ビデオ判定

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ビデオ判定(ビデオはんてい)とは、スポーツ競技において審判員の肉眼での判定が難しいときや、審判員の判定に異議があるときに、撮影・録画されたビデオ映像(動画)を活用して判定を行う方式である。

アメリカンフットボール[編集]

NFL[編集]

NFLでは、インスタント・リプレイというビデオ判定制度が導入されている。1986年から1991年まで一度導入されたが乱発による試合遅延をまねき一旦廃止され、システムを練り直して1999年に再導入された[1]

チームのヘッドコーチが判定に対して異議がある場合、1試合に最大3度までタイムアウトの権利を賭けて審判にビデオ映像による判定の再確認を要求する「チャレンジ」を行うことができる。チャレンジで異議が認められた場合には、問題の判定を覆した状態で試合が再開され、認められなかった場合にはタイムアウトを1つ消費した事になる。これには判定の透明性確保と共にショー的要素も含んでおり、観客が見守るなか、主審によってチャレンジによるインスタントリプレイの結果が発表される瞬間はNFLの試合において特に盛り上がる場面の1つである。

また、試合のシチュエーションによっては、主審によるインスタント・リプレイでの判定の確認、「オフィシャル・レビュー」が行われる。

大相撲[編集]

大相撲では、1969年五月場所より導入されている。前場所の大鵬 - 戸田戦が誤審として物議をかもしたのを受けてのもの。この一番は、大鵬の46連勝がかかった重要な一番であり、しかも行司は大鵬に軍配を上げながら、物言いにより行司差し違えになっての結果であった。さらに、物言いが長時間に及んだ時点で、NHKからの「ビデオで再生するか」との申し出があったにもかかわらず相撲協会が拒否しての結果であっただけに、非常に反響が大きく、ビデオ導入への道を開く結果となった。審判長の場内説明も同時に始まった。

野球[編集]

野球では、プレー中の審判の判定が、選手によるその後のプレーの選択に影響するため、デメリットなくビデオ判定が導入可能となる局面は、如何なる判定となった場合でもその直後にボールデッド(ボールを用いたプレーが行われない状態)となるケースに限られる。具体例として、観客席に入った打球が本塁打であるかファウルボールであるかの判定が挙げられる。

メジャーリーグベースボール[編集]

MLBでは、2005年のポストシーズンで疑惑の判定があったことでビデオ判定の導入が考えられた。また、2006年11月15日(現地時間)のGM会議でも、判定検証のためのビデオ導入などが議題にあがった[2]。本塁打の判定、およびフェア・ファウルの判定に用いるという方向で話が進んだ。

そして、2007年11月6日(現地時間)にフロリダ州オーランドで開催されたGM会議において、本塁打の判定に限定したビデオ判定制度の導入が可決された(賛成25、反対5)。ビデオ判定の対象となるのは、フェンス際やポールぎりぎりの際どい本塁打の判定に限られ、打球がポールのどちら側を通過したのか、観客の妨害があったのか、フェンスのどの部分に当たったのか、などを審判が映像で確認することになる[3]

2008年8月27日、MLBのバド・セリグコミッショナーがビデオ判定を導入することを発表。北米4大プロスポーツリーグで最後の導入となった。初めにチェックを兼ねて28日のオークランド・アスレチックスミネソタ・ツインズ戦、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムテキサス・レンジャーズ戦、シカゴ・カブスフィラデルフィア・フィリーズ戦の3試合で採用され、その他の試合では29日から導入された。

2008年9月3日トロピカーナ・フィールドで行われたタンパベイ・レイズニューヨーク・ヤンキース戦で、初めてビデオ判定が適用された。6-3とヤンキースのリードで迎えた9回表二死二塁、アレックス・ロドリゲストロイ・パーシバルから放った左翼ポール上部への打球を三塁塁審ブライアン・ランジが本塁打とコール。レイズのジョー・マドン監督が抗議し、二塁塁審を務めていたチャーリー・レリフォード主任審判員がビデオ判定の適用を決めた。違う角度からの複数の映像を検証した結果、打球がポールの内側を通ったことを確認。判定は覆らず本塁打となった[4]。中断時間は2分15秒だった。なお、アレックス・ロドリゲスはこの本塁打で通算549本塁打となり歴代単独12位に浮上した。

2008年9月19日、ビデオ判定で初めて判定が覆された。同じくトロピカーナ・フィールドで行われたタンパベイ・レイズ対ミネソタ・ツインズ戦の4回裏1死一、二塁の場面で、レイズのカルロス・ペーニャの打球が右翼フェンス上部付近に当たりグラウンドへ落ちた。一塁塁審マイケル・ディミューロはファンが触ったとして二塁打と判定したが、ジョー・マドン監督が抗議しビデオ判定となった。4分10秒の検証の結果、二塁打から3ラン本塁打に訂正された。ビデオ判定が導入されてから3度目の適用例だった。

なおビデオ判定が2008年8月に導入されて以降100本以上が対象となっている。

チャレンジ制度導入[編集]

2014年からは拡大されチャレンジ方式が採用された[5][6][7]。チャレンジ用のスタジオをニューヨークに建設し、30球場それぞれに7~12台設置されたカメラの映像を一括管理。1日8人の分析担当審判員が各球場の審判員と連絡を取り合い判定を行う[8]。監督には試合開始から6回までに1度、7回から試合終了までに2度、判定に異議を申し立てビデオ判定を要求できる権利が与えられる(異議申し立てが認められた場合は最高2回までを上限として、再びチャレンジ権利を得ることができる)。ボール、ストライクの判定は対象にならない。

