとキャシアがマディリスを倒すために手を組む中、帝都イデオではアウレリアがアルクへの思いに耽り、ナーガラではイスティシア家への対策を練る彼がウェンヌの[[妊娠 |
: アルクは3日間の眠りから目覚め、キャシアをマハトによって得たことを実感する。一方、マディリスはコーザ王国を殲滅する。アルクとキャシアがマディリスを倒すために手を組む中、帝都イデオではアウレリアがアルクへの思いに耽り、ナーガラではイスティシア家への対策を練る彼がウェンヌの[[妊娠]]に直面し、イスティシア家ではアルクへの警戒が強まる。 |
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: アルクはラティから新たな女性4人を薦められ、マハトの回復を試そうとティアを抱く。イスティシア家へ向かうティアを見送ったアルクは遭遇した[[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|岩石ゴーレム]]に追いつめられるが、駆けつけたセリーヌとジョアンナに助けられ、アノールの病の進行はジョアンナの氷魔法で抑えられる。一方、アマンの森からは[[エルフ|ハイエルフ]]のフェラリスがナーガラへ向かう。 |
: アルクはラティから新たな女性4人を薦められ、マハトの回復を試そうとティアを抱く。イスティシア家へ向かうティアを見送ったアルクは遭遇した[[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|岩石ゴーレム]]に追いつめられるが、駆けつけたセリーヌとジョアンナに助けられ、アノールの病の進行はジョアンナの氷魔法で抑えられる。一方、アマンの森からは[[エルフ|ハイエルフ]]のフェラリスがナーガラへ向かう。 |
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; 第6巻(第22話 - 第26話) |
; 第6巻(第22話 - 第26話) |
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=== 主要人物 === |
=== 主要人物 === |
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; アルク |
; アルク |
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: ナーガラ家の次期当主である主人公の少年 |
: ナーガラ家の次期当主である主人公の少年。フルネームは'''アルク・ド・レザール・ナーガラ'''。 |
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: 従姉のアウレリアとの逃避行に世間知らずゆえの無謀さから失敗し、その罰として彼女と引き離されて一時投獄されるが、ラティから命じられた1年間の禁欲や鍛錬を経て彼女と契約し、マハトを得る。それ以降、16歳となった自身の血液や唾液などの体液はあらゆる女性を発情させる。マハトを得た影響は生殖能力にもおよんでおり、膣内射精がラティに「孕むこと間違いなし」と言わしめる高確率で相手の女性を妊娠させることが、マハトの暴走からウェンヌへの強姦による彼女の妊娠を経て明らかとなっている。 |
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: 本来はひ弱さもあって争いを嫌い、臣下のピピンに気配りのできる優しい性格だった |
: 本来はひ弱さもあって争いを嫌い、臣下のピピンに気配りのできる優しい性格だったが、マハトを得た以降は容姿こそ以前と変わらないものの、アウレリアを取り戻したいとの思いはさらに強まり、臣下以外の他人には冷酷な一面を覗かせるようになっている。また、トゥートを討ち取った以降は彼の強欲さを自らの政治基盤の強化に利用している。 |
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; ラティ |
; ラティ |
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: アルクに仕える |
: アルクに仕えるダークエルフ{{efn2|フェラリスらハイエルフたちからは信用されておらず、「黒の種族」という蔑称も付けられている。}}。本名は'''ラティフォリアザード'''。豊満な肢体や露出度の高い衣装が特徴。 |
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: アルクには当初から着目しており、アウレリアとの逃避行に失敗して一時投獄された彼のもとへ現れ |
: アルクには当初から着目しており、アウレリアとの逃避行に失敗して一時投獄された彼のもとへ現れ、1年間の禁欲や鍛錬を課した果てに契約してマハトを授ける。気配を漂わせず闇から現れては闇と化して消える能力も持っており、物理的な障壁をまったく問題としていない描写が散見されるほか、ゴーチェにて収監されたアルクとウェンヌのもとへ現れる際には、牢の前に立つ兵士に自分たちのことを気づかせないよう、あらかじめ幻惑の魔法で夢を見させている。また、アルクに新たな女性4人を薦める際には空間を割って水晶玉を出現させ、それを介して映像を投影する能力も披露している。 |
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: アルクと契約する際に自分の股間へ挿入した黒き竜の幼生は、丸い頭角と小さな前足を生やした芋虫のような姿をしており、当初から持っていた黒い卵の殻を破って契約の儀式の際に誕生した |
: アルクと契約する際に自分の股間へ挿入した黒き竜の幼生は、丸い頭角と小さな前足を生やした芋虫のような姿をしており、当初から持っていた黒い卵の殻を破って契約の儀式の際に誕生した。 |
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; アウレリア |
; アウレリア |
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: イスティシア家の嫡女 |
: イスティシア家の嫡女。従弟かつ幼馴染であるアルクとは相思相愛でもあるが、家には皇太子と婚約させられており、政略結婚の危機にある。17歳。 |
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: アルクとの逃避行に一旦は応じるが、険しい道にて膝を負傷したことから冷静になり、自分たちの無力さを痛感して断念する |
: アルクとの逃避行に一旦は応じるが、険しい道にて膝を負傷したことから冷静になり、自分たちの無力さを痛感して断念する。まもなく、追ってきたナイルによって叩きのめされたアルクの姿に涙しながら連れ戻されるが、その直前に膝の血を拭き取ってくれたハンカチと彼へ託したブレスレットは、禁欲中のアルクにとって心の支えとなった。マディリス帝国へ転居させられた後は軟禁状態のもと、皇太子によって約束の御子を腹に授けられる予定にある。 |
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; セリーヌ |
; セリーヌ |
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: ナーガラ家に仕える女騎士 |
: ナーガラ家に仕える女騎士。赤い長髪とアルクよりも背高な身体が特徴。白銀級にして火属性。勇ましい性格で剣術に優れており、年下のアルクに剣の稽古をつけているが、ウェンヌを前にしての飲酒中には彼のことを異性としても意識していることを、彼女に看破されている。 |
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: 幼少時には周囲の大人たちから「女は騎士になれないんだよ」と蔑まれていたが、アルクに励まされてからは腕を磨き、現在の強さを手に入れた |
: 幼少時には周囲の大人たちから「女は騎士になれないんだよ」と蔑まれていたが、アルクに励まされてからは腕を磨き、現在の強さを手に入れた。そのため、ウェンヌとの勝負で完敗した際には、先を見失うほど落胆している。 |
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: 弱い自分を許せずアルクのもとを去った |
: 弱い自分を許せずアルクのもとを去った後はジョアンナに見込まれ、彼女と共闘してコカトリスを討伐し、覇山流の秘伝書を得る。ナーガラ領内へ帰還してアルクたちの窮地に駆けつけ、「覇山烈襲剣」で岩石ゴーレムを討伐してナーガラ城の大浴場にて長旅の疲れを癒すが、その際にはアルクへの意識をジョアンナに茶化されている。 |
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: アマン村を訪れた際にはアルクからマハトの件を明かされるが、自分の力で強くなりたいという理由から固辞している |
: アマン村を訪れた際にはアルクからマハトの件を明かされるが、自分の力で強くなりたいという理由から固辞している。 |
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; ウェンヌ |
; ウェンヌ |
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: ナーガラ家に仕えるメイドの1人 |
: ナーガラ家に仕えるメイドの1人。ウェーブのかかった栗色の長髪が特徴。 |
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: アルクが負傷した際に血を拭いたハンカチを隠し持ってはひそかに舐めている |
: アルクが負傷した際に血を拭いたハンカチを隠し持ってはひそかに舐めているほか、欲望を抑えながら入浴している彼のもとへほぼ全裸で参じ、自身を捧げて慰めようとするなど秘めた思いを寄せていることから、マハトを得た彼のナーガラ家で最初の虜となり、マハトの影響によってセリーヌを剣で圧倒する強さを得る。それまでの思いも相まってアルクへの献身の際に欲情を隠さなくなったうえ、マハトの暴走による強姦に遭った後には、我に返って謝罪してきた彼のことを責めず、いつでも慰めてあげたいと思うまでに至っているが、それゆえのオナニーやフェラチオに耽るなど、暴走も垣間見せている。 |
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: ゴーチェから帰還した後には、先述の強姦による |
: ゴーチェから帰還した後には、先述の強姦による妊娠が発覚する。妻ではなくメイドという立場ゆえに出産して良いのかを悩むが、アルクに出産を望まれて感涙し、タミィやリロに世話される。 |
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; 獣人の娘 |
; 獣人の娘 |
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: アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人 |
: アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人。本名は不明。ネコ科のような耳・爪・尾を持つ獣人であり、片言で喋る。牢内にて高熱に浮かされていた姿を心配して近づいてきたアルクの左頬を引っかいて出血させるが、このことが彼のマハトを最初に試されるきっかけとなり、ラティにアルクの血を含む水を飲まされて彼の虜となる。 |
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: その後は解放され、アルクの血を報酬として |
: その後は解放され、アルクの血を報酬として斥候などを務める。敏捷さは戦闘の際にも生かしており、トゥートによる追手たちについては次々と気絶させているうえ、わざとネーゲリだけを残してアルクに気絶させるなど、彼の強さを試す不敵なそぶりも見せている。 |
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; ミーネ |
; ミーネ |
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: アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人 |
: アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人。同じ牢内の囚人たちと同様にビキニ調の衣服姿でキセルを嗜んでいたところ、別の牢内にてマハトを試された獣人の娘に続いてマハトを試される対象とされ、アルクの血を含む水を他の囚人たちと同時に浴びせられて彼の虜となる。 |
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: その後は解放され、アルクの唾液を報酬として斥候などを務める |
: その後は解放され、アルクの唾液を報酬として斥候などを務める。トゥートの侵攻から逃れて教会跡へ一旦潜伏したアルクたちのもとへは、城内の見取り図やアノールたちの現状の情報を入手して現れている。アルクとウェンヌがゴーチェへ向かう際には、「同じ方向へ向かう夫婦の馬車に乗せてもらった娼婦」という設定で同行しており、野営中にはテント内の彼らのもとへ加わりこそしないものの外から覗きながらオナニーに耽るなど、欲求不満を発散している。 |
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: なお、投獄されるまでは夜盗たちから「お頭」と慕われていた |
: なお、投獄されるまでは夜盗たちから「お頭」と慕われていた。 |
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=== マディリス帝国の関係者 === |
=== マディリス帝国の関係者 === |
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; 皇帝 |
; 皇帝 |
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: マディリス帝国に君臨する筋骨隆々の巨体の皇帝 |
: マディリス帝国に君臨する筋骨隆々の巨体の皇帝。人間世界の終末を危惧した賢者に提言され、約束の神子を探し出すことを命じた後、アウレリアとの子作りをまだ始めていない皇太子に立腹する。 |
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: メディウス大陸を支配する野望に燃える一方、物語開始当初からイデオの玉座にて多数の全裸の美女たちを侍らせている |
: メディウス大陸を支配する野望に燃える一方、物語開始当初からイデオの玉座にて多数の全裸の美女たちを侍らせているうえ、その後も天蓋付きベッドにてグループセックスを経た侵攻先の国家の王妃や王女なども含む美女たちが横たわっているという、欲望のまま彼女たちを貪ったことが示唆される激しい事後の姿が散見される。 |
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; ジャバ<!-- 第0話に登場した賢者とは明らかに容姿が異なるので、別人と判断。 --> |
; ジャバ<!-- 第0話に登場した賢者とは明らかに容姿が異なるので、別人と判断。 --> |
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: 皇帝に仕える賢者の1人 |
: 皇帝に仕える賢者の1人。老体に鷲鼻や尖った耳が特徴。皇帝を深く敬う一方、自分よりも格下の者には鼻にかけた言動で振る舞う。 |
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: イデオにて皇太子がまだアウレリアを孕ませることを決心していない様子を皇帝に伝えた |
: イデオにて皇太子がまだアウレリアを孕ませることを決心していない様子を皇帝に伝えた後、兵士たちによるコーザへの侵攻を現地付近から見届けて魔法で帰還し、その旨を皇帝に北方の魔力の爆発(「黒竜の息吹」)やマディリスの魔法壁の建設状況と合わせて報告する。その後、礼拝中のアウレリアのもとへ空間から出現して彼女の本心を看破すると、皇太子を誘惑させるためのさまざまなセクシーランジェリーを着せた胸像群を出現させ、立ち去る。 |
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=== ナーガラ家の関係者 === |
=== ナーガラ家の関係者 === |
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; アノール |
; アノール |
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: アルクの父 |
: アルクの父。商才はあるが小心者であり、伯父のアルゲスには頭が上がらない。やがて、ゴーチェのプラムを瘴気による汚染を知らずに食べてしまい、その影響で余命半年の病に伏せてアルクに後を託す。 |
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: アルクにとっては仲こそ良くなかったものの自分なりに愛してくれたうえ、良い息子にはなれなかったがそれでも救いたいという |
: アルクにとっては仲こそ良くなかったものの自分なりに愛してくれたうえ、良い息子にはなれなかったがそれでも救いたいという。アルクがゴーチェから帰還した際には病が悪化していたため、ゴーチェでの氷の眠りまでは命が持たないと見られていたが、後にナーガラ城を訪れたジョアンナによって氷の眠りに置かれ、命をつなぐこととなった。 |
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; ナーガラ家に仕えるメイドたち |
; ナーガラ家に仕えるメイドたち |
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: ウェンヌの同僚たち |
: ウェンヌの同僚たち。'''タミィ'''や'''リロ'''{{efn2|タミィは襟足の跳ねたショートカット、リロはツインテールがそれぞれ特徴である。}}など女性数人が仕えているが、物語開始当初はナーガラ家(特にアルク)の頼りなさを見かね、イスティシア家への移籍を口にする者もいた。 |
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: トゥートの謀反の際には生け捕りにされたことが斥候によってアルクたちへ伝えられており |
: トゥートの謀反の際には生け捕りにされたことが斥候によってアルクたちへ伝えられており、城へ戻った彼の目の前でタミィとリロは人質として陵辱されかけたところを、アルクとティアによって解放される。 |
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: アルクによるウェンヌの |
: アルクによるウェンヌの妊娠を知っても彼女への友情は変わっておらず、甲斐甲斐しく世話に勤しむ。 |
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; トゥート |
; トゥート |
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: アルクの叔父 |
: アルクの叔父。兄のアノールへの敬愛を装うも内心ではナーガラ領を得ようとの野心に燃える一方、ティアの美貌に着目して彼女の薦めるまま領地を拡大させていき、同領の治安が悪化したことや彼が病に伏せたことを好機として手勢を率いて侵攻し、アノールを幽閉する。 |
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: 城へ戻ってきたアルクの目の前でタミィの衣装を切り裂いたうえ、セリーヌを兵たちに嬲らせることを提案するなど下劣な本性を現し、兵たちに拘束させたアルクに剣を振り下ろそうとするが、背後からティアに刺されて彼女の明かした正体に驚愕する |
