大久保哲哉

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大久保 哲哉
名前
愛称 ジャンボ
カタカナ オオクボ テツヤ
ラテン文字 OKUBO Tetsuya
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1980-03-09) 1980年3月9日(44歳)
出身地 神奈川県横須賀市
身長 190cm
体重 81kg
選手情報
在籍チーム FIFTY CLUB
ポジション FW
背番号 39
利き足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2003-2004 横浜FC 37 (4)
2005-2006 佐川急便東京SC 55 (35)
2007-2008 柏レイソル 2 (0)
2008 アビスパ福岡 (loan) 41 (14)
2009-2010 アビスパ福岡 84 (25)
2011 モンテディオ山形 20 (4)
2012-2017 横浜FC 172 (42)
2014 栃木SC (loan) 36 (9)
2018 ザスパクサツ群馬 20 (1)
2019- FIFTY CLUB
1. 国内リーグ戦に限る。2019年3月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

大久保 哲哉(おおくぼ てつや、1980年3月9日 - )は、日本のサッカーの指導者。サッカー選手。ポジションはフォワード(FW)

来歴[編集]

小学生より学区のクラブでサッカーを始め、中学・高校・大学と学校の部活一筋でプレー。また、短い期間ながらも、ジャニーズ事務所に在籍していた[1]。大学の時にはジュニアリーグの得点王等も獲得。

2002年に横浜FCの練習生となり、トヨタカップで来日したオリンピアとの練習試合でゴールを決めるなど活躍し、翌年に横浜FCとプロ契約を結ぶ。同クラブには2年在籍し、2005年からJFLの佐川急便東京に移籍すると、その能力が完全開花。2006年にはJFL得点王とベストイレブンを獲得。

この成績が認められ、2007年柏レイソルに移籍しJ1リーグ戦初出場を果たす。

2008年からはアビスパ福岡期限付き移籍し、2009年から完全移籍となったが、2010年戦力外通告を受けた。

2011年モンテディオ山形に完全移籍したが、同年限りで戦力外通告を受けた。

2012年より横浜FCへ完全移籍。8年ぶりの復帰となった。

2014年に1年間栃木SCへ期限付き移籍し[2]、横浜FCに復帰。

2015年シーズン、第17節FC岐阜戦で自身初、そして日本人最年長(35歳3ヶ月、当時)でのハットトリックを達成した[3]。最終的にシーズンリーグ戦全42試合に出場し、チーム最多となる7得点を挙げた[4]

2017年3月25日、第5節の徳島ヴォルティス戦で史上9人目となるJ2通算350試合を達成した[5]。2017年シーズン終了後に横浜FCから契約満了になり退団。 同年12月にはJリーグ合同トライアウトに出場した[6]

2018年、ザスパクサツ群馬へ完全移籍[7]。シーズン終了後、契約満了により退団[8]。同年12月12日、フクダ電子アリーナで行われたJリーグ合同トライアウトに出場した[9]

2019年3月6日、三浦学苑とテクニカルアドバイザーとして契約しサッカー部の育成・指導に携わる。

2019年3月15日、FIFTY CLUBへ加入すると発表された[10]。 2019年シーズン、18試合18得点で神奈川県社会人サッカーリーグ1部得点王。2020年シーズンは8試合9得点で2年連続得点王。2021年シーズンは8得点で得点ランク2位。2022年シーズンも6得点で得点ランク2位と結果を残した。なお、所属している間にチームは3回、関東2部昇格を目指す関東社会人サッカー大会に出場している[11]が、いずれも敗退して昇格は果たせていない。

2019年11月23日、A級ライセンス取得。

2020年より一般財団法人「シティーサポートよこすか」のアドバイザーに就任し、地元の中高生の授業や部活で講義や指導を行う活動を始める。

人物・エピソード[編集]