日本プロ野球[編集]

導入までの経緯[編集]

日本野球機構(NPB)管轄のプロ野球では、現場や各球団関係者から相当数の要望があったが、長らく導入されなかった。2006年6月11日千葉ロッテマリーンズ読売ジャイアンツ戦で、李承ヨプの本塁打が取り消しになった[9]ことをきっかけとして、巨人がビデオ判定の導入を訴えたことにより、9月28日のコミッショナー事務局で開かれた事業委員会(委員長:清武英利巨人球団代表)でビデオ判定の一部導入が議論された。その後、10月2日のプロ野球実行委員会で12球団に提案され、特に異論はなく導入される運びとなり、2007年オープン戦で本塁打の判定に関してビデオ判定を試験導入する予定だった。

予定では、審判員控え室にモニターのある球場でのテレビ中継のある試合に限って、予備審判を置き判定の補助を行うことになっていた(この試験導入に先駆けて2006年の日米野球でも試験導入された)。しかし、審判員控え室にモニターの設置されていない球場が2006年時点では3球場(ナゴヤドーム横浜スタジアム明治神宮野球場)あったことから、2007年3月6日に開催された実行委員会で、2007年度の試験導入は見送りとなった。以降は、モニターの設置を急ぎ、予備審判が映像などをチェックすることで、判定技術の向上に役立てることにした。

その後2009年7月6日に開催されたセントラル・リーグの理事会で、モニターの設置が済んでいない3球場にも装置を設置し、同年8月11日から試験的に導入されることとなり、同年11月11日に開催されたセ・リーグの理事会にてビデオ判定が2010年のシーズンから、本塁打に限り正式に導入されることが決定した。

一方のパシフィック・リーグは導入に消極的であったが、同年12月7日の理事会で2010年のシーズンから本塁打に限りビデオ判定を導入することを決めた。こうして、ビデオ判定はセ・パ両リーグが同じ運用方法で行い、本拠地球場にのみ適用され、交流戦でも実施されることとなった。

ビデオ判定は待機している審判を含め5人でモニターを確認して判定しているが、2015年シーズンのビデオ判定での誤審(後述)が順位を左右したことを受け、リーグ統括が判定に加わるなどの対策を始めることが報じられた[10]。今後は本塁でのクロスプレー、トラッキングシステムPITCHf/x)による投球のデータ化を検討している[11][12]

導入後[編集]

運用方針としては当該試合の責任審判が必要と判断したときのみ行なわれることになっており、審判が誤審の可能性を自ら認めてそれを自己申告する必要がある点で「自主制度」、「審判の判定への信頼性、権威を、著しく貶めることになるのではないか」と制度に関する抵抗を取り沙汰する報道も確認される。[13]

適用第1号は、2010年3月27日、巨人対東京ヤクルトスワローズ戦(東京ドーム)における9回表にアーロン・ガイエルの放った打球で、バックスクリーン付近のフェンスに当たったため、当初はインプレーとして二塁打と判定されたもの。後にビデオ判定により「オーバーフェンスしていた」として本塁打に訂正された。パ・リーグ適用第1号は、翌28日のロッテ対北海道日本ハムファイターズ戦(千葉マリンスタジアム)の7回裏に西岡剛が打った右翼ポール際の打球で、こちらはビデオ判定後も当初の判定のまま(本塁打)となった。

一方、ビデオ判定により本塁打が取り消された初のケースとなったのは、同年5月1日の広島東洋カープ中日ドラゴンズ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)の6回表に和田一浩が打った左翼ポール際の打球(この打球はポールの上空を通過したため、即座の判断が難しい打球であった)。また、その逆にビデオ判定によりファウルが取り消され本塁打となった初のケースは、同年5月13日の横浜ベイスターズ対ロッテ戦(横浜スタジアム)の6回表に福浦和也が右翼ポール際へ放った打球だった。

なお、ビデオ判定に使用される映像についての統一ルールはなく、当日の試合を中継しているテレビ映像を見て判断される。また、使用するテレビについても統一ルールはないため、各球場に設置されているものを見て判定している。京セラドーム大阪では、2010年開幕直後に岡田監督からの要請を受けて、それまでのブラウン管テレビから液晶テレビに取り替えられている。 2012年の横浜スタジアムでは「日本野球機構から提供された家庭用のビデオデッキ」と「16インチの小型テレビ」が使用されており、「コマ送りをすると画像が粗くなる」という状況で判定が行われ、映像では分からなかったために最初の判定通りファウルと判定されることとなった[14][15]。 その後、プロ野球実行委員会でビデオ判定をより正確にするために本拠地球場の映像はデジタル化する方針が決まった。

2013年12月の実行委員会で、2014年度から本塁打以外のフェンス際の飛球に関しても、ビデオ判定を導入する方針となった[16]

MLBで導入されているチャレンジ方式については、12球団監督からの要望は多いものの「すべてをリプレーに頼るのは審判員の技術向上に逆行する」と審判側の慎重な意見もあり、導入には至っていない[17]

導入後の誤審[編集]

MLBでは、2015年5月13日ロサンゼルス・ドジャースマイアミ・マーリンズ戦4回、ドジャースのハウィー・ケンドリックが放ったライトへの浅いフライに対し、マーリンズのジャンカルロ・スタントンがダイビングキャッチを試みた。判定は直接キャッチしたとしてアウトになったが、ドジャースはチャレンジを要求。しかし、ビデオ判定でも判定は覆らず、なおも抗議したドン・マッティングリー監督は退場処分を受け、試合はドジャースが1点差で敗れた。

