中央大学附属横浜中学校・高等学校

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中央大学附属横浜中学校・高等学校
地図北緯35度33分5.9秒 東経139度35分6秒 / 北緯35.551639度 東経139.58500度 / 35.551639; 139.58500座標: 北緯35度33分5.9秒 東経139度35分6秒 / 北緯35.551639度 東経139.58500度 / 35.551639; 139.58500
過去の名称 横浜女子商業補習学校
横浜女子商業学校
横浜女子商業学園高等学校・中学校
横浜山手女子中学校・高等学校
中央大学横浜山手中学校・高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人中央大学
理念 実地応用の素を養う
校訓 自立実践、謝恩礼節
設立年月日 1908年
創立記念日 5月14日
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(高校からの外部生は高校2年生から内部生と混合)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード C114310000322 ウィキデータを編集(中学校)
D114310000375 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 14505A
所在地 231-8650
神奈川県横浜市都筑区牛久保東1丁目14番1号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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中央大学附属横浜中学校・高等学校(ちゅうおうだいがくふぞくよこはまちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称 Chuo University Yokohama Junior & Senior High School)は、神奈川県横浜市都筑区牛久保東に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校高等学校。略称は、「中大横浜」並びに「中横」。

概要[編集]

神奈川県横浜市に所在する中高一貫校。 2010年4月以前の学校名は横浜山手女子中学校・高等学校(よこはまやまてじょしちゅうがっこう・こうとうがっこう)であり[1]2013年4月1日以前の学校名は中央大学横浜山手中学校・高等学校(ちゅうおうだいがくよこはまやまてちゅうがっこう・こうとうがっこう)であった。

沿革[編集]

  • 1908年 - 母体の横浜女子商業補習学校設立、日本最初の女子の夜学校
  • 1925年 - 前身の横浜女子商業学校を設立
  • 1948年 - 学制改革により、横浜女子商業学園高等学校・中学校と改称
  • 1991年 - 普通科設置
  • 1994年 - 横浜山手女子高等学校・中学校に改称
  • 2009年 - 設置者の学校法人横浜山手女子学園が学校法人中央大学との合併協定書に調印
  • 2010年 - 中央大学の系属校化、中央大学横浜山手中学校・高等学校に改称[1](「学校法人 中央大学系属 学校法人 横浜山手女子学園」となる。)
  • 2010年10月1日 - 学校法人中央大学と学校法人横浜山手女子学園の合併[2]、中央大学の直系附属校化
  • 2012年 - 中学校が男女共学化
  • 2013年 - 中央大学附属横浜中学校・高等学校に再度校名変更、横浜市都筑区に移転
  • 2014年 - 高等学校が男女共学化
  • 2016年 - 完全共学化

略史[編集]

附属学校開設に至るまで[編集]

2008年2月18日に中央大学附属学校化を目指して取り組むための協議会が発足[3]2009年3月9日に合併協定書に調印した。この合併協定に基づき2010年4月1日より学校法人横浜山手女子学園は学校法人中央大学の系属法人となるとともに、横浜山手女子中高も学校法人中央大学の系属校となって学校名を「中央大学横浜山手中学校・高等学校」に変更した[1]

この合併協定に基づき2009年4月に中央大学理工学部長の田口東が学校法人横浜山手学園理事長に、中央大学企画本部部長の横田利久が副理事長に、他3名が理事に就任した(理事8名のうち5名が中央大学よりの出向者となった)。また2009年9月には中央大学高等学校前校長の田中好一が横浜山手学園女子中学校・高等学校校長に就任し、2019年現在、中央大学商学部教授である袴田兆彦が就任している。

両法人の合併と中央大学横浜山手中高の完全附属校化は、2010年2月6日に理事会・評議員会で承認され、合併契約書に調印した。この合併契約に基いて文部科学省学校法人合併の申請を行い、2010年6月30日に認可され、2010年7月5日に公告した。この合併により2010年10月1日に学校法人横浜山手女子学園は消滅し、設置者は学校法人中央大学となった[2]

男女共同参画が推進される中で、男女が共に築く社会の在り方を学校において学ぶことは有意義で、合併を期に男女共学校への再編が計画され決定された。中学校は2012年度新入生から共学化され、高等学校は2014年度新入生から共学化された。2013年4月1日に、手狭であった旧中央大学横浜山手中学校・高等学校の校舎(横浜市中区山手町27)から現在の校舎(同市都筑区牛久保東)に移転した。そして、「中央大学横浜山手中学校・高等学校」から「中央大学附属横浜中学校・高等学校」に校名を変更した。