: 城へ戻ってきたアルクの目の前でタミィの衣装を切り裂いたうえ、セリーヌを兵たちに嬲らせることを提案するなど下劣な本性を現し、兵たちに拘束させたアルクに剣を振り下ろそうとするが、背後からティアに刺されて彼女の明かした正体に驚愕する。最後はティアに介錯されそうになったところをアルクに遮られ、冥界から彼を呪う旨を口にしながら一刀のもとに討ち取られる。 |
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; ティア |
; ティア |
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: トゥートの秘書を務める女性 |
: トゥートの秘書を務める女性。半年ほど前に秘書となったが、正体はアルクの部下であり、トゥートを誘導してナーガラに反抗的な周辺諸侯をあぶり出す。アルクが領主となった後には彼の秘書を務めており、アルクたちがゴーチェへ向かった際にも不在中の管理を一任されている。また、アルクによるウェンヌの妊娠が発覚した際にも、若い領主に寵愛されるメイドの間では珍しくないことを挙げ、彼に立場の再確認を促している。 |
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: 10年前の12歳当時は病で両親を失って路頭に迷う孤児であり、拾われた先の娼館にて |
: 10年前の12歳当時は病で両親を失って路頭に迷う孤児であり、拾われた先の娼館にて売春を強要されるまでに困窮していたが、堪らず逃げ出して再び路頭に迷い、死を待つだけだったところをアノールと共に外出中のアルクに発見され、ナーガラ家へ保護される。それ以来、アルクたちに大恩を感じて住み込みで学問に励み、仕えていた。 |
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: アルクへの忠誠心はきわめて厚く、彼のことを異性としても愛する思いを明かして誘う形で抱かれた |
: アルクへの忠誠心はきわめて厚く、彼のことを異性としても愛する思いを明かして誘う形で抱かれた翌日には、アルクの使者としてイスティシア家へ向かうが、カイメイアのもとへ監禁されて陵辱を含む拷問に遭う。 |
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; ピピン |
; ピピン |
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: ナーガラ家の騎士 |
: ナーガラ家の騎士。剣の腕でナイルに劣る自分をかばってくれたアルクに深く感謝の意を述べる、自室での待機を命じられた彼のもとへひそかにアウレリアを案内する、元気づけたい思いゆえにユーダー商会の丁稚から購入した裸婦画を差し入れようとする、彼やセリーヌと共に城を脱出した際には追手たちを足止めする時間稼ぎを望んで務めるなど忠誠心はきわめて厚く、アルクの指示に従ってまもなく投降し、彼が領主となった後には騎士に復帰する。 |
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: その後もアルクの護衛を続けており、 |
: その後もアルクの護衛を続けており、岩石ゴーレムと交戦した際には身を呈して盾越しの一撃による重傷を負うが、討伐後には治療されて復帰している。 |
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; ネーゲリ |
; ネーゲリ |
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: トゥートの騎士 |
: トゥートの騎士。当初は城を脱出したアルクたちへ追手として差し向けられるが、彼の柄頭による一撃で気絶させられて敗退した後、領主となったアルクのもとで領内の治安維持を命じられ、ピピンを随行させるアルクの政治手腕に恐怖する。 |
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: ティアがアルクの使者としてイスティシア家へ向かう際には、彼女の護衛の1人として同行する |
: ティアがアルクの使者としてイスティシア家へ向かう際には、彼女の護衛の1人として同行する。 |
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; ユーダー |
; ユーダー |
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: アノールの取引先の1つであるユーダー商会を営む男性 |
: アノールの取引先の1つであるユーダー商会を営む男性。その若さや勢いはしきたりを大事にする古い商会たちに睨まれており、トゥートの謀反に際してはアルクの策略に乗る形でトゥートに挙兵の資金を提供している。アルクがトゥートを討ち取った後にはアルクのもとへ戦勝の祝いに現れ、聖フロリアヌスの鎧を贈呈する。 |
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: アルクがゴーチェへ向かう際には彼との若夫婦を装うことをウェンヌに提案しており、これが彼女の同行や乗車中の |
: アルクがゴーチェへ向かう際には彼との若夫婦を装うことをウェンヌに提案しており、これが彼女の同行や乗車中のオナニーにつながることとなる。 |
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; ジョアンナ |
; ジョアンナ |
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: 酒場にて給仕娘を酒癖の悪い男性たち2人による危機から救ったセリーヌが、冒険者ギルドにて給仕娘から紹介された眼鏡姿の女魔導師 |
: 酒場にて給仕娘を酒癖の悪い男性たち2人による危機から救ったセリーヌが、冒険者ギルドにて給仕娘から紹介された眼鏡姿の女魔導師。白銀級の水属性。高慢な性格をしており、用いる水魔法は男性たち2人をたやすく撃退するほどの強さを誇る{{efn2|撃退された男性たち2人は後日、コカトリスに守られたダンジョンにて骸骨戦士たち2体に襲われていたところをセリーヌとジョアンナに救われるが、その恩を返すふりをして転移魔法のかかった宝箱を譲り、彼女たちをコカトリスが潜む最深部まで転移させて嘲笑している。}}。箒を携帯しており、跨って飛行する際や地表に魔法陣を描く際に用いている。 |
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: |
: コカトリスに守られたダンジョンの奥深くに封印されている氷魔法の魔導書を欲しており、そこでの有能な盾となる人材が冒険者ギルドにいないことに呆れていたが、レベル判定パペットを倒したセリーヌを見込んで同行を依頼すると、共闘を経て{{読み仮名|「水の剣」|アクアスパーダ}}でコカトリスを討伐し、氷魔法の魔導書を得る。その後は岩石ゴーレムによるアルクたちの窮地に駆けつけ、{{読み仮名|「水の槍」|アクアランシア}}で岩石ゴーレムを怯ませてセリーヌによる討伐を成功させた後、ナーガラ城にてアノールの病の進行を{{読み仮名|「永の眠り」|ソムヌス・グラチェイ}}で止め、アルクに同行する。 |
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: マハトについては、魔力を高めるために処女を守るという理由から、遠慮している |
: マハトについては、魔力を高めるために処女を守るという理由から、遠慮している。 |
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; ノヴァルス |
; ノヴァルス |
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: アルクの亡祖父 |
: アルクの亡祖父。フルネームは'''ノヴァルス・ド・レザール・ナーガラ'''。 |
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: 生前(50年ほど前)は冒険者であり、諸国を放浪中にアマン村の川べりにて行き倒れていたところを発見され、里へ連れ帰られて介抱されたうえで旅立っていったという |
: 生前(50年ほど前)は冒険者であり、諸国を放浪中にアマン村の川べりにて行き倒れていたところを発見され、里へ連れ帰られて介抱されたうえで旅立っていったという。また、その直前には身分を明かしており、介抱してくれた礼として残したのが、後にフェラリスからアルクへ贈られたミスリル製のナイフであるという。その後、アルクの幼少期に死去している。 |
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: アマン村では「エルフと人間はもっと仲良くなれる」という理想をフェラリスに述べており、後にそれはアルクによって叶えられることとなった |
: アマン村では「エルフと人間はもっと仲良くなれる」という理想をフェラリスに述べており、後にそれはアルクによって叶えられることとなった。 |
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=== イスティシア家の関係者 === |
=== イスティシア家の関係者 === |
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; ガビアル |
; ガビアル |
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: アウレリアの弟 |
: アウレリアの弟。イスティシア家の次期当主。傲慢な性格をしており、アルクよりも年下だが当時の彼を上回る剣の腕や嫉妬心からも、アルクのことは見下している。 |
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: 堅神式の際には16歳になる模様 |
: 堅神式の際には16歳になる模様。 |
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; ナイル |
; ナイル |
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: イスティシア家の筆頭騎士 |
: イスティシア家の筆頭騎士。称号は{{読み仮名|「流麗」|りゅうれい}}。キザで女好きに加えて弱者を見下す性格から、セリーヌに嫌われている。逃避行中のアルクとアウレリアのもとへ追いついた際には、彼を剣で圧倒してアウレリアを連れ戻す。 |
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; アルゲス |
; アルゲス |
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: アウレリアとガビアルの祖父 |
: アウレリアとガビアルの祖父。称号は{{読み仮名|「大顎」|おおあぎと}}。ガビアルへ受け継がれた傲慢な性格のもと、アウレリアを皇太子と政略結婚させることへの良心の呵責もなく、ナーガラ家の者のことは見下している。 |
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: 領主となったアルクには内心で「ワニの爺さん」と蔑まれており、トゥートの謀反が失敗したことを知ると、アルクにガビアルの堅神式への出席を命じる書状を送る |
: 領主となったアルクには内心で「ワニの爺さん」と蔑まれており、トゥートの謀反が失敗したことを知ると、アルクにガビアルの堅神式への出席を命じる書状を送る。また、アルクにはマディリス帝国との戦いに備えて味方につけることを画策されており、それを成功できなければ「背後が危うい」とも警戒されている。 |
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; カイメイア |
; カイメイア |
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: アルゲスの孫娘 |
: アルゲスの孫娘。称号は{{読み仮名|「悪食」|あくじき}}。先端の沿った長髪や十字のハイライトが光る瞳孔、太い骨すら噛み砕ける牙状の歯が特徴。 |
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: ガビアルの堅神式を楽しみに待つアルゲスのもとに同席して骨付き肉を骨まで貪ると、アルクの性格や動向を警戒するアルゲスのことを「お戯れが過ぎる」と評し、アルクがイスティシア家に弓を引くようであれば彼を噛み殺すことを宣言する |
: ガビアルの堅神式を楽しみに待つアルゲスのもとに同席して骨付き肉を骨まで貪ると、アルクの性格や動向を警戒するアルゲスのことを「お戯れが過ぎる」と評し、アルクがイスティシア家に弓を引くようであれば彼を噛み殺すことを宣言する。その後、イスティシア家へ到着したティアを監禁し、陵辱や拷問に遭わせながらアルクの到着を待つ。 |
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; ギドゥ |
; ギドゥ |
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: ガースル家の当主。称号は{{読み仮名|「鈍重」|どんじゅう}}。禿げあがった頭頂部や猫背、カイメイア曰く「のろま」な遅い口調が特徴。全身を鋼の鎧で包んだ精強な兵団{{読み仮名|「亀鋼歩兵」|きこうほへい}}を率いる。 |
: ガースル家の当主。称号は{{読み仮名|「鈍重」|どんじゅう}}。禿げあがった頭頂部や猫背、カイメイア曰く「のろま」な遅い口調が特徴。全身を鋼の鎧で包んだ精強な兵団{{読み仮名|「亀鋼歩兵」|きこうほへい}}を率いる。 |
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; ミウ |
; ミウ |
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: ギドゥの娘。称号は{{読み仮名|「落涙」|らくるい}}。大きな双眼やよくこぼす涙が特徴。 |
: ギドゥの娘。称号は{{読み仮名|「落涙」|らくるい}}。大きな双眼やよくこぼす涙が特徴。 |
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: 普段は殺生を好まず穏やかな言動で振る舞うが、身に危険が迫った際には(それが背後から悪戯で投げられた[[投げナイフ|ナイフ]]であっても)防御のために一瞬で展開する |
: 普段は殺生を好まず穏やかな言動で振る舞うが、身に危険が迫った際には(それが背後から悪戯で投げられた[[投げナイフ|ナイフ]]であっても)防御のために一瞬で展開するハニカム模様の巨大な結界は、ナイルはおろかカイメイアをも震撼させている。 |
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; ボーア |
; ボーア |
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: エンシュウ家の当主代理。称号は{{読み仮名|「猛毒」|もうどく}}。カイメイア曰く「蛇女」「後家」。 |
: エンシュウ家の当主代理。称号は{{読み仮名|「猛毒」|もうどく}}。カイメイア曰く「蛇女」「後家」。七三分けの長髪の女性で、病死した前当主に代わって家を取り仕切っており、先端が分かれた長い舌が特徴。 |
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: 家臣の目を盗んで屋敷を抜け出し、イスティシア領の酒場にて |
: 家臣の目を盗んで屋敷を抜け出し、イスティシア領の酒場にて流しの娼婦に扮して男性3人とカードゲームを興じたうえ、イカサマを看破されると平然と1人の指をナイフで切断して他2人ごと叩きのめすなど、過激な性格をしている。 |
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=== ゴーチェの関係者 === |
=== ゴーチェの関係者 === |
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; キャシア・ウェスキー |
; キャシア・ウェスキー |
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: ゴーチェの勇猛な女将軍 |
: ゴーチェの勇猛な女将軍。称号は{{読み仮名|「雪血」|せつけつ}}。槍を手にした兵団{{読み仮名|「白虎騎士団」|びゃっこきしだん}}を率い、雪魔法に長けている。美貌と相まって、住民たちから広く慕われている。 |
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: |
: フェンリルの群れに追いつめられたアルクとウェンヌのもとへ現れ、フェンリルの群れを{{読み仮名|「雪の牙」|スニァージニクルイク}}で一掃して彼らを救う。ナーガラ家の現状やアルクたちの目的は多くの友人やゴーチェの山中へ放っていた副官を通じてすでに把握しており、詰所へ捕らえた彼らに現在のゴーチェが瘴気によって女性だけとなってしまったことを明かす。サスカッチとの交戦中に閉じ込められた雪の室内にてアルクからマハトを得た後、3日間眠り続けた彼を見舞った際にはマハトのもたらす欲情を彼へのディープキスだけで抑え込んだため、明晰な思考力と強靭な精神力に一目を置いたアルクは先に信用を得ようと考え、マハトの説明を当初の予定よりも早く行なっている。 |
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; ターニャ |
; ターニャ |
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: ゴーチェの僻地に住む少女 |
: ゴーチェの僻地に住む少女。1年前に父と兄のピョートルを瘴気によって失い、母や姉と共に頑張ってカブやニンジンを育てながら慎ましく暮らしていたが、オークたちに襲撃されて母を殴り倒されたうえ、自宅に放火される。猛火に包まれるそこからオークたちに連れ出されてまもなく、後背位で犯されていく姉の悲惨な姿を目の当たりにさせられ、自分も押し倒されて犯されそうになったところをアルクとウェンヌに救われるが、姉は命を取り止めるも以前から瘴気に蝕まれていた母はそのまま死亡し、アルクによって土葬される。 |
||
: アルクとウェンヌがキャシアに一夜の収監を強要された際には、彼らのもとへ地下道から現れて牢を開錠したうえでサスカッチによるキャシアの窮地を伝えるなど、隠密行動に長けた様子も見せている |
: アルクとウェンヌがキャシアに一夜の収監を強要された際には、彼らのもとへ地下道から現れて牢を開錠したうえでサスカッチによるキャシアの窮地を伝えるなど、隠密行動に長けた様子も見せている。 |
||
; マリヤ |
; マリヤ |
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: 単行本第4巻巻末のおまけ漫画に登場するキャシアの部下の1人 |
: 単行本第4巻巻末のおまけ漫画に登場するキャシアの部下の1人。ゴーチェのサウナにて共に入浴中のキャシアの美貌に見惚れるあまりにのぼせて気絶し、そうとは知らないまま彼女に抱かれていく淫夢を見てしまうなど、彼女には同性愛に近い敬愛を抱いていることが描かれている。 |
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; エカテリーナ |
; エカテリーナ |
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: ゴーチェの大公姫 |
: ゴーチェの大公姫。カールの入ったツインテールが特徴。 |
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: 一流の魔導師に劣らないほどの高い魔力の持ち主でもあるうえ、それを用いての上級氷魔法で |
: 一流の魔導師に劣らないほどの高い魔力の持ち主でもあるうえ、それを用いての上級氷魔法で大公を氷の眠りに就かせて瘴気から匿っており、貴族たちも匿ってもらおうと列を成しているが、それも1日1人がやっとであるため、いつ倒れてもおかしくないという。 |
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=== ラティの薦める女性4人 === |