その後MLB機構が再確認したところ、打球は捕球前にグラウンドでバウンドしている事が判明。翌日に誤審を認め、ドジャース側に謝罪した。この件について、マッティングリー監督は「審判に責任はない。責任はニューヨークのオペレーション本部にある」と語った。[18]

NPBでは、2015年9月12日広島東洋カープ阪神タイガース阪神甲子園球場)の延長12回表に、田中広輔が放ったセンターへの打球が、フェンスを越えた所に張られた観客が上らないよう設置されたワイヤー(通称忍者返し)に跳ね返り、グラウンド内へ戻った。審判はこれをフェンス上段に当たった三塁打と判定し、広島側の求めに応じたビデオ判定が行われた後も、結果は覆らなかった。その後後続が倒れ無得点となり、12回裏の阪神の攻撃でも得点が入らず、試合は引き分けとなった。

9月14日にNPBは「実際はホームランだった」として誤審を認めた[19]。機構は「審判がワイヤーに当たって跳ね返ることを想定しておらず、フェンスの上段に当たったと思い込んでしまった」と説明した。一方で記録の訂正は行われず、試合結果も引き分けで確定した。同年10月7日に行われた対中日ドラゴンズとのシーズン最終試合に広島は負けてセ・リーグ4位となったが、先の試合でもし広島が勝っていれば、ゲーム差は無いものの、対戦成績の差で阪神に代わって3位となるだけでなく、クライマックスシリーズにも出場できる計算になるため、結果論ではあるが影響は大きいと言える[20]

韓国プロ野球[編集]

韓国プロ野球では2009年シーズンから本塁打性打球に限り、導入している。

2014年7月22日、シーズン後半戦から「審判合意判定制度」という名で、1試合に各チーム一度だけ(成功した場合は継続)判定に異議申し立てを要請出来るチャレンジ制ビデオ判定が導入されたが、大リーグのようなチャレンジ制度専用の本部やカメラを設置することは難しく、テレビ放送局の中継映像を見て判定する方法が用いられている。

しかし中継映像に依存するため、放送局によっては映像の画質も変動し、中継カメラで詳細なプレーを把握するには限界がある。重要なプレーを捉えられていなかった場合、放送社に非難が殺到する恐れがあるという意見も提起されている。

1シーズンを通して実施された2015年は、リーグ全体で408回の合意判定要請がなされ、159回もの判定が覆った。成功率は約39%に及ぶ。

2016年からは合意判定の可否に関わらず、1試合に二度使用することが可能となった。

1.判定後、30秒以内(スリーアウト目の場合は10秒以内)に監督が合意判定を要請すれば、4審判が中継映像を見て判定する。

2.合意判定の要請可能回数は各チーム2回に限られており、判定の可否に関わらず、これ以上の要請機会は与えられない。

3.ホームラン性の打球に対するビデオ判定は従来同様、回数制限を設けない。

上記の内容を了承の上、判定要請が可能な対象は次のような例に定められている。

  • 本塁打性打球のホームラン/ヒット/ファウル(2009年~)
  • ファウルチップを含む野手の捕球
  • 外野のファウルライン周辺に落ちた打球のファウル/フェア
  • フォースプレー状況下でのアウト/セーフ
  • 打者のスイング/ファウル(2016年~)
  • ホームプレート付近での衝突プレー(2016年~)
  • 高尺スカイドーム限定ローカルルール 天井に打球が当たったり、挟まったりしたかどうかの可否(2016年~)

その他[編集]

学生野球社会人野球では2011年現在、都市対抗野球大会選抜高等学校野球大会全国高等学校野球選手権大会をはじめどの大会でも導入されていない。

なお、現行の野球規則上は、ルール解釈に誤りがあった場合を除き、一度下された審判の判定は終局のものであり覆らないとされている。

テニス[編集]

テニスでは、イギリスのホーク・アイ・イノベーションズが開発を手がけた「ホークアイ」(鷹の目)と呼ばれるシステムが導入されている。このシステムはミサイル誘導技術を応用したもので、コート周囲に10台のカメラを設置し、ボールがどのような軌跡を描いたか瞬時に映像解析を行う。

国際テニス連盟は、ライン付近の微妙な判定に同システムを導入することを2005年10月に承認。2006年3月22日からのナスダック100オープンで、テニス史上初のビデオ判定が行われた(Jamea Jacksonが初の権利行使者となった)。2006年8月28日 - 9月10日全米オープンで、4大大会では初めてビデオ判定が導入された。設置されたのはセンターコートなど2会場。2007年以降は全豪オープンウィンブルドン選手権でも導入、日本では2008年の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントにおいて初使用されるなど、広がりをみせている。 ただし、クレーコート(赤土のコート)で開催される大会は打った球は痕が残るため、選手の異議があればアンパイアがコートまで確認に走り判定をしに行く。(全仏オープンマスターズ1000のような規模の大きい大会でも同様)

選手はライン際のイン、アウトの微妙な判定に対し、1セットにつき3回までビデオ判定を要求(チャレンジ)する権利を持つ(ビデオ判定の結果誤審であった場合は、要求権の回数は保持される)。ビデオ判定の際には、CG加工された映像が場内の大型スクリーンに映され、観客やテレビ視聴者にもシステムが行った判定の結果が分かるようになっており、ショー的要素も含んでいる。同システムの導入は、プロテニス界にとって1971年のタイブレーク導入以来のルール上の革命とも言われ、単に判定の正確性という観点のみならず、チャレンジ要求のタイミング・巧拙が試合の流れを大きく左右することも少なくない。ルール改正をめぐっては、トップ選手であるロジャー・フェデラーレイトン・ヒューイットが反対の意向を示すなどして話題となった。

