GSS東京サンビームズ
GSS東京サンビームズ | |
---|---|
原語表記 | GSS東京サンビームズ |
ホームタウン | 東京都、群馬県安中市 |
クラブカラー | 緑 |
創設年 | 2004年 |
所属リーグ | V.LEAGUE DIVISION2 |
チーム所在地 | 東京都中央区 |
体育館所在地 | - |
代表者 | 笛木彰 |
ホームページ | 公式ウェブサイト |
GSS東京サンビームズ(ジーエスエスとうきょうサンビームズ、Green Support Systems Sunbeams)は、東京都中央区を拠点とする女子バレーボールチームである。チーム運営は人材派遣業のグリーン・サポート・システムズ。2022-23シーズンはV.LEAGUE DIVISION2(V2リーグ)に所属。
概要[編集]
派遣社員として数名のバレーボール経験者が入社したころに「バレーボールを始めたい」という話がきっかけで[要出典]、2004年3月に創部、東京都バレーボール協会に登録した。2008年V・チャレンジリーグに昇格。
チーム名『サンビームズ』とは、太陽のようにいつも明るく輝きを失わないチームカラーと太陽光線のように速い攻撃を身上として名づけられた[1]。チームロゴに描かれているキャラクターは『サンビームス君』であり、頭に乗せているキャップはゴルフ場のグリーンを表していて、事業の発祥がゴルフ場への人材派遣から始まっていることを表している[1]。
ホームゲームは、ホームタウンである東京都や、関連会社があり[2]サブホームタウンである群馬県内の体育館などで開催される。
後援会が設立されている。また、出張バレーボール教室も行われている[3]。
バレーボールをしていても東京都の進路先にバレーボールを続けられる会社がないため、それらの選手たちの進路先となり徐々に力をつけたという[4]。バレーボール選手である前に社会人として自立し誰からも信頼される人を目指すのがチームの原点であり、選手が社員として通常勤務をこなしていて十分な練習時間が確保できない中でV・チャレンジリーグに挑んでいる[1]。
同社代表取締役社長の笛木彰が、監督を務めていた時期もあり、現在は総監督を務める[2][5]。
歴史[編集]
2004年3月にグリーン・サポート・システムズ社内にて創部し、東京都バレーボール協会に登録。
同社代表取締役の笛木彰が監督を務め、2006年に地域リーグに参加。2007年、全日本実業団優勝大会に優勝。2008年、第28回地域リーグの1次リーグ及びプレーオフにて準優勝を収め、V・チャレンジリーグ昇格が決定。V・チャレンジリーグ参戦を前にして、チーム名を『GSSサンビームズ』とした。
初参戦となった2008/09V・チャレンジリーグは、なかなか勝利に届かなかったもの、2009年2月1日に柏エンゼルクロスを3-1で破り、V・チャレンジリーグ初勝利を挙げる。しかし、その後勝てずに1勝17敗の最下位で終わる。2009/10V・チャレンジリーグでは、1勝も出来ずに終了。続く2010/11V・チャレンジリーグでも、勝てずに終了となる。
2011年に佐々木雄司を監督に迎える。2011/12V・チャレンジリーグでも、前半戦は勝てずに終えるが、2012年2月25日にBefcoビービースターズをストレートで降し、V・チャレンジリーグで3年ぶりの勝利となり、連敗を61で止めた。翌週には上位のPFUブルーキャッツにもストレートで勝ち、最下位で終わるもの、自己最高の2勝を挙げてシーズンを終えた。しかし、2012/13V・チャレンジリーグでは、リーグを通して1セットも取ることが出来ずに全敗で終わる悔しいシーズンとなった。リーグ終了後、佐々木監督が退任し、笛木が監督に復帰した[6]。
2014/15のVチャレンジリーグでは9位となり、リーグ再編に伴いチャレンジリーグIIに組み込まれた。
2016/17シーズンより登録チーム名を「GSS東京サンビームズ」に改称[7]。
2018-19シーズン、当年度より始まる新生V.LEAGUEでV2に編入[8]。
2019-20シーズン、V2で2部リーグ自己最高となる準優勝を果たした[9](S2ライセンスのためV・チャレンジマッチには出場できず)。
V2準優勝を受けてS1ライセンスを目指すかどうかが注目されたが、2020年7月19日、代表・笛木彰名義で、S2ライセンスを選択し純粋アマチュアチームとしてV2リーグで長く戦い続けることを表明した(ほかに新型コロナウイルス流行の影響やプロ化を目指すV1リーグとの方向性の違いなども理由に挙げている)[10]。
2020-21シーズン、新型コロナウイルス感染症の流行による緊急事態宣言を受け、V2の2021年1月以降の試合出場を辞退した[11][12][13][14]。
2022年4月より、高校・大学在学中の女子選手を対象としたインターンシップ制度の導入を開始した[15]。
成績[編集]
主な成績[編集]
- 優勝なし
- 準優勝1回(2019-20)
- 優勝なし
- 準優勝なし
年度別成績[編集]
V・プレミアリーグ / V・チャレンジリーグ[編集]
所属 | 年度 | 最終 順位 |
参加 チーム数 |
レギュラーラウンド | ポストシーズン | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 試合 | 勝 | 敗 | 試合 | 勝 | 敗 | ||||
チャレンジ | 2008/09 | 10位 | 10チーム | 10位 | 18 | 1 | 17 | - | ||
2009/10 | 12位 | 12チーム | 12位 | 11 | 0 | 11 | 5 | 0 | 5 | |
2010/11 | 12位 | 12チーム | 12位 | 20 | 0 | 20 | - | |||