=== ラティの薦める女性4人 === |
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称号はラティの説明における太字表記による |
称号はラティの説明における太字表記による。仲間にするためには、各々が抱える問題をアルクが解決してやる必要があるという。 |
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; フェラリス |
; フェラリス |
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: アマンの森に住まう、'''美しき |
: アマンの森に住まう、'''美しきハイエルフ'''。弓術や召喚魔法を使えるが、人間嫌いであるという。本名は'''ン=フェラリス=クラリス=デンドロニア=ポムトゥクス'''。人間のことを見下す一方で自分のことは誇り、下品で淫蕩な一面を持つ。また、避妊のために月の実すら携帯しているが、実際にはまだ処女である。ナーガラ城にてアルクにミスリル製のナイフ(後に、かつてノヴァルスがフェラリスに残したものであることが判明)を贈ると、サラマンダーによる森への脅威をジョアンナに反発される高慢な態度で語り、彼らをアマン村へ案内する。 |
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: 50年前の幼少期には、ノヴァルスに懐いた経験を持つ |
: 50年前の幼少期には、ノヴァルスに懐いた経験を持つ。先述の高慢な態度は、後年にノヴァルスとの寿命差を痛感して再び涙したという経験によるものであるが、マハトを得てサラマンダーを討伐した後はマハトによる欲情も重なってアルクを求め、素直に抱かれている。 |
||
: サラマンダーの討伐を祝う村の宴の翌朝には帰路に就くアルクたちを里長と共に見送るが、サラマンダーの幼生を見逃したことは里長に看破されており、その監視役という名目で後からアルクたちに同行するが、イスティシア家へ向かう際には「美しすぎて目立つ」という理由で同行を断られている。 |
: サラマンダーの討伐を祝う村の宴の翌朝には帰路に就くアルクたちを里長と共に見送るが、サラマンダーの幼生を見逃したことは里長に看破されており、その監視役という名目で後からアルクたちに同行するが、イスティシア家へ向かう際には「美しすぎて目立つ」という理由で同行を断られている。 |
||
; 聖教会の神官 |
; 聖教会の神官 |
||
: 各地にて布教活動に勤しむ |
: 各地にて布教活動に勤しむ神官。回復魔法や補助魔法を使え、戦闘向きであるという。 |
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; 亡国の姫君 |
; 亡国の姫君 |
||
: マディリス帝国によって祖国を滅亡させられた姫 |
: マディリス帝国によって祖国を滅亡させられた姫。祖国を復興するために諸国を放浪中であり、その血統と槍の腕は確かであるという。 |
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; 女僧兵 |
; 女僧兵 |
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: 東方から来た{{読み仮名|僧兵|モンク |
: 東方から来た{{読み仮名|僧兵|モンク}}。イーストシーのはるか彼方に位置する東国に伝わる体術を使えるが、何かしらの理由でメディウス大陸へ流れ着いたという。 |
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=== その他の人物 === |
=== その他の人物 === |
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; アマン村の里長 |
; アマン村の里長 |
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: アマン村を治める里長の老人 |
: アマン村を治める里長の老人。フェラリスに案内されてきたアルクたちのもとへ護衛の若者2人を連れて現れ、アルクたちを自宅へ招き入れて茶を出すと、彼にノヴァルスのことを明かしてサラマンダーの討伐を要請する{{efn2|その際、ナーガラのことを脅威と見なす必要もないほど小さい貴族だからこそ頼ったことを、アルクに内心で分析されている。}}。 |
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: サラマンダーの討伐後、アルクに感謝して報告と共に渡された魔石にサラマンダーの冥福を祈ると、「ひとつ余った」というイルミン樹の苗木を「処分」する名目で、アルクに譲渡する。サラマンダーの幼生がアルクたちに保護されていたことについては看破しており、討伐を祝う宴の翌朝に彼らを見送った後には幼生の監視役の必要性をフェラリスに問いかけ、同行に送り出している。 |
: サラマンダーの討伐後、アルクに感謝して報告と共に渡された魔石にサラマンダーの冥福を祈ると、「ひとつ余った」というイルミン樹の苗木を「処分」する名目で、アルクに譲渡する。サラマンダーの幼生がアルクたちに保護されていたことについては看破しており、討伐を祝う宴の翌朝に彼らを見送った後には幼生の監視役の必要性をフェラリスに問いかけ、同行に送り出している。 |
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194行目: | 195行目: | ||
アルクたちとの交戦など出番に恵まれた魔獣のみ挙げる。 |
アルクたちとの交戦など出番に恵まれた魔獣のみ挙げる。 |
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; |
; オーク |
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: スキンヘッドにやや尖った耳を持つ、醜悪な人型の魔獣。病床にあるアノールを前に、1年ほど前から北方の国々にゴブリンなどと共に多々出没していることが、老魔導師によって語られる。その後、ゴーチェの僻地では3体がターニャの自宅を襲撃し、彼女の母を殴り倒して屋内に放火したうえ、1体が屋外にて横暴な播種本能のままターニャに「人間ニ種付ケ」と呟きながら迫る一方、もう1体が姉を半裸にひん剥いたうえで強姦していくが、駆けつけたアルクとウェンヌによって残り1体共々討伐される。 |
||
; キラーラット |
; キラーラット |
||
: コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、 |
: コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、ネズミ系の魔獣。頭頂に一本角が生えているうえに普通のネズミよりもはるかに大型であるが、あまり強くないうえに倒しても低価値の魔石しか得られないもののそれなりに多く出没するため、経験値と資金に乏しいセリーヌとジョアンナにとっては恰好の稼ぎ対象となった。 |
||
: 瘴気が増してからはダンジョン外にも出没するらしく、アルクたちがアマン村へ向かう途中の林では羽虫の集る死骸が発見されている |
: 瘴気が増してからはダンジョン外にも出没するらしく、アルクたちがアマン村へ向かう途中の林では羽虫の集る死骸が発見されている。 |
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; [[スケルトン (怪物)|{{読み仮名|骸骨戦士|スケルトンウォリアー}}]] |
; [[スケルトン (怪物)|{{読み仮名|骸骨戦士|スケルトンウォリアー}}]] |
||
: コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、 |
: コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、骸骨と化した元冒険者。セリーヌとジョアンナが遭遇した2体は生前に剣士とアーチャーだったことがそれぞれの容姿や彼女たちを苦戦させる戦い方から示唆されており、倒された後には敏捷性を向上させる指輪と謎の藁人形が残されたが、ジョアンナの手に渡った後者の正体は所持者の生命の危機を肩代わりするお守りであり、コカトリスによる石化から彼女を復帰させて消滅する。 |
||
; |
; コカトリス |
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: コカトリスに守られたダンジョンの最も深い10階層に潜む、合成系の魔獣 |
: コカトリスに守られたダンジョンの最も深い10階層に潜む、合成系の魔獣。覇山流の秘伝書や氷魔法の魔導書などの守護者に等しい立場でもあり、宝箱の罠によって転送されてきたセリーヌやジョアンナを物理攻撃耐性や石化能力で追いつめるが、石化から復帰したジョアンナの「水の剣」で討伐され、かつて石化させられていた人々も元に戻る。 |
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; |
; フェンリル |
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: ゴーチェの雪山に出没する、 |
: ゴーチェの雪山に出没する、オオカミ系の魔獣。群れを成しており、素早い動きと鋭い牙によってアルクの右腕を負傷させるが、そこに現れたキャシアの斬撃から「雪の牙」による串刺しに遭い、一掃される。 |
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; |
; サスカッチ |
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: ゴーチェの雪山に出没する |
: ゴーチェの雪山に出没する猿人系の魔獣。伝説上の存在と思われていたが、目撃された白く毛深い巨躯{{efn2|本作での姿はビッグフットの記事に描かれているものではなく、頭部の左右に節付きの大きな角、口端の上下に1対の牙、偶蹄目状の両足に蹄をそれぞれ持つうえ、両肩や左手首にスパイク状の鎧を装着して人語を話すほか、人間を凍らせて砕ける雪魔法や上空まで跳ね上がれる跳躍力すら持つなど、複数の野獣を組み合わせたキマイラに近い姿に高い知能を併せ持つイメージで描かれている。}}から「雪原の魔人」の異名で恐れられており、強力な雪魔法でキャシアたちやアルクを追いつめるが、雪の室内に閉じ込めたアルクとキャシアに脱出された後、彼の「黒竜の息吹」で消滅させられる。 |
||
; [[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|{{読み仮名|岩石ゴーレム|ストーンゴーレム}}]] |
; [[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|{{読み仮名|岩石ゴーレム|ストーンゴーレム}}]] |
||
: 全身が非常に硬い岩石で構成された、人形系の魔獣 |
: 全身が非常に硬い岩石で構成された、人形系の魔獣。頭部には三日月形の角や三つ目が存在し、胴体には両腕や下半身がつながらないまま浮遊している。ナーガラ領内にてアルクの剣が砕ける硬さに加え、盾や鎧を砕く怪力を振るってピピンら家臣たちに重傷を負わせると、「黒竜の息吹」を放つにはマハトが足りないアルクを窮地に追い込むが、駆けつけたジョアンナの「水の槍」とセリーヌの「覇山烈襲剣」で討伐される。 |
||
; |
; サラマンダー |
||
: 全身が非常に尖って硬い鱗で覆われた、 |
: 全身が非常に尖って硬い鱗で覆われた、トカゲ系の魔獣。普段は人知れず閉ざされた住処に潜んでおり、家屋を超える巨体に高熱やそれによって発生する炎をまとい、口から破壊力が高く光線状の炎を吐きながら、アマン村を執拗に襲う。物理攻撃だけでなく風属性や水属性の魔法にも耐性を持つが、フェラリスに{{読み仮名|「天流の糸」|カエレステイフイーロ}}で鱗や炎を無効化されてアルクにミスリル製のナイフで右眼を刺され、セリーヌに「覇山蓋世剣」で右前脚を切断された後、住処にて追ってきたアルクとフェラリスの目の前で消滅し、何者かによる魔法陣が彫り込まれていた魔石を残す。 |
||
; サラマンダーの幼生 |
; サラマンダーの幼生 |
||
: サラマンダーの住処にて卵から孵化した |
: サラマンダーの住処にて卵から孵化した幼生。フェラリスに危険視されて処分されそうになるが、何者かに操られていた際の親のような凶暴さがないことからも国章との縁を感じたアルクに、親を討伐した報酬として引き取られる。 |
||
: なお、主を失った住処は、マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクに抱かれる際のベッド代わりとなった |
: なお、主を失った住処は、マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクに抱かれる際のベッド代わりとなった。 |
||
== 世界設定 == |
== 世界設定 == |
||
=== 用語 === |
=== 用語 === |
||
; マハト |
; マハト |
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: アウレリアとの逃避行に失敗したアルクが、ラティから命じられた以下の3つの約束を1年間守る一方、剣の鍛錬を積んで心身とも精悍となった果てに彼女と契約して授けられた、闇の力 |
: アウレリアとの逃避行に失敗したアルクが、ラティから命じられた以下の3つの約束を1年間守る一方、剣の鍛錬を積んで心身とも精悍となった果てに彼女と契約して授けられた、闇の力。ラティによる説明では、「神の如き力」「この世を統べることができる力」とも称されている。 |
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:# 器作り「毎日 |
:# 器作り「毎日マンドラゴラの粉を一匙分飲み 週に一度は動物の肝を喰らう」{{efn2|マンドラゴラの粉は後にマハトを回復させる際にも用いられており、アルクは高濃度に溶かした秘薬をラティの唾液ごと飲まされている。}} |
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:# 精力の蓄積「女性を断ち 自涜行為も我慢頂く」 |
:# 精力の蓄積「女性を断ち 自涜行為も我慢頂く」 |
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:# 儀式の準備「ほこらと神殿の建立」 |
:# 儀式の準備「ほこらと神殿の建立」 |
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: 契約の儀式は神殿にて行なわれ、その床に描かれた魔法陣の中央にて全裸となったアルクに、黒き竜の幼生を自分の股間に挿入したラティが騎乗位で結合して共に絶頂を迎えた結果、アルクはラティ曰く{{読み仮名|「尊き黒竜」|たっときブラックドラゴン}}に転生した |
: 契約の儀式は神殿にて行なわれ、その床に描かれた魔法陣の中央にて全裸となったアルクに、黒き竜の幼生を自分の股間に挿入したラティが騎乗位で結合して共に絶頂を迎えた結果、アルクはラティ曰く{{読み仮名|「尊き黒竜」|たっときブラックドラゴン}}に転生した。 |
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: その後、ラティはアルクの血を1滴垂らしただけのグラス1杯の水を囚人たちに浴びせたり飲ませたりすることによって彼女たち全員を発情させ、アルクにマハトの効力の一片を披露している |
: その後、ラティはアルクの血を1滴垂らしただけのグラス1杯の水を囚人たちに浴びせたり飲ませたりすることによって彼女たち全員を発情させ、アルクにマハトの効力の一片を披露している。対象の女性は彼に準じた戦闘力を得られるほか、与える血の量でアルクの体液への「乾き」が変化する。また、アルクと手を組んだ後のキャシアは、彼の不在中でもマハトを補給できるよう、アルクの血を1滴垂らした樽のワインを毎日少しずつ飲んでいる。 |
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:; マハトによる暴走 |
:; マハトによる暴走 |
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:: アルクがトゥートを討ち取った後には、ティアに欲情しかけたアルクにウェンヌが欲情したことがきっかけでマハトの暴走が起こり、肉欲に自我まで支配されたアルクはウェンヌを強姦している |
:: アルクがトゥートを討ち取った後には、ティアに欲情しかけたアルクにウェンヌが欲情したことがきっかけでマハトの暴走が起こり、肉欲に自我まで支配されたアルクはウェンヌを強姦している。ラティによる説明では、黒竜の加護を得たアルクは生きているだけでマハトが蓄積し続けており、暴走を防ぐためには定期的に精を放つか、多くの女性たちを侍らせて満遍なくマハトを注ぐかすれば良いという。アルクが瘴気を調べるためのゴーチェへの遠征に備えた際には、スライムの無精卵をローション代わりに用いて彼の快感を高めたラティ曰く「空っぽ」になるまで彼女を激しく抱き、マハトを注いでいる。このお陰で、ゴーチェへ向かう途中での野営中にウェンヌによる快感に遭ったアルクは暴走せずに済んでいる。 |
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:; マハトによる加護や代償 |
:; マハトによる加護や代償 |
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:: アルクは黒竜による加護下にあり、マハトには毒への抵抗力もある |
:: アルクは黒竜による加護下にあり、マハトには毒への抵抗力もある。しかし、加護はアルクの武力を上げるわけではないうえ、他人へ注いだマハトも永続的に効果をおよぼすものではない{{efn2|ウェンヌは対フェンリル戦中にマハトが切れ、それまで大木を震えていたほどの怪力を発揮できなくなっている。}}。一方、マハトを他人へ注ぐ行為(セックス)によってアルクの身体に蓄積していくマハトもあるが、使う際には代償が伴うとされており、対サスカッチ戦ではアルクが翼のように溢れ出す魔力を右腕に込めて放つ{{読み仮名|「黒竜の息吹」|シュバルツ・アーテム}}を用いてサスカッチを消滅させた直後、気絶してしまっている。また、その後日の夜になってもアルクはマハトの一時的な枯渇が著しかったため、獣人の娘やミーネは欲情が短時間で収まってしまっている。実は、マハトを得た後のアルクの身体は相手の女性を高確率で妊娠させるように変化しており、ラティから女性を戦力として使いたければ膣内射精は止めておくよう薦められている。 |
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:; 「魔力の注入と循環」 |
:; 「魔力の注入と循環」 |
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:: イスティシア家へ向かう前のアルクが、より強いマハトを補給する際にラティやフェラリスと行った儀式。 |
:: イスティシア家へ向かう前のアルクが、より強いマハトを補給する際にラティやフェラリスと行った儀式。 |
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:: ラティやフェラリスがスライムの無精卵を介して裸身をアルクに密着させ、彼の乳首から魔力を交互に送り込んでは吸い込みながら、アルクの体内の血管や心臓を通して魔力を循環させる一方、アルクもラティやフェラリスの乳首に同様の行為を行なって絶頂を迎えさせることにより、儀式は完了する。 |
:: ラティやフェラリスがスライムの無精卵を介して裸身をアルクに密着させ、彼の乳首から魔力を交互に送り込んでは吸い込みながら、アルクの体内の血管や心臓を通して魔力を循環させる一方、アルクもラティやフェラリスの乳首に同様の行為を行なって絶頂を迎えさせることにより、儀式は完了する。 |
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; 聖フロリアヌスの鎧 |
; 聖フロリアヌスの鎧 |