施設[編集]

牛久保校地[4][編集]

教室
普段の授業等が行われている
体育館
体育の授業や学校行事が行われる。ロールバックチェアや冷暖房を完備している。
武道場
冷暖房やロールバックチェア、大画面プロジェクターも設置されている。主に部活動や体育の授業、学校行事などで利用されている。
図書室
数多くの蔵書や自主学習ができるスペースを設けている。
グラウンド
人工芝で、コンディションに優れている。
ラーニングストリート
ガラス張りの職員室前のラーニングストリートでは、 生徒同士の語らいや、先生を囲んで質問をする生徒の姿が見られる。
ランチルーム
中大生協横浜食堂で昼食を取ることができる。
総合学習コーナー
1階にいくつか配置されていて、自由に利用できる。
中庭
吹き抜けとなっていて、教室から望むことができる。
トレーニングルーム
最新のトレーニング設備・機器を備えていて、主に運動部が利用する。
売店
学習や学園生活に必要なものが一式揃っていて、オリジナル商品もある。市場価格よりも安く買えることが多い。
茶道室
和室となっていて、主に茶道部が利用している。
その他
音楽室、美術室、理科室、技工室、テニスコートなどの施設があり、いずれも授業や部活動に利用されている。

大棚校地[編集]

牛久保校地よりやや離れた場所に所在するグラウンドである。サッカー部や野球部の練習場となっている[4]

委員会・部活動[5][編集]

学校生活[編集]

高等学校から入学した外部生は、高校2年生から中学校からの内部生と混合となる。また、高校3年生では私立文系クラス、国立文系クラス、私立理系クラス、国立理系クラス(いずれも内部生と外部生は混合)に分けられる。学校における第一の目標は「中央大学の基幹学生の養成」である。

校歌・愛唱歌[編集]

校歌は、中学校・高等学校ともに「中央大学校歌」である。かつての旧校歌は「愛唱歌」となった[6][7]

  • 愛唱歌(旧校歌) 作詞 唯野真琴 作曲 信時潔

その他[編集]

  • 2つの法人が合併されるにあたり、校歌,校章,法人を既存のものから変更することになった。
    • 校章は、2010年度からの中大の系属化にあたり、女子美術大学に依頼して製作され、2010年4月1日に利用を開始した。
    • 制服は法人の合併が行われた次の年である2011年の入学生より変更された[8]
  • 中央大学附属横浜山手中学校・高等学校の跡地には、初期の学園の創立者を讃える石碑が設置されている[9]
  • 2012年の入学試験に当たり、裏口入学が発覚。知人の孫を不正に合格させていたとして、久野修慈理事長らが報酬自主返納の処分を受けた[10]

交通[編集]

著名な卒業生[編集]

関連項目[編集]

脚注及び参照[編集]

  1. ^ a b c 合併・校名変更について(最終閲覧日:令和元年7月25日)
  2. ^ a b 学校法人中央大学と法人合併しました|中央大学附属横浜中学校・高等学校
  3. ^ 「中央大、横浜山手女子学園を付属化/10年4月から」(カナロコ)(リンク切れ)但し、当時の記事が引用されたサイトが存在する。(最終閲覧日:令和元年7月26日)
  4. ^ a b 施設紹介|中央大学附属横浜中学校・高等学校(令和元年8月8日閲覧)
  5. ^ 生徒会・部活動・委員会・紅央祭 | 中央大学附属横浜中学校・高等学校”. www.yokohama-js.chuo-u.ac.jp. 2023年11月26日閲覧。
  6. ^ 顕彰碑が建立されました|中央大学附属横浜中学校・高等学校(最終閲覧日:令和元年7月26日)より。「我が前母校の愛唱歌にもあります『横浜のほまれかざして・・』と」と言う一文から、旧校歌が愛唱歌として定められていることが分かる。
  7. ^ 我校では「水曜朝礼」を行っています。 | 中央大学附属横浜中学校・高等学校”. www.yokohama-js.chuo-u.ac.jp. 2023年11月26日閲覧。
  8. ^ 尚、共学化はその翌年に行われた。
  9. ^ 女子教育の祖 称える記念碑|タウンニュース中区・西区版 2019年3月14日号(最終閲覧日:令和元年7月26日)
  10. ^ 横浜の中大付属中で不正入学合格取り消し(日本経済新聞)

外部リンク[編集]