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殳部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
康熙字典 214 部首
歹部 殳部 毋部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

殳部(しゅぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では79番目に置かれる(4画の19番目)。

概要

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殳部には「殳」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

単独の「殳」字は、ハンマーのようなものを持った手を象る象形文字で、長柄の兵器を表す[1][2][3]

「殳」は意符としては、殴打、破壊、攻撃に関する文字に含まれる。

部首の通称

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  • 日本:ほこ、ほこづくり、るまた(上部の「几」が片仮名の「ル」に見えたことから「るまた」(ル又)という俗称が付けられた)
  • 韓国:갖은등글월문부(gajeun deunggeulwolmun bu、いろいろなの部)
  • 英米:Radical weapon

部首字

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例字

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脚注

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  1. ^ 裘錫圭 (1988), 文字学概要, 北京: 商務印書館, p. 126, ISBN 7-100-00413-6 
  2. ^ 張世超; 孫凌安; 金国泰; 馬如森 (1996), 金文形義通解, 京都: 中文出版社, pp. 690–1 
  3. ^ 季旭昇 (2014), 説文新証, 台北: 芸文印書館, pp. 225–6, ISBN 978-957-520-168-5