サッカー[編集]

概要[編集]

サッカーでは、2012年7月5日にゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー (Goal Line Technology)、略称GLT)導入が決定され、2012年12月6日、横浜国際総合競技場で行われたFIFAクラブワールドカップ2012開幕戦サンフレッチェ広島オークランド・シティ戦で、史上初めて公式戦でGLTの一つゴールレフ(GoalRef)が使用された[21]。2015年4月現在、「ホークアイ(Hawk-Eye)」、「ゴールレフ」、「カイロス」、「ゴールコントロール4D」の4つのGLTがFIFAから認可されている(後述)。だが、2015年4月現在まで、試合中のビデオ判定自体は導入されていない。判定のトラブルが発生するたびに、導入を訴える声が上がったが、国際サッカー連盟(FIFA)及び国際サッカー評議会(IFAB)は「サッカーの判定は人間がするもの」、「試合の流れを妨げる」などの理由で、ビデオ判定及び機械判定導入に長らく反対していた。フランスが国内リーグに独自に導入しようとした際にも、FIFAの反対によって中止された。 ビデオ技術と誤審との間の問題は、TV社会に伴い早くから取り沙汰されている。IFABは1970年の年次総会で「主審の判定に敵対的な影響をもたらす、あるいはもたらし得るスロー再生について、TV局側の自粛を要求する」声明を出している[22]

サッカーでは審判の死角でのアンフェアなプレーやラフプレーが横行してきたこともあり、審判の死角などで裁定できなかったラフプレーなどの悪質な行為に対しては試合後に数試合の出場停止や罰金といった処分を科すことが多くなっている(つまり「試合後のビデオ判定」は行っている事になる)。 ただ近年では放送用カメラの性能と台数が向上し、フィールド全体を細かく「監視」できる状況になっており、ドイツで開催された2006 FIFAワールドカップ決勝でのジネディーヌ・ジダンの頭突き(ジダン頭突き事件)や2010年南アフリカW杯決勝トーナメント1回戦、ドイツ対イングランド戦での同点ゴールを見逃した誤審に象徴されるように、審判が判定するより早くあるいは正しく観客や視聴者が事の次第を把握してしまう事態がより顕在化している。

オランダ・サッカー協会(KNVB)は2013-2014シーズンから判定制度向上を目指してArbitrage 2.0の名称で審判6人制、ゴールラインテクノロジーをエールディヴィジとKNVB bekerに部分導入すると共に、世界に先駆けてビデオ判定システムを試験(スタジアム外で、内部とは連絡を取らない形で審判が映像判定を行う仮想運用)。ビデオ審判(判定の最終決定権は主審にあり、ビデオ審判はあくまで助言をする立場なため、"ビデオ・アシスタント・レフリー"(VAR)の呼称が持ちいられた)は試合中常に最低6つのカメラ映像を映すモニターの前で映像チェックを行い、判定について平均11秒でほとんどのケースで試合の流れを妨げることも試合の流れに遅れることも無く主審に助言ができる[23][24]とのデータと共にFIFAとIFABに導入を提案した。IFABは調査段階として実際の議論を先送りにしていたが[25]、2016年1月7日にIFABが翌シーズンからの公式戦でのテストを許可[26]したことで、KNVBは2016-2017シーズンのKNVB beker約25試合でのビデオ・アシスタントが主審に助言するリアルテスト実行の意思を発表。3年以内の正式導入を目指し、2016年1月28日のエールディヴィジ フェイエノールト-sc ヘーレンフェーン戦ではビデオ・アシスタント・レフリー ピーター・フィンクが実際に専用車の中でオフラインでのビデオ判定を行う様子を1試合を通してYouYubeで生配信する試みを行った。他のスポーツで見られるようなプレーを止めてのビデオ判定ではなく、チャレンジ制度でもないため、KNVBのディレクター ハイス・デ・ヨングはゴールラインテクノロジーの3分の1の程度費用しかからず(専用のカメラは必要無い)、最低限のルール変更で導入できるビデオ・アシスタントを「フットボールの革命ではなく、進化」と語っている[27]

ドイツ・フットボール協会DFBもオランダのビデオ審判システムのパイロット版を2016-2017シーズンからやはり主審とチームに影響を与えない、オフラインでのテストを行うと発表した[28]。FIFAの新会長に就任したGianni Infantinoは2016年3月1日に「スムーズなプレー進行が保障されるならビデオ審判のような非常に有益なテクノロジ―は早急に開発を行うべきだと思う。明日と言わず今日にでもテストを始めなければいけない」とビデオ判定導入に前向きな態度を表明[29]、これらの流れを受け、2016年3月5日のIFAB年次ミーティングにおいてビデオ・アシスタント導入へ最低2年間の試験期間を設け、「FIFAが各リーグ組織と情報を共有して導入テストと最終的なVARsシステムの作成を進める」ことが発表された[30]。IFABがビデオの使用を認めたのはゴール(オフサイド・ケースを含む)、PK、直接レッドカード、選手誤認の『試合を変える』4つのケースのみ(この4つの場合でVARは主審に助言できるという意味であり、該当ケースで必ずビデオ判定をしなければならないという意味ではない)。ビデオ・アシスタントは主審の要求に応じて、または自主的に主審に対して助言を与えることができる。IFABが公表したVARsのプロトコルは大筋でオランダが作成したものをベースにしているが、主審が必要と判断した場合はタブレットで自ら映像を確認するという選択肢も加えられている[31]。VARsには13のフットボール協会が関心を示していると発表されており、イングランド・フットボール協会FAはまずFA Cupでのテストを行う意向を示した[32]