2011/12 | 12位 | 12チーム | 12位 | 22 | 2 | 20 | - | |||
2012/13 | 10位 | 10チーム | 10位 | 18 | 0 | 18 | - | |||
2013/14 | 10位 | 10チーム | 10位 | 18 | 0 | 18 | - | |||
2014/15 | 9位 | 10チーム | 9位 | 18 | 4 | 14 | - | |||
チャレンジII | 2015/16 | 3位 | 5チーム | 3位 | 16 | 10 | 6 | - | ||
2016/17 | 5位 | 6チーム | 5位 | 15 | 5 | 10 | - | |||
2017/18 | 3位 | 6チーム | 3位 | 15 | 9 | 6 | - |
V.LEAGUE[編集]
所属 | 年度 | 最終 順位 |
参加 チーム数 |
レギュラーラウンド | ポストシーズン | 備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 試合 | 勝 | 敗 | 試合 | 勝 | 敗 | |||||
DIVISION2 | 2018-19 | 6位 | 10チーム | 6位 | 18 | 9 | 9 | 5 | 0 | 5 | |
2019-20 | 準優勝 | 8チーム | 2位 | 21 | 12 | 9 | - | ||||
2020-21 | 8位 | 9チーム | 8位 | 10 | 2 | 8 | - | ||||
2021-22 | 4位 | 10チーム | 4位 | 17 | 8 | 9 | 3 | 1 | 2 | レギュラーラウンドは不戦勝4、不戦敗2を含む。 | |
2022-23 | 7位 | 11チーム | 7位 | 20 | 8 | 12 | - |
選手・スタッフ(2022-23)[編集]
選手[編集]
背番号 | 名前 | シャツネーム | 生年月日(年齢) | 身長 | 国籍 | Pos | 在籍年 | 前所属 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 松浦未波 | MATSUURA | 1992年8月30日(30歳) | 160 | ![]() |
S | 2016年- | KUROBE | 復帰[16] |
3 | 合屋咲希 | GOYA | 2000年6月21日(22歳) | 168 | ![]() |
OP | 2022年- | PFU | 移籍加入[17] |
4 | 平岩沙紀 | HIRAIWA | 1990年9月7日(32歳) | 163 | ![]() |
L | 2013年- | 千里金蘭大学 | 復帰[16] |
5 | 色摩知巳 | SHIKAMA | 1989年6月20日(33歳) | 171 | ![]() |
OH | 2017年- | KUROBE | コーチ兼任 |
6 | 勝見咲子 | KATSUMI | 1994年9月5日(28歳) | 170 | ![]() |
OH | 2017年- | 国際武道大学 | |
7 | 豊田みづき | TOYOTA | 1993年4月15日(30歳) | 180 | ![]() |
OH | 2013-2014年 2018年- |
岡山 | |
8 | 野嶋華鈴 | NOJIMA | 1998年11月19日(24歳) | 173 | ![]() |
OH | 2022年- | ルートイン | 移籍加入[18] |
9 | 坂垣内里佳 | SAKAGAITO | 1998年9月27日(24歳) | 174 | ![]() |
MB | 2021年- | 桜美林大学 | |
10 | 菊地零 | KIKUCHI | 1999年1月8日(24歳) | 172 | ![]() |
S | 2021年- | 大阪国際大学 | |
11 | 菊野樹奈 | KIKUNO | 2000年9月13日(22歳) | 175 | ![]() |
MB | 2022年- | 富山大学 | 新加入[17] |
12 | 中澤恵 | NAKAZAWA | 2000年5月28日(23歳) | 172 | ![]() |
OH | 2023年- | 早稲田大学 | 新加入[16] |
13 | 櫻田桃奈 | SAKURADA | 1998年7月18日(24歳) | 178 | ![]() |
OH | 2021年- | 東京女子体育大学 | |
14 | 森田英莉 | MORITA | 2000年8月23日(22歳) | 164 | ![]() |
L | 2022年- | 中央大学 | 新加入[17] |
15 | 伊藤きわ美 | ITOU | 1996年4月22日(27歳) | 172 | ![]() |
OH | 2020年- | 群馬銀行 | キャプテン |
18 | 及川佑加 | OIKAWA | 1998年1月20日(25歳) | 176 | ![]() |
MB | 2020年- | 青山学院大学 | 副キャプテン |
19 | 槇森有香 | MAKIMORI | 2001年9月13日(21歳) | 153 | ![]() |
L | 2021年- | 近江兄弟社高校 | |
20 | 大崎まりん | OSAKI | 2005年2月22日(18歳) | 170 | ![]() |
OP | 2023年- | 西邑楽高校 | 新加入[16] |
21 | 張心穆意 | MUI | 1996年3月28日(27歳) | 202 | ![]() |
MB | 2018年- | 至誠館大学 | |
