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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平仮名
文字
字源 の小書き
JIS X 0213 1-4-78
Unicode U+308E
片仮名
文字
字源 ワの小書き
JIS X 0213 1-5-78
Unicode U+30EE
言語
言語 ja
ローマ字
JIS X 4063 xwa
発音
種別

は、日本語仮名のひとつである。前の音と組み合わせ1モーラを形成する場合と、単独で1モーラを形成する場合がある。小書きにした文字である。

日本語における発音

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」、「」に後続して、合拗音を構成する。このとき、一般に「わ」は「ゎ」のように小さく書く。現代標準語の音韻はそれぞれ「」、「が」と変わらず (/ka//ɡa/)、現代仮名遣いでは「か」、「が」と書かれる。なお、/kwa//ɡwa/の音を書き表したいときには「クァ」、「グァ」と書くことがある。現在でも、シークヮーサー、サングヮチャー[1]は一般にこの文字を使用する。また、ドイツの古楽集団である、ムジカ・アンティクヮ・ケルン(ラテン語: Musica Antiqua Köln, ただしケルンの表記はドイツ語による)はしばしばこの文字を含んだ形で表記される。

  • 具体例
    • かじ:火事 → くゎじ 家事 → かじ
    • かんとう:関東 → くゎんとう 竿灯 → かんとう
    • かいが:絵画 → かいぐゎ 
    • けんか:喧嘩 → けんくゎ
    • がいこく:外国 → ぐゎいこく
  • 現代標準語では同一表記だが、昔の使い分け例
    • カとクヮ
      • カ【下/加/伽/架/嘉/可/何//河/苛/荷/歌/仮・假/暇/瑕/霞/価・價/佳/夏/家/嫁/稼/箇】
      • クヮ【化/花/訛/貨/靴/火/科/瓜/果/菓/課/顆/華/譁/嘩/渦/過/禍/寡】
    • ガとグヮ
      • ガ【牙/芽/雅/我/俄/峨/蛾/餓/賀/駕】
      • グヮ【瓦/臥/画・畫】
    • ガイとグヮイ
      • ガイ【亥/劾/咳/孩/該/骸/害/崖/涯/凱/街/慨/概/碍・礙/蓋】
      • グヮイ【外】
    • カクとクヮク
      • カク【各/客/挌(例:挌闘)/格/閣/角/脚/革/核/殻・殼/覚・覺/攪/較/隔/嚇/確/鶴】
      • クヮク【拡・擴/郭/廓/画・畫/劃/獲/穫】
    • カツとクヮツとグヮツ
      • カツ【喝/渇/褐/割/葛/轄】
      • クヮツ【刮/括/活/闊/滑】
      • グヮツ【月】
    • カンとクヮン
      • カン【干/刊/奸/汗/旱/肝/悍/幹/甘/柑/箝/甲/侃/函/姦/看/陥・陷/乾/勘/堪/寒/喊/感/憾/敢/瞰/間/簡/癇/閑/漢/監/檻/艦/鑑/翰(例:書翰)/諫/艱(例:艱難辛苦)/韓/菅】
      • クヮン【缶・罐/完/冠/浣/官/棺/管/館/巻・卷/患/貫/慣/喚/換/款/勧・勸/歓・歡/観・觀/灌/寛/関・關/緩/還/環】
    • ガンとグヮン
      • ガン【含/岸/岩/巌・巖/眼/雁/贋/顔】
      • グヮン【丸/元/玩/頑/願】[2]

俗用

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いわゆるギャル文字の一種として、助詞「は」の代わりに"ゎ"を用いる場合がある(こんにちは→ こんにちゎ)[3]

脚注

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関連項目

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