2016年5月18日から20日にかけて、オランダのアムステルダムでIFABとFIFAの主催により関心を持つ各国協会が集まってのVARsについて第1回のワークショップが開催され(日本からもJリーグの藤村昇司特命担当部長が参加[33])、KNVBの数年間のテストで得られた知識を共有、今後2年間のテスト実施に向けて具体的な方法論が話し合われた(特にVARの訓練だけでなく、ピッチ上の審判とのコミュニケーションの重要性が確認されている)[34]。2016年6月2日にIFABはビデオ・アシスタントの初テスト参加国にオーストラリア、ブラジル、ドイツ、オランダ、ポルトガル、アメリカ合衆国が選ばれたことを発表[35]、6ヵ国全ての準備が整うと見込まれる2017年初めからのライブ・テスト実行に向け、オフライン・テストを進めることを許可した。さらにこの6ヵ国のライブ・テスト開始に先立ってIFABとFIFAが独自でいくつかの親善試合でオフラインまたはオンラインでのテストを行い、2017年に予定される6ヵ国へのライブ・テストの許可の前に、2016年12月に日本で行われるクラブ・ワールドカップを最終テストとすることが発表された。イタリア・フットボール協会 FIGCの会長 カルロ・タヴェッキオは4月の時点でIFABにテスト国に選ばれたと発言していたが、実際は入っていなかった[36]

2016年7月19日から21日にかけてアメリカ合衆国のNew Jerseyで第2回のワークショップが開催。20以上のリーグと協会が参加し、MLSとNew York Red Bullsの協力でユースチームの試合において初の"ライブ"テストが実施された。ピッチ上の審判、VARs、テクニカルスタッフが一体となってトレーニングを行う必要性も確認され、FIFAはテスト参加国ためにZurichの本部に訓練施設を設置することを決定した[37][38]

ゴール機械判定導入までの経緯[編集]

2005年9月16日から10月2日に開催された2005年U-17世界選手権(現U-17W杯)で、世界で初めてゴール機械判定技術がテストされた。これはドイツのハード、ソフトウェア会社「カイロス」とスポーツ用品会社の「アディダス」(センサー内蔵のボールを開発)が共同で開発したシステムで、ボールの中に内部センサーを埋め込み、ペナルティエリアを細い電流ケーブルで囲み、磁場の変化でボールを追跡するシステムで、ボールがゴールラインを超えていなければ1秒以内に無線で審判の腕時計に送信される。テストの結果、判定スピード、正確性、設置にかかる時間などでいくつかの課題が出た(このシステムを改良したのが3番目のGLT「カイロス」)[39][40][41]

2007年3月3日に、イギリスマンチェスターで開かれたIFABの年次総会で、テニスなど他のスポーツでは導入されている前述の「ホーク・アイ」システムの導入を検討することを決定した。イギリスでの報道によると、FAプレミアリーグが、ユースレベルの試合で実験を行った。

2008年、IFABの年次総会で、ボールがゴールラインを越えたかを判定する電子システム「ゴールライン・テクノロジー(GLT)」は効率性や正確性、コスト面で難があるとして、テストを含め、凍結された。

2010年3月6日に、スイスチューリッヒで開かれたIFABの年次総会で、「GLT」の導入を見送り、今後、検討や試験も行わないことを決めた[42]。「GLT」はこれまで、ボールに電子チップを埋め込む方式やビデオカメラの設置が試されてきたが、この決定により、事実上、審判の補助としてのビデオ判定装置の導入も否定された。

但し、その決定は全会一致ではなかった。IFABの決定はイギリス本土4協会(イングランドスコットランドウェールズ北アイルランド)が各1票、FIFAが4票を持ち、規則改正には計8票の内、4分の3(つまり6票)以上の賛成が必要となる[43]。この総会においてイングランドとスコットランドは試験継続を求めたが、FIFAに加え、ウェールズと北アイルランドも、導入せずさらに検討や試験も今後は行わないとする立場に回った[44]

2010年南アフリカW杯予選及び本大会(本大会では決勝トーナメント1回戦イングランド対ドイツ戦でフランク・ランパードの得点が認められない判定ミス等)やそれ以降にもそれ以降の試合や大会でも、勝敗に直結するような誤審が続いたため、ビデオ判定(特にゴール可否について)に関しては内外から意見が飛び交った。しかしIFABやFIFAはあくまでビデオ判定ではなく、ゴール横審判の増員[45]、および即報性を有し、審判以外には動作が非公開、などの条件を満たしたゴール判定システムの試験継続[46]で対応する方向であった。 2010年10月のIFAB事務会議で、機械によるゴール判定システムについての議論再開と試験継続を決めた[47]

2011年12月5日、これまで機械での判定全てに反対の立場だったブラッターFIFA会長もゴール判定に限り、新技術を早ければ2012年から導入すると表明した[48]。2012年3月3日英国のサリーで開催されたIFAB年次総会で、2011年2月7日~2月13日にスイス・チューリッヒの研究機関で試験した10社の技術のうち2社分について2012年3~6月に最終試験(第2段階の実験)を行い、同年7月の特別会合でゴール判定技術(ゴールライン・テクノロジー、略称GLT)を採用するかどうかを決定すると決まった[49]