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: ユーダーがアルクに贈呈した魔法の鎧 |
: ユーダーがアルクに贈呈した魔法の鎧。炎の魔力を帯びており、火に強く水の魔法を無効化する。ユーダーによる説明では、対になる剣も存在するという。後にアルクたちがアマン村へ向かう際には、彼からセリーヌへ与えられ、彼女の装備品となっている。 |
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: 部品を組み替えると盾のような形状にまで小さく畳めるため、その形状を初めて見た際のジョアンナやアマン村のハイエルフの少女には盾と思われている |
: 部品を組み替えると盾のような形状にまで小さく畳めるため、その形状を初めて見た際のジョアンナやアマン村のハイエルフの少女には盾と思われている。サラマンダーの襲来時には焼かれていく家屋から守って持ち出そうとしたハイエルフの少女の危機にセリーヌが駆けつけて装備し、ハイエルフの少女を救出している。 |
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; レベル判定パペット |
; レベル判定パペット |
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: 冒険者ギルドにて冒険者のレベルを判定するために用いられる |
: 冒険者ギルドにて冒険者のレベルを判定するために用いられるパペット。用いる前は懐に入るほど小さいが、魔導師が呪文を唱えることによって冒険者よりも巨大な姿と化し、襲いかかる。戦闘を介して冒険者のレベルや属性を分析し、倒される際にはそれらを告白して消滅する。 |
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: 素早い動きと地面を殴り壊す怪力でセリーヌに襲いかかるが、胸部に装着されている宝石が弱点であることを看破され、一刀で倒される |
: 素早い動きと地面を殴り壊す怪力でセリーヌに襲いかかるが、胸部に装着されている宝石が弱点であることを看破され、一刀で倒される。 |
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; ランシアのダンジョンから見つかった宝剣 |
; ランシアのダンジョンから見つかった宝剣 |
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: ランシアのダンジョンから見つかった、雷に似た形状にして雷属性の宝剣 |
: ランシアのダンジョンから見つかった、雷に似た形状にして雷属性の宝剣。ジョアンナが立ち寄った武器屋に陳列されており、店主が絶縁体とうかがえる手袋を用いて持ち上げただけでも放電が生じる。店主は切れ味の良さも売り込むが、彼の挙げた10万ダラという高価格にセリーヌとジョアンナは驚愕して落胆し、店を後にするしかなかった。 |
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; 覇山流の秘伝書 |
; 覇山流の秘伝書 |
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: コカトリスに守られたダンジョンの奥深くにジョアンナが欲する氷魔法の魔導書と同じく隠されているという、大陸剣術の三大流派の1つ{{読み仮名|「覇山流」|はざんりゅう}}の秘伝書。巻物として鎖で封じられており、セリーヌが欲する。 |
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: 奥義はその強さに応じた反動で使用者の体力を消費するため、セリーヌは対 |
: 奥義はその強さに応じた反動で使用者の体力を消費するため、セリーヌは対岩石ゴーレム戦で「覇山烈襲剣」を放った際には平然としていたが、対サラマンダー戦で「覇山蓋世剣」を放った際には呼吸困難となって倒れ込んでいる。 |
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; 魔石 |
; 魔石 |
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: キラーラットなど、魔獣を倒すとその消滅に際して得られる魔力の混ざった石 |
: キラーラットなど、魔獣を倒すとその消滅に際して得られる魔力の混ざった石。キラーラット程度では5ダラの価値にしかならないが、純度の高いものなら同じ大きさでも1万ダラの価値で冒険者ギルドに買い取ってもらえるという。 |
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: サラマンダーの魔石には何者かによって魔法陣が彫り込まれていたことから、注がれた魔力の質次第で聖なるものにも邪なるものにも変わる妖精を、魔獣化させて操れることが判明している |
: サラマンダーの魔石には何者かによって魔法陣が彫り込まれていたことから、注がれた魔力の質次第で聖なるものにも邪なるものにも変わる妖精を、魔獣化させて操れることが判明している。 |
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; 瘴気 |
; 瘴気 |
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: ゴーチェを含む北方の国々の地底から溢れ出る魔界の瘴気。魔獣を活性化させ、人間や作物を蝕む |
: ゴーチェを含む北方の国々の地底から溢れ出る魔界の瘴気。魔獣を活性化させ、人間や作物を蝕む。 |
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: この1年間で数多くの人間が蝕まれて死亡したうえに |
: この1年間で数多くの人間が蝕まれて死亡したうえに大公は余命いくばくもなく、キャシアの副官の幼い弟、兵たちの父兄や息子たちも死亡したことから、人間については男性だけを蝕むことが明かされている{{efn2|ただし、男性だけを蝕むことについてはターニャの母も蝕まれていたことがターニャの台詞から示唆されているので、矛盾が生じている。}}。そのため、ゴーチェに入ってもマハトによる加護で平然としているアルクはその戦いぶりと共に、キャシアたちから不審を持たれることとなった。上級氷魔法による氷の眠りを施された者は氷漬けで眠り、一時的に瘴気の進行から匿われる。 |
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: 影響は北方の国々だけに留まらず、南方のナーガラにもやがて岩石ゴーレムが出没するなど、広がりつつある |
: 影響は北方の国々だけに留まらず、南方のナーガラにもやがて岩石ゴーレムが出没するなど、広がりつつある。 |
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; 魔法壁 |
; 魔法壁 |
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: 皇帝がマディリス帝国に建設させている長大な壁 |
: 皇帝がマディリス帝国に建設させている長大な壁。マディリスへの瘴気の流入を阻むことにより、男性の死に絶えた他国をたやすく攻め滅ぼすことを目的としている。 |
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: マディリス領内の魔鉱石が用いられているうえに魔導士による結界が張られており、魔鉱石の鉱山の数も魔導士の数も不足しているゴーチェでは建設できないという |
: マディリス領内の魔鉱石が用いられているうえに魔導士による結界が張られており、魔鉱石の鉱山の数も魔導士の数も不足しているゴーチェでは建設できないという。しかし、アルクは女性たちを集めればマハトで彼女たちを強化できることを挙げ、ゴーチェの北の大陸全土におよぶ長さの魔法壁の建設や他国との連合軍によるマディリスの打倒を述べると、それらを実現させるための同盟の締結に向けてキャシアと握手する。 |
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; ハイエルフの氷菓 |
; ハイエルフの氷菓 |
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: フェラリスがアルクたちをアマン村へ案内する途中、魔力の補給のために用いた |
: フェラリスがアルクたちをアマン村へ案内する途中、魔力の補給のために用いた氷菓。ケースから取り出して舐めると魔力を補給できるが、形状はペニスに酷似しており、平然と堪能して肌艶も良くなったフェラリスは、アルクたちに呆れられている。なお、用いた分だけ細くなるが、ケースに収めた後は元通りとなるため、無限に舐められる。 |
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: 「覇山蓋世剣」による致命傷を負ったサラマンダーをフェラリスがアルクと共に追撃しようとする際にも用いられているが、こちらでは2人きりという状況にフェラリスの美貌も重なり、アルクは欲情とマハトの回復を自覚している |
: 「覇山蓋世剣」による致命傷を負ったサラマンダーをフェラリスがアルクと共に追撃しようとする際にも用いられているが、こちらでは2人きりという状況にフェラリスの美貌も重なり、アルクは欲情とマハトの回復を自覚している。 |
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; 月の実 |
; 月の実 |
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: マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクにセックスを求める際、 |
: マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクにセックスを求める際、ポーチから取り出したドングリのような形状の果実。噛み砕いて服用することにより、避妊薬としての効力を即座に発揮する。 |
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: フェラリスは「異種族が仲良くなるにはそれなりの手続きが必要」や「ノヴァルスを助けた恩を今返してもらう」旨の名目を挙げ、アルクに体液だけでなくセックスを求めて全裸で跨るが、ウェンヌの件から躊躇する彼を見てその旨を察し、目の前で月の実を服用してアルクを安堵させている |
: フェラリスは「異種族が仲良くなるにはそれなりの手続きが必要」や「ノヴァルスを助けた恩を今返してもらう」旨の名目を挙げ、アルクに体液だけでなくセックスを求めて全裸で跨るが、ウェンヌの件から躊躇する彼を見てその旨を察し、目の前で月の実を服用してアルクを安堵させている。 |
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; 対帝国連合 |
; 対帝国連合 |
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: アマン村からナーガラへ帰還したアルクが、セリーヌ・ジョアンナ・フェラリスに明かした構想。圧倒的な戦力を持つマディリスを倒すにはイスティシアを味方につける必要があるため、ティアに集めさせた情報を元にカイメイア・ミウ・ボーアといった各家の重要人物たちを説得し、ナーガラ主導の四家同盟を結ぶという。 |
: アマン村からナーガラへ帰還したアルクが、セリーヌ・ジョアンナ・フェラリスに明かした構想。圧倒的な戦力を持つマディリスを倒すにはイスティシアを味方につける必要があるため、ティアに集めさせた情報を元にカイメイア・ミウ・ボーアといった各家の重要人物たちを説得し、ナーガラ主導の四家同盟を結ぶという。 |
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=== 舞台 === |
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; 神殿 |
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: とある洞窟内の最深部にアルクが商売で得た資金を用い、人知れず建てさせた神殿{{R|group="話"|chap04}}。 |
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: アルクがラティによって「尊き黒竜」に転生する際に用いられた{{R|group="話"|chap04}}後、彼女との密会やマハトの補給の際にもたびたび用いられる{{R|group="話"|chap10|chap20}}重要な場所となっている。その後、アルクがイスティシア家へ向かう前にはフェラリスも案内されており、ラティと共に彼へ「魔力の注入と循環」を行なっている。 |
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; イスティシア |
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: アルク曰く「イーストシーの覇者」と評する小国にしてアルゲスが率いる総家{{R|group="話"|chap19}}。[[国章]]は[[ワニ]]{{R|group="話"|chap19}}。 |
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: 後述するナーガラ家などは分家に当たるが、彼らのことは下等な親戚として見下しており、隙あらば各領地へ侵攻する機会を虎視眈々とうかがっている{{R|group="話"|chap01}}。 |
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:; ナーガラ |
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:: イスティシア三分家の一家{{R|group="話"|chap19}}。アノールが率いる辺境の小国{{R|group="話"|chap00|chap01}}。国章は[[トカゲ]]{{R|group="話"|chap19}}。 |
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:: 北にはエゼンティン王国、東には武道家を擁する東洋国家がそれぞれ位置するほか、旅の[[司祭]]や[[ドワーフ]]{{efn2|ただし、本作の作中世界におけるドワーフは濃い肌色に尖った耳や口端から覗く牙、そして頭部には双角とうかがえる突起物が確認できるなど、むしろ鬼に近いイメージで描かれている{{R|group="話"|chap10}}。}}がそれぞれ存在する模様{{R|group="話"|chap10}}。 |
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:; ガースル |
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:: イスティシア三分家の一家{{R|group="話"|chap19}}。ギドゥが率いる辺境の小国{{R|group="話"|chap19}}。国章は[[カメ]]{{R|group="話"|chap19}}。 |
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:; エンシュウ |
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:: イスティシア三分家の一家{{R|group="話"|chap19}}。ボーアが率いる辺境の小国{{R|group="話"|chap19}}。国章は[[ヘビ]]{{R|group="話"|chap19}}。 |
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; マディリス帝国 |
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: ナーガラなどの国々が存在するメディウス大陸の中央に君臨する大国{{R|group="話"|chap00}}。正式な名称は不明。最大を誇る国土に、屈強な兵力、豊富な経済力、多数の魔導士や兵士を兼ね備えており、それらによって広く知られている{{R|group="話"|chap18}}。国章は[[冠]]をあしらった[[猛禽類]]{{R|group="話"|chap18}}。 |
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: 瘴気の発生による終末の到来に際して約束の神子を探す{{R|group="話"|chap00}}一方、侵攻先の国家から王妃や王女など王族の女性を捧げさせることや、魔法壁で自国のみが瘴気の脅威から逃れることにより、大陸の制覇を狙っている{{R|group="話"|chap18}}。 |
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:; イデオ |
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:: マディリスの帝都{{R|group="話"|chap19}}。時計塔を含む高い建築物群の間から夜間でも照明が空へ伸びるなど、高度な技術を有している{{R|group="話"|chap19}}。 |
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:: 政略結婚によって嫁がされたアウレリアは個室を与えられてはいるものの軟禁状態にあり、出征で不在がちの[[皇太子]]との子作りを勧められる日々に怯えながらアルクとの再会を願っている{{R|group="話"|chap19}}。 |
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; ゴーチェ |
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: ナーガラのはるか北方に位置する大公国{{R|group="話"|chap11}}{{efn2|ゴーチェの地図ではナーガラの北西方に位置している{{R|group="話"|chap18}}。}}。国章は[[トラ]]{{R|group="話"|chap18}}。 |
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: 高級品の[[スモモ亜属|プラム]]の名産地として知られるが、ゴーチェを含む北方の国々は瘴気に覆われているとの噂が立っており、1年ほど前から[[ゴブリン]]や[[オーク (架空の生物)|オーク]]などのさまざまな魔獣たちが多々暴れ回っているうえ、瘴気の濃い地域ではそれによって住人たちが惨死している{{R|group="話"|chap11}}。また、魔獣たちは増え続けており、ゴーチェ軍による対処が追いついていない{{R|group="話"|chap13}}。 |
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: 瘴気に蝕まれて男性がほぼ死に絶えた結果、現在では白虎騎士団などの兵団すら女性だけとなってしまっている{{R|group="話"|chap16}}。 |
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: 瘴気は北東部に存在する山岳部の太古の洞窟から発生しているが、古代魔術による結界で正確な位置を把握できなくされているうえ、周辺を強力な魔獣が跋扈しているため、何度も軍を派遣したものの失敗しており、止めようがない{{R|group="話"|chap18}}。 |
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; ランシア |
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: 武器屋の店主曰く「帝国の向こう側」に存在しており、ジョアンナ曰く「帝国と正面から戦っている武人の国」である王国{{R|group="話"|chap12}}。国章は[[ウマ]]{{R|group="話"|chap12}}。 |