22 | 小泉海藍 | KOIZUMI | 2001年3月1日(22歳) | 170 | ![]() |
OH | 2021年- | 武蔵丘短期大学 | |
23 | 工藤綾乃 | KUDO | 1998年6月24日(24歳) | 152 | ![]() |
L | 2019年- | 青山学院女子短期大学 | |
24 | 重田美音 | SHIGETA | 1999年4月18日(24歳) | 159 | ![]() |
S | 2022年- | 千里金蘭大学 | 新人[19] |
26 | 畠山初音 | HATAKEYAMA | 1998年3月4日(25歳) | 165 | ![]() |
L | 2020年- | 北翔大学 | |
27 | 山本紗貴 | YAMAMOTO | 1996年4月7日(27歳) | 173 | ![]() |
MB | 2019年- | 星槎道都大学 | |
28 | 黒田茉央 | KURODA | 1997年6月4日(26歳) | 155 | ![]() |
S | 2020年- | 国際武道大学 | |
出典:チーム新体制リリース[20] チーム公式サイト[21] Vリーグ公式サイト[22] 更新:2022年12月28日 |
スタッフ[編集]
役職 | 名前 | 備考 |
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代表兼監督 | 笛木彰 | |
部長 | 長澤忠広 | |
GM | 岡野實 | |
選手兼コーチ | 色摩知巳 | |
コーチ | 松浦未波 | 新任[23] |
コーチ | 平岩沙紀 | 新任[23] |
マネージャー | 米津正義 | |
マネージャー | 市川瑞姫 | |
トレーナー | 坂本信昭 | |
出典:チーム新体制リリース[20] Vリーグ公式サイト[22] 更新:2022年11月17日 |
在籍していた主な選手[編集]
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脚注[編集]
- ^ a b c “チーム概要”. GSSサンビームズ. 2013年10月27日閲覧。
- ^ a b “会社概要”. グリーン・サポート・システムズ. 2013年10月27日閲覧。
- ^ “出張バレーボール教室のご案内”. GSSサンビームズ. 2013年10月27日閲覧。
- ^ 『月刊バレーボール』、日本文化出版、2009年4月、107頁。
- ^ “メンバー紹介”. GSSサンビームズ. 2017年8月14日閲覧。
- ^ “新体制”. GSSサンビームズ公式ブログ (2013年5月10日). 2013年10月27日閲覧。
- ^ “チーム概要”. Vリーグ機構. 2016年7月17日閲覧。
- ^ “2018-19 V.LEAGUEの編成について”. Vリーグ機構 (2018年3月24日). 2020年2月17日閲覧。
- ^ “2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN V・レギュラーラウンド最終結果・個人賞受賞選手決定のお知らせ”. Vリーグ機構 (2020年2月9日). 2020年2月17日閲覧。
- ^ 2020年10月現在、公式サイトのトップページにアクセスすると、数秒後にその旨のメッセージが表示される。
- ^ 『2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN 中止試合のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2021年1月12日 。2021年1月29日閲覧。
- ^ GSS東京サンビームズの2021年1月13日のツイート、2021年1月29日閲覧。
- ^ 『2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN 2チームの参加辞退についてのお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2021年1月27日 。2021年1月29日閲覧。
- ^ GSS東京サンビームズの2021年1月27日のツイート、2021年1月29日閲覧。
- ^ “「GSS東京サンビームズ・インターンシップ制度」創設のご案内”. GSS東京サンビームズ (2022年3月). 2022年4月6日閲覧。
- ^ a b c d “追加登録選手・スタッフ(女子)リスト”. V.LEAGUE (2022年12月28日). 2022年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月28日閲覧。
- ^ a b c “GSS東京サンビームズのツイート”. Twitter (2022年5月31日). 2022年5月31日閲覧。
- ^ “追加登録選手・スタッフ(女子)リスト”. V.LEAGUE (2022年8月12日). 2022年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月12日閲覧。
- ^ “重田 美音”. V.LEAGUE. 2022年4月8日閲覧。
- ^ a b “2022-23 シーズン新体制のお知らせ” (PDF). GSS東京サンビームズ (2022年4月19日). 2022年4月20日閲覧。
- ^ “チーム・選手”. GSS東京サンビームズ. 2022年6月6日閲覧。
- ^ a b “GSS東京サンビームズ”. V.LEAGUE. 2022年12月28日閲覧。
- ^ a b “GSS東京サンビームズのツイート”. Twitter (2022年5月7日). 2022年5月7日閲覧。