最終候補の2社分の内、1つはソニーが2011年3月7日に買収したイギリスのホーク・アイ・イノベーションズ社のホークアイ(Hawk-Eye)システム[50][51]。両ゴール裏や両ゴール付近に設置した6台から8台のハイスピードカメラがそれぞれ違う角度からボールの正確な位置を撮影し、映像ソフトウェアが瞬時に解析、正確な位置を三次元で割り出す。ボールがゴールラインを通過すると審判の腕時計に暗号化された信号が送られる仕組み。「試合の流れを妨げない」ようにとのFIFAの要求通り1秒以内に判定を下すことが出来る[52]。もう1つは、デンマークとドイツの合弁会社の「ゴールレフ(GoalRef)」システム。マイクロチップを埋め込んだボールを使用し、ゴール周辺の磁場の変化からボールの動きを感知する。ボールがゴールラインを完全に越えたとき、ボール内部に埋め込まれたコイルと、ゴールの枠内に発生させた磁場が反応し、ゴールの判定結果が電波によって審判の持つ時計に「GOAL」と表示され、通達される仕組みで、こちらもホークアイと同様に1秒以内に判定を下すことが出来る[52]。最終試験(第2段階の実験)は、「ホークアイ」は2012年4月にイングランド下部リーグのカップ戦決勝、5月9日のイングランド・サザンプトンでのセミプロの試合、6月2日の親善試合イングランド対ベルギー戦で行われ、「ゴールレフ」はデンマーク1部リーグ2試合、6月2日の親善試合デンマーク対オーストラリア戦で行われた[53][54][55][56]。ここまでのテストで100万ドル以上を費やしたという[56]

2012年7月5日、スイスチューリッヒのFIFA本部で行われたIFAB特別会合で、満場一致で前述の「ホークアイ」と「ゴールレフ」の両方のゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー、略称GLT)採用が決定した。但し、GLTはあくまでも主審のジャッジを補助するためのものであり、主審の決定が最終決定なのは変わらない。また、観客に向け、場内のスクリーンやテレビで、ジャッジの模様が放映されることはない(ソニーはホークアイでの判定時の映像リプレイも提供すると発表している[51])。費用はホークアイが1会場につき20万ドル(約1600万円)、ゴールレフはホークアイより若干安い[57]。大会や各国リーグの主催者がこれらGLTの費用を負担することになる為、GLTを採用するかどうかは大会や各国リーグ主催者が決定する[58]。さらに、GLTをその試合で実際に使用するかどうかは、試合開始90分前にGLTが正常に作動するかどうかなどの確認を行った後、審判団が最終的に決定する[59]。GLTの判定を即時に審判団(現時点では主審、2人の副審、第4の審判の4人)が共有することが必須の為、無線機を使用することになるが(注:携帯電話では反応が遅いとのこと)、その無線機使用の許可が各会場ごとに必要である(日本では電波法)[60]。FIFA主催の大会では、日本開催のFIFAクラブワールドカップ2012で初めて採用され、問題が無ければFIFA主催の大会では、ブラジル開催のFIFAコンフェデレーションズカップ2013及び2014 FIFAワールドカップでも続けて使用され、これらの大会ではFIFAがGLTの費用を負担する。2012年7月5日のIFAB特別会合では同時に、2011-12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ及びUEFAヨーロッパリーグ2012年欧州選手権で試験導入されたゴール脇に1人ずつ置く追加副審採用も決定した[61]。GLT及び追加副審に関しては、2013/2014年版サッカー競技規則から記載されている[62]

ゴール機械判定導入後[編集]

2012年12月6日、横浜国際総合競技場で行われたクラブW杯2012開幕戦サンフレッチェ広島オークランド・シティ戦で、史上初めてサッカーの公式戦でGLTの一つゴールレフが使用された。横浜国際総合競技場の試合ではゴールレフ、豊田スタジアムの試合ではホークアイが使用された。同大会中は、GLTが必要な微妙な場面は無かったが、関係者の評価は高かったという[63]

なお、当初GLT導入する予定だったアフリカネイションズカップ2013(2013年1月19日開催)は、クラブW杯でのGLT初導入からの期間が短すぎるという理由でGLT不採用となった。現在、イギリス(プレミアリーグでは2013-2014シーズンから)、ドイツ、ハンガリー、イタリアでGLTが導入される予定である[64]

2013年2月25日、FIFAは、2005年9月のU-17世界選手権(現U-17W杯)で世界で初めてテストされた「カイロス」社のGLT(以下「カイロス」)を3番目のGLTとして認可した。改良された「カイロス」は、ゴール裏に磁場を構築し、ボールの中のセンサーが受信機にボールの位置情報を送信し、そこから審判にゴールが決まったか否かを1秒以内に伝える方式[65]。続いて、同年3月1日、FIFAは独の企業が開発した「ゴールコントロール4D」を4番目のGLTとして認可した[66]。ゴールコントロール4Dは、スタジアムの高所に計14個の高速度カメラを設置し、1ヶ所のゴールエリアにつき、7台のカメラがゴールエリアを監視する。画像処理によってコンピューターがフィールド内のボールを認識する。高速度カメラは毎秒500フレームを撮影し、ボールの動きを5mmの精度で正確に判断可能。ゴールの場合(=完全にボールがゴールラインを超えた場合)、1秒以内に審判の腕時計が振動し、同時にGOALと表示され、審判にゴール認定を知らせる[67]。会場の設置費用は、スタジアム1ヶ所あたり推定26万米ドル(約2548万円)。運用費用は1試合あたり4000ドル以下。2013年4月7日、FIFAは、現在4つあるGLTのうち、4番目に認可した「ゴールコントロール4D」をコンフェデレーションズカップ2013で採用すること、そして、コンフェデ杯での成果によってはブラジルワールドカップ2014でも続けてゴールコントロール4Dを採用すると発表した[68]

