善通寺市
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ぜんつうじし 善通寺市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 四国地方 | ||||
都道府県 | 香川県 | ||||
市町村コード | 37204-8 | ||||
法人番号 | 8000020372048 | ||||
面積 |
39.93km2 | ||||
総人口 |
30,027人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 752人/km2 | ||||
隣接自治体 | 丸亀市、三豊市、仲多度郡 琴平町、多度津町、まんのう町 | ||||
市の木 | クスノキ | ||||
市の花 | キク | ||||
善通寺市役所 | |||||
市長 | 辻村修 | ||||
所在地 |
〒765-8503 香川県善通寺市文京町二丁目1番1号 北緯34度13分43秒 東経133度47分14秒 / 北緯34.2285度 東経133.78711度座標: 北緯34度13分43秒 東経133度47分14秒 / 北緯34.2285度 東経133.78711度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
善通寺市(ぜんつうじし)は、香川県の中讃にある市。香川県の市の中では唯一海に面していない市である。
概要
[編集]空海が父・佐伯善通を供養するために創建した善通寺の門前町である[2]。四国八十八箇所の霊場が多く点在し、松山市の8霊場、今治市や西条市の6霊場に次ぐ5霊場を持つ。
1896年(明治28年)には大日本帝国陸軍の第11師団が置かれ、四国最大の基地を持つ軍都でもあった[2]。跡地の一部に陸上自衛隊の旅団司令部や駐屯地が配置されている[2]。太平洋戦争後には基地の跡地の一部に国立施設が立地したほか、善通寺市役所や四国学院大学が立地するなど、公共性の高い施設の用地に転用された[2]。
地理
[編集]- 山(善通寺五岳):火上山409m、中山439m、我拝師山489m、筆ノ山296m、香色山157m
- 山:大麻山616m、天霧山382m、如意山158m、鶴ケ峰130m、磨臼山119m
- 河川:金倉川、弘田川
- 湖沼池:買田池、吉原大池、大池
人口
[編集]善通寺市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 善通寺市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 善通寺市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
善通寺市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
歴史
[編集]- 古くは仲村と呼ばれていた。
- 空海が建立した寺の名(善通寺)からその寺が建つ地も善通寺と呼ばれるようになった。空海はもともとこの地の出身であり、善通というのは彼の父親の法名である。
- 市内には戦国時代、西讃地域を支配していた香川氏の居城天霧城がある。ただし居館は多度津町にあった。
- 善通寺市の大部分は旧丸亀藩領である。ただし金蔵寺、原田、木徳、与北は旧高松藩領、碑殿は旧多度津藩領。また善通寺社領も存在した
- 明治時代、陸軍の駐屯地が置かれた。
沿革
[編集]- 1954年(昭和29年)3月31日 - 仲多度郡善通寺町、与北村、吉原村、筆岡村、竜川村が合併し、善通寺市が誕生。
- 1954年(昭和29年)10月4日 - 市章を制定する。[3]
- 1955年(昭和30年)3月10日 - 竜川地区の原田町三分一、原田町下所及び金蔵寺町の一部が丸亀市へ編入され、善通寺市から離脱。
- 1958年(昭和33年)3月31日 - 仲多度郡象郷村大字下櫛梨の一部を編入。(櫛梨町)
- 1963年(昭和38年) - 市の花、市の木を制定。
- 2002年(平成14年) - 「善通寺地区まちづくり総合支援事業」で、平成14年度手づくり郷土賞(地域整備部門)受賞。
行政
[編集]歴代市長
[編集]- 初代 三好泰三(任期:1954年6月15日 - 1962年5月9日、計2期8年就任)
- 2代 森村龍彦(任期:1962年5月10日 - 1966年5月9日、計1期4年就任)
- 3代 平尾勘市(任期:1966年5月10日 - 1990年5月9日、計6期24年就任)
- 4代 真鍋勝(任期:1990年5月10日 - 1994年5月9日、計1期4年就任)
