大海賊 -復讐のカリブ海-
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『大海賊』-復讐のカリブ海-(だいかいぞく ふくしゅうのカリブかい)は宝塚歌劇団のミュージカル作品。形式名は「ミュージカル・ロマン[1][2][3][4]」、2001年は20場[1][2]。
作・演出は中村暁[1][2][3][4]。併演作品は2001年(東京の新人公演は除く)が『ジャズマニア[5][2]』、2015年が『Amour それは…[3]』、2024年が『Heat on Beat!(ヒートオンビート) -Evolution-[4]』。
2001年は紫吹淳と映美くららのトップコンビお披露目公演[6]。
解説
[編集]※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[6]参考。
時は17世紀後半。イギリスの海賊・エドガーによって殺害されたエミリオは、海賊たちの島に流れ着く。彼は復讐のために自分も海賊になることを決意する。時は流れ、エドガーはジャマイカの新総督となり、妹・エレーヌを使って更なる栄達を目指していた。カリブ海を舞台にダイナミックに繰り広げられる、愛と冒険のミュージカル。
公演期間と公演場所
[編集]- (宝塚大劇場未公演)
- 2001年8月18日 - 9月24日(新人公演:9月4日) 東京宝塚劇場(月組公演)[1][5]
- 2001年10月27日 - 11月18日 全国ツアー(月組公演)[2]
- 2015年6月12日 - 7月5日 全国ツアー(星組公演)[3]
- 2024年10月22日 - 11月4日 全国ツアー(宙組公演)[4]
2001年・全国ツアーの公演日程
[編集]- 10月27日(土)・10月28日(日) 市川市文化会館(千葉県)[2]
- 10月31日(水)・11月1日(木) アクトシティ浜松(静岡県)[2]
- 11月3日(土) 宗像ユリックス(福岡県)[2]
- 11月4日(日) 九州厚生年金会館(福岡県)[2]
- 11月6日(火) アルカスSASEBO(長崎県)[2]
- 11月7日(水) 長崎ブリックホール[2]
- 11月9日(金) 大分県立総合文化センター[2]
- 11月10日(土) 延岡総合文化センター(宮崎県)[2]
- 11月11日(日) 宮崎市民文化ホール[2]
- 11月13日(火)・11月14日(水) 鹿児島県文化センター[2]
- 11月16日(金)・11月17日(土) 熊本市民会館[2]
- 11月18日(日) 佐賀市文化会館[2]
2015年・全国ツアーの公演日程
[編集]- 6月12日(金)・6月13日(土)・6月14日(日) 神奈川県民ホール(神奈川県)[3]
- 6月17日(水) ひたちなか市文化会館(茨城県)[3]
- 6月18日(木) いわき芸術文化交流館アリオス(福島県)[3]
- 6月20日(土)・6月21日(日) イズミティ21(宮城県)[3]
- 6月23日(火) 大宮ソニックシティ(埼玉県)[3]
- 6月24日(水) 桐生市市民文化会館(群馬県)[3]
- 6月25日(木) 宇都宮市文化会館(栃木県)[3]
- 6月27日(土) 北九州ソレイユホール(旧・九州厚生年金会館)(福岡県)[3]
- 6月28日(日) 福岡市民会館(福岡県)[3]
- 6月30日(火) ひこね市文化プラザ(滋賀県)[3]
- 7月1日(水) 一宮市民会館(愛知県)[3]
- 7月2日(木) 四日市市文化会館(三重県)[3]
- 7月4日(土)・7月5日(日) 梅田芸術劇場・メインホール(大阪府)[3]
2024年・全国ツアーの公演日程
[編集]- 10月22日(火)・23日(水)・24日(木) 相模女子大学グリーンホール(神奈川県)[7]
- 10月26日(土) ふくやま芸術文化ホールリーデンローズ(広島県)[7]
- 10月27日(日) 広島文化学園HBGホール[7]
- 10月29日(火)・30日(水) 福岡サンパレスホール[7]
- 11月1日(金) 宮崎市民文化ホール[7]
- 11月3日(日)・4日(月) 宝山ホール(鹿児島県)[7]
スタッフ(2001年)
[編集]※氏名の後ろに「東京[1][5]」「全国ツアー[2]」の文字がなければ両公演共通。
- 監修:柴田侑宏
- 作曲・編曲:南安雄/西村耕次/鞍富真一
- 音楽指揮:大谷木靖
- 振付:羽山紀代美/芹まちか/若央りさ