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: ゴーチェを南西に流れるスィーナ河の下流に存在しており、キャシアはかつて5回も交戦したが、決着はつかなかったという{{R|group="話"|chap18}}。また、アルクにも「精強な重装騎兵軍団で知られる尚武の国」として認識されている{{R|group="話"|chap18}}。 |
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; コーザ |
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: マディリスが殲滅した王国の1つ{{R|group="話"|chap18}}。王都は山に囲まれた領土のもと、城下町と多重の塀で守られていたが、夜間に現れたマディリスの兵士たちによる侵攻で陥落して都民たちは略奪と猛火に遭い、国王は捕らえられて王妃と王女は皇帝へ捧げられた{{R|group="話"|chap18}}。 |
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; アマンの森 |
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: ナーガラの北東部に位置する神秘の森{{R|group="話"|chap21}}。[[神木|神樹]]のイルミン樹に囲まれた、静かで美しい場所である{{R|group="話"|chap22|chap23}}。イルミン樹は瘴気を弾く神秘の霊力を持っており、昔はその神秘の力を利用しようとハイエルフのミンヤル族に無断で伐採におよび、盗み出していた人間がいたという{{R|group="話"|chap22|chap23}}。その中でも中央の広場にそびえ立つ大樹はフェラリスの心の拠り所となっており{{R|group="話"|chap23}}、[[サラマンダー (妖精)|サラマンダー]]の襲来時には彼女らハイエルフたちによる抵抗もむなしく焼かれていくが、ジョアンナの{{読み仮名|「水の玉」|アクアパツラ}}によって延焼が食い止められた{{R|group="話"|chap25}}後には、サラマンダーの討伐を祝う宴が開かれている。 |
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: 外界との往来を一瞬で済ませる転移魔法用の魔法陣も設置されており、アルクたちの往来にはナーガラ領から離れた位置の洞窟内に存在するものが用いられている{{R|group="話"|chap23}}。 |
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; エゼンティン |
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: ナーガラの北方に位置する王国{{R|group="話"|chap10}}。騎士を擁する{{R|group="話"|chap10}}。国章は剣を掲げた[[カニ]]{{R|group="話"|chap23}}。 |
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: アマンの森とは近くに面しており、事あるごとにアマンの森から税を取ろうと圧力をかけているという{{R|group="話"|chap23}}。 |
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== 制作背景 == |
== 制作背景 == |
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LINKは、『UJ』側から『無印』第1話の出張掲載を依頼された際に『無印』の新規の話も提案されたことがきっかけで「『無印』の構造の需要がまだあるのでは」「まだまだハーレムを描き足りない」という気持ちに至り、元々ファンタジーが好きで挑戦してみたかったうえ、世界観の関係で出しにくい女剣士や修道女、エルフを登場させられることから、「ファンタジー×ハーレム」を提案してダークファンタジーとした<ref name="oricon_2122552">{{cite news2|url=https://www.oricon.co.jp/news/2122552/full/|title=『終末のハーレム』ファンタジー版は挑戦「ひとつの漫画の世界観を超える」|newspaper=ORICON NEWS|publisher=オリコン|date=2018 |
LINKは、『UJ』側から『無印』第1話の出張掲載を依頼された際に『無印』の新規の話も提案されたことがきっかけで「『無印』の構造の需要がまだあるのでは」「まだまだハーレムを描き足りない」という気持ちに至り、元々ファンタジーが好きで挑戦してみたかったうえ、世界観の関係で出しにくい女剣士や修道女、エルフを登場させられることから、「ファンタジー×ハーレム」を提案してダークファンタジーとした<ref name="oricon_2122552">{{cite news2|url=https://www.oricon.co.jp/news/2122552/full/|title=『終末のハーレム』ファンタジー版は挑戦「ひとつの漫画の世界観を超える」|newspaper=ORICON NEWS|publisher=オリコン|date=2018-11-02|accessdate=2018-11-02}}</ref>。タイトルに「ファンタジア」をつけて新シリーズとしたことについては、『[[仮面ライダーシリーズ|仮面ライダー]]』や『[[プリキュアシリーズ|プリキュア]]』などのシリーズを例に挙げ、さまざまなヒロインが登場する終末という設定にキャラクターや時代、ユニバースこそ違うものの、読者が得られる喜びは『無印』と同じであると思っている{{R|oricon_2122552}}<ref name="natalie_305247">{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/305247|title=「終末のハーレム」DMMとのタッグでVR化、宵野コタロー「18禁かと思った」|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018-11-02|accessdate=2018-11-02}}</ref>。なお、喫茶店「[[銀座ルノアール|ルノアール]]」にてSAVANや『UJ』担当編集と行なう打ち合わせでは、「ここの尻はこうするべきだ」「巨乳キャラにしよう」などと妄想を爆発させているという{{R|oricon_2122552}}。 |
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SAVANは、以前から『無印』を読んでいたこともあって驚くと共に不安もあったが嬉しく、第1話の高クオリティは宵野に「『無印』が食われるのでは」「世界観が違ってよかった」と焦られ、賞賛されている{{R|natalie_305247}}。また、以前にファンタジー作品を描いていた経験からファンタジーは好きだったうえにもっとうまくなりたい気持ちがあり、「ファンタジーとハーレムが一緒になった漫画があったらな」と思っていたところに依頼されて引き受けたことから、本作には自分の夢が詰まっている{{R|oricon_2122552}}。なお、SAVANが以前に『ヤングジャンプ』で描いていた経験から、彼には『UJ』担当編集も注目していたそうである{{R|oricon_2122552}}。 |
SAVANは、以前から『無印』を読んでいたこともあって驚くと共に不安もあったが嬉しく、第1話の高クオリティは宵野に「『無印』が食われるのでは」「世界観が違ってよかった」と焦られ、賞賛されている{{R|natalie_305247}}。また、以前にファンタジー作品を描いていた経験からファンタジーは好きだったうえにもっとうまくなりたい気持ちがあり、「ファンタジーとハーレムが一緒になった漫画があったらな」と思っていたところに依頼されて引き受けたことから、本作には自分の夢が詰まっている{{R|oricon_2122552}}。なお、SAVANが以前に『ヤングジャンプ』で描いていた経験から、彼には『UJ』担当編集も注目していたそうである{{R|oricon_2122552}}。 |
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== 社会的評価 == |
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2021年1月4日時点で累計発行部数は80万部を突破している<ref group="単">{{Harvnb|第6巻|2021|p=初版帯}}</ref>。 |
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== イベント == |
== イベント == |
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連載開始以降、ジャンプ4誌による合同の大型イベント『[[ジャンプフェスタ]]』に本作も『無印』と並んで出展されている。2020年12月19日と同年12月20日に開催された『ジャンプフェスタ2021』は、 |
連載開始以降、ジャンプ4誌による合同の大型イベント『[[ジャンプフェスタ]]』に本作も『無印』と並んで出展されている。2020年12月19日と同年12月20日に開催された『ジャンプフェスタ2021』は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためにオンラインでの生配信イベントとなった<ref>{{cite news2|url=https://news.mynavi.jp/article/20201221-1604117/|title=「ジャンプフェスタ2021」レポート! 初のオンライン開催でもやっぱりジャンプはアツかった|newspaper=マイナビニュース|publisher=マイナビ|date=2020-12-23|accessdate=2020-12-31}}</ref>。 |
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== スピンオフ == |
== スピンオフ == |
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; 『終末のハーレム ファンタジア学園』 |
; 『終末のハーレム ファンタジア学園』 |
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: LINK&SAVAN(原案) / 安藤岡田(作画)による本作の[[スピンオフ]][[4コマ漫画]]作品<ref name="natalie_379618">{{cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/379618|title=「終末のハーレム ファンタジア」現代の学園舞台にしたスピンオフ4コマがUJで|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020 |
: LINK&SAVAN(原案) / 安藤岡田(作画)による本作の[[スピンオフ]][[4コマ漫画]]作品<ref name="natalie_379618">{{cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/379618|title=「終末のハーレム ファンタジア」現代の学園舞台にしたスピンオフ4コマがUJで|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020-05-19|accessdate=2020-05-31}}</ref>。『UJ』では2020年6月号から{{R|natalie_379618}}、『J+』では同年8月2日から<ref>{{cite web2|url=https://www.shonenjump.com/p/sp/shinrensai_2020/08/|title=少年ジャンプ+ 新連載情報!!|publisher=集英社|accessdate=2020-08-02}}</ref>それぞれ連載中。前者では2話ずつの連載なのに対し、後者では1話ずつの隔週連載となっているうえ、縦読み用として再構成されている<ref>{{cite web2|url=https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331686864117|title=[第1話]終末のハーレム ファンタジア学園 少年ジャンプ+|publisher=集英社|accessdate=2020-08-02}}</ref>。その後、『TYJ』でも2021年1月6日から連載中であるが、こちらは1話ずつ毎週連載となっている<ref>{{cite web2|url=https://tonarinoyj.jp/episode/13933686331772859744|title=<nowiki>[第1話]</nowiki> 終末のハーレム ファンタジア学園 となりのヤングジャンプ|publisher=集英社|accessdate=2021-01-10}}</ref>。 |
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: 主な舞台を現代の日本の元女子高だった女子ばかりの高校に、登場人物をその生徒や教師にそれぞれ置き換え、 |
: 主な舞台を現代の日本の元女子高だった女子ばかりの高校に、登場人物をその生徒や教師にそれぞれ置き換え、メタフィクション要素も交えたコメディとして学園生活を描いている<ref>{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/411239|title=「終末のハーレム ファンタジア」現代の高校を舞台にしたスピンオフ4コマ1巻|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2021-01-04|accessdate=2021-01-10}}</ref>。 |
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== 書誌情報 == |
== 書誌情報 == |
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=== 原作コミックス(本編) === |
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* [[電子書籍]]版と書籍版が同時発売されている。『無印』と同じく電子書籍版は「セミカラー版」と題された特別編集版であり、連載時にモノクロだった過激な性的シーンが、集英社によってフルカラーでデジタル着色されている。 |
* [[電子書籍]]版と書籍版が同時発売されている。『無印』と同じく電子書籍版は「セミカラー版」と題された特別編集版であり、連載時にモノクロだった過激な性的シーンが、集英社によってフルカラーでデジタル着色されている。 |
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* LINK(原作)/SAVAN(作画)『終末のハーレム ファンタジア』 [[集英社]]〈[[ヤングジャンプ・コミックス|ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ]]〉、既刊6巻(2021年1月4日現在) |
* LINK(原作)/SAVAN(作画)『終末のハーレム ファンタジア』 [[集英社]]〈[[ヤングジャンプ・コミックス|ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ]]〉、既刊6巻(2021年1月4日現在) |
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*# 2018年11月2日発売{{R|s-manga_com01}} |
*# 2018年11月2日発売{{R|s-manga_com01}}、{{ISBN2|978-4-08-891129-8}} |
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*# 2019年3月4日発売<ref>{{cite web2|url=http://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891247-9|title=終末のハーレム ファンタジア 2|publisher=集英社|accessdate=2019 |
*# 2019年3月4日発売<ref>{{cite web2|url=http://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891247-9|title=終末のハーレム ファンタジア 2|publisher=集英社|accessdate=2019-03-04}}</ref>、{{ISBN2|978-4-08-891247-9}} |
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*# 2019年8月2日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891353-7|title=終末のハーレム ファンタジア 3|publisher=集英社|accessdate=2019 |
*# 2019年8月2日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891353-7|title=終末のハーレム ファンタジア 3|publisher=集英社|accessdate=2019-08-04}}</ref>、{{ISBN2|978-4-08-891353-7}} |
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*# 2020年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891470-1|title=終末のハーレム ファンタジア 4|publisher=集英社|accessdate=2020 |
*# 2020年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891470-1|title=終末のハーレム ファンタジア 4|publisher=集英社|accessdate=2020-01-12}}</ref>、{{ISBN2|978-4-08-891470-1}} |
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*# 2020年8月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891652-1|title=終末のハーレム ファンタジア 5|publisher=集英社|accessdate=2020 |
*# 2020年8月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891652-1|title=終末のハーレム ファンタジア 5|publisher=集英社|accessdate=2020-08-04}}</ref>、{{ISBN2|978-4-08-891652-1}} |
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*# 2021年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891762-7|title=終末のハーレム ファンタジア 6|publisher=集英社|accessdate=2021 |
*# 2021年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891762-7|title=終末のハーレム ファンタジア 6|publisher=集英社|accessdate=2021-01-05}}</ref>、{{ISBN2|978-4-08-891762-7}} |