  • 190cmの長身とそれを生かした大胆なプレースタイル、それと大久保という名字から、周囲からは「ジャンボ」の愛称で親しまれる。
  • スマートフォンを所持しておらず、横浜FCの選手間LINEのグループに1人だけ加入していない[12]

所属クラブ[編集]

ユース経歴
プロ経歴

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2003 横浜FC 20 J2 20 3 - 1 0 21 3
2004 17 1 - 0 0 17 1
2005 佐川東京 28 JFL 23 9 - 3 3 26 12
2006 9 32 26 - - 32 26
2007 19 J1 2 0 0 0 0 0 2 0
2008 福岡 J2 41 14 - 1 0 42 14
2009 48 16 - 1 0 49 16
2010 36 9 - 4 1 40 10
2011 山形 18 J1 20 4 1 0 1 0 22 4
2012 横浜FC 39 J2 42 12 - 2 0 44 12
2013 27 12 - 1 0 28 12
2014 栃木 36 9 - 1 0 37 9
2015 横浜FC 42 7 - 2 0 44 7
2016 39 6 - 3 1 42 7
2017 22 5 - 1 0 23 5
2018 群馬 J3 20 1 - 2 0 22 1
2019 FIFTY 神奈川県1部 18 18 - - 18 18
2020 8 9 - - 8 9
2021 8 - - 8
2022 6 - - 6
2023 - -
通算 日本 J1 22 4 1 0 1 0 24 4
日本 J2 370 94 - 17 2 387 96
日本 J3 20 1 - 3 0 23 1
日本 JFL 55 35 - 3 3 58 38
日本 神奈川県1部 26 28 - - 26 28
総通算 493 161 1 0 24 5 518 166
その他の公式戦
  • 2012年
  • 2019年
    • 第53回関東社会人サッカー大会 1試合0得点
    • 第39回県社会人サッカー選手権 4試合3得点
出場歴

個人タイトル[編集]

得点王

脚注[編集]

  1. ^ 元ジャニーズと知って驚く有名人ランキング”. gooランキング. 2023年4月3日閲覧。
  2. ^ 大久保哲哉選手 期限付き移籍加入のお知らせ”. 栃木SC (2013年1月13日). 2014年1月13日閲覧。
  3. ^ 【横浜C】大久保、初ハット!J2日本人最年長記録 スポーツ報知 2015.6.6
  4. ^ 横浜FC、J2全試合出場&チーム最多得点の35歳FW大久保と契約更新 講談社ゲキサカ 2015.12.31
  5. ^ 2017明治安田生命J2リーグ 第5節 大久保 哲哉 選手(横浜FC)J2通算350試合出場達成”. Jリーグ.jp (2017年3月25日). 2018年9月7日閲覧。
  6. ^ 【一覧リスト】2017「Jリーグトライアウト」に107人参加 FW21人、MF40人、DF34人、GK12人に”. football-zone (2017年). 2022年12月12日閲覧。
  7. ^ 大久保 哲哉選手 横浜FCより完全移籍加入のお知らせ”. ザスパクサツ群馬 (2017年12月25日). 2017年12月25日閲覧。
  8. ^ 契約満了選手のお知らせ”. ザスパクサツ群馬 (2018年12月7日). 2018年12月12日閲覧。
  9. ^ 2018 JPFAトライアウト”. sportsnavi (2018年12月12日). 2022年12月3日閲覧。
  10. ^ 大久保哲哉選手 FIFTY CLUBへ移籍先決定のお知らせ』(プレスリリース)ザスパクサツ群馬、2019年3月15日http://www.thespa.co.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=20190315022019年3月15日閲覧 
  11. ^ “ジャンボ”大久保哲哉、三度目の正直で「関東2部昇格」へ 地域リーグでクラブの歴史つくる”. 日刊スポーツ (2022年12月8日). 2022年12月14日閲覧。
  12. ^ エル・ゴラッソJリーグプレーヤーズガイド2017(スクワッド)、p157

関連項目[編集]

外部リンク[編集]