- 5代 宮下裕(任期:1994年5月10日 - 2010年5月9日、計4期16年就任)
- 6代 平岡政典(任期:2010年5月10日 - 2022年5月9日、計3期12年就任、元善通寺市副市長)
- 7代 辻村修(任期:2022年5月10日 - 現職)[4]
善通寺市議会
[編集]- 市会議員
- 定数 16人
衆議院
[編集]- 任期 : 2021年(令和3年)10月31日 - 2025年(令和7年)10月30日(「第49回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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香川県第3区(善通寺市、丸亀市(旧丸亀市域)、三豊市、観音寺市、仲多度郡) | 大野敬太郎 | 自由民主党 | 4 | 選挙区 |
姉妹都市・提携都市
[編集]- 日本国内
- 日本国外
地域
[編集]善通寺地区
[編集]- 善通寺村と呼ばれていた地域。古くは多度郡仲村郷に属していた。
- 善通寺町(ぜんつうじちょう)
- 旧名は多度郡仲村郷善通寺村。西部小学校、75番札所総本山善通寺がある。
- 北は中村と弘田、南は大麻と三豊市の下麻、西は三豊市の下高瀬、東は生野と上吉田に接している。
- 文京町(ぶんきょうちょう)
- 南町(みなみまち)
- 仙遊町(せんゆうちょう)
麻野・櫛梨(南部)地区
[編集]- 生野町、生野本町、大麻町は麻野村と呼ばれていた地域。古くは多度郡生野郷に属していた。
- 櫛梨町は善通寺市に編入される前は、仲多度郡象郷村の一部であった。
- 生野町(いかのちょう)
- 旧名は多度郡生野郷生野村。南部小学校がある。
- 生野本町(いかのほんまち)
- 大麻町(おおさちょう)
- 大麻神社がある。旧名は多度郡生野郷大麻村。
- 北は生野と善通寺町、南は琴平町、西は大麻山を挟んで三豊市の下麻、東は金倉川を挟んで琴平町の苗田と上櫛梨等に接している。
- 櫛梨町(くしなしちょう)
- 旧名、那珂郡櫛無郷下櫛無村。金倉川が流れている。
吉田地区
[編集]- 吉田村と呼ばれていた地域。上吉田、下吉田及び稲木町は、古くは多度郡良田郷に属していた村々である。
- 西讃府志によると、良田郷の語源は文字通り、この地域に良田が数多くあったことに由来するとのことである。
- 上吉田町(かみよしだちょう)
- 旧名、多度郡良田郷上吉田村。
- 下吉田町(しもよしだちょう)
- 旧名、多度郡良田郷下吉田村。吉田八幡神社がある。永井を含め、町内各地に出水が複数ある。
- 稲木町(いなぎちょう)
- 旧名、多度郡良田郷稲木村。東部小学校、JR金蔵寺駅がある。線路を挟んで東側のホームは金蔵寺町である。
- なお、金蔵寺駅の踏切は、金蔵寺国道踏切という名称であるが、
- これは、かつては踏切を東西に通る道が、国道11号線であったことに由来する。
与北地区
[編集]- 善通寺市となる前は、仲多度郡与北村と呼ばれていた地域である。
- 与北町(よぎたちょう)
- 旧名、那珂郡喜徳郷与北村。金倉川が流れている。与北小学校がある。
- 北は金蔵寺と木徳等、南は櫛梨とまんのう町の公文等、西は上吉田、東は丸亀市の垂水等に接している。
- 町の東端には旧金比羅街道(丸亀街道)が通っており、与北の茶堂等の史跡が残っている。
竜川地区
[編集]- 善通寺市となる前は、仲多度郡竜川村と呼ばれていた地域である。
- 旧竜川村は一度は全て善通寺市となったが、原田町、金蔵寺町の一部は、後に丸亀市へ編入されている。
- 高松自動車道善通寺インターチェンジは当地にある。また国道11号、319号、県道18号善通寺・府中線、及び県道25号善通寺・多度津線も通っており、交通の要衝となっている。
- 金蔵寺町(こんぞうじちょう)
- 旧名、那珂郡金倉郷金蔵寺村。善通寺IC、76番札所金倉寺がある。
- 町の東端を金倉川が流れている。
- 原田町(はらだちょう)
- 旧名、那珂郡喜徳郷原田村。竜川小学校がある。町の西端を金倉川が流れている。
- 国道319号バイパス周辺には、郊外型の商業施設等が店を並べている。
- 善通寺IC南側(龍川橋西交差点周辺)には、原田町の飛び地がある。
- 木徳町(きとくちょう)
- 旧名、那珂郡喜徳郷木徳村。北と西は原田、西と南は与北、東は丸亀市の三条に接している。
- 喜徳郷は原田、木徳、三條、與北の四村から成っていた。
筆岡地区
[編集]- 善通寺市となる前は、仲多度郡筆岡村と呼ばれていた地域である。
- 中村町(なかむらちょう)
- 旧名、多度郡仲村郷中村。筆岡小学校がある。仲村城跡等の史跡が存在している。
