2019-20 V.LEAGUE

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2019-20 V.LEAGUE
リーグV.LEAGUE
スポーツバレーボール
TV中継DAZN
DIVISION1 (V1)
リーグ優勝男子:ジェイテクトSTINGS
女子:JTマーヴェラス
準優勝男子:パナソニック・パンサーズ
女子:岡山シーガルズ
シーズンMVP男子:西田有志(ジェイテクト)
女子:アンドレア・ドルーズ(JT)
得点王男子:西田有志(ジェイテクト)
女子:ネリマン・オズソイトヨタ車体
DIVISION2 (V2)
リーグ優勝男子:富士通カワサキレッドスピリッツ
女子:群馬銀行グリーンウイングス
準優勝男子:ヴォレアス北海道
女子:GSS東京サンビームズ
シーズンMVP男子:柳田百織(富士通)
女子:吉岡みなみ(群馬銀行)
得点王男子:小林空きんでん
女子:吉里遥(GSS東京)
DIVISION3 (V3)
リーグ優勝男子:奈良ドリーマーズ
準優勝男子:近畿クラブスフィーダ
シーズンMVP男子:有津翔太(奈良)
得点王男子:片野坂拓人(奈良)
V.LEAGUEシーズン

2019-20 V.LEAGUEは2019年10月12日から2020年3月8日にかけて開催される、2回目のV.LEAGUEである。

概要[編集]

V.LEAGUEとして2シーズン目となる。大会の公式表記は、前年の「V.LEAGUE DIVISION◯ 2018-19」の形から「2019-20 V.LEAGUE DIVISION◯」(年度が先)に変更された。

前年同様、男子3ディビジョン・女子2ディビジョンで実施されるが、当年度は DIVISION1(V1、V1リーグ)が男子10チーム・女子12チーム、 DIVISION2(V2、V2リーグ)が男子12チーム・女子8チーム、 DIVISION3(V3、V3リーグ)が男子のみ4チームでそれぞれ行われる。V・チャレンジマッチ(入替戦)については、ライセンス保持のレベルによる。なお、当シーズンよりV1女子は、プレミアカンファレンスとスターカンファレンスに分けることになった。

レギュレーションでは、各ディビジョンのレギュラーステージにおける順位決定方法が「ポイント→勝率→セット率→得点率」での比較であったもの[1]が、「勝利数→ポイント→勝率→セット率→得点率」に変更され[2]、順位決定方法が「勝利数優先」となった。また、チャレンジシステム(VTR判定のシステム)はこれまで通りV1男子、V1女子のみ導入されるが、独自のものを採用してきたチャレンジシステムにおいて、新たに「ホークアイ」を採用することとなった[3]。判定対象は、従来の (1)ボールのイン・アウト(2)ブロックタッチ(3)アンテナに関する判定(4)サーバーのラインフォルト、の4つに加え、(5)タッチネットが追加されている。

できごと[編集]

DIVISION1 (V1)[編集]

2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 最終順位
順位 チーム 備考
優勝 ジェイテクトSTINGS V・ファイナルステージの結果により決定
準優勝 パナソニックパンサーズ
3 サントリーサンバーズ
4 JTサンダーズ広島
5 堺ブレイザーズ
6 東レアローズ
7 ウルフドッグス名古屋
8 FC東京
9 大分三好ヴァイセアドラー 下記参照
10 VC長野トライデンツ V・チャレンジマッチ出場
  • V2上位2チームのうち1チームしかS1ライセンスを保有してないため9位の大分三好が自動残留。
2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 最終順位
順位 チーム 備考
優勝 JTマーヴェラス セミファイナル進出
準優勝 岡山シーガルズ
3 埼玉上尾メディックス
4 デンソーエアリービーズ
5 トヨタ車体クインシーズ
6 東レアローズ
7 久光製薬スプリングス
8 NECレッドロケッツ
9 日立リヴァーレ
10 KUROBEアクアフェアリーズ
11 PFUブルーキャッツ 下記参照
12 ヴィクトリーナ姫路 V・チャレンジマッチ出場
  • V2準優勝チームがS1ライセンスを保有してないため11位のPFUが自動残留。

DIVISION2 (V2)[編集]

V2男子[編集]

レギュラーラウンド
V・チャレンジマッチ出場
試合 Pts セット 得点
順位 チーム セット率 得点 失点 得点率
1 富士通カワサキレッドスピリッツ 19 1 57 57 12 4.750 1707 1364 1.251
2 ヴォレアス北海道 19 1 55 58 12 4.833 1688 1430 1.180
3 埼玉アザレア 13 8 38 48 33 1.455 1835 1778 1.032
4 トヨタ自動車サンホークス 12 6 38 41 22 1.864 1495 1396 1.071
5 大同特殊鋼レッドスター 12 8 35 43 36 1.194 1819 1708 1.065
6 ヴィアティン三重 12 8 31 42 38 1.105 1800 1799 1.001
7 つくばユナイテッドSun GAIA 10 11 34 40 36 1.111 1686 1631 1.034
8 警視庁フォートファイターズ 10 11 31 40 42 0.952 1843 1790 1.030
9 きんでんトリニティーブリッツ 6 14 19 32 50 0.640 1763 1865 0.945
10 東京ヴェルディ 3 17 9 20 56 0.357 1580 1803 0.876
11 兵庫デルフィーノ 2 17 7 13 54 0.241 1262 1632 0.773
12 長野GaRons 2 18 6 15 58 0.259 1474 1756 0.839

