水部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Family27390 (会話 | 投稿記録) による 2021年1月17日 (日) 14:18個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎例字)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

水 氵 氺
康熙字典 214 部首
气部 水部 火部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

水部(すいぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康煕字典214部首では85番目に置かれる(4画の25番目、巳集の最初)。日本での通称はみずさんずいしたみず

概要

「水」の字はみずを意味し、河川などの水の流れる形に象る。

説文解字』では五行説に基づいて北方を司る元素として微かな陽気がある様子に象るという。

偏旁の意符としては水や河川・液体に関することを示す。では「」(さんずい)の形、では「」(したみず)の形になる。

水部は上記のような意符を構成要素に持つ漢字を収める。

なお、現代中国語では、元素のうち常温常圧で液体である臭素水銀についてはそれぞれ「」、「」とし、いずれも水部に属する漢字をあてている。

部首の通称

  • 日本:みず・さんずい・したみず
  • 韓国:물수부 (mul su bu、みずの水部)・삼수변(sam su byeon、三水偏)
  • 英米:Water radical

部首字

例字

「*印」は拡張新字体を示す。

水・𣱱

  • 2画…𣱹、5画…、6画…𣳾、7画…𣷚

最大画数

  • 𤆁

その他

  • 「サンズイ」は警察用語で汚職事件のことを指す。「汚」の部首がさんずいであることが由来である。