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=== 原作コミックス(スピンオフ) === |
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* LINK&SAVAN(原案) / 安藤岡田(作画)『終末のハーレム ファンタジア学園』集英社〈ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ〉、既刊1巻(2021年1月4日現在) |
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*# 2021年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891763-4|title=終末のハーレム ファンタジア学園 1|publisher=集英社|accessdate=2021-01-14}}</ref>、{{ISBN2|978-4-08-891763-4}} |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
=== 出典 === |
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==== 単行本 ==== |
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<!-- 主に単行本化に際して変更・追加された箇所を挙げています。ノンブルについては、巻頭の目次やノンブルがついているページから数えて表記しています。 --> |
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{{reflist|group="単"}} |
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===== 参照話数 ===== |
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<!-- 断ち切りの有無に関係なく、ほとんどのページにノンブルが振られないまま単行本化されているため、作中の描写から得られる出典をすべてノンブルつきで挙げることはきわめて困難と判断し、話単位で挙げています。 --> |
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{{reflist|group="話"|refs= |
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<!-- 第1巻 --> |
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<!-- 第2巻 --> |
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<!-- 第3巻 --> |
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<!-- 第6巻 --> |
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== 参考文献 == |
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* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第1巻 |publisher=集英社 |year=2018 |isbn=978-4-08-891129-8 |ref={{SfnRef|第1巻|2018}}}} |
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* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第2巻 |publisher=集英社 |year=2019 |isbn=978-4-08-891247-9 |ref={{SfnRef|第2巻|2019}}}} |
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* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第3巻 |publisher=集英社 |year=2019 |isbn=978-4-08-891353-7 |ref={{SfnRef|第3巻|2019}}}} |
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* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第4巻 |publisher=集英社 |year=2020 |isbn=978-4-08-891470-1 |ref={{SfnRef|第4巻|2020}}}} |
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* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第5巻 |publisher=集英社 |year=2020 |isbn=978-4-08-891652-1 |ref={{SfnRef|第5巻|2020}}}} |
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* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第6巻 |publisher=集英社 |year=2021 |isbn=978-4-08-891762-7 |ref={{SfnRef|第6巻|2021}}}} |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
2021年1月14日 (木) 14:20時点における版
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この記事はただいま大幅な改稿を行っています。 申し訳ございませんが編集の競合を避けるため、しばらくの間編集を控えてくださるとありがたく存じます。ご迷惑をおかけしますが、ご協力お願いいたします。 設定期限もしくは貼付後72時間経っても工事が完了していない場合は、このテンプレートを除去しても構いません。 |
終末のハーレム ファンタジア | |||
---|---|---|---|
ジャンル | ダークファンタジー[1] | ||
漫画 | |||
原作・原案など | LINK | ||
作画 | SAVAN | ||
出版社 | 集英社 | ||
| |||
掲載サイト | ウルトラジャンプ (UJ) 少年ジャンプ+ (J+) ヤンジャン! (YJ!) となりのヤングジャンプ (TYJ) | ||
レーベル | ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ | ||
発表期間 | UJ:2018年6月号 - 連載中 J+:2018年5月20日 - 連載中 YJ!:2018年6月19日 TYJ:2021年1月6日 - 連載中 | ||
巻数 | 既刊6巻(2021年1月現在) | ||
その他 | 詳細は#書誌情報を参照 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
『終末のハーレム ファンタジア』(しゅうまつのハーレム ファンタジア / world's end harem FANTASIA)は、LINK(原作)、SAVAN(作画)[注 1]による日本の漫画作品。集英社の月刊漫画雑誌『ウルトラジャンプ』(以降、『UJ』と表記)では2018年6月号から毎号[8]、ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(以降、『J+』と表記)では同年5月20日から隔週日曜日[9][注 2]、『週刊ヤングジャンプ』の無料電子書籍アプリ『ヤンジャン!』では2018年6月19日から月イチ更新[10]、同じく『となりのヤングジャンプ』では2021年1月6日から毎週水曜日[11]にそれぞれ連載中。
『J+』で連載中の漫画『終末のハーレム』(以降、『無印』と表記)から世界観を一新したシリーズ作品であり[12]、終末の近い異世界にて闇の力を得たことから変わっていく主人公と、彼を取り巻くさまざまな美女たちの日々を描く。
概要
第一報は2018年3月5日に集英社にて開催された新作発表会「週刊少年ジャンプ50周年〜その先へ〜」で発表され、その時点では『無印』のスピンオフ作品と説明されていた[13]が、連載開始前の『UJ』2018年5月号や『J+』同年4月19日公開分に掲載されたプロローグ[注 3]では、実際の内容が終末的要素こそ含むものの『無印』とは無関係であるうえ、剣と魔法の異世界を舞台としたダークファンタジー作品であることが明かされた[12]。
『無印』における宵野と同じく、成人向け漫画作品を中心として知られるSAVANの一般誌連載作品であるうえ、女性の裸体や乳首については『無印』と同様に描き込まれており(女性器は除く)、『J+』での時間帯や媒体による修正の変化、公式サイト版の別公開についてもほぼ同様となっている。また、『無印』を紹介する際やその作中世界にて用いられているセックスによる子作り「メイティング」の呼称については、本作の作中世界では(子作りが作品の構成要素に含まれていないことからも)用いられていないが、単行本の帯における紹介文や、集英社をはじめ各社の販売サイトが単行本の電子書籍版を紹介する際には用いられている。
2018年11月2日には、本作の単行本第1巻と『無印』の単行本第7巻の同時発売を記念して「夢のハーレム祭プレゼント」が開催された[14]。
2019年6月からは、以下のように集英社から正規ライセンスを取得した各国語翻訳版の発売も開始されている。
- 台湾・香港では、東立出版社による繁体字中国語翻訳版が、『終末的後宮奇想曲』のタイトルで2019年6月から発売されている[2][3]。
- アメリカでは、セブンシーズ・エンターテインメント社による英語翻訳版が、『WORLD'S END HAREM FANTASIA』のタイトルで2019年9月から発売されている[4]。
- フランスでは、デルクール社によるフランス語翻訳版が、『WORLD'S END HAREM FANTASY』のタイトルで2020年2月から発売されている[5]。
2020年4月13日から同年6月12日まで、『UJ』編集部とノベルアップ+の共同企画として「ウルトラジャンプ・マンガ原作プロットコンテスト」が実施された[16]。募集ページでは本作がわだぺん。の『禍つ罠師の勇者狩り』と共に紹介されており、グランプリ受賞作品は『UJ』にて連載化されるという[16]。
あらすじ
- 第1巻(第0話 - 第4話)
- 聖暦998年。闇に覆われ始めた世界は、地底から古代の魔物たちによって蹂躙されていた。人間世界の終末を危惧した賢者に約束の神子の命が必要と提言された皇帝は、約束の神子を探し出すことを命じる。一方、辺境に位置する小国のナーガラでは次期当主となることを定められた少年のアルクに、女剣士のセリーヌが剣の稽古をつけていた。
- 皇太子との政略結婚に出される幼馴染のアウレリアを思うあまり、アルクは相思相愛の彼女との逃避行に出るも失敗して一時投獄されるが、そこに現れたダークエルフのラティから課せられた1年間の禁欲や鍛錬を経て闇の力「マハト」を授けられ、自分の体液があらゆる女性を発情させるようになったことを知らされる。
- 第2巻(第5話 - 第9話)
- アルクの叔父のトゥートは謀反を目論む。アルクはセリーヌにメイドのウェンヌと剣で勝負するよう命じたうえ、自分を慕う彼女の身体でマハトを試す。セリーヌは憤慨しながら勝負に出るが、マハトの影響を受けたウェンヌに完敗する。
- まもなく、ナーガラはトゥートに侵攻される。アルクはウェンヌと共に彼女の同僚たちを人質としたトゥートに拘束されるが、彼はアルクの部下だった秘書のティアに刺される。驚愕したトゥートをアルクは討ち取り、改めてナーガラの掌握を誓う。一方、アルクのもとを去ったセリーヌは給仕娘の窮地を救い、とある人物との面会を依頼される。アルクはナーガラの統治に注力するが、マハトの暴走を経てウェンヌを強姦してしまい、我に返って驚愕する。
- 第3巻(第10話 - 第13話)
- 冒険者ギルドにてセリーヌが女魔導師のジョアンナを紹介されていた頃、ナーガラ家ではアルクの父が余命半年であることや、彼の病因は北方のゴーチェ大公国のプラムであることが判明し、アルクには大伯父のアルゲスから召集がかかる。セリーヌがジョアンナにとあるダンジョンへの同行を依頼された頃、アルクはマハトの暴走を防ぐためにラティを抱く。
- アルクはウェンヌと共に北方へ出発し、セリーヌとジョアンナはとある魔導書を購入する。セリーヌがジョアンナからダンジョンの詳細を聞かされた頃、野営中のアルクたちは夜盗たちからゴーチェの現状を知る。セリーヌとジョアンナが経験値や資金を稼ぐ一方、アルクとウェンヌはオークたちに襲われた少女のターニャのもとへ駆けつける。
- 第4巻(第14話 - 第17話)
- ターニャを救ったアルクたちのもとへ女性が救いを求めた頃、ダンジョンではセリーヌとジョアンナが転移の罠に遭ってコカトリスに苦戦させられるが、討伐に成功する。一方、アルクとウェンヌはフェンリルの群れによる窮地を女将軍のキャシアに救われるも彼女の率いる兵団に捕らえられ、瘴気が男性だけを蝕むことを明かされる。
- アルクにラティが一息分の力を教えて立ち去った後、サスカッチに雪魔法で雪の室内へ閉じ込められたキャシアはアルクから血を与えられて脱出し、アルクは一息分の力を用いてサスカッチを消滅させるが、気絶してしまう。マディリス帝国では、アウレリアの腹に皇太子が約束の御子を授けていないことに皇帝が立腹する。
- 第5巻(第18話 - 第21話)
- アルクは3日間の眠りから目覚め、キャシアをマハトによって得たことを実感する。一方、マディリスはコーザ王国を殲滅する。アルクとキャシアがマディリスを倒すために手を組む中、帝都イデオではアウレリアがアルクへの思いに耽り、ナーガラではイスティシア家への対策を練る彼がウェンヌの妊娠に直面し、イスティシア家ではアルクへの警戒が強まる。
- アルクはラティから新たな女性4人を薦められ、マハトの回復を試そうとティアを抱く。イスティシア家へ向かうティアを見送ったアルクは遭遇した岩石ゴーレムに追いつめられるが、駆けつけたセリーヌとジョアンナに助けられ、アノールの病の進行はジョアンナの氷魔法で抑えられる。一方、アマンの森からはハイエルフのフェラリスがナーガラへ向かう。
- 第6巻(第22話 - 第26話)
- ナーガラを訪れたフェラリスは、アマン村を襲うサラマンダーの脅威を語る。アルクたちは村を訪れ、里長からアルクの祖父の来訪やサラマンダーによる被害を聞かされる。アルクがセリーヌ・ジョアンナ・フェラリスにマハトの件を明かす中、村民の矢はおろかアルクの剣やジョアンナの魔法も弾くサラマンダーの襲来に際し、セリーヌは魔法鎧姿で立ち向かう。
- 村への延焼は食い止められたもののサラマンダーの進撃は止められず、ついに覚悟を決めたフェラリスはマハトを得て水魔法を放ち、形勢を逆転させる。セリーヌによる致命の一撃も受けたサラマンダーは住処にて消滅し、残された卵が孵化して幼生が誕生する。フェラリスがアルクに抱かれる一方、イスティシア家ではティアが監禁される。
- 第7巻以降(第27話 - )
登場キャラクター
種族について注記のない者はすべて人間。
主要人物
- アルク
- ナーガラ家の次期当主である主人公の少年。フルネームはアルク・ド・レザール・ナーガラ。
- 従姉のアウレリアとの逃避行に世間知らずゆえの無謀さから失敗し、その罰として彼女と引き離されて一時投獄されるが、ラティから命じられた1年間の禁欲や鍛錬を経て彼女と契約し、マハトを得る。それ以降、16歳となった自身の血液や唾液などの体液はあらゆる女性を発情させる。マハトを得た影響は生殖能力にもおよんでおり、膣内射精がラティに「孕むこと間違いなし」と言わしめる高確率で相手の女性を妊娠させることが、マハトの暴走からウェンヌへの強姦による彼女の妊娠を経て明らかとなっている。
- 本来はひ弱さもあって争いを嫌い、臣下のピピンに気配りのできる優しい性格だったが、マハトを得た以降は容姿こそ以前と変わらないものの、アウレリアを取り戻したいとの思いはさらに強まり、臣下以外の他人には冷酷な一面を覗かせるようになっている。また、トゥートを討ち取った以降は彼の強欲さを自らの政治基盤の強化に利用している。
- ラティ
- アルクに仕えるダークエルフ[注 4]。本名はラティフォリアザード。豊満な肢体や露出度の高い衣装が特徴。
- アルクには当初から着目しており、アウレリアとの逃避行に失敗して一時投獄された彼のもとへ現れ、1年間の禁欲や鍛錬を課した果てに契約してマハトを授ける。気配を漂わせず闇から現れては闇と化して消える能力も持っており、物理的な障壁をまったく問題としていない描写が散見されるほか、ゴーチェにて収監されたアルクとウェンヌのもとへ現れる際には、牢の前に立つ兵士に自分たちのことを気づかせないよう、あらかじめ幻惑の魔法で夢を見させている。また、アルクに新たな女性4人を薦める際には空間を割って水晶玉を出現させ、それを介して映像を投影する能力も披露している。
- アルクと契約する際に自分の股間へ挿入した黒き竜の幼生は、丸い頭角と小さな前足を生やした芋虫のような姿をしており、当初から持っていた黒い卵の殻を破って契約の儀式の際に誕生した。
- アウレリア
- イスティシア家の嫡女。従弟かつ幼馴染であるアルクとは相思相愛でもあるが、家には皇太子と婚約させられており、政略結婚の危機にある。17歳。
- アルクとの逃避行に一旦は応じるが、険しい道にて膝を負傷したことから冷静になり、自分たちの無力さを痛感して断念する。まもなく、追ってきたナイルによって叩きのめされたアルクの姿に涙しながら連れ戻されるが、その直前に膝の血を拭き取ってくれたハンカチと彼へ託したブレスレットは、禁欲中のアルクにとって心の支えとなった。マディリス帝国へ転居させられた後は軟禁状態のもと、皇太子によって約束の御子を腹に授けられる予定にある。
- セリーヌ
- ナーガラ家に仕える女騎士。赤い長髪とアルクよりも背高な身体が特徴。白銀級にして火属性。勇ましい性格で剣術に優れており、年下のアルクに剣の稽古をつけているが、ウェンヌを前にしての飲酒中には彼のことを異性としても意識していることを、彼女に看破されている。
- 幼少時には周囲の大人たちから「女は騎士になれないんだよ」と蔑まれていたが、アルクに励まされてからは腕を磨き、現在の強さを手に入れた。そのため、ウェンヌとの勝負で完敗した際には、先を見失うほど落胆している。
- 弱い自分を許せずアルクのもとを去った後はジョアンナに見込まれ、彼女と共闘してコカトリスを討伐し、覇山流の秘伝書を得る。ナーガラ領内へ帰還してアルクたちの窮地に駆けつけ、「覇山烈襲剣」で岩石ゴーレムを討伐してナーガラ城の大浴場にて長旅の疲れを癒すが、その際にはアルクへの意識をジョアンナに茶化されている。
- アマン村を訪れた際にはアルクからマハトの件を明かされるが、自分の力で強くなりたいという理由から固辞している。
- ウェンヌ
- ナーガラ家に仕えるメイドの1人。ウェーブのかかった栗色の長髪が特徴。
- アルクが負傷した際に血を拭いたハンカチを隠し持ってはひそかに舐めているほか、欲望を抑えながら入浴している彼のもとへほぼ全裸で参じ、自身を捧げて慰めようとするなど秘めた思いを寄せていることから、マハトを得た彼のナーガラ家で最初の虜となり、マハトの影響によってセリーヌを剣で圧倒する強さを得る。それまでの思いも相まってアルクへの献身の際に欲情を隠さなくなったうえ、マハトの暴走による強姦に遭った後には、我に返って謝罪してきた彼のことを責めず、いつでも慰めてあげたいと思うまでに至っているが、それゆえのオナニーやフェラチオに耽るなど、暴走も垣間見せている。
- ゴーチェから帰還した後には、先述の強姦による妊娠が発覚する。妻ではなくメイドという立場ゆえに出産して良いのかを悩むが、アルクに出産を望まれて感涙し、タミィやリロに世話される。
- 獣人の娘
- アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人。本名は不明。ネコ科のような耳・爪・尾を持つ獣人であり、片言で喋る。牢内にて高熱に浮かされていた姿を心配して近づいてきたアルクの左頬を引っかいて出血させるが、このことが彼のマハトを最初に試されるきっかけとなり、ラティにアルクの血を含む水を飲まされて彼の虜となる。
- その後は解放され、アルクの血を報酬として斥候などを務める。敏捷さは戦闘の際にも生かしており、トゥートによる追手たちについては次々と気絶させているうえ、わざとネーゲリだけを残してアルクに気絶させるなど、彼の強さを試す不敵なそぶりも見せている。
- ミーネ
- アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人。同じ牢内の囚人たちと同様にビキニ調の衣服姿でキセルを嗜んでいたところ、別の牢内にてマハトを試された獣人の娘に続いてマハトを試される対象とされ、アルクの血を含む水を他の囚人たちと同時に浴びせられて彼の虜となる。
- その後は解放され、アルクの唾液を報酬として斥候などを務める。トゥートの侵攻から逃れて教会跡へ一旦潜伏したアルクたちのもとへは、城内の見取り図やアノールたちの現状の情報を入手して現れている。アルクとウェンヌがゴーチェへ向かう際には、「同じ方向へ向かう夫婦の馬車に乗せてもらった娼婦」という設定で同行しており、野営中にはテント内の彼らのもとへ加わりこそしないものの外から覗きながらオナニーに耽るなど、欲求不満を発散している。
- なお、投獄されるまでは夜盗たちから「お頭」と慕われていた。
マディリス帝国の関係者
- 皇帝
- マディリス帝国に君臨する筋骨隆々の巨体の皇帝。人間世界の終末を危惧した賢者に提言され、約束の神子を探し出すことを命じた後、アウレリアとの子作りをまだ始めていない皇太子に立腹する。
- メディウス大陸を支配する野望に燃える一方、物語開始当初からイデオの玉座にて多数の全裸の美女たちを侍らせているうえ、その後も天蓋付きベッドにてグループセックスを経た侵攻先の国家の王妃や王女なども含む美女たちが横たわっているという、欲望のまま彼女たちを貪ったことが示唆される激しい事後の姿が散見される。
- ジャバ
- 皇帝に仕える賢者の1人。老体に鷲鼻や尖った耳が特徴。皇帝を深く敬う一方、自分よりも格下の者には鼻にかけた言動で振る舞う。
- イデオにて皇太子がまだアウレリアを孕ませることを決心していない様子を皇帝に伝えた後、兵士たちによるコーザへの侵攻を現地付近から見届けて魔法で帰還し、その旨を皇帝に北方の魔力の爆発(「黒竜の息吹」)やマディリスの魔法壁の建設状況と合わせて報告する。その後、礼拝中のアウレリアのもとへ空間から出現して彼女の本心を看破すると、皇太子を誘惑させるためのさまざまなセクシーランジェリーを着せた胸像群を出現させ、立ち去る。
ナーガラ家の関係者
- アノール
- アルクの父。商才はあるが小心者であり、伯父のアルゲスには頭が上がらない。やがて、ゴーチェのプラムを瘴気による汚染を知らずに食べてしまい、その影響で余命半年の病に伏せてアルクに後を託す。
- アルクにとっては仲こそ良くなかったものの自分なりに愛してくれたうえ、良い息子にはなれなかったがそれでも救いたいという。アルクがゴーチェから帰還した際には病が悪化していたため、ゴーチェでの氷の眠りまでは命が持たないと見られていたが、後にナーガラ城を訪れたジョアンナによって氷の眠りに置かれ、命をつなぐこととなった。
- ナーガラ家に仕えるメイドたち
- ウェンヌの同僚たち。タミィやリロ[注 5]など女性数人が仕えているが、物語開始当初はナーガラ家(特にアルク)の頼りなさを見かね、イスティシア家への移籍を口にする者もいた。
- トゥートの謀反の際には生け捕りにされたことが斥候によってアルクたちへ伝えられており、城へ戻った彼の目の前でタミィとリロは人質として陵辱されかけたところを、アルクとティアによって解放される。
- アルクによるウェンヌの妊娠を知っても彼女への友情は変わっておらず、甲斐甲斐しく世話に勤しむ。
- トゥート
- アルクの叔父。兄のアノールへの敬愛を装うも内心ではナーガラ領を得ようとの野心に燃える一方、ティアの美貌に着目して彼女の薦めるまま領地を拡大させていき、同領の治安が悪化したことや彼が病に伏せたことを好機として手勢を率いて侵攻し、アノールを幽閉する。
- 城へ戻ってきたアルクの目の前でタミィの衣装を切り裂いたうえ、セリーヌを兵たちに嬲らせることを提案するなど下劣な本性を現し、兵たちに拘束させたアルクに剣を振り下ろそうとするが、背後からティアに刺されて彼女の明かした正体に驚愕する。最後はティアに介錯されそうになったところをアルクに遮られ、冥界から彼を呪う旨を口にしながら一刀のもとに討ち取られる。
- ティア
- トゥートの秘書を務める女性。半年ほど前に秘書となったが、正体はアルクの部下であり、トゥートを誘導してナーガラに反抗的な周辺諸侯をあぶり出す。アルクが領主となった後には彼の秘書を務めており、アルクたちがゴーチェへ向かった際にも不在中の管理を一任されている。また、アルクによるウェンヌの妊娠が発覚した際にも、若い領主に寵愛されるメイドの間では珍しくないことを挙げ、彼に立場の再確認を促している。
- 10年前の12歳当時は病で両親を失って路頭に迷う孤児であり、拾われた先の娼館にて売春を強要されるまでに困窮していたが、堪らず逃げ出して再び路頭に迷い、死を待つだけだったところをアノールと共に外出中のアルクに発見され、ナーガラ家へ保護される。それ以来、アルクたちに大恩を感じて住み込みで学問に励み、仕えていた。
- アルクへの忠誠心はきわめて厚く、彼のことを異性としても愛する思いを明かして誘う形で抱かれた翌日には、アルクの使者としてイスティシア家へ向かうが、カイメイアのもとへ監禁されて陵辱を含む拷問に遭う。
- ピピン
- ナーガラ家の騎士。剣の腕でナイルに劣る自分をかばってくれたアルクに深く感謝の意を述べる、自室での待機を命じられた彼のもとへひそかにアウレリアを案内する、元気づけたい思いゆえにユーダー商会の丁稚から購入した裸婦画を差し入れようとする、彼やセリーヌと共に城を脱出した際には追手たちを足止めする時間稼ぎを望んで務めるなど忠誠心はきわめて厚く、アルクの指示に従ってまもなく投降し、彼が領主となった後には騎士に復帰する。
- その後もアルクの護衛を続けており、岩石ゴーレムと交戦した際には身を呈して盾越しの一撃による重傷を負うが、討伐後には治療されて復帰している。
- ネーゲリ
- トゥートの騎士。当初は城を脱出したアルクたちへ追手として差し向けられるが、彼の柄頭による一撃で気絶させられて敗退した後、領主となったアルクのもとで領内の治安維持を命じられ、ピピンを随行させるアルクの政治手腕に恐怖する。
- ティアがアルクの使者としてイスティシア家へ向かう際には、彼女の護衛の1人として同行する。
- ユーダー
- アノールの取引先の1つであるユーダー商会を営む男性。その若さや勢いはしきたりを大事にする古い商会たちに睨まれており、トゥートの謀反に際してはアルクの策略に乗る形でトゥートに挙兵の資金を提供している。アルクがトゥートを討ち取った後にはアルクのもとへ戦勝の祝いに現れ、聖フロリアヌスの鎧を贈呈する。
- アルクがゴーチェへ向かう際には彼との若夫婦を装うことをウェンヌに提案しており、これが彼女の同行や乗車中のオナニーにつながることとなる。
- ジョアンナ
- 酒場にて給仕娘を酒癖の悪い男性たち2人による危機から救ったセリーヌが、冒険者ギルドにて給仕娘から紹介された眼鏡姿の女魔導師。白銀級の水属性。高慢な性格をしており、用いる水魔法は男性たち2人をたやすく撃退するほどの強さを誇る[注 6]。箒を携帯しており、跨って飛行する際や地表に魔法陣を描く際に用いている。
- コカトリスに守られたダンジョンの奥深くに封印されている氷魔法の魔導書を欲しており、そこでの有能な盾となる人材が冒険者ギルドにいないことに呆れていたが、レベル判定パペットを倒したセリーヌを見込んで同行を依頼すると、共闘を経て
「水の剣」 ()でコカトリスを討伐し、氷魔法の魔導書を得る。その後は岩石ゴーレムによるアルクたちの窮地に駆けつけ、「水の槍」 ()で岩石ゴーレムを怯ませてセリーヌによる討伐を成功させた後、ナーガラ城にてアノールの病の進行を「永の眠り」 ()で止め、アルクに同行する。 - マハトについては、魔力を高めるために処女を守るという理由から、遠慮している。
- ノヴァルス
- アルクの亡祖父。フルネームはノヴァルス・ド・レザール・ナーガラ。
- 生前(50年ほど前)は冒険者であり、諸国を放浪中にアマン村の川べりにて行き倒れていたところを発見され、里へ連れ帰られて介抱されたうえで旅立っていったという。また、その直前には身分を明かしており、介抱してくれた礼として残したのが、後にフェラリスからアルクへ贈られたミスリル製のナイフであるという。その後、アルクの幼少期に死去している。
- アマン村では「エルフと人間はもっと仲良くなれる」という理想をフェラリスに述べており、後にそれはアルクによって叶えられることとなった。
イスティシア家の関係者
- ガビアル
- アウレリアの弟。イスティシア家の次期当主。傲慢な性格をしており、アルクよりも年下だが当時の彼を上回る剣の腕や嫉妬心からも、アルクのことは見下している。
- 堅神式の際には16歳になる模様。
- ナイル
- イスティシア家の筆頭騎士。称号は
「流麗」 ()。キザで女好きに加えて弱者を見下す性格から、セリーヌに嫌われている。逃避行中のアルクとアウレリアのもとへ追いついた際には、彼を剣で圧倒してアウレリアを連れ戻す。 - アルゲス
- アウレリアとガビアルの祖父。称号は
「大顎」 ()。ガビアルへ受け継がれた傲慢な性格のもと、アウレリアを皇太子と政略結婚させることへの良心の呵責もなく、ナーガラ家の者のことは見下している。 - 領主となったアルクには内心で「ワニの爺さん」と蔑まれており、トゥートの謀反が失敗したことを知ると、アルクにガビアルの堅神式への出席を命じる書状を送る。また、アルクにはマディリス帝国との戦いに備えて味方につけることを画策されており、それを成功できなければ「背後が危うい」とも警戒されている。
- カイメイア
- アルゲスの孫娘。称号は
「悪食」 ()。先端の沿った長髪や十字のハイライトが光る瞳孔、太い骨すら噛み砕ける牙状の歯が特徴。 - ガビアルの堅神式を楽しみに待つアルゲスのもとに同席して骨付き肉を骨まで貪ると、アルクの性格や動向を警戒するアルゲスのことを「お戯れが過ぎる」と評し、アルクがイスティシア家に弓を引くようであれば彼を噛み殺すことを宣言する。その後、イスティシア家へ到着したティアを監禁し、陵辱や拷問に遭わせながらアルクの到着を待つ。
- ギドゥ
- ガースル家の当主。称号は
「鈍重」 ()。禿げあがった頭頂部や猫背、カイメイア曰く「のろま」な遅い口調が特徴。全身を鋼の鎧で包んだ精強な兵団「亀鋼歩兵」 ()を率いる。 - ミウ
- ギドゥの娘。称号は
「落涙」 ()。大きな双眼やよくこぼす涙が特徴。 - 普段は殺生を好まず穏やかな言動で振る舞うが、身に危険が迫った際には(それが背後から悪戯で投げられたナイフであっても)防御のために一瞬で展開するハニカム模様の巨大な結界は、ナイルはおろかカイメイアをも震撼させている。
- ボーア
- エンシュウ家の当主代理。称号は
「猛毒」 ()。カイメイア曰く「蛇女」「後家」。七三分けの長髪の女性で、病死した前当主に代わって家を取り仕切っており、先端が分かれた長い舌が特徴。 - 家臣の目を盗んで屋敷を抜け出し、イスティシア領の酒場にて流しの娼婦に扮して男性3人とカードゲームを興じたうえ、イカサマを看破されると平然と1人の指をナイフで切断して他2人ごと叩きのめすなど、過激な性格をしている。
ゴーチェの関係者
- キャシア・ウェスキー
- ゴーチェの勇猛な女将軍。称号は
「雪血」 ()。槍を手にした兵団「白虎騎士団」 ()を率い、雪魔法に長けている。美貌と相まって、住民たちから広く慕われている。 - フェンリルの群れに追いつめられたアルクとウェンヌのもとへ現れ、フェンリルの群れを
「雪の牙」 ()で一掃して彼らを救う。ナーガラ家の現状やアルクたちの目的は多くの友人やゴーチェの山中へ放っていた副官を通じてすでに把握しており、詰所へ捕らえた彼らに現在のゴーチェが瘴気によって女性だけとなってしまったことを明かす。サスカッチとの交戦中に閉じ込められた雪の室内にてアルクからマハトを得た後、3日間眠り続けた彼を見舞った際にはマハトのもたらす欲情を彼へのディープキスだけで抑え込んだため、明晰な思考力と強靭な精神力に一目を置いたアルクは先に信用を得ようと考え、マハトの説明を当初の予定よりも早く行なっている。 - ターニャ
- ゴーチェの僻地に住む少女。1年前に父と兄のピョートルを瘴気によって失い、母や姉と共に頑張ってカブやニンジンを育てながら慎ましく暮らしていたが、オークたちに襲撃されて母を殴り倒されたうえ、自宅に放火される。猛火に包まれるそこからオークたちに連れ出されてまもなく、後背位で犯されていく姉の悲惨な姿を目の当たりにさせられ、自分も押し倒されて犯されそうになったところをアルクとウェンヌに救われるが、姉は命を取り止めるも以前から瘴気に蝕まれていた母はそのまま死亡し、アルクによって土葬される。
- アルクとウェンヌがキャシアに一夜の収監を強要された際には、彼らのもとへ地下道から現れて牢を開錠したうえでサスカッチによるキャシアの窮地を伝えるなど、隠密行動に長けた様子も見せている。
- マリヤ
- 単行本第4巻巻末のおまけ漫画に登場するキャシアの部下の1人。ゴーチェのサウナにて共に入浴中のキャシアの美貌に見惚れるあまりにのぼせて気絶し、そうとは知らないまま彼女に抱かれていく淫夢を見てしまうなど、彼女には同性愛に近い敬愛を抱いていることが描かれている。
- エカテリーナ
- ゴーチェの大公姫。カールの入ったツインテールが特徴。
- 一流の魔導師に劣らないほどの高い魔力の持ち主でもあるうえ、それを用いての上級氷魔法で大公を氷の眠りに就かせて瘴気から匿っており、貴族たちも匿ってもらおうと列を成しているが、それも1日1人がやっとであるため、いつ倒れてもおかしくないという。
ラティの薦める女性4人
称号はラティの説明における太字表記による。仲間にするためには、各々が抱える問題をアルクが解決してやる必要があるという。
- フェラリス
- アマンの森に住まう、美しきハイエルフ。弓術や召喚魔法を使えるが、人間嫌いであるという。本名はン=フェラリス=クラリス=デンドロニア=ポムトゥクス。人間のことを見下す一方で自分のことは誇り、下品で淫蕩な一面を持つ。また、避妊のために月の実すら携帯しているが、実際にはまだ処女である。ナーガラ城にてアルクにミスリル製のナイフ(後に、かつてノヴァルスがフェラリスに残したものであることが判明)を贈ると、サラマンダーによる森への脅威をジョアンナに反発される高慢な態度で語り、彼らをアマン村へ案内する。
- 50年前の幼少期には、ノヴァルスに懐いた経験を持つ。先述の高慢な態度は、後年にノヴァルスとの寿命差を痛感して再び涙したという経験によるものであるが、マハトを得てサラマンダーを討伐した後はマハトによる欲情も重なってアルクを求め、素直に抱かれている。
- サラマンダーの討伐を祝う村の宴の翌朝には帰路に就くアルクたちを里長と共に見送るが、サラマンダーの幼生を見逃したことは里長に看破されており、その監視役という名目で後からアルクたちに同行するが、イスティシア家へ向かう際には「美しすぎて目立つ」という理由で同行を断られている。
- 聖教会の神官
- 各地にて布教活動に勤しむ神官。回復魔法や補助魔法を使え、戦闘向きであるという。
- 亡国の姫君
- マディリス帝国によって祖国を滅亡させられた姫。祖国を復興するために諸国を放浪中であり、その血統と槍の腕は確かであるという。
- 女僧兵
- 東方から来た
僧兵 ()。イーストシーのはるか彼方に位置する東国に伝わる体術を使えるが、何かしらの理由でメディウス大陸へ流れ着いたという。
その他の人物
- アマン村の里長
- アマン村を治める里長の老人。フェラリスに案内されてきたアルクたちのもとへ護衛の若者2人を連れて現れ、アルクたちを自宅へ招き入れて茶を出すと、彼にノヴァルスのことを明かしてサラマンダーの討伐を要請する[注 7]。
- サラマンダーの討伐後、アルクに感謝して報告と共に渡された魔石にサラマンダーの冥福を祈ると、「ひとつ余った」というイルミン樹の苗木を「処分」する名目で、アルクに譲渡する。サラマンダーの幼生がアルクたちに保護されていたことについては看破しており、討伐を祝う宴の翌朝に彼らを見送った後には幼生の監視役の必要性をフェラリスに問いかけ、同行に送り出している。
魔獣
アルクたちとの交戦など出番に恵まれた魔獣のみ挙げる。
- オーク
- スキンヘッドにやや尖った耳を持つ、醜悪な人型の魔獣。病床にあるアノールを前に、1年ほど前から北方の国々にゴブリンなどと共に多々出没していることが、老魔導師によって語られる。その後、ゴーチェの僻地では3体がターニャの自宅を襲撃し、彼女の母を殴り倒して屋内に放火したうえ、1体が屋外にて横暴な播種本能のままターニャに「人間ニ種付ケ」と呟きながら迫る一方、もう1体が姉を半裸にひん剥いたうえで強姦していくが、駆けつけたアルクとウェンヌによって残り1体共々討伐される。
- キラーラット
- コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、ネズミ系の魔獣。頭頂に一本角が生えているうえに普通のネズミよりもはるかに大型であるが、あまり強くないうえに倒しても低価値の魔石しか得られないもののそれなりに多く出没するため、経験値と資金に乏しいセリーヌとジョアンナにとっては恰好の稼ぎ対象となった。
- 瘴気が増してからはダンジョン外にも出没するらしく、アルクたちがアマン村へ向かう途中の林では羽虫の集る死骸が発見されている。
骸骨戦士 ()- コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、骸骨と化した元冒険者。セリーヌとジョアンナが遭遇した2体は生前に剣士とアーチャーだったことがそれぞれの容姿や彼女たちを苦戦させる戦い方から示唆されており、倒された後には敏捷性を向上させる指輪と謎の藁人形が残されたが、ジョアンナの手に渡った後者の正体は所持者の生命の危機を肩代わりするお守りであり、コカトリスによる石化から彼女を復帰させて消滅する。
- コカトリス
- コカトリスに守られたダンジョンの最も深い10階層に潜む、合成系の魔獣。覇山流の秘伝書や氷魔法の魔導書などの守護者に等しい立場でもあり、宝箱の罠によって転送されてきたセリーヌやジョアンナを物理攻撃耐性や石化能力で追いつめるが、石化から復帰したジョアンナの「水の剣」で討伐され、かつて石化させられていた人々も元に戻る。
- フェンリル
- ゴーチェの雪山に出没する、オオカミ系の魔獣。群れを成しており、素早い動きと鋭い牙によってアルクの右腕を負傷させるが、そこに現れたキャシアの斬撃から「雪の牙」による串刺しに遭い、一掃される。
- サスカッチ
- ゴーチェの雪山に出没する猿人系の魔獣。伝説上の存在と思われていたが、目撃された白く毛深い巨躯[注 8]から「雪原の魔人」の異名で恐れられており、強力な雪魔法でキャシアたちやアルクを追いつめるが、雪の室内に閉じ込めたアルクとキャシアに脱出された後、彼の「黒竜の息吹」で消滅させられる。
岩石ゴーレム ()- 全身が非常に硬い岩石で構成された、人形系の魔獣。頭部には三日月形の角や三つ目が存在し、胴体には両腕や下半身がつながらないまま浮遊している。ナーガラ領内にてアルクの剣が砕ける硬さに加え、盾や鎧を砕く怪力を振るってピピンら家臣たちに重傷を負わせると、「黒竜の息吹」を放つにはマハトが足りないアルクを窮地に追い込むが、駆けつけたジョアンナの「水の槍」とセリーヌの「覇山烈襲剣」で討伐される。
- サラマンダー
- 全身が非常に尖って硬い鱗で覆われた、トカゲ系の魔獣。普段は人知れず閉ざされた住処に潜んでおり、家屋を超える巨体に高熱やそれによって発生する炎をまとい、口から破壊力が高く光線状の炎を吐きながら、アマン村を執拗に襲う。物理攻撃だけでなく風属性や水属性の魔法にも耐性を持つが、フェラリスに
「天流の糸」 ()で鱗や炎を無効化されてアルクにミスリル製のナイフで右眼を刺され、セリーヌに「覇山蓋世剣」で右前脚を切断された後、住処にて追ってきたアルクとフェラリスの目の前で消滅し、何者かによる魔法陣が彫り込まれていた魔石を残す。 - サラマンダーの幼生
- サラマンダーの住処にて卵から孵化した幼生。フェラリスに危険視されて処分されそうになるが、何者かに操られていた際の親のような凶暴さがないことからも国章との縁を感じたアルクに、親を討伐した報酬として引き取られる。