出典:[1]

V2女子[編集]

レギュラーラウンド
V・チャレンジマッチ出場
試合 Pts セット 得点
順位 チーム セット率 得点 失点 得点率
1 群馬銀行グリーンウイングス 18 3 54 59 21 2.810 1904 1589 1.198
2 GSS東京サンビームズ 12 9 37 49 39 1.256 1927 1913 1.007
3 JAぎふリオレーナ 11 10 33 44 41 1.073 1910 1884 1.014
4 ルートインホテルズブリリアントアリーズ 11 10 31 43 44 0.977 1938 1924 1.007
5 プレステージ・インターナショナルアランマーレ 11 10 30 42 42 1.000 1879 1864 1.008
6 大野石油広島オイラーズ 8 13 24 37 48 0.771 1853 1938 0.956
7 柏エンゼルクロス 8 13 24 35 49 0.714 1820 1939 0.939
8 ブレス浜松 5 16 19 27 52 0.519 1651 1831 0.902

出典:[2]

DIVISION3 (V3)[編集]

V3男子[編集]

レギュラーラウンド
試合 Pts セット 得点
順位 チーム セット率 得点 失点 得点率
1 奈良ドリーマーズ 12 3 31 39 24 1.625 1463 1337 1.094
2 近畿クラブスフィーダ 10 5 29 33 23 1.435 1306 1265 1.032
3 サフィルヴァ北海道 7 8 24 31 27 1.148 1292 1296 0.997
4 トヨタモビリティ東京スパークル 1 14 6 15 44 0.341 1205 1368 0.881

出典:[3]

V・チャレンジマッチ[編集]

方式[編集]

V1・V2入替戦[編集]

男女とも、V1の下から2位とV2・2位、V1最下位とV2・1位がそれぞれ2戦方式で戦う[17][18]

男子、女子それぞれにおいて、V2上位2チームがS1ライセンスを保有してない場合は入替戦を実施しない。上位2チームのうち1チームのみがS1ライセンス保持の場合、開催について別途定める。男子はS1ライセンスを保持するチームがヴォレアス北海道の1チームのみなので、ヴォレアス北海道がV2上位2チームに入った場合のみ、開催について別途定める。

勝利数の多いチームが次シーズンのV1リーグ出場となる。1勝1敗の場合は以下の優先順位で次シーズンのV1リーグ出場チームを決める。

  1. ポイントの高いチーム[注釈 1]
  2. セット率の高いチーム
  3. 得点率の高いチーム
  4. V1所属チーム

付与ポイントは以下の通り。

条件 付与ポイント
セットカウント「3-0」あるいは「3-1」で勝利 3点
セットカウント「3-2」で勝利 2点
セットカウント「2-3」で敗戦 1点
セットカウント「1-3」あるいは「0-3」で敗戦 0点

V2・V3入替戦[編集]

V2V3間の入替戦は行わない。ただし、V3所属チームは、S2ライセンスを取得すれば、Vリーグ機構理事会の承認を得ることでV2に昇格できる。

V1・V2入替戦男子[編集]

S1ライセンスを保有しているチームがV2上位2チームのうち1チームのみとなったため、V1・9位の大分三好ヴァイセアドラーは自動残留となり、組み合わせは、V1・10位とV2・1-2位のみとなった[19]

2020年3月9日、新型コロナウイルス感染症拡大を鑑み、チャレンジマッチ(V1男子・V2男子入替戦)開催を中止とし、入替を行わないと発表された[15]。これにより、V1・10位のVC長野トライデンツのV1残留と、V2・2位のヴォレアス北海道のV2残留が決定した。

V1・V2入替戦女子[編集]

S1ライセンスを保有してないチームがV2・2位となったため、V1・11位のPFUブルーキャッツは自動残留となり、組み合わせは、V1・12位とV2・1位のみとなった[19]サーラグリーンアリーナで開催された。

2020-21 V1リーグ出場
試合 Pts セット 得点
順位 チーム セット率 得点 失点 得点率
1 ヴィクトリーナ姫路 2 0 6 6 0 MAX 156 119 1.311
2 群馬銀行グリーンウイングス 0 2 0 0 6 0.000 119 156 0.763
日程 開始 結果 1set 2set 3set 4set 5set 総得点 R
2月22日 14:00 ヴィクトリーナ姫路 3–0 群馬銀行グリーンウイングス 25–17 25–16 25–19     75–52 A B
2月23日 14:00 ヴィクトリーナ姫路 3–0 群馬銀行グリーンウイングス 31–29 25–18 25–20     81–67 A B
  • 姫路の2勝により、姫路のV1残留(群馬のV2残留)が決定。