- ファイティング・コーティネーター:渥美博
- 装置:大橋泰弘
- 衣装:任田幾英
- 照明:西川佳孝(東京)、株式会社ハートス(全国ツアー)
- 音響:切江勝
- 小道具:石橋清利
- 効果:扇野信夫
- 演技指導:美吉左久子
- 歌唱指導:岡崎亮子
- 演出助手:小柳奈穂子/鈴木圭
- ファイティング助手:亀山ゆうみ
- 装置補:新宮有紀
- 衣装補:河底美由紀
- 小道具補:谷田祥一
- 舞台進行:濱野文宏(東京)、山崎芳雄(全国ツアー)
- 舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
- 演奏コーディネート:新音楽協会
- 制作:小野真哉
- 特別協賛:株式会社ヴァーナル
- 演出担当(新人公演):小柳奈穂子
主な配役
[編集]※役名の後ろの「()」は2015年のもの。氏名の後ろの「()」は当時の所属組。
2001年 東京 | 2001年 全国ツアー |
2015年 全国ツアー |
2024年 全国ツアー | ||
---|---|---|---|---|---|
本公演 | 新人公演 | ||||
エミリオ(海賊) | 紫吹淳[1] | 大和悠河[5] | 紫吹淳[2] | 北翔海莉[8] | 芹香斗亜[9] |
エレーヌ(エドガーの妹) | 映美くらら[1] | 叶千佳[5] | 映美くらら[2] | 妃海風[8] | 春乃さくら[9] |
エドガー(海賊) | 湖月わたる(専科)[1] | 北翔海莉[5] | 大和悠河[2] | 十輝いりす[8] | 瑠風輝[9] |
キッド(海賊) | 伊織直加(専科)[1] | 遼河はるひ[5] | 霧矢大夢[2] | 礼真琴[8] | 桜木みなと[9] |
ラッカム(海賊) | 立ともみ[1] | 萌希彩人[5] | 立ともみ[2] | 美稀千種[8] | 松風輝[9] |
アン(ラッカムの娘) | 西條三恵[1] | 椎名葵[5] | 花瀬みずか[2] | 音波みのり[8] | 天彩峰里[9] |
ドクター(海賊) | 汐美真帆[10] | 一色瑠加[5] | 麻真もゆ[2] | 天寿光希[8] | 若翔りつ[9] |
聞き耳(海賊) | 霧矢大夢[5] | 紫城るい[5] | 北翔海莉[2] | 壱城あずさ[8] | 真白悠希[9] |
フレデリック(エドガーの部下) | 大空祐飛[5] | 良基天音[5] | 越乃リュウ[2] | 十碧れいや[8] | 泉堂成[9] |
ロックウェル(エドガーの部下) | 大和悠河[5] | 真野すがた[5] | 月船さらら[2] | 麻央侑希[8] | 鷹翔千空[9] |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 90年史 2004, p. 132.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 90年史 2004, p. 137.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 2015年・作品紹介(宝塚・公式ページ) 2015年8月27日閲覧。
- ^ a b c d “2024年・作品紹介(宝塚・公式ページ)”. 宝塚歌劇公式ホームページ. 2024年9月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 90年史 2004, p. 133.
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 183.
- ^ a b c d e f “2024年・公演日程(宝塚・公式ページ)”. 宝塚歌劇公式ホームページ. 2024年9月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 2015年・配役(宝塚・公式ページ) 2015年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “2024年・配役(宝塚・公式ページ)”. 宝塚歌劇公式ホームページ. 2024年9月20日閲覧。
- ^ 90年史 2004, pp. 132–133.
参考文献
[編集]- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。