- なお、主を失った住処は、マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクに抱かれる際のベッド代わりとなった。
世界設定
用語
- マハト
- アウレリアとの逃避行に失敗したアルクが、ラティから命じられた以下の3つの約束を1年間守る一方、剣の鍛錬を積んで心身とも精悍となった果てに彼女と契約して授けられた、闇の力。ラティによる説明では、「神の如き力」「この世を統べることができる力」とも称されている。
- 器作り「毎日マンドラゴラの粉を一匙分飲み 週に一度は動物の肝を喰らう」[注 9]
- 精力の蓄積「女性を断ち 自涜行為も我慢頂く」
- 儀式の準備「ほこらと神殿の建立」
- 契約の儀式は神殿にて行なわれ、その床に描かれた魔法陣の中央にて全裸となったアルクに、黒き竜の幼生を自分の股間に挿入したラティが騎乗位で結合して共に絶頂を迎えた結果、アルクはラティ曰く
「尊き黒竜」 ()に転生した。 - その後、ラティはアルクの血を1滴垂らしただけのグラス1杯の水を囚人たちに浴びせたり飲ませたりすることによって彼女たち全員を発情させ、アルクにマハトの効力の一片を披露している。対象の女性は彼に準じた戦闘力を得られるほか、与える血の量でアルクの体液への「乾き」が変化する。また、アルクと手を組んだ後のキャシアは、彼の不在中でもマハトを補給できるよう、アルクの血を1滴垂らした樽のワインを毎日少しずつ飲んでいる。
- マハトによる暴走
- アルクがトゥートを討ち取った後には、ティアに欲情しかけたアルクにウェンヌが欲情したことがきっかけでマハトの暴走が起こり、肉欲に自我まで支配されたアルクはウェンヌを強姦している。ラティによる説明では、黒竜の加護を得たアルクは生きているだけでマハトが蓄積し続けており、暴走を防ぐためには定期的に精を放つか、多くの女性たちを侍らせて満遍なくマハトを注ぐかすれば良いという。アルクが瘴気を調べるためのゴーチェへの遠征に備えた際には、スライムの無精卵をローション代わりに用いて彼の快感を高めたラティ曰く「空っぽ」になるまで彼女を激しく抱き、マハトを注いでいる。このお陰で、ゴーチェへ向かう途中での野営中にウェンヌによる快感に遭ったアルクは暴走せずに済んでいる。
- マハトによる加護や代償
- アルクは黒竜による加護下にあり、マハトには毒への抵抗力もある。しかし、加護はアルクの武力を上げるわけではないうえ、他人へ注いだマハトも永続的に効果をおよぼすものではない[注 10]。一方、マハトを他人へ注ぐ行為(セックス)によってアルクの身体に蓄積していくマハトもあるが、使う際には代償が伴うとされており、対サスカッチ戦ではアルクが翼のように溢れ出す魔力を右腕に込めて放つ
「黒竜の息吹」 ()を用いてサスカッチを消滅させた直後、気絶してしまっている。また、その後日の夜になってもアルクはマハトの一時的な枯渇が著しかったため、獣人の娘やミーネは欲情が短時間で収まってしまっている。実は、マハトを得た後のアルクの身体は相手の女性を高確率で妊娠させるように変化しており、ラティから女性を戦力として使いたければ膣内射精は止めておくよう薦められている。 - 「魔力の注入と循環」
- イスティシア家へ向かう前のアルクが、より強いマハトを補給する際にラティやフェラリスと行った儀式。
- ラティやフェラリスがスライムの無精卵を介して裸身をアルクに密着させ、彼の乳首から魔力を交互に送り込んでは吸い込みながら、アルクの体内の血管や心臓を通して魔力を循環させる一方、アルクもラティやフェラリスの乳首に同様の行為を行なって絶頂を迎えさせることにより、儀式は完了する。
- 聖フロリアヌスの鎧
- ユーダーがアルクに贈呈した魔法の鎧。炎の魔力を帯びており、火に強く水の魔法を無効化する。ユーダーによる説明では、対になる剣も存在するという。後にアルクたちがアマン村へ向かう際には、彼からセリーヌへ与えられ、彼女の装備品となっている。
- 部品を組み替えると盾のような形状にまで小さく畳めるため、その形状を初めて見た際のジョアンナやアマン村のハイエルフの少女には盾と思われている。サラマンダーの襲来時には焼かれていく家屋から守って持ち出そうとしたハイエルフの少女の危機にセリーヌが駆けつけて装備し、ハイエルフの少女を救出している。
- レベル判定パペット
- 冒険者ギルドにて冒険者のレベルを判定するために用いられるパペット。用いる前は懐に入るほど小さいが、魔導師が呪文を唱えることによって冒険者よりも巨大な姿と化し、襲いかかる。戦闘を介して冒険者のレベルや属性を分析し、倒される際にはそれらを告白して消滅する。
- 素早い動きと地面を殴り壊す怪力でセリーヌに襲いかかるが、胸部に装着されている宝石が弱点であることを看破され、一刀で倒される。
- ランシアのダンジョンから見つかった宝剣
- ランシアのダンジョンから見つかった、雷に似た形状にして雷属性の宝剣。ジョアンナが立ち寄った武器屋に陳列されており、店主が絶縁体とうかがえる手袋を用いて持ち上げただけでも放電が生じる。店主は切れ味の良さも売り込むが、彼の挙げた10万ダラという高価格にセリーヌとジョアンナは驚愕して落胆し、店を後にするしかなかった。
- 覇山流の秘伝書
- コカトリスに守られたダンジョンの奥深くにジョアンナが欲する氷魔法の魔導書と同じく隠されているという、大陸剣術の三大流派の1つ
「覇山流」 ()の秘伝書。巻物として鎖で封じられており、セリーヌが欲する。 - 奥義はその強さに応じた反動で使用者の体力を消費するため、セリーヌは対岩石ゴーレム戦で「覇山烈襲剣」を放った際には平然としていたが、対サラマンダー戦で「覇山蓋世剣」を放った際には呼吸困難となって倒れ込んでいる。
- 魔石
- キラーラットなど、魔獣を倒すとその消滅に際して得られる魔力の混ざった石。キラーラット程度では5ダラの価値にしかならないが、純度の高いものなら同じ大きさでも1万ダラの価値で冒険者ギルドに買い取ってもらえるという。
- サラマンダーの魔石には何者かによって魔法陣が彫り込まれていたことから、注がれた魔力の質次第で聖なるものにも邪なるものにも変わる妖精を、魔獣化させて操れることが判明している。
- 瘴気
- ゴーチェを含む北方の国々の地底から溢れ出る魔界の瘴気。魔獣を活性化させ、人間や作物を蝕む。
- この1年間で数多くの人間が蝕まれて死亡したうえに大公は余命いくばくもなく、キャシアの副官の幼い弟、兵たちの父兄や息子たちも死亡したことから、人間については男性だけを蝕むことが明かされている[注 11]。そのため、ゴーチェに入ってもマハトによる加護で平然としているアルクはその戦いぶりと共に、キャシアたちから不審を持たれることとなった。上級氷魔法による氷の眠りを施された者は氷漬けで眠り、一時的に瘴気の進行から匿われる。
- 影響は北方の国々だけに留まらず、南方のナーガラにもやがて岩石ゴーレムが出没するなど、広がりつつある。
- 魔法壁
- 皇帝がマディリス帝国に建設させている長大な壁。マディリスへの瘴気の流入を阻むことにより、男性の死に絶えた他国をたやすく攻め滅ぼすことを目的としている。
- マディリス領内の魔鉱石が用いられているうえに魔導士による結界が張られており、魔鉱石の鉱山の数も魔導士の数も不足しているゴーチェでは建設できないという。しかし、アルクは女性たちを集めればマハトで彼女たちを強化できることを挙げ、ゴーチェの北の大陸全土におよぶ長さの魔法壁の建設や他国との連合軍によるマディリスの打倒を述べると、それらを実現させるための同盟の締結に向けてキャシアと握手する。
- ハイエルフの氷菓
- フェラリスがアルクたちをアマン村へ案内する途中、魔力の補給のために用いた氷菓。ケースから取り出して舐めると魔力を補給できるが、形状はペニスに酷似しており、平然と堪能して肌艶も良くなったフェラリスは、アルクたちに呆れられている。なお、用いた分だけ細くなるが、ケースに収めた後は元通りとなるため、無限に舐められる。
- 「覇山蓋世剣」による致命傷を負ったサラマンダーをフェラリスがアルクと共に追撃しようとする際にも用いられているが、こちらでは2人きりという状況にフェラリスの美貌も重なり、アルクは欲情とマハトの回復を自覚している。
- 月の実
- マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクにセックスを求める際、ポーチから取り出したドングリのような形状の果実。噛み砕いて服用することにより、避妊薬としての効力を即座に発揮する。
- フェラリスは「異種族が仲良くなるにはそれなりの手続きが必要」や「ノヴァルスを助けた恩を今返してもらう」旨の名目を挙げ、アルクに体液だけでなくセックスを求めて全裸で跨るが、ウェンヌの件から躊躇する彼を見てその旨を察し、目の前で月の実を服用してアルクを安堵させている。
- 対帝国連合
- アマン村からナーガラへ帰還したアルクが、セリーヌ・ジョアンナ・フェラリスに明かした構想。圧倒的な戦力を持つマディリスを倒すにはイスティシアを味方につける必要があるため、ティアに集めさせた情報を元にカイメイア・ミウ・ボーアといった各家の重要人物たちを説得し、ナーガラ主導の四家同盟を結ぶという。
制作背景
LINKは、『UJ』側から『無印』第1話の出張掲載を依頼された際に『無印』の新規の話も提案されたことがきっかけで「『無印』の構造の需要がまだあるのでは」「まだまだハーレムを描き足りない」という気持ちに至り、元々ファンタジーが好きで挑戦してみたかったうえ、世界観の関係で出しにくい女剣士や修道女、エルフを登場させられることから、「ファンタジー×ハーレム」を提案してダークファンタジーとした[17]。タイトルに「ファンタジア」をつけて新シリーズとしたことについては、『仮面ライダー』や『プリキュア』などのシリーズを例に挙げ、さまざまなヒロインが登場する終末という設定にキャラクターや時代、ユニバースこそ違うものの、読者が得られる喜びは『無印』と同じであると思っている[17][18]。なお、喫茶店「ルノアール」にてSAVANや『UJ』担当編集と行なう打ち合わせでは、「ここの尻はこうするべきだ」「巨乳キャラにしよう」などと妄想を爆発させているという[17]。
SAVANは、以前から『無印』を読んでいたこともあって驚くと共に不安もあったが嬉しく、第1話の高クオリティは宵野に「『無印』が食われるのでは」「世界観が違ってよかった」と焦られ、賞賛されている[18]。また、以前にファンタジー作品を描いていた経験からファンタジーは好きだったうえにもっとうまくなりたい気持ちがあり、「ファンタジーとハーレムが一緒になった漫画があったらな」と思っていたところに依頼されて引き受けたことから、本作には自分の夢が詰まっている[17]。なお、SAVANが以前に『ヤングジャンプ』で描いていた経験から、彼には『UJ』担当編集も注目していたそうである[17]。
イベント
連載開始以降、ジャンプ4誌による合同の大型イベント『ジャンプフェスタ』に本作も『無印』と並んで出展されている。2020年12月19日と同年12月20日に開催された『ジャンプフェスタ2021』は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためにオンラインでの生配信イベントとなった[19]。
スピンオフ
- 『終末のハーレム ファンタジア学園』
- LINK&SAVAN(原案) / 安藤岡田(作画)による本作のスピンオフ4コマ漫画作品[20]。『UJ』では2020年6月号から[20]、『J+』では同年8月2日から[21]それぞれ連載中。前者では2話ずつの連載なのに対し、後者では1話ずつの隔週連載となっているうえ、縦読み用として再構成されている[22]。その後、『TYJ』でも2021年1月6日から連載中であるが、こちらは1話ずつ毎週連載となっている[23]。
- 主な舞台を現代の日本の元女子高だった女子ばかりの高校に、登場人物をその生徒や教師にそれぞれ置き換え、メタフィクション要素も交えたコメディとして学園生活を描いている[24]。
書誌情報
原作コミックス(本編)
- 電子書籍版と書籍版が同時発売されている。『無印』と同じく電子書籍版は「セミカラー版」と題された特別編集版であり、連載時にモノクロだった過激な性的シーンが、集英社によってフルカラーでデジタル着色されている。
- LINK(原作)/SAVAN(作画)『終末のハーレム ファンタジア』 集英社〈ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ〉、既刊6巻(2021年1月4日現在)
- 2018年11月2日発売[1]、ISBN 978-4-08-891129-8
- 2019年3月4日発売[25]、ISBN 978-4-08-891247-9
- 2019年8月2日発売[26]、ISBN 978-4-08-891353-7
- 2020年1月4日発売[27]、ISBN 978-4-08-891470-1
- 2020年8月4日発売[28]、ISBN 978-4-08-891652-1
- 2021年1月4日発売[29]、ISBN 978-4-08-891762-7
原作コミックス(スピンオフ)
- LINK&SAVAN(原案) / 安藤岡田(作画)『終末のハーレム ファンタジア学園』集英社〈ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ〉、既刊1巻(2021年1月4日現在)
- 2021年1月4日発売[30]、ISBN 978-4-08-891763-4
脚注
注釈
- ^ 連載時の第4話以降にはコンセプトアーティストのよー清水[6]が「各種デザイン」に参加しており[7]、単行本では第1巻から目次に「デザイン協力」とクレジットされている。
- ^ 『UJ』連載分を前後編に分割しているが、隔週のままでは同誌連載分を追い越してしまうため、その調整として各編の連載間隔が3週以上空く場合もある。
- ^ 単行本第1巻では、第0話とカウントされている。
- ^ フェラリスらハイエルフたちからは信用されておらず、「黒の種族」という蔑称も付けられている。
- ^ タミィは襟足の跳ねたショートカット、リロはツインテールがそれぞれ特徴である。
- ^ 撃退された男性たち2人は後日、コカトリスに守られたダンジョンにて骸骨戦士たち2体に襲われていたところをセリーヌとジョアンナに救われるが、その恩を返すふりをして転移魔法のかかった宝箱を譲り、彼女たちをコカトリスが潜む最深部まで転移させて嘲笑している。
- ^ その際、ナーガラのことを脅威と見なす必要もないほど小さい貴族だからこそ頼ったことを、アルクに内心で分析されている。
- ^ 本作での姿はビッグフットの記事に描かれているものではなく、頭部の左右に節付きの大きな角、口端の上下に1対の牙、偶蹄目状の両足に蹄をそれぞれ持つうえ、両肩や左手首にスパイク状の鎧を装着して人語を話すほか、人間を凍らせて砕ける雪魔法や上空まで跳ね上がれる跳躍力すら持つなど、複数の野獣を組み合わせたキマイラに近い姿に高い知能を併せ持つイメージで描かれている。
- ^ マンドラゴラの粉は後にマハトを回復させる際にも用いられており、アルクは高濃度に溶かした秘薬をラティの唾液ごと飲まされている。
- ^ ウェンヌは対フェンリル戦中にマハトが切れ、それまで大木を震えていたほどの怪力を発揮できなくなっている。
- ^ ただし、男性だけを蝕むことについてはターニャの母も蝕まれていたことがターニャの台詞から示唆されているので、矛盾が生じている。
出典
- ^ a b "終末のハーレム ファンタジア 1". 集英社. 2019年2月17日閲覧。
- ^ a b "終末的後宮奇想曲 (第1集)". 東立出版社. 2019年6月16日閲覧。
- ^ a b "終末的後宮奇想曲#1". 東立出版集團有限公司. 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b "World's End Harem: Fantasia". セブンシーズ・エンターテインメント. 2019年10月13日閲覧。
- ^ a b "Les albums de la série World's end harem Fantasy". デルクール. 2020年9月10日閲覧。
- ^ "次世代ビジュアルアートの旗手コンセプトアーティスト よー清水インタビュー | AKIBA'S GATE". パブリックファンクション. 2018年8月26日閲覧。
- ^ you629の2018年8月20日のツイート、2018年8月26日閲覧。
- ^ "「終末のハーレム」新シリーズがUJで、宵野コタローが描くお風呂ポスターも". コミックナタリー. ナターシャ. 19 May 2018. 2018年5月20日閲覧。
- ^ "[プロローグ]終末のハーレム ファンタジア/公式サイト版 少年ジャンプ+". 集英社. 2020年3月22日閲覧。
- ^ "終末のハーレム ファンタジア ヤンジャン!". 集英社. 2018年5月20日閲覧。
- ^ "[第0話] 終末のハーレム ファンタジア". 集英社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b "「終末のハーレム」がダークファンタジーに、新シリーズ「ファンタジア」がUJで". コミックナタリー. ナターシャ. 19 April 2018. 2018年4月22日閲覧。
- ^ "「満場一致で連載決定」ジャンプ発表会で編集長が新連載や島袋光年の読切紹介". コミックナタリー. ナターシャ. 5 March 2018. 2018年3月11日閲覧。
- ^ harem_official_の2018年11月1日のツイート、2018年11月2日閲覧。
- ^ "World's end harem Fantasy - Edition semi-couleur T01". イズネオ. 2020年2月9日閲覧。
- ^ a b "ウルトラジャンプ編集部共同企画 マンガ原作プロットコンテスト ノベルアップ+". ホビージャパン. 2020年3月29日閲覧。
- ^ a b c d e "『終末のハーレム』ファンタジー版は挑戦「ひとつの漫画の世界観を超える」". ORICON NEWS. オリコン. 2 November 2018. 2018年11月2日閲覧。
- ^ a b "「終末のハーレム」DMMとのタッグでVR化、宵野コタロー「18禁かと思った」". コミックナタリー. ナターシャ. 2 November 2018. 2018年11月2日閲覧。
- ^ "「ジャンプフェスタ2021」レポート! 初のオンライン開催でもやっぱりジャンプはアツかった". マイナビニュース. マイナビ. 23 December 2020. 2020年12月31日閲覧。
- ^ a b “「終末のハーレム ファンタジア」現代の学園舞台にしたスピンオフ4コマがUJで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年5月19日) 2020年5月31日閲覧。
- ^ "少年ジャンプ+ 新連載情報!!". 集英社. 2020年8月2日閲覧。
- ^ "[第1話]終末のハーレム ファンタジア学園 少年ジャンプ+". 集英社. 2020年8月2日閲覧。
- ^ "[第1話] 終末のハーレム ファンタジア学園 となりのヤングジャンプ". 集英社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ "「終末のハーレム ファンタジア」現代の高校を舞台にしたスピンオフ4コマ1巻". コミックナタリー. ナターシャ. 4 January 2021. 2021年1月10日閲覧。
- ^ "終末のハーレム ファンタジア 2". 集英社. 2019年3月4日閲覧。
- ^ "終末のハーレム ファンタジア 3". 集英社. 2019年8月4日閲覧。
- ^ "終末のハーレム ファンタジア 4". 集英社. 2020年1月12日閲覧。
- ^ "終末のハーレム ファンタジア 5". 集英社. 2020年8月4日閲覧。
- ^ "終末のハーレム ファンタジア 6". 集英社. 2021年1月5日閲覧。
- ^ "終末のハーレム ファンタジア学園 1". 集英社. 2021年1月14日閲覧。
外部リンク
- 終末のハーレム - 公式サイト
- 終末のハーレム ファンタジア - ウルトラジャンプ
- 終末のハーレム ファンタジア学園 - ウルトラジャンプ
- 終末のハーレム ファンタジア - 少年ジャンプ+
- 終末のハーレム ファンタジア学園 - 少年ジャンプ+
- 終末のハーレム 公式 (@harem_official_) - X(旧Twitter)