- 北は多度津町の葛原(かすわら)と三井(みい)、南は善通寺、東は上吉田と下吉田、西は弘田に接している。
- 弘田町(ひろたちょう)
- 旧名、多度郡弘田郷弘田村。74番札所甲山寺がある。弘田川が流れている。
- 北は多度津町の三井(みい)と山階(やましな)、南は善通寺、東は中村、西は吉原に接している。
吉原地区
[編集]- 古くは当地周辺は吉原郷と呼ばれており、善通寺市となる前は、仲多度郡吉原村と呼ばれていた地域である。
- 吉原町(よしわらちょう)
- 旧名、多度郡吉原郷吉原村。吉原小学校、72番札所曼荼羅寺、73番札所出釈迦寺がある。
- 西讃府志によると吉原の語源は、かつては当地周辺は海浜の村で、
- 植物の葦(ヨシ)が大量に茂っていたことに由来するとのことである。
- 故に、もともとの読み方は「よしはら」なのであろう。
- 碑殿町(ひどのちょう)
- 旧名、多度郡吉原郷碑殿村。西碑殿、東碑殿の二地域から成る。
- なお西碑殿、東碑殿は天霧山を隔てて飛び地となっており、町域は繋がっていない。
施設
[編集]国の施設
[編集]- 裁判所 - 善通寺簡易裁判所
- 警察庁 - 中国四国管区警察学校善通寺庁舎
- 法務省 - 四国少年院
- 法務省 - 善通寺区検察庁
- 厚生労働省 - 日本年金機構善通寺年金事務所
- 国土交通省- 四国地方整備局香川河川国道事務所善通寺国道維持出張所
- 防衛省 - 陸上自衛隊善通寺駐屯地
- 防衛省 - 陸上自衛隊中部方面隊第14旅団司令部(善通寺駐屯地内)
- 防衛省 - 自衛隊香川地方協力本部善通寺地域事務所
国立研究開発法人
[編集]- 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)管理本部(西日本管理部善通寺事業場)[5]
- 農研機構西日本農業研究センター四国研究拠点
医療機関
[編集]教育
[編集]大学・短期大学
[編集]高等学校
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]- 善通寺市立中央小学校
- 善通寺市立東部小学校
- 善通寺市立西部小学校
- 善通寺市立南部小学校
- 善通寺市立竜川小学校
- 善通寺市立与北小学校
- 善通寺市立筆岡小学校
- 善通寺市立吉原小学校
幼稚園
[編集]※ 市立が8、私立が1。
その他の学校
[編集]また、生野町には、善通寺市の他に多度津町・琴平町の学校給食を製造する「善通寺市・琴平町・多度津町学校給食センター」が運営されている。
交通
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]- 琴参バス(丸亀駅-善通寺赤門-琴平駅)
- 善通寺市民バス「空海号」※ 2024年3月31日をもって廃止され、乗合サービス「チョイソコぜんつうじ」へ移行[6]
- 三豊市コミュニティバス
道路
[編集]高速道路
[編集]- E11高松自動車道
- (3) 善通寺IC
一般国道
[編集]県道
[編集]船舶
[編集]- 海上に面しておらず、船舶交通は市内にはない。
市外局番
[編集]全域が0877(丸亀MA)。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]- 旧善通寺偕行社 - 国の重要文化財。2001年(平成13年)6月指定。
- 善通寺市立郷土館
- 善通寺市立美術館
- 有岡古墳群
- 灸まん美術館
- 善通寺駐屯地資料館 乃木館 - 乃木希典(第11師団の初代師団長)の資料館。
- 天霧城跡(中世の香川氏居城)国の史跡。
- 香川縣護國神社(讃岐宮)
- 仲村城跡(景政神社)
- 木熊野神社
四国八十八箇所霊場
[編集]著名な出身者
[編集]政治
[編集]経済
[編集]学術
[編集]文化・芸能
[編集]スポーツ
[編集]- 上田誠仁(山梨学院大学陸上競技部監督)
- 筒井修(元プロ野球審判員/野球殿堂入り)
- 朝風新一郎(元大相撲力士)
- 希善龍貴司(元大相撲力士)
- 山下和樹(バスケットボール選手)
- 中山樹(バスケットボール選手)
- 木村吉光(プロボクサー)
歴史上の人物
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 市名の頭文字「ゼ」をデザインしたもの。善通寺の市章、善通寺市報(昭和29年9月17日) - 善通寺市
出典
[編集]外部リンク
[編集]- 善通寺市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ
- 公式ウェブサイト