イングランドでは、2013年8月17日に開幕したプレミアリーグ2013-2014からGLTのホークアイが初導入された。サッカーリーグとしては男女を通じて世界初導入である[69]。2013年12月11日に開幕したFIFAクラブワールドカップ2013全試合では、ゴールコントロール4Dが採用され[70]、準々決勝ラジャ・カサブランカモンテレイ戦では角度のない所からのシュートのゴールイン有無を判定するためにGLTのゴールコントロール4Dが使用された[71]

2014年6月12日に開幕したブラジルW杯では全12会場でゴールコントロール4Dが採用された[72]。この大会では1次リーグE組第1戦フランスホンジュラス戦で初めて活用された。48分にカリム・ベンゼマがシュートしたボールが一度右のポストに当たった後、GKノエル・バジャダレスがセーブしたように見えたが、実際はゴールラインを割っていたためオウンゴールが適用された。ブラジルW杯では、観客に向け、場内のスクリーンで、GLT(ゴールコントロール4D)によるゴール判定が放映されていたが、この判定の際には、ポストに当たった時のゴール判定の映像と「NO GOAL」と会場の画面に表示されたため(注:ポストから跳ね返ったボールをGKがセーブする際には、ゴールを割っていた為、ゴール判定自体はGLTにより正しくジャッジされ主審もゴールを認定した)、FIFAが改善を検討。5日後の1次リーグD組第2戦イタリアコスタリカ戦でも活用され、44分にMFルイスのヘディングシュートがバーに当たって落下したが、ゴールと判定され、会場のスクリーンにはボールがラインを越えた映像と「GOAL」の文字が正しく表示された[73]

なお、日本のJリーグでもブラジルW杯後にGLTの導入を検討していたが、費用が高すぎて見送られた。(ただし、GLTとは別にバニシングスプレーインカムと呼ばれるものがリーグ戦再開後から導入される)。なお、バニシングスプレーは時間的にリーグ戦再開には間に合わないようだが今後導入していき、インカムは既に40セット購入済みで、こちらはJリーグ再開と同時に導入された。

オランダのエールディヴィジでは2013-2014シーズンからKNVBの進める判定制度2.0(Arbitrage 2.0)のもとでホークアイが試験導入されており、毎節1会場(主にアムステルダム・アレナとスタディオン・フェイエノールト)でホークアイが使われている。2015年3月8日のフェイエノールト-NAC ブレダ戦において、ゴールライン上でクリアされたレクス・インマルスのシュートがホークアイによってゴールラインを割っていたと認められ、オランダでの初のゴールラインテクノロジーによるゴール認定となった。 来季(2015-2016シーズン)からGLTのホークアイ初導入を検討しているイタリアのセリエAは、一足先に2015年5月20日に行われるコッパ・イタリア2014-2015決勝ユベントスラツィオ戦でホークアイを先行導入して試す[74]


2015年6月6日に開幕する2015年カナダ女子W杯では、ホークアイが初導入される[75]。女子W杯としても、女子のリーグ及び大会としても、世界初のGLT導入となる。

また、2015-2016シーズンから、ドイツのブンデスリーガ1部はプレミアリーグやセリエAと同じく、ホークアイを初導入する[76]。他に、同じく来季(2015-2016シーズン)から、フランスリーグ1部(リーグ・アン)も、GLTを初導入する[77]

欧州サッカー連盟(UEFA)は、2016年開催予定の第15回UEFA欧州選手権本大会及びUEFAチャピオンズリーグのプレーオフ(第1戦2016年8月16・17日)以降の試合で、GLTを初導入することを2016年1月22日、決定した。追加副審もGLTと共に継続して採用する。また、UEFAは2017-18UEFAヨーロッパリーグのグループリーグからGLTを導入することを検討している[78]

ラグビー[編集]

ラグビーでは、2008年度シーズンのジャパンラグビートップリーグのプレーオフ、マイクロソフトカップで導入。また海外では、ラグビーワールドカップスーパーラグビーなどの公式大会においてテレビマッチオフィシャル(TMO)というシステムが導入されているが[79]、映像を確認するのは主審ではなく特設室の別人であり、最終的な判断は主審が行うなど、アメリカンフットボールのアシスタント・リビューに近いシステムとなっている。

ボクシング[編集]

ボクシングでは、WBCが2008年より世界戦で導入したが、その前年の2007年12月15日にメキシコカンクンで行われた世界フェザー級タイトルマッチで試験導入された。

試合後でも誤審や違反行為等が発覚した、あるいはその可能性がある場合は、検証としてビデオ判定に持ち込まれることもある。判定の結果、試合終了時に下した判定が不適当であったと判定されれば、無効試合が適用されるが、試合終了時に下した判定とは逆の判定に覆ることもある。

ビデオ判定を本格的に採用した2008年8月11日に行われたWBCF世界アトム級タイトルマッチウィンユー・パラドーンジムvs小関桃において、小関の2RKO勝利が宣告されたが、ウィンユーのダウンがバッティングによるのではないかとウィンユーサイドからの抗議があり、初めてビデオ判定に持ち込まれた。しかし、あまりにも判断が難しいため暫定的に小関の勝利としてWBC本部へビデオを送付した上で最終的な判断の結果、バッティングが認められるもののヒッティングもしており、バッティング(のみ)によるダウンであるという確証が得られないため、小関の勝利を正式決定した。

柔道[編集]

