皮部

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康熙字典 214 部首
白部 皮部 皿部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

皮部(ひぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では107番目に置かれる(5画の13番目、午集の13番目)。

概要[編集]

「皮」字は獣のを剥ぎ取ることをいう。

引伸して皮膚、植物の表皮、地表などをいう。

説文解字』では「又」を意符とし「為」の省略形を声符とする形声文字とするが、古字を見るかぎり「為」とは関係なく、獣皮を表す「」字の半分を取り去ったものと手を表す「」が組み合わさった会意文字である。

偏旁の意符としては皮膚に関することを示す。また声符としてはヒやハといった音を表す。

皮部は上記のような意符を構成要素に持つ漢字を収録する。

部首の通称[編集]

  • 日本:けがわ・ひのかわ
  • 韓国:가죽피부(gajuk pi bu、かわの皮部)
  • 英米:Radical skin

部首字[編集]

例字[編集]