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* [[日本]]では、かつて[[フジテレビジョン|フジテレビ]]「[[オールスター家族対抗歌合戦]]」(バンコク旅行、ヨーロッパ周遊旅行)、「[[オリンピックショウ 地上最大のクイズ]]」の後期版「ジェットショー 地上最大のクイズ」(世界一周旅行)、[[テレビ朝日]]「[[象印スターものまね大合戦]]」(ヨーロッパ周遊旅行)の優勝賞品の海外旅行に協賛していたことでも知られる。
* [[日本]]では、かつて[[フジテレビジョン|フジテレビ]]「[[オールスター家族対抗歌合戦]]」(バンコク旅行、ヨーロッパ周遊旅行)、「[[オリンピックショウ 地上最大のクイズ]]」の後期版「ジェットショー 地上最大のクイズ」(世界一周旅行)、[[テレビ朝日]]「[[象印スターものまね大合戦]]」(ヨーロッパ周遊旅行)の優勝賞品の海外旅行に協賛していたことでも知られる。
* [[フジテレビジョン|フジテレビ]]の世界名作劇場「[[牧場の少女カトリ]]」や「[[トラップ一家物語]]」の製作にも協力していて、ヨーロッパの風景を忠実に再現していた。最後のタイトル·クレジットにも'''「協力・KLMオランダ航空」'''と出ていた。エンディングに5秒間、社名を表示させる事でロケスタッフの往復飛行機代金を負担していた。
* [[フジテレビジョン|フジテレビ]]の世界名作劇場「[[牧場の少女カトリ]]」や「[[トラップ一家物語]]」の製作にも協力していて、ヨーロッパの風景を忠実に再現していた。最後のタイトル·クレジットにも'''「協力・KLMオランダ航空」'''と出ていた。これはエンディングに5秒間、社名を表示させる事でロケスタッフの往復飛行機代金を負担していたものである
* [[松竹]]映画の「[[男はつらいよ]]」シリーズ、「[[男はつらいよ 寅次郎心の旅路]]」にも協賛会社としてクレジットされている。この映画が撮影された時にはまだ日本-[[ウィーン]]の直行便がなく、映画ではKLMオランダ航空による[[アムステルダム]]・[[スキポール国際空港]]乗り継ぎによる[[ウィーン]]への旅程となった。映画の中でも[[スキポール国際空港]]から[[柴又]]の実家へ電話をかけるシーン、KLM機内でのシーン、[[スキポール国際空港]]を離陸するKLM機のシーンが見られる。[[オーストリア航空]]・[[全日本空輸]]・[[アエロフロート]]共同運航による成田-ウィーン便ができたのは映画が公開される1ヶ月前の1989年7月16日のことである。
* [[松竹]]映画の「[[男はつらいよ]]」シリーズ、「[[男はつらいよ 寅次郎心の旅路]]」にも協賛会社としてクレジットされている。この映画が撮影された時にはまだ日本-[[ウィーン]]の直行便がなく、映画ではKLMオランダ航空による[[アムステルダム]]・[[スキポール国際空港]]乗り継ぎによる[[ウィーン]]への旅程となった。映画の中でも[[スキポール国際空港]]から[[柴又]]の実家へ電話をかけるシーン、KLM機内でのシーン、[[スキポール国際空港]]を離陸するKLM機のシーンが見られる。[[オーストリア航空]]・[[全日本空輸]]・[[アエロフロート]]共同運航による成田-ウィーン便ができたのは映画が公開される1ヶ月前の1989年7月16日のことである。
* マイレージサービス Flying Blue が導入される以前は、独自に Flying Dutchman という名称で実施していた。これは[[リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]]の[[オペラ|楽劇]]「[[さまよえるオランダ人]]」の英訳に由来する。
* マイレージサービス Flying Blue が導入される以前は、独自に Flying Dutchman という名称で実施していた。これは[[リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]]の[[オペラ|楽劇]]「[[さまよえるオランダ人]]」の英訳に由来する。