柔道では、シドニーオリンピック男子100kg超級決勝での篠原信一ダビド・ドゥイエ戦での「誤審」騒ぎを契機にビデオ判定の導入が検討されることになり、2006年の世界ジュニアで試験導入されたのを受けて、2007年より本格的な運用が始まった[80][81]。審判委員会による監督の下、CARE(Computer Aided Replay)システムと呼ばれる3台のビデオカメラで3方向から撮影する方式で、主に投げ技の評価が微妙な場合の確認などでビデオ判定の検証が行われる[82]

日本国内の試合においてはジュリーが審判員の下した技の評価の高低(例えば、技ありを一本とするなど)を訂正することはない。しかし、IJF主催の大会では、明文化された条項がないにもかかわらず、ジュリーが状況に応じて訂正を行っていた[83][84][85]。2014年からの新ルールでは、「ジュリーが審判員の判定に介入して判断を変更させるのは例外的な事情の時だけ」と記されたものの、例外的な事情がいかなる事情であるのか、具体的な説明はなされていない[86][87]。その後に公表されたより詳細なルール規定によれば、審判委員が実際の動きとその後のCAREシステムでの確認によって疑いなく判定の訂正が妥当だと判断して副審もそれに同意した場合、もしくは返し技においてどちら側に技の効果が認められるか微妙な場合に限って審判員に通知するとしている[88]

ショートトラックスピードスケート[編集]

ショートトラックスピードスケートでは、オリンピックの場合、2002年のソルトレイクシティオリンピック男子1500m決勝で、韓国金東聖が失格し、アメリカアポロ・アントン・オーノが繰り上げ金メダルになった出来事や、寺尾悟が男子1000mで失格になった出来事がきっかけで、トリノオリンピック以降は同様の出来事が起こった場合に取り入れられるようになった。

レスリング[編集]

レスリングにおいては、2009年から「チャレンジ」と呼ばれるルールが導入された。セコンドがスポンジをマットに投げて要求し、マットチェアマンに認められたら会場の大型映像装置に映し出すというもの。なお、判定が覆らなかった場合は「チャレンジ失敗」と呼ばれ1ポイントを失い、チャレンジ失敗は1試合に付き2回まで。

バレーボール[編集]

2012年のロンドン五輪後に試験導入が決定。FIVBの国際大会では、男子の2013年バレーボール・ワールドリーグ[89]、女子の2013年バレーボール・ワールドグランプリ[90]における一部の試合にて、「チャレンジシステム」という名称で「試験導入」された。

三大大会では2014年の世界バレー(バレーボール世界選手権)より「正式導入」された[91][92]。当初は、それぞれの監督から、両手の指で画面の4角を表す横長の長方形を作る等のジェスチャーによって、チャレンジ要求する形式だった。

ビデオ映像を副審が確認し、その場で再ジャッジするというもの(場内の大型ビジョンに映し出される[93])。ボールのイン・アウトに関しては、実際の映像ではなく、CGで表現される[94]

各チーム1セットあたり、2回失敗するまでチャレンジが可能。それとは別に、判定に迷った際に主審自身がビデオ判定を要求する『レフェリーチャレンジ』を実施することもある[95]

2016年から一部変更(ビーチバレー[96])。5月のリオ五輪世界最終予選では判定対象シーンの5秒以内に要求[97][98][99]となったため、インプレー中の要求も必要・可能となった(ただしこの場合はチャレンジ失敗だと1点を失う)。

なお、日本での大会では本格的には初めて[100][101]、各チームベンチ前[102]の据え置き型タブレット端末[103][104]で要求する仕組み(選手交代とタイムアウトも同様[105])となった。タッチパネル上で計7つの請求項目[106]が選べるという端末の利点も指摘されたが[100]、操作の不便さの訴えも発生した[107][108][109][110][111][112][113]。なお、主審と副審の手元にも同様のタブレットが設置され連動した[106]

日本バレーボールリーグ機構主催の大会でも、2016年のV・サマーリーグでの試験導入後に、バレーボール2016/17Vプレミアリーグの男女全試合とV・チャレンジマッチの一部試合での正式導入を予定している(「ボールのイン・アウト」と「ブロッカーのボールコンタクト」のみが対象で、要求は各チーム1試合に2回失敗するまで可能)[114]

脚注[編集]

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  104. ^ 女子バレー五輪予選 最後まで全力で戦ったタイチームの涙 - Yahoo!ニュース(田中 夕子)、2016年5月23日
  105. ^ Various Gallery 17882 FIVB リオデジャネイロオリンピックバレーボール競技 男子世界最終予選兼アジア予選
  106. ^ a b 月刊バレーボール」2016年7月号96頁 OQTに見る新システム&テクノロジーの現在
  107. ^ タイ監督、レッドカード2枚に激怒「なぜ警告でるのか理解できない」 - スポーツ報知、2016年5月19日
  108. ^ タイ監督、判定に不満爆発!「チームにとってアンフェアだ」 - サンスポ、2016年5月18日
  109. ^ バレー逆転負けにタイメディアが皮肉 - デイリースポーツ、2016年5月19日
  110. ^ 選手交代にタブレット端末を使用―― バレーボールのルールに物議、JVAに聞いてみた - ねとらぼ、2016年5月19日
  111. ^ 日本―タイ戦でのトラブル 国際連盟が緊急会見で説明 - スポニチ、2016年5月22日
  112. ^ バレーのビデオ判定要求「端末操作の習熟を」 国際連盟 - 朝日新聞、2016年5月21日
  113. ^ バレーの新システムはなぜ“今”か?タブレットとチャレンジの問題点。 - Number Web(米虫 紀子)、2016年5月25日
  114. ^ ビデオ判定システム(チャレンジシステム)の導入について - バレーボール Vリーグ オフィシャルサイト、2016年6月29日

関連項目[編集]