昇格・降格[編集]

V1・V2入替え
  • 男子:V・チャレンジマッチ男子(2020年3月14日 - 15日)が中止となり、入替はなしとなった[15]
  • 女子:V・チャレンジマッチ女子(2020年2月22日 - 23日)の結果により入替はなしとなった[20]
V3からV2に昇格
V.LEAGUE参入

(ライセンス交付結果は2019年10月24日に発表された[10]。)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 公式ページには勝利数の次に「ポイントの高いチーム」と書かれているが、ポイントの高いチームが自動的にセット率も高くなるので、セット率と得点率のみでも勝者を判別できる。

出典[編集]

  1. ^ 大会要項 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 2018-19”. 日本バレーボールリーグ機構. 2020年2月4日閲覧。
  2. ^ 大会要項 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN”. 日本バレーボールリーグ機構. 2020年2月4日閲覧。
  3. ^ 新チャレンジシステム「ホークアイ」の採用について”. 日本バレーボールリーグ機構 (2019年9月30日). 2020年2月3日閲覧。
  4. ^ 2019-20V.LEAGUEの編成決定のお知らせ”. 日本バレーボールリーグ機構 (2019年5月16日). 2020年2月3日閲覧。
  5. ^ 2019-20 V.LEAGUE 大会要項決定のお知らせ』(プレスリリース)日本バレーボールリーグ機構、2019年7月12日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/213432019年11月8日閲覧 
  6. ^ “富山)Vリーグ女子・KUROBE 今季開幕戦落とす”. 朝日新聞. (2019年10月13日). https://www.asahi.com/articles/ASMBD53B9MBDPUZB008.html 2019年10月13日閲覧。 
  7. ^ 台風19号接近に伴うVリーグ大会の開催状況につきまして(10/12-13)”. 日本バレーボールリーグ機構 (2019年10月11日). 2020年2月3日閲覧。
  8. ^ 【V1女子】西尾会場の延期日程につきまして(10/12-13)”. 日本バレーボールリーグ機構 (2019年10月17日). 2020年2月3日閲覧。
  9. ^ 【V1女子】滋賀会場の延期日程につきまして(10/12)”. 日本バレーボールリーグ機構 (2019年11月12日). 2020年2月3日閲覧。
  10. ^ a b 2020-21シーズン V.LEAGUE ライセンス交付結果について”. Vリーグ機構 (2019年10月24日). 2020年1月28日閲覧。
  11. ^ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2020年1月26日). 2020年1月28日閲覧。
  12. ^ Vリーグ男子決勝は無観客試合に 29日に高崎で開催”. 産経新聞 (2020年2月26日). 2020年2月28日閲覧。
  13. ^ 【2/28更新】2019-20V.LEAGUE 新型コロナウイルス等感染症に対する対応について』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年2月28日。 オリジナルの2020年2月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200228193840/https://www.vleague.jp/topics/news_detail/216642020年2月28日閲覧 
  14. ^ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年2月29日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/216672020年2月29日閲覧 
  15. ^ a b c 【3/9更新】2019-20V.LEAGUE 新型コロナウイルス等感染症に対する対応について』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年3月9日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/216642020年3月9日閲覧 
  16. ^ 【2/28更新】2019-20V.LEAGUE 新型コロナウイルス等感染症に対する対応について』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年2月28日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/216642020年2月28日閲覧 
  17. ^ 【大会概要】2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN”. Vリーグ機構. 2020年1月28日閲覧。
  18. ^ 【大会概要】2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN”. Vリーグ機構. 2020年1月28日閲覧。
  19. ^ a b 2019-20 V.LEAGUE V・チャレンジマッチについて”. Vリーグ機構 (2020年2月9日). 2020年2月9日閲覧。
  20. ^ ヴィクトリーナ姫路がV1残留決定! ~2019-20V.LEAGUE V・チャレンジマッチ 最終結果~”. Vリーグ機構 (2020年2月23日). 2020年2月23日閲覧。
  21. ^ 【サフィルヴァ北海道】2020-21シーズン V2リーグ昇格のお知らせ”. PR TIMES (2020年7月2日). 2020年7月15日閲覧。
  22. ^ クボタ男子バレーボール部 Vリーグ昇格決定!”. クボタスピアーズ (2019年10月24日). 2020年2月23日閲覧。
  23. ^ 2020/21シーズンからVリーグ参戦決定”. 千葉ZELVA (2019年10月24日). 2020年2月23日閲覧。
  24. ^ アイシン ティルマーレ V.LEAGUE 昇格決定!!”. アイシンティルマーレ (2019年10月29日). 2020年2月23日閲覧。
  25. ^ Vリーグ2020-21シーズン ライセンス取得とV2リーグ出場のご報告”. フォレストリーヴズ熊本 (2019年12月9日). 2019年12月31日閲覧。

外部リンク[編集]