2009年6月17日 (水) 14:31時点における版

KLMオランダ航空
Koninklijke Luchtvaart Maatschappij
IATA
KL
ICAO
KLM
コールサイン
KLM
設立 1919年
ハブ空港 スキポール空港
焦点空港 ロッテルダム空港
マイレージサービス Flying Blue
会員ラウンジ KLM Crown Lounge
航空連合 スカイチーム
親会社 エールフランス‐KLM
保有機材数 107機
就航地 250都市
本拠地 オランダ王国アムステルフェーン
代表者 F. Gagey (CEO)
P. F. Hartman (CFO)
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KLMオランダ航空(ケイエルエムおらんだこうくう、KLM Royal Dutch Airlines、オランダ語ではKoninklijke Luchtvaart Maatschappij)は、オランダにおけるエールフランス‐KLM傘下のl航空運航組織。オランダのいわゆる「フラッグ・キャリア」である。

概要

ファイル:Connie phtav.jpg
1940年代に運航していたロッキード・コンステレーション

1919年10月6日にアルベルト・プレスマンがオランダの援助を得て創設。創設時と同じ名称で現存する、世界で一番古い航空会社の流れをくむ組織で、アムステルダムスキポール国際空港を拠点としヨーロッパの諸都市への航空網を持つ[1]

第二次世界大戦以前は、フォッカーとの連携、DC-2の早期注文など新機材を積極導入した。路線では、植民地であったインドネシアへの長距離線(当時の世界最長路線)、カリブ海にあるオランダ領アンティルを現在も運航するなど、かつては海洋王国として君臨したオランダの植民地への運送手段として拡張を続けたが第二次世界大戦ですべての機材を失う。しかし、アメリカの援助も得て、1951年にはオーストラリアを除くすべての大陸に航空網を展開、12月には日本にも乗り入れる。2004年フランスエールフランス持株会社エールフランス‐KLM)方式で経営統合をする。

現在

経営はエールフランス-KLMで完全統合されているが、国際航空では、国間の航空権益があるため現存させている組織である(エールフランスも同様にエールフランス-KLM傘下の運航会社である)。2005年6月6日より、エールフランスとマイレージプログラムを統合しFlying Blueとして新たに発足した。

エールフランス-KLMとして看板は対等であるが、その組織の大きさなどの違いから旧エールフランス主導による合併であるといえる。オランダ王国を代表をしていた航空会社であるので、今のところ人事面などでJALJASのような事は日本国内においても起こっていないがエールフランス主導である事は事実である。

日本乗り入れ

  • 日本乗り入れ空港
    • 成田国際空港(第1ターミナル·北ウイング)
    • 関西国際空港(チェックインカウンター:北、使用ゲート:南ウイング):2007年10月より

営業事務所はエールフランス-KLMで同一場所、陣容で東京と大阪にあり、日本線には日本人CAが乗務する。

以前は新千歳空港にも同空港唯一のヨーロッパ路線として乗り入れていたが(ただし、名古屋空港発着便の経由地という位置づけ)、同時多発テロ以降乗客が減少、撤退を余儀なくされた。それにともない、札幌駅前にあった営業所も閉鎖した。

KLMアジア航空

KLMアジア名義のボーイング747、機体デザインが各所で異なる(上海浦東国際空港で撮影)

以前、中華人民共和国の圧力により、KLMの名義のままでは中華民国に乗り入れできなかったため、「KLM asia(漢字表記:荷蘭亜州航空公司)」として、尾翼のシンボルマークの王冠を消すなど別会社を装って中華民国線を運航していた。ただし日本航空が、台北線を「日本アジア航空」と別会社にしたのに対し、同航空は別法人ではなく同じ企業の特別塗装機であった。なお、現在では「KLMアジア航空」機は台北線や日本線だけでなく中華人民共和国路線にも運用されている(KLM塗装の機体が中華民国へ行くことは問題だが、KLM asiaの機体が中華人民共和国本土へ就航してもなんら問題はないため)。

保有機材

KLMオランダ航空の機材は以下の航空機で構成される (2024年05月現在):

KLM Boeing 737-400
KLMのMD-11奥にはイラン航空のA300が見える。

KLMでは、エールフランスとの統合を機にエアバス機を初めて導入したり、ボーイング777-300ERを発注するなど最新鋭機への更新を進めている。 最新鋭機への更新に伴って、747-400型機は2013年から順次退役し、売却されることになっている。また、MD-11型機については2014~2015年の間に全機が退役する予定である。

なお、KLMオランダ航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は06で、航空機の形式名は747-206, 747-406, 777-206ER, 737-906 などとなる。

その他

脚注

  1. ^ 二番目に古い航空会社はコロンビアアビアンカ航空-1919年12月設立、三番目に古い航空会社はオーストラリアカンタス航空-1920年設立となっている

関連項目

外部リンク